今日は西赤石山に登山に行く。
午前4時45分起床、5時出発。
高松西インターから高速で川之江インターまで。 そこから国道319号線で法皇トンネルを抜け、愛媛県道6号線へ。 西へ走ること30kmほど。 西赤石山「日浦登山口」に到着した。
家を出た時は外気温が7度もあり、こんなで雪があるのだろうか?とかなり心配した。 登山口についてみたら外気温はマイナス1度。 寒いは寒いが、この温度じゃ不安だ……

ここはちょっとした観光名所でもあるらしい。 100年ほど前まで銅山があり、工夫やその家族が住んでいて一つの街だったみたい。 人口は数千人、小学校や病院などもあり、かなりにぎわっていたらしい。
そんな明治~大正にかけての写真も登山道脇にかざってあり、文章と当時の写真、現在の景色を見比べながら歩いていくことができる。 たった100年前。 しかし100年前でも記録されていないことが多く、曖昧なものもけっこうあった。

しばらく歩き「ダイヤモンド水」に到着。 ここの由来も100年前の歴史からだ。
新しい発掘地を探すために、地面にボーリングみたいなもので穴を掘っていたらしい。 目的地のちょっと手前、深さ86m付近まで掘った時に、先端のドリルが地面で挟まっていまい、前進も後退もできなくなってしまった。 ドリルの先端は挟まって回転できなくなってしまったので、必然的にドリルの先端だけねじ切れてしまう。 そのドリルはダイヤモンドがちりばめられていたらしい。 そこから湧き出た水なので「ダイヤモンド水」と呼ぶようになったとか。

ここから先も鉱山の町並みが続く。 神社跡や病院跡、溶鉱炉跡などいろいろな跡を見ながら進む。 そしてやっぱり一番興味があったのは「鉱山跡」。 今は危険なので柵で入れないようになっていて、のぞいてみたが落盤で進めなくなっていたが…

こんなのが愛媛県には何十もある。 柵の手前はものすごい熱気にあふれていた。 穴の中、暑いのかな~
そして「銅山越」に到着。 取り出した銅を、荷物を運ぶ人たちがこの「銅山越」を越えて、新居浜まで運んでいたらしい。 しかし、標高1300mくらいで場合によっては環境も厳しくなるので、何人も運んでいる途中に亡くなったらしい。

銅山の歴史はこの辺にして……標高1300mだというのに雪が全くない。 これは山頂も雪は期待できないな。
西の方を見ると、笹ヶ峰が白くなっていた。 が、向かう東の方は、まったく白くない。

東山を越えて、ピークを越えて、山頂直前の急登を越えたら、西赤石山山頂に到着。 雪は全くない。

雪のある山を登りたくて来たので、ちょっと残念だなぁ。 ここで少し休憩&エネルギー補給。
さて、時間はたっぷりあるので、東赤石山を目指すか。
ここから約2時間の行程。

緩やかに道は下って行き、ようやく見たかった光景が見えてきた。

しかしこの程度の雪しか残っていない。 気温が高いため、雪の表面は溶けている。 が、雪自体は凍っていて固い。
すぐに「物住頭」に到着。 ここは通過ポイントなので、そのまま前赤石山方面に向かう。
前赤石山はとても迫力のある山だ。 岩がゴツゴツしている。 これぞ赤石山系という感じ。

前赤石山って登れるのかな? 調べてないからわからないが、岩場なのでどこからでも登ろうと思えば登れそうな感じ。
まぁ今回は南側を通過していっただけだけど。

そして、ようやく「石室越」に到着。 このあたりは一面の雪景色。 しかし雪は全て凍りついている。

さて、八巻山を越えて、東赤石山へ行きますか。
岩だらけの稜線を歩いて八巻山を目指す。 夏にも来たけど、この山はとても楽しい。
360度景色が素晴らしいし、四国では珍しい岩山。

で、八巻山に到着。

東赤石山まではもう少し。 で、すぐに東赤石山山頂に到着。
お昼ご飯と、持ってきたガスでお湯を沸かし、温かいほうじ茶とコーンポタージュで体を温める。 天気のいい山頂は気持ちいいなぁ。 岩の陰に座ったら風もほとんど当たらないし、全然寒さを感じない。 というか、今日自体が寒くないからか。

今日はこのまま東赤石山登山口の「筏津」まで降りる。 で、車道歩きで日浦登山口まで歩かなくてはならないので、あまりゆっくりしていられないな。 40分ほどで山頂を後にする。
以前来た時は、赤石越えから東の登山道で、筏津まで行ったので、今回は西の登山道から降りてみるか。 以前登ってきた道を今回は降りる。
こちらの登山道も日陰は雪が残っている。 で、凍りついている。

