原付で日本一周の旅 – 48日目|山形一周

曇りときどき雨
走行距離:315km(合計:9,400km)
使用金額:3,460円(合計:197,589円)



山形県酒田市~山形県鶴岡市


5時20分起床。 最近朝が暗い。 陽が短くなってきてるのが実感できる。 今日は朝ごはんのラーメンを食べる。 空は曇り空、微妙な天気だなぁ……
6時30分出発。 片付けにだいぶ手間取った……
まずは山形市を目指す。 国道344号線を東に進む。 昨日本を6冊捨てたのにバイクは全然変わらない。 かなりゆっくりのペースで走る。 しばらく走り国道13号線にぶつかる。 ここをずっと南に進めば山形市だ!
念仏の松 念仏の松

だけど寄り道したいところがある。 「松尾芭蕉」の「奥の細道」の舞台となっている所。 山形県道28号線。 かなり遠回りになるが行くことに。
今は新しい道ができてトンネルがあるのだが、それとは別に峠道を越えるコースもある。 そちらが舞台。 本当は山道を歩くのがいいのだけど、そんなことをしている時間がないのと、松尾芭蕉という人物自体あまり知らないため、舗装された道をバイクで走るだけに。
車とバイクがすれ違えないほど細い道を走る。 クネクネと曲がりながら坂を上っていく。 なるほど、これが「奥の細道」か……
とりあえず松尾芭蕉の気持ちになれたような気がしなくもない…… だけどあんなところを歩くのはイヤ。

そこから山形市を目指す。 広い道路を走り、山形空港を見ながら走る。 そういえば山形市の近くに「山寺」というクライミングエリアがある。 本当は行こうと思っていたのだが、ポツポツと雨が降り出してきたので、それとあまり目ぼしいルートもないので、行くのをやめる。 一直線に山形県庁を目指す。
県庁はわかりやすい場所に建っていたのですぐにわかった。 なかなか立派な建物。 高さもけっこうあって、何より写真に撮りやすい。 障害物もほとんどないし、人通りもあまりないし。
県庁も見たので山形市はお終い。
これから酒田市のすぐ南にある鶴岡市を目指す。 朝起きて、そこから南下すれば40分くらいで今日の目的地だ…… だけどそれじゃあまりにも悲しすぎる。 新潟県には日本海のほうから入りたいし。
山形県庁

ここからはけっこう山の中を走る。 昨日組み立てたルート通りに走る。 まず県道17号線を走る。 だんだん標高が上がっていき、山形市内が見渡せるスポットがあった。 曇っていてよく見えなかったが、ここからの夜景は綺麗だろう。 どんどん山の中に入っていく。
またポツポツと雨が降り出してき、そのうち強い霧雨に変わった。 完全防水レインコートと長靴の出番だ! 雨対策をして先に進む。
山道を下っている途中、後ろのワイヤーをつないでる部品がどこかに落ちてしまった。 そのためトランクの上下運動が激しくなってきた…… ヤバイ… 一回前のワイヤーも外れて、いきなり車体がグラグラなり転倒しそうになった… 危ない。。。
山形市内 大沼

後ろの修理をしないといけないなぁ。 だけど雨の中…… ゆっくり段差を避けながら走る。 どこか雨を防げる場所ないかな。
しばらく走っているとNTTの建物を発見! 雨が防げるスペースもあったので、そこにバイクを止めて修理する。部品がないので、直接金具にワイヤーを通すことにした。 マフラーの熱に耐えられるかなぁ。 それだけが心配。
とりあえず修理が終わった。 さて、先に進もう。
朝日岳連峰の近くを走る道に向かう。 しかし通行止めの看板が…… だけどいけるところまで行ってみることに。 しかし「4km先 道路崩壊 7月14日から通行止め」と書いてあった。 2ヶ月以上前なのに、まだ修理してないのかよ。 仕方なく迂回路を地図で調べる。 今回はあまり大きな迂回はせずにすみそう。 20km迂回する。

途中で「道の駅 にしかわ」に寄る。 ここでは数分に一度、ダムの水が120m上空に噴射される仕組みになっている。 なかなか壮大な光景。 ここから峠に入る。 雨の峠は怖いなぁ……
道の駅 にしかわ 120mの水噴射

間違えて峠に入る道を通り過ぎてしまって有料道路の入口まで行ってしまった…… 恥ずかしい思いをしながらUターン。 峠の入口に戻る。 この峠は長そう…… 坂道がけっこう急で、平均速度が時速23km…… 頑張って走っているのだが、どうにもスピードがでない。。。 数十分走りようやく峠のピークを過ぎる。 怖いのはここから。 北海道と違って道も狭いしカーブも急なので、スリップしないように気をつけなくては。 もしスリップしたら、ガードレールのない道なのでそのまま崖に…… 気を引き締めなくては……
深い森 七ツ滝 月の女神 あさひ月山湖

途中で犬に追いかけられたりしながら峠を下る。 犬はとても足が速い。 時速30km以上のスピードで走っていた。 追いつかれるところだった…… 下りるにしたがってだんだん雨が止んできた。 路面も濡れていない。 よかった、とりあえず一安心。
長い峠を下り、ようやく大きな道路に出る。

今日中に新潟県に入れるかなと思ったけれど、すでに16時を過ぎている。 入ることはできるが、寝るところを探してかなり遅くなっちゃいそう。 今日は手前の鶴岡市で寝る場所を探そう。 ここから20kmくらい。
途中でホームセンターがあったので寄っていく。 この前ウィンドブレーカーが1,980円で売っているのを見た。 同じチェーン店なので売ってるだろう。 予想通り! 今着てるのはなんだか気に入らない。 新しいウィンドブレーカーを購入した。 明日から白っぽい人にになります♪
鶴岡市に入り寝る場所を探す。 うろうろしていると城跡の公園を発見。 だけど人が多すぎ…… 別の場所を探そう。
細い道を通ったり住宅街を通ったりして、ようやく良さげな公園を発見。 水もトイレもある。 広い芝生地帯、バスケットゴールのある広場、遊具広場と3つにわかれている。 夜になっても人がこなそうな遊具広場にテントを張る。 今日はつらかったなぁ。 速度がでないのはいいけれど、雨はやめてほしい。
寝床の公園

明日は新潟県!

