【愛媛】石鎚山(高瀑ルート)

晴れ今日は石鎚山登山。 去年10月に時間切れでたどり着けなかったルート。
今日は山頂まで行かなくては… あれから一年、技術や体力はどうなっただろうか…

4時起床、4時半出発。 一般道で西条を目指す。 途中、西条のなか卯で朝食。 コンビニで食料を買い込んで、高瀑方面へ。
林道崩壊工事中だった個所は工事が完了している。
工事前 工事後

素掘りのトンネルを抜けて、2つ目の崩落地点も通過。
素掘りのトンネル 工事前 工事後

崩落個所の補修工事はすべて完了しており、奥の駐車場まで車両が入ることができる。 これは非常に楽だ。
駐車場

さっそく準備をして登山開始。 まずは高瀑の滝までの歩き。
何度か徒渉し、どんどん高度を上げていく。 滝までは一般人もくるみたいなので、けっこう整備されている。 が、崩落して、無理やりロープを通している個所などもあり、滝観光とはいえ、小さい子供がいたら無理だろうし、スニーカーじゃないと無理だろう。

途中の滝を見ながら、滝までは順調に到着。
のぞき見の滝 壊れた橋 高瀑の滝

さて、問題はここから。 ここからめちゃめちゃ急な坂道が続く。 去年はこの登りで膝がやられた。
水平距離800mに対して、登る距離が500m。 めちゃめちゃ傾斜が厳しいということはよくわかる。
恐怖のはしごを渡り、上へ上へと登っていく。
恐怖のはしご

途中に紫のキノコもあった。 これは毒か…?
紫のキノコ

樹林帯の中の道が終わり、笹が大量に出現してきた。 そして道が乏しくなってきた。
笹の道

どんどん標高を上げていき、西ノ冠岳が見えてきた。 あの山は迫力あるなぁ。
西ノ冠岳

しばらく歩き、ようやく稜線に合流。 しかし……笹が覆い茂り、足元が全く見えない… 夏場はこんなに笹が生えているのか…
稜線登山道

足元が見えない中、西ノ冠岳直下までやってきた。
西ノ冠岳直下

前回はこのあたりで諦め始めたのだっけ…

このあたりから、笹の量が減ってきた。 さらに歩き続け、後ろを振り返るとだいぶ遠くなってきた。
ニノ森~西ノ冠岳

面河登山道と合流し、成就登山道と合流する。 もう三ノ鎖の場所。 あと階段を少し登れば山頂だ。

この時期の100名山なので、とにかく人がすごかった。 半分以上の人が土小屋から登ってきてるのだろうか? 近いからなぁ。
石鎚山山頂 天狗岳 山頂より

天狗岳までは、時間の関係上、行くのを諦めた。 弥山の山頂にすら10分程度しか滞在しなかった。 早く戻らなくては時間がヤバイかもしれない。 しかも下山のルート、迷いそうだし…

ニノ森方面を目指して歩き始める。 途中で、ニノ森まで向かってる単独の男性と会話した。 この時間にここにいるってことは、土小屋から登ってきたのかな? 成就からだと、ロープウェイに間に合わないだろう…

稜線からそれて、下山道に入る。 笹が激しく道が全く分からない。 とりあえず、左に折れるのは知ってるので、そちらに向かって進んでいくと、赤テープを発見。 さて、ここからはマークを見落とさないように慎重に下りなくては。

前回も何箇所かマークを見落とし、少し登り返したことがある。 今回は慎重に……と下って行っても、マークを見落とす。 何度か登りなおして、マークまで戻ったりしながら、滝まで下山。 しかし両膝がやられた…… 右足小指、左足小指もやられた。 

滝を見ながら少し休憩。 ここから駐車場まで1時間程度か。 もうちょっとなので頑張ろう……

川を二度横切り、木のはしごを下るところまでやってきた。 ものすごい滑るので慎重に…… そのはしごを下って、少し歩いて行くと、右膝に強烈な痛みが… 段差とかで左足を出して下りると、普通に右膝が痛いのだが、それがめちゃめちゃ痛くなった。 ここまで痛くなったのは初めてだ……

しかしもうちょっとなので頑張らなくては…

苦労しながら、登りよりも時間をかけて駐車場まで到着。 いやーここまでダメージを受けた登山は久々だ。
帰る準備もせず、20分くらい座り込んでいた。 クタクタだ。

暗くなる前に家に着きたいと思い、準備をして出発。
石鎚林道を抜け、舗装されている道を通り、国道11号線へ。

早く帰りたいので、帰りは高速で帰るか。 西条ICから高速に乗る。 高松西まで1時間ほど。 19時までには帰れるかな。

順調に走り、新居浜を通過。 もう少しで川之江に着くあたりで、前方が真っ暗になってきた。 そして稲光。 高速道路の電光掲示板には「雨80km規制」の表示が。 さらに、雨が降った形跡があり、地面がビショビショ。 これはまずい… この先で強烈な雨が降ってそうだ…

雨の高速なんて洒落にならないので、川之江で高速を下りてしまった。 ポツポツと少し雨が降っている。 近くにジャスコがあったので、立体駐車場に上る高架の下で、作戦を練る。 とりあえず、前方は間違いなく雨。 行けるところまで行ってみるか。

国道11号線に戻り、高松方面に走る。 ポツポツ雨のまま、豊浜の道の駅を通過。 そこから少し進むと、突然ものすごい雨に変わった… 屋根のある場所がない…… そのまま進み、大野原方面に行く高架の下に入り込んだ。 ここでまた雨宿り。 今回の雨はすごい。 ゲリラ豪雨だ。 そして稲光。 これは……
その場で待機すること40分ほど。 雨が小ぶりになってきた。 前方は雨なのだろうか? 待っていてもきりがないので、登山のレインコートを着て、荷物にザックカバーをかぶせ、縛りなおして出発。 しかし……2分ほど走ると、地面は全く濡れていない。 このわずかな距離でゲリラ豪雨を避けられていたようだ。 雨にぬれたままもう少し粘って走っていれば…

そんなアクシデントがあり20時半くらいに帰宅。


とりあえず、今年の目標の1つである「高瀑の滝ルートから登る石鎚山」は達成。 しかしかろうじて達成できたが、体はボロボロ。 このルートから石鎚山に登ることは……もう無いかもしれない……
林道が前回と同じ地点で工事中だったら、下山してくる頃には真っ暗になっていただろう…
もっと膝を強くしなくては…そして急斜面の下山方法を勉強しなおさなくては……

本日のコースタイム
07:50 駐車場
08:58~09:08 高瀑の滝
10:56 稜線合流
11:21 西ノ冠岳分岐
11:35~11:40 休憩
12:05 面河方面分岐
12:19~12:27 石鎚山山頂
12:37 面河方面分岐
13:08 西ノ冠岳分岐
13:37~13:42 稜線分岐地点
15:03~15:10 高瀑の滝
16:18 駐車場