しかし、日向は雪が全くなく、まるで秋山としか思えない。

凍っているところで、アイゼンをつけたいと思ったところが何か所かあったのだが、すぐに日なたになってしまうので、滑らないよう慎重に歩いてきた。 安全を考えたらアイゼンを付けたり外したりするのが一番いいのだろうが、正直面倒だった……
一気に標高差1000mを下り、筏津まで到着。 ここから日浦登山口まで約4.6km。 時間にしたら1時間くらいだろうけど、山の1時間と車道の1時間では全然体感時間が違う。 しかもずっと上り坂でかなり辛かった…

しかし、今日は登山者と1人も合わなかった。 どちらの登山口にも車は一台も止まっておらず。 夏は人気のある山なんだけどな~
本日のコースタイム
07:10 日浦登山口
07:46~07:50 ダイヤモンド水
08:40~08:50 銅山越
09:57~10:07 西赤石山山頂
10:43~10:56 物住頭
11:33~11:40 石室越
12:14~12:20 八巻山
12:31 赤石越
12:39~13:14 東赤石山山頂
13:20 赤石越
13:40 赤石山荘分岐
13:57 第二徒渉点
14:23~14:27 第一徒渉
14:57~15:00 瀬場谷分岐
15:32 筏津登山口
16:39 日浦登山口
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【愛媛】石鎚山
今日は石鎚山登山。 5時50分起床、6時10分出発。
山登りでは使いたくなかったのだが、冬は体力もかなり消耗するので今回は使ってしまう…… それはロープウェイ。
ロープウェイが8時から運行なので、あまり早く着いても意味がない。 なので、6時過ぎに出発なのだ。
伊予西条で高速を降りて、国道沿いの「なか鵜」で朝ごはん。 194号線に入るところのコンビニで食糧とミネラルウォーターを購入。 今日はガスを持ってきてるので、山頂でお茶でも飲もう。
石鎚ロープウェイのところの有料駐車場に駐車。 料金は500円。 そしてロープウェイの料金が往復で1900円。
ロープウェイは早いね… 歩いたら2時間半かかった道が、たったの7分30秒。 しかし、登山口~ロープウェイの7分目くらいまでは積雪がなかったので、がんばれば歩けたかもしれないな。
ロープウェイを降りたら一面雪景色。 しかし新雪ではなくガチガチに凍ったアイスバーン。

水曜、木曜と暖かかったからそれで溶けたのかもね。
石鎚スキー場との分岐をすぎ、西之川登山道との合流地点を過ぎても、地面はアイスバーンのまま。 まだアイゼンをつけていないのでメチャメチャ滑る。 この辺はのんびりあるけて景色もきれいなだなぁ。

30分ほどで石鎚神社に到着。 ここも地面がガチガチだ。

店先に温度計があったので、見てみたらマイナス8度。 やっぱりどこもこのくらいの気温なのか。
さて、石鎚山に向かって歩きますか。 ここから山頂まで夏のコースタイムで2時間45分。 先週の剣山ほどではないが、多少のラッセルは覚悟している…
八丁に向かって歩いていると、木々の隙間から前社ヶ森が見えた。

八丁に到着したところで異変に気づいた。 いつものようにノートにコースタイムを記入しようとしたのだが、シャーペンが見当たらない… 石鎚神社で記入し、ウエストポーチに入れたはずなのに… 落としたか?
しかたない、シャーペンはあきらめるか… 携帯にメモしておかなくては。
八丁を過ぎて、登りにかかるところまではアイゼン無しで全く問題なく歩けた。 が、ここからの上りは一面雪だ。 しかも凍ってる。 アイゼンを付けて、登り始める。

夏に来た時は、八丁からの上りが地獄だった。 それは木道できちんと整備されているから。 ずっと階段が続いていた気がする。 で、自分の歩幅で歩けず膝が痛くなった。
しかし、今は全く木道が見えない。 すべて雪に覆われている。 階段はほとんどなく、ずっと自分の歩幅で歩ける。
地獄に感じていた八丁からの上りは、あっけないものだった。 すぐに前社ヶ森に到着。

全然疲れていないので先に進んでしまおう。 ここからも少し上りが続き、しばらく歩いたら夜明峠が見渡せる場所にでてきた。 ガスの合間、わずかに石鎚山が見えた。

夜明峠から、天柱石に降りる方の道は全くトレースがない。 こっちを歩く人は誰もいないんだね、さすがに。
一ノ鎖までは綺麗な山を見ながら歩くことができた。

ニの鎖小屋の前に、屋根があり風が凌げるスペースがあったので、そこで休憩。 稜線は風がすさまじいので、山頂に備えて、服を1枚着こみ、長い時間山頂では耐えられなさそうなので、ここでお昼ごはんを食べることに。 おにぎり2個食べ、お茶とチョコ。 さて、ここから最後の登り、がんばろう。
二ノ鎖はあっという間に巻き道で越えた。 巻き道の鉄網の地面が、アイゼンつけては非常に歩きにくかった。

