第38回 小豆島オリーブマラソン全国大会

曇りのち晴れ今日はオリーブマラソンの日。 6時50分発の臨時船を申し込んであるので、それまでに行かなくてはならない。 船は申し込んであるものの、駐車場が1日2,000円という高額だったため、駐車場は近隣のコインパーキングに止めなくてはならない。 近隣に20台くらいしか無いため、早い時間に行って駐車しておかなくてはいけない。 なので5時に起きようと思っていたのだけど起きられず、5時半起床で、すぐに準備をして出発。

途中のコンビニで赤飯、エビマヨのおにぎり、ウィダーインゼリーを購入して、高松港へ。 近くの日中600円の場所に止めて、徒歩で臨時船乗り場へ。 臨時船は「第三ひなせ丸」という船。 6時過ぎには乗船したのだけど、この時点でほとんどの席が埋まっていた。 一人なので、かろうじて座る場所はあったので、そこに座って、船が動き出すのを待つ。 動き出してからもだいぶ暇で、ほとんどウトウトしているうちに、小豆島に到着。
小豆島に最後に来たのは、前の仕事の時、2006/10/05だったらしい。 もう8年半も来てなかったのか、小豆島。 プライベートで来たのは、結婚する前に来た旅行で一泊しただけ。 なのであまり覚えていないし、あまり観光もしてないような気がする。 目と鼻の先にあるのに、なかなか来る機会の無い小豆島。
スタート地点

マラソンの参加賞を引き換えて、着替えをして、荷物を預ける。 スタートまで1時間半ほどしか無く、あまり時間が無いな。
スタート前に2回トイレに行って、準備万端。 暑いけど、邪魔になるので帽子はかぶらない。 ポケットにはウィダーインゼリーを忍ばせておく。 全力でハーフ以上の距離走る時、ウィダーインゼリーがないと最後まで走れるか不安なので、いつも頼ってしまう。
スタートは70分以内、100分以内、100分台、2時間以上と、自己申告の3ブロックに別れる。 今回の目標は1時間45分を切ることなので、100分台に並ぶ。 が、あとでこれが裏目にでてしまった。

スタートの号砲が鳴り響きスタートしていく。 スタート地点まで1分程、計測マットがあるのかと思ったら、計測マットがなかった。 この時点で、このレースはグロスタイムしか無いことが確定。 途中に不正防止で、計測マットがあるのかもしれないな。

県道28号線を走りだしてすぐ、軽い上り坂がある 右手に廃墟のホテルを見ながら坂を上っていき、今度は坂を下っていく。 「左5km 24の瞳映画村」と書かれた道路標識が見えてくる。 この映画村の方まで走るので、この交差点左折で往復10kmか。 初めて走るコースなので、どんなルートでどんな建物や起伏があるのかが全然わからない。 この交差点を越えてからはほぼ平坦になる。 古い町並みを見ながら走って行く。 序盤のペースが大事なので、1kmあたりのタイムを図ろうと思っていたのだけど、今が何キロ地点なのかを示す案内板がひとつも無い。 あるのは10kmコースのやつのみ。 現在が何キロ地点なのかわからないまま、走り続けるしか無かった。 とりあえず、序盤なので、無理せずにペースをあげずに、だけど遅すぎないようなペースを主観で調整しないといけないので、けっこう辛かった。
それに今日は気温が高く、かなり暑い。 いつもはあまり給水取らないのだけど、今日はしっかり取らないと倒れてしまいそうだ。
そのまま橋入り続けていると、すごい醤油の匂いのする場所があった。 しばらく走ると県道28号線は左斜め方向に曲がっていく。 すぐに国道436号線へと変わる。 国道436号線を進むとすぐに折り返しポイントがあった。 ここで折り返して、走ってきた道をひたすら戻る。 折り返してちょっとのところに、ようやく距離を示す看板が出てきた。 このあたりで5kmらしい。 5kmのタイムは26分14秒、キロ5分15秒ペースだ。 目標の1時間45分に届かせるためには、キロ4分59秒で走らなくてはならない。 5kmの16秒ずつロスなので、この時点で80秒の借金がある。 だが、だいたいのペースが把握できたのし、まだ4分の1の地点なので、十分に取り返せるだろう。 少しだけペースを上げて走って行く。 序盤に見た、24の瞳映画村方面の交差点まで戻ってきて、ここを右折、映画村の方に走って行く。
このあたりで8kmの看板があったが、キリが悪いのでタイム計測はせず。 微妙なアップダウンがあり、10km地点の看板が出現。 ここでタイム計測。 51分29秒、キロ5分9秒と、少し借金を取り返せたかと思ったが、よくよく計算してみると、10km×9秒で90秒の借金に増えているではないか…… この5kmは25分15秒ではしれたけど、それでも1km辺り、3秒のロスになってしまっている。 さらにペースを上げないと行けないみたい。 だが、ここから先は緩やかなアップダウンがいくつかあるので、ペースが安定しない。
ここから先は看板が1kmおきにあったので、ペース確認に使うことができた。 ちょうど半分が終わったところだけど、思っていたよりタイムが伸びていないので焦りが出てしまう。 まだ半分残っているので、取り返せるかもしれない。 心が折れないように後半も頑張って走ろう。 暑いのは相変わらずで、給水は2ヶ所に1回くらいの割合で取っていく。 給水地点自体は結構多く、2~3km毎に出現しているような感じだった。
しばらく走り、24の瞳映画村付近で、再び折り返し地点。 さぁ、残り距離が短くなってきた。 ここまで、あまりタイムが上がらず、苦しんできた。 ラスト8km、正念場だ。
さらにペースを上げるよう意識して、ようやく4分台で走ることができるようになった。 が、まだ8kmある、ちょっとこれじゃ最後まで持たなそうな気もする……
15km通過時点で、この5kmが24分44秒。 キロ4分57秒まで上げることができた。 が、ここまで1時間16分16秒かかっている。 残り6km、45分まで、あと29分と16秒削らなくてはならない。 もう5分ペースじゃ間に合わない。 10秒ずつ削っても6秒足りない。 となると、4分45秒くらいでは走り続けなくてはならない計算となる……