原付で日本一周の旅 – 47日目|田沢湖 山形県入り

曇りのち晴れ
走行距離:247km(合計:9,085km)
使用金額:2,009円(合計:194,129円)



秋田県秋田市~山形県酒田市


朝5時起床。 夕べから降り始めた雨がまだ降り続いている…… 雨の中起きていても何もすることがない。 昨日の時点での天気予報では朝のうちにあがるらしいのでもう一度寝よう……
7時30分に目が覚めた。 雨は止んでいる、だけど止んだばかりっぽい。 大丈夫かな……降りださないかな……
テントを撤収して出発。 天気は怪しいが遠くにその空は青空が見えているので大丈夫だろう。

目的地は「田沢湖」。 日本で一番深い湖らしい、透明度は摩周湖の次で第二位。 大きさはそんなでもないがとりあえず行ってみよう。 秋田県を横に進む。
昨日は気づかなかったが、バイクの調子が悪い。 全開で走っていても時速45kmもでない。 坂道になると30kmをきることが平気である。 このスピードじゃ長距離移動は無理だなぁ…… 田沢湖まで60kmくらいだったのだが、2時間以上もかかった…… 荷物が重すぎるのかな……? それともエンジンの不調……? おそらく荷物のせいだと思うけれど。 少し減らさないといけないな。出発の荷物よりはるかに多くなっている。 重いものは米5kg、本が20冊…… 絶対本が原因だ…… 

青森に滞在してる間に15冊くらい増えた…… 本を捨てるしかないな……
とりあえず今日はこのまま頑張ろう。

なんとか田沢湖に到着した。 「辰子の像」を見た。 湖に浮かぶ金色の像。 田沢湖のシンボルらしい。
「昔あるところに辰子さんという女の人がいました。 彼女は永遠に変わらぬ若さと美しさが欲しいと大蔵山の観音にお祈りしました。 満願の日、突然山が崩れて清流が流れてきました。 その清流が湖となり辰子さんは蛇に姿が変わってしまい、湖の主となりました。 村人達は主を崇め、湖の清浄を守り続けました。 しかし昭和14年、付近の開拓や水力発電所を作ることによって湖が変化を受けました。 死んでいく魚や湖の主(辰子さん)の霊を慰めるために姫観音を作りました」
ということらしい。 姫観音はそれなりの意味があるのだが、「辰子の像」は何の意味もない。 人を呼ぶために作ったとしか考えられないね。 だけど駐車場無料だったしそれほど観光地化もされてないのでいっか。
辰子の像 田沢湖 田沢湖 姫観音

せっかく内陸まで入ってきたので、このまま南下して山形市を目指したい。 しかし日本海側にクライミングエリアがあるので見に行かなくては……
ひたすら走り海沿いを目指す。 けっこう遠いなぁ。 途中コンビニでパンを買ってお昼にした。 時間を節約するために運転しながらの昼食だけど……
平坦な道はそれほど影響受けないのだが、上り坂がすごいきつい。 下り坂で全開で走っても50kmくらいしかでない。 前より10kmくらい速度が出なくなってるのは確実……
遅いバイクを運転してなんとか海沿いの国道7号線まで戻ってきた。 ここからクライミングエリアの「三崎海岸」までは20kmくらい。 すぐに到着。
大きな無料駐車場があるのでそこにバイクを止めて、まずは展望台に行ってみる。 日本海が一面に広がる。 千葉県人なので、太平洋はよく見るのだが、日本海を見ることはめったにない。 実は日本海を見たのもこの旅が初めてだし。 どちらも海なので見た目はほとんど変わらないのだが。 印象としては日本海は荒いという感じがする。 海水浴場が少ないからなのかな?
そしてクライミングエリアを見に行く、階段を登って灯台を見ながら遊歩道をそれて崖に向かう。 もし足を滑らせたら30mしたの岩に叩きつけられるだろう。 まぁそんなヘマはしないけど。
最後はほぼ垂直の場所を設置されてるチェーンを使って下りていく。 一応チェーンの支点を確認。 もし支点がはずれたら地面まで墜落。 4月11日の恐怖が甦ってくる。 まぁ大丈夫だろう。
慎重にチェーンを下りる。 ようやくクライミングエリアに到着した。 横長でエリア全体を見渡すとができる。 なかなか気持ち良さそうな場所。 あぁ登りたいなぁ。
各ルートの場所を調べて三崎海岸をあとにする。
三崎海岸 三崎海岸 三崎海岸 県境 三崎海岸灯台 クライミングエリア 三崎海岸 クライミングエリア 三崎海岸 クライミングエリア 三崎海岸 クライミングエリア 三崎海岸

今日はどこまで行こうかな。 これからのルートも考えないといけないし。 とりあえず近くに温泉があるのでそこに寄ってから考えよう。 入浴料350円、体洗う場所が10箇所しかなくて狭い感じがしたが浴槽は広かった。 のんびりお湯につかる。 もう山形か~いや、まだ山形か。 47都道府県中10県しか行ってないし。 まだまだ旅はこれから!
山形県のネコ 雲にかくれる鳥海山

さっぱりしてバイクの前で地図とにらめっこ。 ここからすぐ近くに「酒田市」というところがある。 今日はそこまでにしよう。 道を走っていると左の方に「鳥海山」が見えた。 100名山の一つで2,200mくらい標高がある。 登りたいけどまたの機会に……
ようやく酒田市内に到着した。 あとは寝る場所を探すだけ。 公園を求めてさまよう…… 「日和山公園」という大きな公園があったのだが、駐車場のゲートが閉まる、ということは管理されているということか。 ここはやめよう。 うろうろ走っていると「光が丘公園」というのを発見! ここはテニス場や運動場、野球場などがありかなり大きめの公園。 だけどそれぞれが道で分断されている。 その中に子供のアスレチック広場みたいな場所があった。 水もトイレもある。 今日の寝床決まり!
ベンチもあったのでそこで夕飯を作る。 夕飯といってもご飯と味噌汁だけだけど…… 予算的に不安になってきたので節約しなくては。 2日連続ふりかけの夕飯を済ませる。 テントは道路から目立たないところに張った。