三ノ鎖も巻き道で回りこんで、あっという間に山頂到着。

しかしガスに巻かれ、雪が吹雪いていて何も見えない…

夏なら天狗岳まで行ったけど、冬はオレの技量では危ないので今日はここまで。 火をつけようとしたら、ライターが着火しなかったので、高知から来た2人組の男性に火を借りた。 ありがとうございます。
温かいほうじ茶を飲み体を温めたのだが、温まるより早く冷えてしまう… 風が強くとても寒い…… ガスも晴れそうにないので、早々に山頂を後にした。
帰りは前社ヶ森までノンストップ。 前社ヶ森で少し休憩し、ロープウェイ駅まで一気に行った。
なんか今日は歩き足りない感じだったなぁ。 雪も少なくラッセルも全くなし。 そして感じたことがある。
「12本爪アイゼンが欲しい!」
今日の石鎚程度だったら、6本爪でも問題なく歩けたけれど、やはりもしものことを考えると12本あると安心。
今の靴には合わないだろうから、重登山靴も買わないとなぁ。 今シーズンはこれで我慢するかなぁ。
本日のコースタイム。
08:55 ロープウェイ駅
09:19 石鎚神社
09:38~09:46 八丁
10:37 前社ヶ森
10:54 夜明峠
11:22~11:35 二ノ鎖小屋
12:07~12:40 石鎚山山頂
13:10 二ノ鎖小屋
13:27 夜明峠
13:43~13:53 前社ヶ森
14:26 八丁
14:48 石鎚神社
15:05 ロープウェイ駅
【徳島】剣山
今日は剣山に登山をしに行く。 4時50分起床、5時10分出発。
いつものように三頭トンネルを抜けて美馬に到着。 国道438号線を通って剣山へ。 今日が事実上のスタッドレスタイヤデビューの日になるだろう。
吉野川を越えて、国道438号線はどんどん山に入って行く。 途中から道路が雪面に変わった。 運転は慎重にしなくては、今日が雪道初めてなのだから。

スタッドレスタイヤの効力は高く、雪道の上り坂でも全然滑らず登っていく。
剣山スキー場まであと10kmと看板がでてきた。 だんだん雪も深くなり、だんだん不安になっていく。 本当に行けるのだろうか?
残り4kmくらいになり、さらに雪が深くなってきた。 ますます不安に…… そしてなんとか剣山スキー場までは到着。 一応スキー場とは名ばかりで、リフトやロッジは動いてないけど、どうぞご自由に滑ってください、というような感じのところ。 なので、車は全く止まっていない。
見ノ越までは、ここからさらに4kmほどある。 スキー場を超えてからは積雪がさらに激しくなっている。 タイヤも滑り出した。 カーブなどではわだちが深いところがある。
そして、ついにやってしまった。 轍から外れタイヤが新雪の中に落ちてしまった。 ほんの30cmくらい左にずれただけなのだが、タイヤは空転するだけでまったく動けなくなってしまった。
スタッドレス履いていても、2輪駆動だからチェーンは必須か!?
偶然にも後ろに徳島ナンバーの軽自動車が走っており、脱出するのを手伝ってくれた。 男性2人組で、車を後ろから押したり、前から押したり、タイヤの通り道を作ってくれたり。
最終的には雪面に長男のタオルケットを敷いてなんとか脱出できた。
スキー場まで引き返したかったがUターンする場所もなく……時速10kmくらいの速度で轍から絶対に外れないよう慎重に運転する。 運転するときにここまで緊張したのはいつ以来だろう…… 免許の試験依頼か!?
で、なんとか無事に見ノ越まで到着した。 徳島の2人は何度もお礼を言った。 もし後ろにいなかったらレッカー車を呼ばないといけなかったな。
2人も登山に来たので、また一緒になるだろう。
そんな思いをしながらたどり着いた見ノ越はメチャメチャ寒い。 車の外気温計は、マイナス8度を指していた。

見ノ越は雪がすごかった。 こんなに積もるんだね。

さて、雪の剣山に登りますか。
神社までは雪かきされていて登りやすい。 まぁ50mほどの距離だけど。

登山道には全くトレース跡がない。 いつ雪が降ったのかわからないけど、誰も歩いていないのか… さっそくトレース。 スノーシューを持っていないためつぼ足で。 1歩踏み出すと、埋まらない時で膝くらいまで、埋まる時は又まで一気に埋まる。 これはかなり体力を消耗しそうだ…

