いぼ

くもりときどき雨2ヶ月くらい前、右手の甲、中指と薬指の付け根にポコッとしたできものが出来ていた。 最初はダニにさされた程度の見た目だったのだが、2ヶ月経った今、大きさは5mmくらいに膨れ上がってしまった。
無理やりちぎろうとしたら痛いしなんだろう……と思ってネットで調べたら、どうやらイボらしい。
タコやウオノメの仲間かと思っていたら、タコなどはその箇所の使いすぎで硬化していったりするものをいうので、自然現象なのだが、イボはウイルスらしい。
しかも他の場所に遷る可能性があるとのこと…

これは直さなくてはまずいと思い、朝皮膚科に行ってきた。
直し方もネットで調べたのだが「ハトムギ」を飲むとか、漢方で直すとか、いろいろ書かれていたが、病院にいったら「液体窒素」で直すらしい。
液体窒素をイボにつけて、イボを冷却し壊死させる。 なんどかそれを繰り返し、ウイルスごと、周りの皮膚も殺すらしい。
で、人間の再生能力によって、死んだ皮膚は上に押し上げられ、新しい皮膚が下から再生してくる。
数週間で完全に上に押し上げられ、ポロッと取れるらしい。

理屈はわかった。 だが、液体窒素は-196度で気体に変わる、とても冷たい物質。 それをイボにつけること自体は痛くないのだが、イボにつける=周りの皮膚にもつく、ので、冷たいを通り越して痛いらしい。

検索エンジンで「液体窒素 痛い」「液体窒素 激痛」とか検索すると、ものすごいヒットする。
人によっては何度も治療が必要なのだが、痛さに耐えられず通院が続かない人もいるらしい。

そんな前情報があったので、恐怖で病院に行った。
当然液体窒素をつけられる。 鉄製の缶に液体窒素が入っている。 中ではジューーーとものすごい音がしている。
先生が綿棒に液体窒素をつけて、イボの上に。
だが、思っていたよりは痛くない。 かなり構えていたのだが……
4度ほど、つけたり離したりして治療は終了。
この部分は火傷みたいに水ぶくれになるんだって。

治療した箇所が手だったからか、あまり痛くなかった。
ただ、イボが遷りまくって10箇所とかこれをやられたら悲惨だな。 しかも顔とか爪の間とかだったら、かなり痛そうだ。

治療自体はそれほど痛くなかったのだが、夕方くらいから、その箇所が水ぶくれになり、それの方が痛かった。
誤って潰してしまい水を出してしまったし…

まぁこれで直るならいいか。
2週間たっても直ってなかったら、また来てくださいと言われてた。