そういえばバイクの燃費がものすごい悪くなっている。 今日のスピードがでないのと連動しているようだ。 前まで1Lで40kmくらい走ったのだが、今は1Lで30km弱…… 一昨日ガス欠したときの燃費は34km/Lだった。 やっぱり本を捨てないと…… 10kmも燃費が違うのは痛すぎる。。。

明日は山形市を目指します。 そこから北西に進み再び海沿いに。 そこから海沿いで新潟県に入るつもり。 だけど今の速度じゃそこまで行けなそう……

原付で日本一周の旅 – 46日目|男鹿半島 秋田市

曇りのち晴れ
走行距離:259km(合計:8,838km)
使用金額:2,572円(合計:192,120円)



青森県弘前市~秋田県秋田市


5時20分起床。 八甲田山のほうが朝焼けで真っ赤だ。 朝焼けは雨と言うけれど…… テントを撤収して出発。 まずは昨日行けなかった「弘前城」に向かう。
朝焼け

昨日夜遅くまで作業したバイクの荷台を試すときがやってきた。 さっそく走行してみる。 前に引っ張っている分荷台にほとんど負荷がかからない。 これは快適!
ワイヤーをつけたバイク

弘前城に着いたが朝早いため人がほとんどいない。 城の敷地内を散歩している年配の方が何人かいた。 みんなすれ違うと「おはようございます」とあいさつをしてくる。 城の中に入るにはお金が必要で、さらにこの時間ではやっていない。 もともと入る気はないけれど。 写真だけ撮ってきた。 思ったよりも小さかったな……
弘前城 弘前城 弘前城

そして秋田県に向かう。 国道7号線を南下する。 途中でポツポツと雨が降ってきた。 やはり朝焼け…… この前買ったばかりの長靴と完全防水レインコートを着る。 首もとが長くて、目の下までくる。 この状態で雨に濡れる場所といったら目の周りくらいかな。 あとはみんな防水されている。
完全防水レインコートはすごい。 水なんてビクともしない。 染みこむこともない。 シャワーを浴びても大丈夫じゃないかな? それと長靴が嬉しい。 全然足に水が浸透してこない。 今まではレインコートから滴り落ちる水が靴の中に流れ込んできたのだけど。
これで雨でも怖くないな!

7号線沿いは道の駅がわんさかある。 20kmおきくらいのペースであるような感じがする。
しばらく走り「八郎潟」付近までやってきた。 小学校の頃、本で読んだのでうろ覚えだが、もともと八郎潟のあったところに山があって、それを八郎さんが海に投げ飛ばした。 その山が今の男鹿半島、そして山のあった場所が湖になったという話。 こんな単純じゃないような気がしたけど全然思い出せない……
湖はほとんど開拓されてしまって田んぼになっている。 とても広い田んぼを見ながら男鹿半島に向かう。
八郎潟干拓地 男鹿半島 入道岬 入道岬灯台 入道岬 枯れ木 二ノ目潟 一ノ目潟 展望台より

グルリと男鹿半島を一周する。 途中でものすごい眠気に襲われた。 頑張って寝ないようにしていたが、1回危ないのがあった…… ちょうどコンビニがあったので、そこで休憩。 あぁ眠い…… 今日はとても暖かい、それと夕べの夜更かしが原因だろう。

秋田市まであと少し! ずっと海沿いを走ってきた。 ようやく秋田市街地に入った。 うーん、規模で言うと宇都宮くらいかなぁ。 そこそこ発達しているがまだまだって感じ……
県庁を写真に撮って国道に戻る。
ポートタワー 秋田県庁 秋田県庁

そろそろ15時、このまま進むか、それとも寝るところを探すか。
バイクの荷台、後ろに倒れることはなくなったのだが、段差などで前にくるときがある。 その反動で後ろに引っ張られる。 そのとき、トランクにすごい負荷がかかっている。 このままだとトランクの方が壊れてしまう。 縦揺れをなんとかしなくては。 ホームセンターを探しながら田沢湖の方に向かう。 少し道からそれるがホームセンターを発見! さっそく部品を購入。 今日は田沢湖に行くのをやめて、バイクの修理をしよう。 近くに住宅地があるので、公園があることを期待して向かう。
予想通りでっかい公園があった。 トイレはないけどまぁいっか。 さっそくバイクの修理をする。
マフラーから支点を取って、トランクの後部にもワイヤーを通す。 後ろに引っ張り、前にも引っ張り、どちらにも動かなくなった。 これで縦揺れは解消できた。
あと横揺れなんだけど、右側からは支点が取れるのだが、左側から支点が取れない……
左に倒れることはなくなるのだが、右にばかり倒れてきそうなので、今はこのままでいっか。
さらにワイヤー

公園では小学生達が遊んでいる。 5年生くらいの女の子がかくれんぼをやっている。 今でもかくれんぼで遊ぶ子供いるんだなぁ。 しかも女の子。 やっぱり地方なのかなぁと思ってしまう。

明日は午前中雨の予報、降っていなかったら田沢湖に向かいます。

原付で日本一周の旅 – 45日目|コンテナ修理 暗門の滝

晴れ
走行距離:169km(合計:8,579km)
使用金額:13,787円(合計:189,548円)



青森県青森市~青森県弘前市


午前6時起床。 雲ひとつないいい天気! 今日から本州南下するのでこの天気は嬉しい。
昨日作成した二段重ねトランクに荷物を積んでみる。 1週間近く滞在している間にどんどん荷物が増えてしまった。 特に本がたくさん…… できるだけザックにつめたのだが、ザックもお米5kg入っているのでもうパンパン。 ザックだけで25kgはありそう。 後ろのトランクにもほぼ満杯に詰め込んだ。 支点が1箇所しかないのでかなりグラグラしている。 特に横揺れが激しい。
大丈夫かなぁこれ…… なんだか心配になってきてしまった。
準備も整ったので、おじさん、チャリダー、昨日きたライダーに別れを告げる。 縁があればまた会うだろう。 名前や連絡先は聞いてないが、最終目的地は聞いてある。 おじさんはキャンプ場滞在、チャリダーは北海道に帰る、ライダーは桜島を目指すらしい。 昨日出発したチャリダーは九州、ライダーは沖縄へ。 進行方向がだいたい同じなのでもしかしたらまた会うかも。
出発の荷物