歩き始めてから20分くらい、ロープウェイをくぐり、2回くらい折り返したあたりで、車を助けてくれた2人組が先頭に行きトレースを代わってくれるとのこと。 2人ともスノーシューをつけているので、快適に歩いて行く。 あっという間に引き離されてしまう。 スノーシューのトレースをたどっても膝くらいまでは埋まってしまう。

かなり息を荒げながら、ようやく西島が見えるあたりまでやってきた。 山頂ヒュッテも見える。

西島に着いた時はかなり体力を消耗…… それと右足のスパッツの止めゴムが壊れているため、靴の中に雪が入ってきてしまう。 この新雪だったら、まったく効果がないけれど、軽アイゼンを付けることに。 軽アイゼンのバンドがスパッツと靴を固定してくれるため、スパッツがめくれない。

さて、山頂を目指しますか。
刀掛方面から山頂を目指す。 息は上がり、体力もつらいがこの景色が最高だね。

ここから先もかなり埋まりながら登っていく。 そして大剣神社との合流地点まで到着。 山頂ヒュッテは目前だ。

ここまで来たらヒュッテはすぐだ。 一気に登る。 そして、ヒュッテ到着。 一ノ森も、次郎笈もオレの技術じゃいけないので、今日は剣山山頂まで。 なので、ザックを置いて、山頂を拝んできた。

山頂を満喫したかったがすごい寒さと、強い風で、寒くてすぐに引き返してきてしまった。 雪に閉ざされた山頂ヒュッテ付近には温度計があるので、見に行ってみた。

気温はマイナス11度。 太陽が昇ってこの温度だ。 寒いなぁ…
お昼におにぎりを食べて、下山する。 下りは楽だ… 山スキーとかやる人は、こんなところも滑って降りられるのだろうか? スキーに関しての知識は全くないのでわからないが…
青空と真っ白な雪がとても気持ちいい。

西島を越えて、無事神社まで帰り着いた。 神社の階段の脇に、オスの鹿がいた。 鹿は臆病なはずだけど、オレの方を振り向いてもすぐに草に夢中で食べていた。 鹿は寒くないのだろうか…

さて、あとは無事に雪のない道まで、車で帰るだけ。 これが一番不安だ…… 来る時よりもさらに慎重に車を運転する。 オレがハマった跡のある個所を通過し、轍が深い個所が2か所あり、そこも通過し、なんとか剣山スキー場までやってきた。 ここまでくれば一安心だ。 まだ雪道は続くけれど。
夏だったら1時間もかからないような道、今日は2時間もかかった。 まぁ時間より安全第一だしね。
しかし、シーズン中にもっと雪山に遊びにきたいが、車が不安過ぎる。
やっぱり4輪駆動+スタッドレス+チェーンが必要か? 石鎚くらいだったら、登山口の標高が低いし、車も多いからいけそうだな。
その前にスパッツの右足を直すか買うかしなくては。
しかし今回の登山では体力不足が露呈した。 雪山とはいえ、たかが3時間ほどの登山でここまでばてるとは。 今シーズンはもっと慣らして、来シーズンまでに体力強化が課題だな。
本日のコースタイム
8:55 見ノ越登山口
10:15~10:25 西島
11:30~12:10 剣山山頂
12:37~12:42 西島
13:22 見ノ越登山口
【愛媛】寒風山、伊予富士
新年初登山。 今日は愛媛・高知の境にある寒風山を登りに行く。 登山口まで雪があることが予想されるから、車で。
車は荷物を適当に詰め込んでも全然問題ないから楽だ。 なにより登山口まで暖かく行くことができる。
9時半くらいに旧寒風山トンネルに到着。 残念ながら車道にはほとんど雪がなかった。 ノーマルタイヤでもこれたな…
しかし登山道には雪が積もっているので、最初から軽アイゼンを装着していく。

去年の4月くらいに寒風山には登ったがどんな道だったのか忘れてしまった。 さぁ、まずは桑瀬峠に向けて出発。
雪があってアイゼンを付けていないと危なっかしい個所は出だしだけだった。 あとは雪が融けていて泥になっていたり、アイゼンが効かないような雪だったり。 岩の上を歩いた時の、あの音が嫌いだ…

しばらく急な登りが続き、桑瀬峠に到着。 ここは一面雪だ。

景色を眺めると、伊予富士の方は雪がすごい。 対照的に寒風山の方にはあまり雪が見えない… 伊予富士に登りたくなってきた…… が、寒風山と決めて出てきたので、とりあえず寒風山に登らなくては。