ここからが本当に辛かった。 1km毎にラップを確認する。 上り坂区間もあり、次の1kmは5分6秒と遅れてしまう。 だが、この遅れを取り戻そうと、次の1kmは4分55秒、4分38秒と走る。 ラスト3km。 ここで、県道249号線での緩やかなアップダウンがある。 これを乗り越えなくては。 きついのでペースダウンするとは思ったが、なんとかこの区間も踏ん張り4分42秒。 残り2km。 県道28号に戻り、ラストのアップダウンを迎える。 この上り坂を上がった所がラスト1km地点。 ここでペースを落とすわけにはいかない。 このあたりには写真撮影スタッフがいたが、もう全く、そちらに気を使う余裕がなかった。 なんとかこの区間でもペースを落とさず4分40秒。 ラスト1kmに突入した。 ここまで来たら、もう細かい計算はどうでもいい。
全力で走ってゴールを目指すだけ。 下り坂を利用してペースをアップさせる。 平坦に戻ったときのペースダウンと足の重さが応えるが、走って行く。 ラスト500mの看板。 右手にメイン会場を見ながら、大回りでUターン。 ラストの250mほどの直線。 もう足が動かないし呼吸も苦しいけど、最後のスパートをかけゴールイン。
最後の区間は4分17秒だった。 手元の時計では1時間44分31秒。 これはクリアできたか!?

死ぬ思いをしてゴールをして、計測チップを外して、ミネラルウォーターをもらい、記録証を発行してもらう。 そこに書かれていたのは……「1時間45分26秒」…… これがグロスタイムか…… ネットタイムだったら目標を30秒上回っていたはずなのだが……
かなりガッカリだった。。。

ゴールしたら、お腹がかなり痛かった。 途中の給水と、全力で走った後はいつも下痢になりそうな腹痛に襲われる。 が、耐えて、ボランティアのマッサージ受付をして、会場まで戻って預けた手荷物を受け取る。
お弁当の引き換えがまだなので、お弁当の引き換えをする。
会場では、そうめん食べ放題をやっており、食べないともったいないので、器をもらって、一口だけ食べたのだけど、お腹も痛いし、それ以上は食べられなかった…… 食べ放題なのに残念……

荷物を木陰に移動させ、急いでトイレへ。 汗だくのトイレはきつかった……
下痢になったわけではないのだけど、お腹がずっと痛く、何度もトイレを往復する。
しばらくして、そろそろマッサージ呼ばれそうだったので、そちらに移動。 オリーブオイルを使った、オイルマッサージを下半身に施してもらう。 ラン後のマッサージをしてもらうと、翌日の疲れが全然違うので、無料のマッサージがあるときは、なるべくしてもらうようにしている。
マッサージはとても気持ちよく、足が軽くなった感じがした。

それから臨時船に乗り込み、もうイスに座るのも面倒なので、車両デッキも開放されているので、そこで横になるスペースを確保。 帰りお弁当を食べたあとは、はほとんど寝ていた。 が、地面が固いのと日陰と風が寒かった。
第三ひなせ丸 お弁当

15時半くらいに高松港に到着し、コインパーキングで精算をして帰宅。
日頃の練習の成果か、マッサージを受けたからか、いつもなる歩けないほどのひざ痛にも見舞われなさそうな感じだった。

今回のレースは、目標が本当に目の前まで迫っていたのに、結局取り逃してしまった。
次からはスタートの位置取りも考えなくてはいけないな。 次のハーフは多分、来年の丸亀ハーフ。 それまでに時間はありすぎるので、きっと1時間30分台という目標ができているのだろう。