ちょっと長くいすぎたかなぁと思いながら出発。 いざ走り出してみるととても不安定。 いつぶっ壊れるかわからないぐらいグラグラしている。 「まずいなぁ」と思いながらバイクを走らせる。
市内の公園でインターネットをやろうと思って公園に立ち寄る。 そのときバイクを見てみたが、さっそく支えの鉄の板が曲がっていた。 もう使い物にならない。 少し荷物を減らそう。
このままじゃ壊れるのは目に見えている。 リュックサックにパソコンなど重いものを入れる。 少しでもトランクの負担を軽減するために。 HPを更新してバイク屋に向かう。 ベルト届いてるかなぁ。
バイク屋についてさっそく修理してもらう。 ずっと作業しているところを見ていたけど、原付の部品ってけっこうプラスチックが多い…… すぐに割れそうな感じがする。
ベルトを交換してもらい点火プラグも交換してもらった。 今まで使っていた点火プラグは先端が折れそうになっていた。 かなり危ない状態だったらしい。
バイク内部が生まれ変わって再出発!

今日は白神山地にある「暗門の滝」というのを見に行く。 弘前を抜けていくのだがどうやってそこまで行こうかな。 前に通った空港脇を通る道はあまり面白くない。 八甲田山方面に向かい「城ヶ倉渓谷」を通っていこうかな。
まずは八甲田山に向かう山道を登る。 荷物が多くなり重量も増えたので速度が全然でない。 全開で走っているのに平均速度が25km…… めっちゃ遅い。 この程度の坂道で速度が出ないとなると、筑波山の裏の道は確実に止まるな……
時間はかかったが城ヶ倉渓谷にやってきた。 とても長い橋を渡り、気持ちのいい山下り。 重い分スピードにのって走ることができる。 山を下っているときオフロードの二輪車に乗ったライダーが横に並んだ。 走りながら少し話をした。 これから十和田湖の方に行くらしい。 オレは弘前に行くと行ったら「そっちは道の駅があるよ」と教えてくれた。
モヤヒルズからの青森市内の景色 モヤヒルズからの青森市内の景色 城ヶ倉渓谷 岩木山

国道102号線に入り弘前を目指して進む。 なんだか「ひろさき」という地名を「もりさき」と間違えてしまう。 漢字が読めないわけではなくて。 しかも漢字でそのまま読んだら「ひろまえ」だし。

なぜ「ひろさき」と読むのだろう。 北海道の地名よりは簡単だと思うが、なかなか癖がある。
だけど「もりさき」はどっから出てきたんだろうなぁ…?
途中で100円ショップがあったので、スパナやレンチなどの工具を購入。 やっぱりペンチで代用するのは厳しかった。 それとホームセンターがあったので寄っていく。 さすがにヤバイ。 このままじゃ今日中に壊れるのは間違いない。 もったいないがトランクを1つ処分することに。 今まで使っていた小さなやつ。 さっきのこぎりも買ったので、それで細かく切断する。 このままの大きさだと普通のゴミには捨てることができない。 面倒だが小さくしてゴミ箱に捨てよう。
トランクの中身は全部リュックに詰めた。 リュックが重い…… その作業で1時間くらいかかってしまった……

弘前には「弘前城」というのがある。 天守閣に入場するのはお金がかかるらしいので、入りはしないけど見に行こうかなぁ。 近くに行ってみるが祝日ということもあって車がすごい。 かなり混んでる、しかも有料駐車場だし。 弘前城パス。 そのまま「暗門の滝」に向かう。 ここから20kmくらいか。 この前通った道をずっと走る。 滝の駐車場直前の坂道がかなり苦しかった。 最低時速17km…… トランクを1つ捨ててこの速度。 さっきのままだったら15kmくらいになってそう。
「暗門の滝」の駐車場に到着。 ここから徒歩1時間くらいらしい。 運動靴に履き替えて水分を補給して滝に向かう。 川沿いの道を歩くこと40分、ようやく1つ目の滝が見えてきた。 「暗門の滝」は全部で3つの滝からできている。 手前から「第三の滝」「第二の滝」「第一の滝」。 そのままの名前だなぁ。 順番に見ていく。 一番迫力があるのが「第一の滝」なのだが、この前の「くろくまの滝」に比べれば全然。 やっぱり百名滝に選ばれてるのとそうでないのでは違うなぁ。
ずっと歩いてきた道を戻る。 この滝で往復1時間30分歩く価値はないなぁ。 そういえばなんでこの滝は有名なのだろう? 世界遺産の白神山地の中にあるから?
美山湖 滝からの水 滝からの水 暗門の滝 第一の滝 暗門の滝 第二の滝 暗門の滝 第三の滝

少しがっかりして弘前に向かう。 本当はこの道を突っ切って日本海側に出たいのだが、ここから40kmくらいダートが続く。 そのうちの20kmはこの前体験した。 もう二度と走りたくないと思った。 それほどひどいダート。 おとなしく内陸部から秋田県を目指そう。

走っていたらいきなりエンジンが切れた。 まさか…………ガス欠…… マジで……? なんどもエンジンをかけようと試みる。 しかしかかる気配はない。 前回給油してから204kmしか走ってないのに。 荷物が重かったせいで燃費が悪くなったのかな。
しかもこんな田舎の場所で。 来るときに見てきたのだが、ここから少しのところにセルフのガソリンスタンドがあったような気がする。
そこまで押すしかないか。 重いバイクはかなり手ごわい。 ふくらはぎが筋肉痛になるような疲れを感じた。 バイクを押して歩くこと3.5km、ようやくガソリンスタンドに到着した。 ふぅ、疲れた~
とりあえず坂道のないところでガス欠になってくれてよかった。 もし坂道のあるところだったら完全にアウト。 不幸中の幸いってやつ?