出だしの笹地帯は泥だらけだったが、登るにつれて雪景色になってきた。

僅かだが樹氷も見ることができた。

雪の道が楽しくて、あっという間に寒風山山頂に到着。 ここでお昼ごはん。 コンビニで買ってきたおにぎりを2つ食べた。

歩いている格好は、上はインナーとフリース。 手袋は無し、下はインナーとズボン。 これだけの格好なのにものすごい厚い。 しかし山頂で留まっているとめちゃめちゃ寒い。 レインコートの上と手袋を装着。
さて、とりあえず桑瀬峠まで戻るか。
帰りも雪道が楽しくあっという間に桑瀬峠に到着。 時間はまだ12時半。 まだまだ時間も体力もあるので、伊予富士も行ってしまおう。

伊予富士の方は雪がしっかりと積もっていて面白い。 けど、全体的に傾斜が急だな。

30分ほど歩き、登りも一段落。
南方面から回り込んで、伊予富士が真正面に見える登山道になった。 ここからは緩やかな道がしばらく続きそうだ。

さらに15分くらい歩き、いよいよ伊予富士の直下までやってきた。 ここからが最大の難関。 約200mの直登だ。 雪で滑らないように歩かなくては。

かなりの急傾斜で息が荒くなる。 つらい、滑りそうで怖い。

そしてようやく伊予富士山頂に到着。 山頂には雪は全くなかった。 風で飛ばされたのか? それとも日当たり良好だからか?

パンを食べてエネルギー補給し、下山する。 登りで苦労した急傾斜も、下りは雪があって楽チン。 一か所だけシリセードで遊んでみた。 降りるのが楽チンだ、これ。
そして桑瀬峠、駐車場と降りてきた。
2山登ったけど、時間もあまりかからず、足も全く痛くならず、雪があってとても面白い登山だった。
シーズン中にもっと行きたいなぁ。
本日のコースタイム
9:50 登山口
10:37~10:46 桑瀬峠
11:30~11:49 寒風山山頂
12:29 桑瀬峠
13:40~13:50 伊予富士山頂
14:44 桑瀬峠
15:20 登山口
【香川】大川山
朝7時20分起床。 香川の山なのでこの時間に起きても余裕で間に合う。
外はメチャメチャ寒そうだ……
今日はウェアだけかなりの重装備。 まず第一段階として、バイクで現地まで行く必要がある。 第二段階として、雪の中の山を登れるだけのウェアが必要。
とりあえず昨日購入したブレスサーモの上下を着込み、下は山のズボン+ユニクロguで購入したポリエステルのズボン。
上は、ウールのミドルウェア+パーカー。 さらに防風対策としてポリエステルの上着を着込み、一番外には、いつも会社に来て行く分厚い上着を着る。 手袋はスノボ用の手袋+ホッカイロを忍ばせている。 首~鼻はマフラーで多い、シールド付きのヘルメット。
かなりの防寒だ。
さて、登山口に向けて出発ー これだけ着込んでもやはり寒い。 寒い部分は手と足首。 足首は靴用の雨対策のものがあるのだが、それを履けば風が当たらないと思うので、大丈夫そうだ。 問題は手だな。 これ以上分厚い手袋にしたら、運転ができなくなるだろうし……
山のやつのように二重構造にしようか。
今回は、琴南の公民館にバイクを止めて、そこから登山口まで歩く。 公民館手前にある山を越える道の途中で激しい雪が降ってきた…… そして山を越えると……一面の銀世界。 高松から直線距離でわずか20kmほど。 こんなに状況が変わるものなのだろうか。
公民館で準備をして出発。 まずは県道歩きから始まる。 国道を1本それただけで道が真っ白だ。

県道を歩くこと40分くらい。 随神門というのが見えてきた。

すぐに登山道入口に到着。 ここから先は山道なのだが、車道を何度も横断するらしい。

道の横には写真のような山頂までの距離を示した石碑がちらほら立っている。 1丁(町)=109mらしい。 ということは、山頂まで2300mくらいか?
雪で地面の様子がよくわからないが、道自体は木道で整備されてるような感じ。 木道で整備されているということは、けっこう急なみちなのかなぁ。 標高自体は公民館から800mほど上がるみたい。
しばらく歩いていたら雪が止み、太陽が出てきた。

そしてブレスサーモやレイウウェアの効果を実感。 全く寒くない、むしろこんな気温なのに暑い…… あまりに暑すぎて、パーカーを脱いだ。 手袋も、インナー手袋とアウター手袋をしていたのだが、アウター手袋ははずした。 雨も降ってないしインナー手袋がぬれることはないだろう。
山の山頂に行くにしたがって積雪がすごくなっていく。 この時点で20~30cmほど。

山頂手前の最後の登りは深いところで50cmくらいあった。
そして、山頂に到着。

標高1042.9m。 香川県で2番目に高い山だ。
山頂には神社があり、キャンプ場もある。 ここまで車でも来ることができる。 雪がなかったら……

山頂の見晴らしのいい場所にベンチがあったので、そこで少し休憩。 徳島の山が綺麗に見える。 遠くに剣も見えている。
徳島の山も真っ白だ。
神社の裏手に回ると香川方面も綺麗に見える。 高松市外はおろか、女木島を通り越して小豆島まで見える。 今日は空気が澄んでいてきれいだなぁ。

