第74回 丸亀国際ハーフマラソン

晴れ朝6時に起床。 今日は丸亀ハーフだ。 昨夜準備を済ませてから寝てあるので、朝は気持ちに余裕があった。 朝ごはんは鮭を食べる。
岡山の元同僚が7時18分に坂出駅に到着するので、6時40分くらいに家を出発して坂出駅へ。 駅前で合流してから、コンビニでパンを購入して、駐車場であるパブリックプラザ丸亀の北側の埠頭にある、三菱電機の駐車場へ。 いつもは妻の会社の社長とも一緒に行くのだけど、その社長の奥さんも今回は出走するので、夫婦で来るとのことだった。 今回、自分は駐車券が外れたのだけど、社長夫婦が2名とも当選していたので、駐車券を1枚譲ってもらって、止めることができた。 駐車券なかったら、丸亀駅地下とか、丸亀駅付近の駐車場に止めて、そこからシャトルバスだな。 バスはいいのだけど、この辺りだと1日止めておくと駐車料金が1,000円くらいかかってしまう。

駐車場に車を止めて、まだ早すぎるので車内で少しくつろいでからバスへ。 9時10分くらいに丸亀競技場に到着した。 社長夫婦は既に到着しているらしく、自分たちは受付を済ませてから合流した。
朝はとても冷え込んでいたけど、太陽が出てきて段々と気温が上がってきて、今日は少し暑くなりそうな感じだった。 寒いのは苦手なので、助かった。
9時20分くらいからトイレに行き、並んだりして30分くらいかかって戻る。 既にエリート選手たちは、競技場内でウォーミングアップを始めていた。
丸亀競技場

いつも荷物預けがとても混むので、今日は10時過ぎには荷物を預けに行く。 気温がそれほど寒くないので、いつもは極寒の中スタートまで待たないといけないのに、今日はそれがないので非常に助かる。 早めに荷物預けても全然寒くないのが素晴らしい。
荷物預けた後、またトイレに行って、皆と別れる。 自分は一般Bなので10時50分スタート。 元同僚達は一般Cなので11時スタート。 招集時間なども10分ずつ違うので、自分はもう競技場に入り、Cブロックに並ぶ。
今回の装備は、靴はPUMAのスピードライト2、靴下はスポーツデポの5本指ソックスで、左足裏の豆ができやすい部分には予め絆創膏を貼ってある。 ウェアは長袖黄色、下は誕生日に貰ったジョギングのハーフパンツと、コンプレッションタイツ。 コンプレッションタイツは防寒用で着用してきたのだけど、今日は無くてもよかったかも。 ニット帽は無しで、手袋はいつも使っているモンベルのを着用。 すぐに暑くなると思うので、そうなったらポケットへしまう。 エネルギー補給品やスマホは無し。

10時35分にエリート選手たちがスタートしていった。 自分たちはスタートラインに向かって進み始める。 スタートライン付近まで動いてから、少し待機時間がある。 この時間に、もう一度トイレへ。 スタート直前にトイレがあったのでそこで用を足す。 フルマラソンじゃないので、小便にならそれほど気を使わないでいいのだけど、行けるなら行っておいた方がいいので。

そして10時50分に号砲、いよいよ丸亀ハーフマラソンが始まった。
本当は今回自己ベストを目指したいところなのだけど、今シーズンはずっと不調なので、とても自己ベストが狙える状態ではない。 自己ベストは無理だけど、目標は1時間40分00秒を切ることと、定めてある。
これはキロ4分43秒ペース。 練習ではこのペースで走ってはいるのだけど、せいぜい10kmとかなので、このペースで21km持つかは非常に不安だ。 しかも2週間前に行われた美馬クロスカントリーでは、距離はたった10kmなのにキロ4分46秒ペースでしか走れなかった。 なので、キロ4分43秒ってのは、今の自分にとってはけっこう高い目標となる。

今日は「4分43秒」というのを強く意識して走っていくことになる。
出だしの1kmは4.39。 出だしにしてはちょっと速いかなぁと思うが、流れに乗って走っていくのが一番なので、特に気にせず走っていくことにする。
さすがに一般BのCブロックだと、並列しながらメッチャ遅いペースでお喋りしながら走る人とかおらず、邪魔になるような人はほとんどらず快適に走っていくことができる。
2kmが4.34とちょっとペースが上がったが、これは危険なペースだ。 流れに乗っているとはいえ、今の自分はこのペースで21kmは耐えられない。 ほんの僅かにペースを落として走っていく。
この辺りで、後ろからイチゴオレのコスプレをした人が走ってきて大応援されながら自分のことを抜かしていった。 イチゴオレの人のコスプレにかかれていた賞味期限は2011年だった…… 腐ったイチゴオレに抜かされてしまったが、焦らず自分のペースを刻んでいくことに意識を集中する。
3kmは4.37、これくらいのペースなら目標である4.43をクリアしているし、それほど無理なペースでもないので、これくらいで走っていきたい。
4km、5kmは4.39、4.43とほぼ想定通りのペースで走っていく。 5km超えた所にある給水は奥のテーブルで取ればいいやと思っていたが、スポーツドリンクが2テーブル、水が2テーブルしかなく、一瞬でテーブルが終わってしまった。 かろうじて水のテーブルで取ることが出来たのだけど、コップの中に水がほとんど入っていなかった…… 今日は暑いので給水をしっかりしなくてはいけないので、この量はキツイ。 次は8km過ぎの坂の途中に給水があったはず。