ガソリン満タンになり弘前を目指す。 さっき寄ったホームセンターのすぐ横に大きな公園があった。 今日はそこに泊まろうかな。 いまだにグラグラしている後部トランクもなんとかしないといけないし。
来た道を戻っていったはずなのに、いつの間にか知らない場所へ。 「こっちだろう」と思う方向に進んでいくが、景色がどんどん田舎になっていく。 道間違ってるのかなぁ。
地図を見るが今どこにいるのかよくわからない。
もう少し行ってみるか。 さらに10分くらい走り駅があった。 地図でその駅を探すと、行きたい方向とは全然違う方向に向かっていることに気づいた……
すぐにUターン、来た道を引き返す。
それからも迷いながらなんとかさっきのホームセンターに到着。 もう19時過ぎだし真っ暗。 まずはテントを設営するか。 公園の端っこのほうにテントを建てる。
そしてホームセンターに向かう。 部品売り場とにらめっこしてどうやって補強するか構想を練る。

いろいろ考えてワイヤーを使うことにした。 少し前に引っ張るような感じにすれば、少しは負担が減るだろう。 接続の部品とワイヤーを購入。 さっそく作業に取り掛かる。 その前に夕飯か。 インスタントラーメンを2袋食べる。
よし、作業するか。 ワイヤーの支点はバイクの足元から取ることにした。 足元にあるネジをはずして、そこにステンレスのネジを長めに切って差し込む。 そのネジの先っぽにステンレスのリングをつける。 これで支点ができた。 コンテナの方にも金具をつけてワイヤーをとおせるようにした。
バイクの支点からネジで距離を縮める道具を取り付ける。 その道具にワイヤーを通しコンテナにも通す。 それでネジを締めてみると……後部コンテナが前に引っ張られた! 左右両方やってみたらかなり安定した。 もう後ろにぶっ飛ぶようなことがないな!
作業がかなり時間かかってしまった。 とりあえずもう疲れた…… ここは街中なのでインターネットが繋がる。 今日記を書いている時間は23時10分。 旅の中でワースト5に入るくらい寝る時間が遅くなりそう……
テントの様子

明日は秋田県に向かいます。

原付で日本一周の旅 – 44日目|出発準備

雨
走行距離:36km(合計:8,410km)
使用金額:10,090円(合計:175,761円)



青森県青森市


8時起床。 今朝もぐっすり眠ることができた。 起きる時間がだんだん遅くなってるのは気のせい……? 今日も雨、今は止んでいるがいつ降り出すかわからない。
朝早くチャリダー1人とライダー1人が出発して行った。 雨だけど頑張れ! 1人は四国人、1人は千葉人。 どちらも進行方向が同じなのでまた会うかも。

明日出発しようと思うので準備をしなくては。 まずはコインランドリー。 洗濯をしている間にHPの更新をしていた。
コインランドリー

そして後部コンテナの取り付け。 荷台の鉄が曲がってしまい使い物にならなくなってしまった。 じゃまなので切ることに。 ホームセンターで鉄のこを買ってその場で切断。 金属の板も1枚じゃ曲がってしまうので数枚重ねてかなり強く耐久力も増したと思う。
100円ショップでプライヤーを購入した。 大きなボルトを締めた。 あとはコンテナとの接続をどうするか…… 少し悩んだが、今までどおりネジで固定することにした。
あと二段重ねの部分はどうやって作ろう。 鉄売り場をうろうろして材料を探す。 90度に曲がっている鉄があったので、それを上手く固定して作ろう。
材料を買ってキャンプ場に戻る。
キャリア切断

屋根のあるところで作業開始。 巻尺などがないので全て目測。 穴を開けて金属を固定して…… 6箇所金属を固定した。 その上に小さなコンテナを載せてみる。 おお、ピッタリ!
思ったよりも上手くできて満足。 大きなコンテナ、小さなコンテナ、両方に荷物を積んで金属の板が耐えられるかなぁ…… それだけが心配。
それとコンテナの下から飛び出している木の板を有効利用しようと思う。 紐を張りめぐらせてそこにエンジンオイルを置けるようにした。 ガソリンと同じくらい重要なものなので常に持っていたいし。
トランク1段目 トランク2段重ね

とりあえず後部コンテナ取り付けは終了した。 段差の衝撃は厳しいのでできる限りダートは走らないようにしよう……
そして注文してあった本を取りにいく。 「日本百岩場」が全巻揃った! 近くのスーパーで夕飯の材料を買った。 今日は豚肉を焼いて生姜焼きのたれで食べよう。
もう一度ホームセンターに行き長靴を買った。 これからも雨が多い天気になるだろう。 靴がすぐに濡れてしまうので……これなら絶対濡れることがない。
運動靴、普通の靴、サンダル、長靴。 計4足もある…… 普通の靴はいらないかなぁ…… あとレインコートも買った。 今使ってるやつはホームセンターの安物なのですぐに浸透してきてしまう。
長時間走るには向いていない。 そこで厚手の完全防水のレインコートを買った。 通気性を捨てて防水性に特化したもの。 着心地は悪そうだけど防水性はかなり期待できそう!
あとはフルフェイスのメットがあれば完璧なんだけど、半ヘルで走ると決めてあるので買うことはできない。 雨が降ると痛いからサングラスほしいなぁ。
とりあえずキャンプ場に戻る。

ここで夕飯を食べるのも最後かな…… ライダー1人増えて4人で火を囲みながら話をしていた。

原付で日本一周の旅 – 43日目|青森市内散策

雨
走行距離:0km(合計:8,374km)
使用金額:1,789円(合計:165,671円)



青森県青森市


朝8時30分起床。 昨日はかなり疲れていたのでグッスリ眠ることができた。 今日は雨…… しかもけっこう激しく降っている。
テントの中で朝ごはんのラーメンを食べた。 今日はおじさんが車で近くの露天風呂に連れて行ってくれるとのこと。 だけど雨のため露天風呂は厳しい、それで近くの温泉に行くことになった。
5人で車に乗り込む。 キャンプ場からすぐのところに「グランド温泉」という温泉があった。 入浴料250円。 お風呂は名前の通りでっかかった。 普通のお湯風呂、水風呂、源泉風呂、一つ一つが40平方メートルくらいあった。 さらにプールまでついている。 底は70cmくらいしかないのだが、幅7m長さ20mくらいある。 お風呂のプールなので裸で泳げるってのがいいね!
もちろん水なので冷たかったが少し泳いだ。 楽しい♪
冷えた体は温泉で暖める。 とても暖かくて気持ちいい! 広いうえに料金も安い。 かなりいい温泉だなぁ。 青森を出発する前にもう一度こようかな。