まだ凍結もしてないし、不要だろうと思ったけど、一応6本爪の軽アイゼンを持ってきたので、帰りには付けて歩いて帰ることに。

わざと踏み固められてツルツルすべる場所とか歩いたけど、やっぱりアイゼンがあると心強いね。 一切の不安なく歩くことができる。
だいぶ降りてきたら、雪も少なくなって地面の岩に当たるので、途中ではずしてしまったが……
そんなこんなで、2009年最後の山登りは香川の山で雪と遊べて大満足。 インナーウェアの効果にも大満足。
コースタイム
9:00 琴南公民館駐車場
9:43 登山道分岐
11:18~11:45 大川山山頂
13:00 登山道分岐
13:30 琴南公民館駐車場
屋島登山
会社の人と、屋島登山。
朝6時に登山口付近に集合。 今日のコースは、南側から屋島を登り、北側に下りるコース。 贅沢に屋島を縦断する。
北側下山口に車を止めておかないと、帰りがものすごい大変なため、メンバーの1人に朝早く来てもらい、北側に車を置きにいった。
集合場所から、屋島登山口まで徒歩で移動。 きっちりと時間は計ってないけど、約20分ほどだろうか。
こんな時間なのにかなりの人とすれ違う。 みんな何時から登ってるんだ? みた感じ、毎朝登ってるような人ばかりだった。
登山道は先週調査したのと同じ。 だらだらとした坂がずっと続く。
休みながらで40分くらいかな? 屋島寺に到着。

お参りをして、展望台のほうにいった。 とてもいい天気で、景色がすばらしい! 早朝のため人も全然いない! この景色、貸切だな。

景色を楽しんだあとは、北の登山口に向けて歩き始める。 途中で、庵治、牟礼がすごいよく見える箇所があった。

北側の道は、遊歩道ではなく登山道なので、普通の山道だ。

途中、屋島洞窟があるので、見学。 ライトも持っていたので、初めて奥のほうまで入ってみた。 けっこう深いんだね、この洞窟。
最深部までは行ってないので、今度は地図を作りながら最深部まで歩いてみたい。 香川では貴重な洞窟だ。 愛媛にはいっぱいあるけれど…
9時20分、県道まで到着。 約3時間ほどの軽登山。 たまにはこういうまったりしたのもいいなぁ。
来月は讃岐富士に行くことになった。 毎月の恒例行事として、毎月標高を100mずつ上げていくことに。
来年末は1500m、2年後年末は2700m、3年後10月に富士山、7年後10月にはエベレストの計算だ!
午後からは、バイクのブレーキパッドを交換しに。 家に帰った後は庭の草むしりを…… 3ヶ月くらい放置していたので、けっこう草が生えている。 2時間くらいむしっていたら背中も腰も痛い…
【愛媛】高瀑~石鎚山(途中断念)
今日は石鎚山に登山をしに行く。 夕べ0時までフットサルをし、1時過ぎに寝て、起床は4時。 出発は4時25分。 眠すぎる……
豊浜まで裏のほうから行って、そこからは国道11号。 新浜のすき家で朝ごはんを食べ、石鎚ロープウェイを目指して走る。 ロープウェイまであと4kmほどの場所でT字路があり、そこを右折すると高瀑方面だ。

高瀑は、過去の台風被害で、林道が崩落しているらしい。 なので、車やバイクでいけるのは、その崩落箇所までで、そこからは徒歩になる。
崩落箇所から、本来車でいけるはずだった場所まで歩いて1時間くらいらしい。
砂利道を走り、ようやく崩落箇所までやってきた。 既に工事が始まっていて、そのうち直るのだろうか。

バイクでいけるのはここまでなので、邪魔にならない場所にバイクを止めて、登山の準備をして、徒歩で崩落箇所を通過する。 通過した途端この道だ。

この様子じゃ崩落地点を直しても、まだまだ車は通れそうにないな。 バイクならかろうじて通れそうだ。
荒れ果てた林道を歩く。 木々が色づいてきて綺麗。

しばらく歩くと放置された重機があった。 この重機、撤去するにもここまで車が入ってこれないから撤去できないな。 いつになったらなくなるのだろうか。

その直後、素掘りのトンネルがあった。 よくこんな大きな岩盤にトンネルを掘る気になったよね。 昔の人はすごい。

トンネルを越えてからもひたすら道は続く。 登山口の入口までけっこう遠いなぁ。
紅葉が綺麗で、歩いているのは楽しいけれど。

しばらく歩き、また崩落現場があった。 ここもバイク通過は無理だな。 ここも直してもらわないと、登山口入口まで車でいけない。 まぁ、ここまで入ってこれたら十分か。

崩落現場を越えてから200mほどで、ようやく登山口入口に到着。 ここまで1時間もかかってしまった。 けっこう遠いなぁ。 距離にして4kmくらいか? 放置されすぎて使う気にならない公衆トイレと、休憩所があった。 休憩所の中に入ってみたら、防水加工されたノートを発見。 中を見てみたら、滝を見に来た人たちの書き込みがあった。 見るだけで書きはしなかったが。