この先で、反対車線をエリートランナー達の先頭集団が走ってきた。 反対側は16~17kmくらいの地点。 一番前に黒人の選手がいて、1秒差くらいで数人走っていたが、速すぎて一瞬ですれ違ってしまった。
ニューイヤー駅伝、箱根駅伝で見たことのある選手たちが猛スピードで駆け抜けていくシーンを見ながら走れるこの区間は非常に楽しく刺激的だった。
6kmからは、4.35, 4.40, 4.43, 4.45, 4.40と走り10kmを迎える。 8-9kmでついに4.43を下回り4.45になってしまったが、二度目の給水があったのと、微妙な上り坂区間になっているので仕方がない。 次の1kmでまた4.43以下に戻したので良しとしよう。
中間点の通過は49分10秒だった。 1時間40分のちょうど半分は50分00秒なので、目標を50秒上回っている。 が、たった50秒しか上回れていない。 これから後半戦、前半よりもキツイのは確実なので、どこまでペースダウンせずに行けるだろうか。 残り10kmで50秒しか落とせないので、キロ4分48秒ペースまでしか落とすことが出来ない。 まだまだ厳しい戦いは続く。

後半は土器川の橋が17kmくらい、残り5kmくらいなのだけど、そこまでが非常に辛かった。
11-17kmは4.38, 4.40, 4.47, 4.39, 4.48, 4.43, 4.45と、タイムも落ちてきているし、4.43を超えることも多くなってきた。 それでもまだ前半の貯金を全然使っていないし、残り5km、このままいけそうな感じだ。
土器川の橋の上の中央部にシドニーオリンピックマラソン金メダルの高橋尚子さんがいて、選手たちとハイタッチしてくれた。 自分は左手でハイタッチをして、力をもらい、ラスト5kmを駆け抜ける走りを意識する。

だが、18kmが4.50、19kmが4.47とかなり落ち込み、20kmが4.58とキロ5分が迫ってきた。 だが、ここであと1.1km。 はっきり時間を覚えてないけど、残り5分35秒くらい余裕があるタイムだったと思う。 なので1時間34分25秒くらいだったのかな。 1.1kmを5分35秒は普通なら問題ないタイムなのだけど、キロ5分かかってしまうと本当にギリギリのタイムになるので、ラスト1km悔いの残らないように頑張ろう。
と考えつつも、ラスト1km走り通せるほど体力も残ってないので、なるべくスピードを落とさないように、周りの人と協力しながら、競技場の敷地内を走っていく。 20.4km地点に給水所があるがこれはスルー。
競技場前の200mの直線でスピードを上げ、競技場の第3コーナーのゲートから入ってラスト200m。 第4コーナーまではペースを維持して、ラスト80mでペースアップ、最後の力を振り絞って駆け抜けた。

ゴールタイムは1時間39分22秒。 1時間39分59秒まで、あと37秒、ギリギリでのゴールだった。 ただ、フルではなくハーフなので、ゴール後でもしんどいなとは思うが、そこまでダメージがある感じでもなかった。
ドリンクをもらい、記録証を発行してもらい、荷物を受け取りに行って、ダウンジャケットを羽織って体を冷やさないようにしてから、マッサージコーナーでマッサージをしてもらう。
足は太ももが疲れた感じがするのだけど、やはり足よりも肩がやばい。 今回も走りながら頻繁に肩をほぐしたり回したりしながら、肩が凝りすぎないよう意識しながら走ったのだけど、それでもかなり肩が凝ってしまった。 なので、肩を中心にほぐしてもらいスッキリとした。

岡山の元同僚は2時間切りを目標にしており、後半失速して切れなかった去年を教訓にエネルギー補給などを行いながら走って、見事に2時間切っていた。 ハーフ2時間は1つの大きな壁なので、これで1つ階段を登ったことになるだろう。 だが、壁は次々と出現するので、一段づつ登っていってほしい。
妻の会社の社長は2時間切れず、昨年よりもタイムを落としていた。 社長の妻は初のハーフマラソンで、15kmから歩いてしまい、関門との戦いだったが、ギリギリの3分前くらいに各関門を通過していて、グロスで2時間57分台、ネットで2時間50分台でゴールしていた。 「二度とハーフは走らない」と固く決意していた。

それぞれの思いが詰まったハーフマラソンが終わり、駐車場に戻ることになったが、三菱電機駐車場行きのバス行列がすごくて、乗るまでに30分くらいかかったと思うし、競技場付近の道路も大渋滞でかなり時間がかかった。
まずはお風呂、毎年行っている宇多津の「四国健康村」で汗を流して休憩室で横になっていたらウトウトと。
その後は、「一鶴」で骨付鳥を食べる。 疲れた体に味の濃い骨付鳥は最高。 これを食べるために丸亀ハーフを走っているようなものかもしれない。
骨付鳥

社長夫妻とはここで解散になったが、岡山の元同僚ともう一軒、ジョイフルに行くことに。 ここで2時間くらい話して、坂出駅まで送っていき解散となった。
家に着いたのは22時前で、既に風呂に入っているため寝間着に着替えて、22時過ぎには寝てしまった。 今日はハーフだったが、朝早かったのと全力で走ったので非常に疲れた。

本日のレース、調子が悪いながらも上手くまとめられて、目標タイムはクリア、一応このタイムはセカンドベストだ。
2年前の同大会で出した1時間39分49秒より27秒速いタイムだったのだけど、今回もきつかったと言えばきつかったのだけど、その時のきつさと比べたらかなり楽だった。
とりあえず、今日はキロ4分41秒ペースで走れたので、かなりいいトレーニングになったと思うけれど、復調の兆しは見えない。 ハーフだからこのペースで頑張れたけど、フルだったら無理だな。 フルは狙うタイムによるけど、当然もっとペースは落として、次回はキロ5分くらいで行こうかと思ってるけど、どこまで持つだろうか。
肩こりも全然解消しないし、長いトンネルはまだ抜けそうにはない。