そのあとキャンプ用品を見に行ったりした。 お昼時になったので駅前の「AUGO」というビルに行った。 ここの地下は市場になっており食堂や店がたくさんある。 しかもデパートの地下の市場なので朝でなくても営業している。 相場がわからないので安いのか高いのかわからなかったが、パックにいくらがぎっしりつまったのとかあった。 アンコウやクジラの肉も売っていた。 美味しいのかなぁ。
お昼はラーメン屋で「焼干しラーメン」というのを食べた。 だしをニボシみたいなのでとっているらしい。 これって習志野市津田沼にある「必勝軒」のラーメンに似ている。 あっちはすごい行列ができるけど、青森ではこんなの普通なんだなぁ。 並んでまでラーメン食べるのが馬鹿らしく感じる。
お昼も終わってデパートの4Fに行ってみた。 ここにはパソコン(Windows2000)が80台用意されていて無料で使用することができる。 もちろんインターネット可。 モノクロだけど印刷も5枚までできる。 9時~21時までやっておりかなり便利そう。 明日にでも天気良かったら来てみようかな。

そのあとフェリー埠頭や工場地帯の岸壁などに行った。 市の中心部を見ることができてけっこう眺めがいい。 夜にはデートスポットになるらしい。
帰りにスーパーで夕飯の材料を買ってキャンプ場に戻ってきた。

今日の夕飯は魚の煮物。 名前はわからないが1匹250円の魚を買ってきた。 醤油と砂糖を入れて煮込む。 1時間くらい煮込み完成! 魚がかなり大きくて全部食べきることができなかった。 残りは明日の朝にでも食べようかな……

おじさんと話をしていたら、急遽埠頭からの夜景を見に行こうということになった。 おじさんはお酒を飲んでいるので運転できない。 他の2人も飲んでいるので無理。 オレが運転することになった。 車はデリカ、この車は初めて運転する。 まぁうちの車と同じくらいの大きさだから大丈夫だろう。
そして埠頭に到着。 「観光物産館アスパム」のライトが消えていたので残念…… だけどベイブリッジはしっかり見えた。
今度は高いところから見ようということになり、八甲田山に向かう途中にある「モヤヒルズ」というホテルやキャンプ場のあるところにやってきた。 しかし雲がかかっていてほとんど見えない…… 残念。
港からの青森の夜景

時間も遅くなったのでキャンプ場に戻る。 30kmくらい運転したけど無事に帰ってくることができた。 ひさびさに車を運転したけど楽でいいなぁ。

そういえば本屋から注文した本が届いたと電話があった。 明日取りに行く予定。 バイク修理が明後日なので、明後日に出発かなぁ。 明日はバイクの後部トランクの修理。 あと時間があればインターネットをやりに行こうと思います。

原付で日本一周の旅 – 42日目|岩木山

曇り
走行距離:215km(合計:8,374km)
使用金額:2,336円(合計:163,882円)



青森県青森市


5時30分起床。 今日は岩木山に登るつもり。 天気はあまりよくないが雨が降ることはないでしょう。 準備をして6時出発! 今回はひたすら西へ向かって走る。 青森空港の横を通り抜けて農村地帯を通り弘前市内へ。 そこから山に向かって走る。 こちら側(弘前方面)からみると、平野の中にドーンと山が立っている感じで景色がいい! 途中にりんご直売所がたくさんあった。 値段の相場がわからないが安いのかなぁ? まぁ新鮮であることは間違いない。
岩木山 岩木山 岩木山

8時くらいに「嶽温泉登山口」に到着した。 ここはその名のとおり温泉街になっている。 温泉街自体は狭いのだが、そこに旅館やホテルがずらっと並び、お土産屋さんもたくさんある。 バイクを止める場所がなかったので、公衆トイレの裏に止めた。 準備をして登山開始!
ガイドブックによるとここから8合目までが120分、そこから山頂までが70分らしい。 すぐ脇に有料道路が走っていて、それで8合目まで行ける。 だけど原付は走行不可で、二輪車だと1,180円、普通車だと1,500円くらいするのだろうか。 そんなお金を払ってまで走りたくない。 無料で歩ける登山道があるのだから。 ここの登りはかなりきつかった…… 山道なのに直線なので50mくらい先が常に見えてる状態。 歩けど歩けど景色は変わらず。 森林限界を超えてないので景色も全然見えない。 休むような場所もなくひたすら山道…… あぁ疲れるなぁ。 練習しようと持ってきたブルースハープを吹いてみるが、とても吹けるような状態ではなかった。 息はあがらないが呼吸が弾む程度、その状態で吹けるわけないよね…… 約1時間30分で8合目まで到着した。
岩木山登山道より 岩木山登山道より 岩木山登山道より 岩木山登山道より 岩木山登山道より 岩木山登山道より もうすぐ山頂

ここからはずっと登山道だと思っていたら、ロープウェイがある。 片道550円、往復800円…… 見ていると9割くらいの人がロープウェイに乗っていく。 登山道歩けばお金かからないのに…… もちろんオレは登山道。 30分くらい歩いてロープウェイの終点と合流した。 たった30分歩くだけなのに…… ここから山頂までも30分くらいらしい。 岩がごろごろしている道を登る。 Tシャツに手ぶらで歩いている人もいる。 そんな格好じゃ寒くて山頂にいられないよ、きっと…… 車とロープウェイを使ってここまで簡単に来ることができるため子供の姿も目立つ。 登山道を走り回ったり石を投げてる子までいた。 さすがに親が怒っていたけれどもしそれが人に当たったら…… あと全然気を使って歩いていないので小石がゴロゴロ落ちてくる。 危ないなぁ。
噴火口