少し休憩し、ようやく登山が始まる。 滝までは一般人もけっこう行くらしい。 看板が整備され、まぁまぁ歩きやすい道になっている。 何度か川を渡る地点があるので、増水時は注意だな。

しばらく歩き、上から覗き込むような滝があった。 木々の緑と紅葉の赤、水の緑が神秘的だ。

そこからも道は続き、壊れた橋を通り、天狗の子育ての穴を通り、ようやく「高瀑の滝」に到着。
幅50m、落差130m、標高1300mに位置するこの滝は、西日本で最も高い位置にある滝らしい。

冬になったら氷瀑になるらしい。 冬の壮大な姿も見てみたいが、冬にここまで来るのはいろいろとしんどいな。
出発してから既に2時間経過。 だが、ここからが本格的な登山なので、休憩しておかなくては。 滝を見ながらおにぎりを食べ、水分補給。 足腰を休める。
さぁ、出発だ。 ここからがつらそう。 地図には「危険」というマークと「荒れたルート」というマーク。 さらに1km歩く間に標高が600mも上がる。 かなりの急勾配だ。
滝の右側にかろうじて残る踏み跡をたどり山の中へ…… ぐんぐん高度を上げていきすぐに滝と同じ高さになった。 こんな怖いはしごもかけられていた。

一番真ん中あたりに乗ったとき、かなり歪んで怖かった。 そのうちポキッって折れるんじゃないだろうか?
道はものすごい急でわかりにくい。 マーキングのテープがしてあるのだが、色が赤いテープなので、落ち葉の赤と混ざってあまり目だたない。 阪神タイガースのような、黄色に黒のテープもちらほら見かけるのだが、これもあまり目立たない。
滝の高さを越えて、しばらくしたら道ががらりと変わった。 土や木の道だったのが、笹の道に。 勾配はさらに急になった感じがする。 笹をつかみながら登らないと思うように登れない。 ときどき、背丈の低い木々の中も通っていくので、顔や腕は傷だらけ。 しかし、左手に見える「西ノ冠岳」、右手に見える「二ノ森」がどんどん近づいてくるのが見えると楽しい。

急勾配の道を歩くこと2時間20分。 ようやく稜線に出た。 長かった……つらかった……
さて、とりあえず西ノ冠岳を目指そうか。
ここから西ノ冠岳まで、稜線を歩いて30分くらいか?
石鎚の南側斜面が見え、こちらも紅葉が綺麗だった。

しばらく歩き、西ノ冠岳に登れるらしき分岐までやってきたのだが、そちらの方に歩いてみても笹が深すぎて道らしき道が見当たらない。 すこし笹こぎをしてみたのだが、どうもこの道は間違っているっぽい。 まぁ調べてこなかったのが悪いので、西ノ冠岳は諦めるか。 石鎚を目指そう。
稜線に戻ってきて、石鎚に向かって歩く。 ここから山頂までおよそ1時間。 少し歩いたところで、お昼休憩にすることに。
時刻は既に13時半。

お昼を食べながら時間を計算していたのだが、どう考えても石鎚山頂まで行ったら暗くなるまでに下山できない。 最後の林道はいいとして、急勾配のあの箇所は明るいうちに絶対に抜けておかなくてはいけない。
今が13時半でしょ、山頂についたら14時半、ここまで戻ってきて15時半。 稜線の道で、急勾配の分岐まで30分、16時。
急勾配の道がコースタイムで1時間20分なので、少し余裕を持って、17時半。 この時期の17時といったらもうかなり薄暗い。 しかも木々の中なので、薄暗さはさらに増す。
ただでさえマーキングを見失いそうな道で、暗かったらやばいな。 しかも稜線から下は、登山道はおろか、バイクで走ってきた林道すら携帯の電波がつながらないし。 というわけで、山頂まではいかずに、このお昼を食べてる箇所でUターンすることに。 たどり着けなかったのは残念だけど、またくればいいか。 今度はもっと早い時間から登り始めるように……
ということで、稜線を戻り、急勾配の道の分岐までやってきた。 北の空はガスが満ちてきている。

急勾配の道は、下りでも苦戦した。 笹がすべるすべる。 まぁ登りに比べたら楽だけど。 そして、マーキングを探すのに一苦労。 軽い踏み跡は残っているのだが…
苦労しながらようやく滝まで戻ってきた。 滝の上部は白くよく見えない。

さて、あとは登山口入口まで歩き、そこから林道を歩くだけだ。 けっこう長いな……行きで2時間かかっている……
こんな道歩いたかな~と考えながら登山口入口まで到着。 もうかなり暗くなってきた…… あとはバイクまで林道を歩くのみ。 この林道も長いんだよな~
やっぱり途中で引き返してきてよかったと思いながらバイクに到着。 到着したのは17時30分。 もう真っ暗だ。 素掘りトンネルの中は真っ暗すぎて足元がまったく見えなかったし。
山頂までいけなかったのは残念だが、コース的に引き返してきたのは大正解。
もっと実力をつけてから、朝早くから再チャレンジしよう。
帰りはめんどうなので、西条~高松西まで高速で。 バイクは2100円で帰ってこれた。 1時間ちょい。 やっぱり高速は早いが、精神的に疲れるし怖いなぁ。
本日のコースタイム
7:57 崩落現場
8:58~9:08 登山口入口
10:13~10:26 高瀑の滝
11:44~11:51 急登の道で休憩
12:38 稜線合流
13:04 西ノ冠岳分岐(たぶん)
13:27~13:40 石鎚に向かう稜線上で休憩
ここからUターン
14:17 稜線上、高瀑分岐
14:45~14:55 急登の道で休憩
15:43~15:50 高瀑の滝
16:47~16:51 登山口入口
17:35 崩落現場
【徳島】三嶺
今日は会社の人2人と徳島の三嶺という山に行く。
朝5時会社集合。 国道438号、県道44号を経由して名頃登山口に到着。 高松からここまで約3時間。
今日はすごいいい天気で楽しい山登りになりそうだ。 会社の人1名は本日が初登山。 山の知名度も天気も申し分ない。
さっそく出発。 三嶺は、どの登山道から歩いても3時間近くかかるため、四国のなかではけっこうたどり着きにくいとされている山らしい。 前に白髪山経由で登ったが、そのときも3時間半近くかかってるな。
はじめは林道を2kmちょっとあるく。 林道歩きが終了してからが登山開始だ。 初めからけっこうな登りが続く。 知名度、人気の高い山だけあって、けっこう人がいるな。
歩くこと1時間ほど、ダケモミの丘に到着。 ここで少し休憩しようか。 ずっと登りっぱなしで景色も全然見えない道だった。 さっきの林道をさらに進むと、ダケモミの丘から30分くらいの登山道入口があるみたい。 ただ林道を歩く距離がかなり長くなるので、そっちの方が疲れそうだ。

ここから山頂まではコースタイムだと1時間20分。 もうすぐだな。
少し歩いたら森林地帯を抜けて、とても景色のいい場所にでた。 上を見上げると赤く色づいた木々と岩が見える。 左手には剣山への縦走路、後ろを振り返るとはるか遠くに剣山が!

このあたりから傾斜が急になってきたが、景色がとてもすばらしいので全然疲れを感じさせない。 どんどん高度を上げて行き、視点の高さもどんどん上がっていく。

最後の登りを登りきったところで、ヒュッテ方面と山頂方面の分岐。
ここから山頂までは10分ほど。 もうひとふんばりだね。

そして山頂到着。 けっこう人がいるなぁ。 そして360度晴れ渡っていて景色が最高!

じっとしていると結構風があって寒かったが、おいしいおにぎりと温かい紅茶を飲んで昼休憩。 次から次へと人が登ってくる。 ほとんどの人が名頃から、次に多いのが白髪山方面から、西熊山方面から来る人は1組しかいなかった。
たっぷり1時間ほど休憩し、下山することに。 帰りにちょっとヒュッテをのぞいてみよう。
まぁただの避難小屋なので、何もないのはわかっているが、想像していたものよりはるかに立派だった。 こんなに整っているのか。

帰り道、鹿に遭遇した。 最初は気づいて逃げられてしまったが、しばらくしたらまた戻ってきた。 カメラを構えるとカメラ目線でサービスしてくれた。

あっという間に林道まで下山してきたが、林道歩きが長かったなぁ。
会社の人、今日が始めての登山だったが、もう来ないだろうなきっと……こんなに天気に恵まれて景色も最高だったので、デビューにはぴったりだっただろうけど。
本日のコースタイム
8:53 名頃駐車場
9:34 登山口入口
10:26~10:40 ダケモミの丘
11:00 標高1600m地点
11:44~12:50 三嶺山頂
13:47~13:56 ダケモミの丘
14:37 登山口入口
15:12 名頃駐車場