登山開始から2時間30分で山頂に到着! 天気は曇っているが、景色は素晴らしい! ずっと広がる畑も見えるし、反対側に回れば日本海も! きれいだなー!
山頂でお昼ご飯を食べようと思ったのだが、風があって寒い、それと人がうじゃうじゃいるので少し下りてから食べることにしよう。 すぐに下山する。
8合目の駐車場まで戻って持ってきてあるパンを食べる。 有料道路+ロープウェイを使えば山頂まで30分のところにたどりつける。 だけどそれで山を登ったって言えるのかな? 一応この山は百名山の一つだけど、それを制覇しようとしている人ならずっと登山道を歩いてこないと。 家族で行楽に来ているのならばいいけれど……
岩木山山頂 岩木山山頂より 岩木山山頂より 岩木山山頂より

ずっと登山道を歩いてきたけれど、すれ違った人や抜かした人は7人くらい。 上ですれ違った人や抜かした人は100人くらいはいるだろう。 なんだかなぁって思ってしまう。
まぁ人それぞれスタイルがあるのだろうけど。
ここからの下山の道はブルースハープを吹きながら歩いていこう。 滑らないように注意しながら1時間くらい吹きながら歩く。 ちょこっとだけ上手くなった♪
下山してみてビックリ! 温泉街には溢れんばかりの人と車があった。 実はすごい観光地だったのか……

さてこれからどうしよう…… 予定では弘前市内を観光して帰ろうと思っていたのだが、まだ13時。 ちょっと早すぎるなぁ。 地図を見ていたら「暗門の滝」というのが近くにあった。 だけど片道1時間歩くらしい。 それを見たら時間的に厳しくなりそう…… さらに地図を見ていると近くに「くろくまの滝」というのがあった。 ここを見て、暗門の滝の方に抜けて弘前に行けばちょうどいい時間かな?
さっそくそこに向かう。 途中で「最北の天然杉」という看板があった。 クライミング仲間から聞いたのだが、日本の杉の99%は植林らしい。 天然の杉というのはとても珍しい。 もちろん見に行ってみる。 すごい悪い林道を走ること1km。 バイクが壊れちゃうよ…… 天然杉地帯に来たのだが、ただの杉って感じだった…… うーん、詳しくないので見ても天然なのだか植林なのだかわからないなぁ。 そこを歩く遊歩道もあったのだが、あまり面白そうではないので戻る。
最北の天然杉

県道190号線を走っていたのだが、まだ開通していないらしくて迂回路が書いてあった。 その通りに進むがどうやら道に迷ってしまったらしい…… ものすごい山の中に入っていって舗装されてない林道を走る。 最初はよかったのだが、途中から上り坂になった。 しかも地面がぬかるんでいる。 大丈夫だろうと思っていたけれど、タイヤが空回りしてしまい前に進めなくなってしまった。 少し後ろに下がって勢いをつけていくがどうしても登れない。 バイクから降りて、アクセルを回しながら押してみるが全然無理。 うーん、これは引き返すしかないな。
来た道をすこし戻る。 普通の舗装された道路に戻ってきたら滝への看板があった…… 気づかなかった。。。
山 川 群青ヶ渕 美河原 矢研ぎの滝 臥竜ヶ渕

その看板通りに進み滝に到着! ここは日本の滝100選に選ばれているらしいのでかなり楽しみ。 山の中を10分くらい歩いて滝に到着! 落差がかなりあって、水しぶきがとても綺麗。 幻想的な光景だった。 近くに「第二の滝」「第三の滝」もあるので行ってみよう。
とても急な階段を登る。 登っても登っても階段は続いている…… 足的にも呼吸的にも、さきほどの岩木山よりも厳しく感じた…… 無事に2つの滝を見ることができたのだが1時間くらいかかってしまった。
さて、あとは暗門の滝方面の道路に抜けて帰るかな。
くろくまの滝 第3の滝 第2の滝

しかしここからの道は舗装されていない。 けっこう大き目の小石が転がっている砂利道だ。
悪路に苦闘しながら進む。 あとちょっとで県道28号線に出る。 そこまでの辛抱……
青岩 青岩

ようやく県道に出た。 しかし愕然とした…… この県道は舗装されてない…… 同じような砂利道が続いている。 マジかよ…… どうすることもできないので、その県道を進むしかない。 今まで走った砂利道のなかで一二を争うくらい道が悪い。 危なすぎて時速25kmくらいしか出すことができない。 このペースで走っていたら弘前に着くのが何時になるのか……
ようやく「暗門の滝」についたときには17時になろうとしていた。 これじゃ帰るの真っ暗になっちゃうなぁ。 ここから弘前までも40kmくらいある。 そこからキャンプ場までも40kmくらいある。 あぁぁ。

弘前を抜けて国道7号線に出る。 ようやく半分だ~ 途中に24時間営業のスーパーがあったので夕飯の材料を買っていく。 100g50円の鶏肉が売っていたのでそれを買う。 これを炒めて食べよう。
早くキャンプ場に戻りたい一心でひたすら進む。 19時30分頃ようやく到着した…… 疲れた……寒い……
今日は人がたくさんいる。 チャリダー2人にライダー1人。 みんなで食事を食べながらいろいろなことを話した。

原付で日本一周の旅 – 41日目|下北半島南部

曇りのち晴れ
走行距離:285km(合計:8,159km)
使用金額:1,542円(合計:161,546円)



青森県青森市


7時起床。 なんどか目が覚めたのだが雨が降っている為そのまま眠る。 まだ雨が降っている。
一昨日の予報では午前中雨だけど午後から晴れてくるらしい。 今日はテント待機になるのかなぁ。
テントの中でブルースハープを練習するが音が上手くでなくて、すぐに諦めてしまう。 一日10分の練習でも1ヶ月やってればそれなりの成果が表れてくるでしょ、きっと……
8時くらいになって雨が止んだ! 今日はどこに行こうかなぁ。
その前にやることがあった…… 髪の毛を染めなくては。 一昨日ブリーチを買っておいたのでさっそく髪の毛に塗る。 テント内が臭くなるので外で。 そのまま20分待機。 けっこう色が抜けるかなー
管理人と話をしたら、頭が真っ白だからシャンプーしてるのかと思ったって言われた…… 時間になったので炊事場で頭を洗う。 水が冷たくて辛かった…… 2度シャンプーしたのだがなんだか洗い落とせてないような感じがする。 あとで温泉に行こう。
色は思ったほど抜けていなかった。 微妙な茶髪になってしまった。 もっと明るくしたかったのになぁ。

地図を見て今日の目的地を決める。 今度「岩木山」を登るつもりなので、弘前方面は行くことができない。 とすると……三沢方面か。 下北半島の右下の部分は行ってないからそこに行こうかな。
ルートを調べてさっそく出発。 温泉に入る予定なので道具も持っていく。
すぐに「道の駅 ゆーさ浅虫」という所があった。 ここには温泉が併設されている。 入浴料350円を払い入る。 温泉は建物の5階にある。 むつ湾が展望できるようになってる。 だけど展望できるということは外から覗くこともできる。 むつ湾に浮いてる島がよく見える。 つまりそこの島から双眼鏡でお風呂を覗けば丸見え!? 意外な覗きポイントだったりして……
気になっていた頭も洗えてサッパリ! 休憩室で牛乳を飲んだ。 4.2%のを飲んだので濃くておいしかった。 たまには牛乳も飲まないといけないなぁ。

国道4号線を東に進む。 途中で「夏泊半島周回道路」分岐がでてきた。 この半島は行ったことがないので行ってみるか。 ずっと海沿いの道を走る。 しかし面白いものがなかった…… なんだか30kmムダに走った気分。
夏泊半島より 夏泊半島より 夏泊半島より 秋の気配

海沿いをそれて内陸部を走る。 「六ヶ所村」方面に進む。 この辺りには沼や湖がたくさんある。 津軽半島の方にも沼や湖がいっぱいある地帯があった。 かなり昔は半島がなくて海だったのかな?
たくさんある沼や湖を見ながら走る。 そういえば沼と湖の違いってなんだろう…… オレ的には湖より沼のほうが汚い、湖より沼のほうが小さい、湖は川につながっていない、沼は川につながっているという印象がある。 実際は汚い湖や大きな沼もあるのだけど。
鷹架沼 鷹架沼 鷹架沼 コスモス

そのまま三沢市に進んだ。 ここからどうしようかな。 地図を見て道を調べる。 青森に戻るには国道4号線で戻るか、田沢湖の方から戻るか…… もちろん田沢湖の方からでしょ、考えるまでもない。
さっそく田沢湖の方に向かう。 初めて田沢湖に来たときのガス欠になりかけ寸前で発見したガソリンスタンドのところまでやってきた。 ここから八甲田山の方に進む。 前は死ぬ思いで走った道を、今は楽しく走ることができる。 時間・気温・寝床が決まっていると、前とは条件が違いすぎるけれど。
このまま八甲田山の登山口経由で走ってもいいのだけど、先日も通った道なので、グルリと田代平の方から回って行くことにした。 「八甲田大岳」と「井戸岳」を見ながら走る。 他にもたくさん山があるのだが判別がつかなかった。
蔦川 十和田湖付近の岩 蔦川 ブナ林 八甲田大岳(左 1,584m)と高田大岳(右 1,552m) 高田大岳と八甲田大岳

そして見慣れた景色のところまでやってきた。 ここからキャンプ場までは20分くらいで行ける。 だけどキャンプ場には戻らない。 昨日見つけた青森市内が見渡せるスポットから夜景を撮りに行かなくては。 ここから1時間くらいだろうか。
途中で青森市街地の「ベイブリッジ」と「観光物産館アスパム」を見ていく。 どちらもライトアップされていて綺麗だった。 アプサムは歩道にバイクを止めて写真を撮ることができたのだが、ベイブリッジはなかなか見渡せる場所がなくて……うろうろしていたら近くに11階建ての市営住宅を発見! もしかしたらここから見えるかも。 エレベーターで11階まで上がり、エレベーター前のスペースにあった窓を開け、そこから眺めてみる。 正面からではないがいい眺め! 何枚か写真を撮った。 すると橋の色が変わった! 最初はブルーだったのに今はグリーン。 七色に変わるのかなぁ? しばらく見ていたが変わる気配がないので先に進もう。 1時間おきくらいで変わるのかな?
そして夜景スポットに向かってバイクを走らせる。 ここからは街灯のないカーブだらけの山道を10kmくらい走る。 獣がいそうで怖かった…… ようやく夜景スポットに到着! ここって超穴場じゃん!
市街地は見渡せる、駐車スペースもある、人はいない。 完璧!! ただ街までの距離が少しあるので、「超綺麗」な夜景は見ることができないが「綺麗」な夜景は楽しめる。
観光博物館アスパム ベイブリッジ ベイブリッジ ベイブリッジ 青森の夜景 青森の夜景 青森の夜景 国道4号線

函館の夜景との違いを考えてみた。 綺麗な夜景の条件として「距離」「高さ」「明るさ」があるのかなぁ。 函館は街から展望台までの距離が1kmくらい。 ここは13kmくらい。 ここの高さはわからないが、函館は334mだった。 高ければ高いほどいいような感じがする。 函館の街は明るかった。 青森は暗くはないが函館に比べたら…… まぁ室蘭よりは綺麗かな!
しばらく夜景を眺めていた。 そろそろ遅いのでキャンプ場に戻ろう。 すでに20時になろうとしている。 いつもならもうすぐ寝る時間。 怖い山道を駆け下りて市街地を走りぬける。 1時間くらいでキャンプ場に到着。 つかれた~

テントに戻るとおじさんがやってきた。 「遅いから心配したよー」と。 今日は他にテントが2張りある。 1つはカップルで、1つはチャリダーらしい。 夕飯を食べるときおじさんとチャリダーの3人で話しながら食べた。 あぁ寒い…… 22時くらいにテントに戻る。 今日はなんだか楽しかったなぁ。 何が楽しいかわからないが、充実してた気がする。

明日は岩木山に登る予定!