香川マスターズ チャレンジ記録会

曇りついに香川マスターズチャレンジ記録会の日がやってきた。 9月末くらいに出場することが決まって、それから1ヶ月と2週間くらいのトレーニングを経て、いよいよ今日を迎えた。
自分の最初の種目は12時から始まる100mなのだけど、少し早めに競技場に着いておきたいので、8時過ぎに家を出て、9時過ぎには屋島競技場に到着した。 受付をしてゼッケンをもらい、競技場内へ。
室内競技場の隅っこにチームのメンバーがいたので、そこに合流をする。 今日は保護者の大会で、子供たちも来ているけれど、子供たち同士で遊んだり応援したりするらしい。

走る時間まではまだまだあるけれど、歩いたり軽く走ったりで、ウォーミングアップ的なものを始めていく。 スタブロもまだ使いこなせていないし、直前だというのに不安要素はたくさんある。
チームのメンバーが出る種目を見ながら、自分のアップを進めていく。

スタブロは15本くらい練習したのだけど、未だに位置が決まらないのと、スタートの瞬間前ではなく、上方向、体が浮いたスタートになってしまうことが多々あって、なかなか難しい。
これはもう、レース時の運に任せるというか、0.1秒を争っているわけではないので、そこに執着してもあまり意味がないというか…… それよりも不安だったのが、膝に疲れがまだ残っているということだった。 スタブロの練習の時に30m、60mくらいは何本か走ったが、これは100m持つだろうか……というような感じだった…
100mも不安だが、5000mも当然不安だ。

そんなことをしているうちに、11時50分になり招集となった。 ナンバー呼ばれて返事をして、100mが始まった。
男子は3組まであって、1組が一番速い、2組がその次、残りが3組という感じだった。 タイムは申告タイム順で、自分は15.49で申告をしていて、3組だった。
8月くらいに自分で100mの距離を測って、手計測でタイムを測った時は、16.5くらいだったので、1ヶ月ちょいあれば1秒は縮められるだろうということで、その申告タイムにしたのだ。
けど、それから練習を重ねて、3週間くらい前には、立ちスタートで14.2くらいのタイムが出せたので、スタブロ使いこなせなくても14.7くらいは出せそうな手応えはあった。
それからスタブロ練習して、果たして今日はどんなタイムが出るのだろうか。

1、2組目が終わり、すぐに自分たちの3組目になった。 スタブロ合わせようとしたのだけど、前の人が使ったのがジャストフィットしたので、位置はそのまま使うことに。 角度だけ少し変えて、いい感じのセッティングになった。 これはかなりラッキーだった。 1本練習して、いよいよスタートの時。
「On Your Marks」の合図でスタブロに足を乗せ、スタートの体制に。 「Set」で膝を地面から離し、号砲とともに勢いよくスタートする。 心配だったスタートも上に浮くことなく上手く切れたような感じだった。
ここからはほとんど記憶がないのだけど、自分は7レーンだが、2レーンの人が猛烈なスピードで走っていくのを見ながら、ひたすらゴールを目指して走っていく感じだった。
練習の時は、つま先接地にするか、かかとまでつけるかとか考えながら走れるのだけど、今日は全くどうだったか覚えておらず、ひたすらとゴールを目指して走り抜けた。
タイムは14.02で、想定していたよりかなりいいタイムだった! たった100m、たった14秒しか運動してないのだけど、猛烈に疲れて足の筋肉を酷使したのがわかる。 あと0.03秒で13秒台に行けたのは残念だったけど、それでも目標としていたものを大幅に上回れたのが嬉しい。

次は14時から5000mがある。 軽く昼食、おにぎりを食べながら進行していくレースを見る。 40分くらい前から心肺に少し負荷を加えて、レースが始まるのを待つ。
5000mの目標は21分40秒。 10kmの自己ベストがキロ4分28秒ペースなので、5kmなので、キロ4分20秒ペースで行きたいなと、そのペースで行ければ21分40秒となる。 2週間くらい前に練習でロードを走ったときは信号で3.5kmくらいでダメになってしまったけど、キロ4分15~19秒で非常に苦しい走りになったので、設定ペースでいけるかが微妙なところだ。 まぁ実力以上のものは出せないので、いかに実力通りのものが出せるか。
特にペースは意識しないと、絶対出だしハイペースになりすぎて、後半落ちていくダメパターンになるので……

そしていよいよスタートとなった。 スタートは1回で決まらず。 1回目は誰かがスタートの線を踏んでいたみたいで、スタート直後に止められてやり直しとなった。
2度目のスタートで、いよいよ5000mのレースが始まった。
キロ4分20秒だと、400mを104秒くらいのペースで行けばいい。 400m104秒って結構遅く感じるけれど、決して遅くはない。
20名近くが同時に走るので、キロ3分で行く人もいるし、キロ5分で行く人もいる。 他の人のペースで行かないよう、出だしは頻繁に時計を見て確認しなくてはならない。
200mの通過が44秒くらい。 このペースだと400mが88秒で、想定より12秒も速くなり、キロ3分40秒くらいのとんでもないオーバーペースとなってしまう。 スタートした直後なので全然呼吸も上がっていないけど、これは絶対に持たないペースなので、まず一段回ペースを落とす。 並走していたチームのメンバーが先に行くがついて行かず、自分のペースを守ることに専念する。
400m通過が90秒。 少しペース落として90秒なのだけど、これでもまだ速すぎる。 これでキロ3分45秒ペース。 そんなペースじゃ1500mすら持たないと思う。 もう一段階ペースを落として走っていく。
400m毎にペースを確認して、1km毎にラップを記録していく。 そんな感じで走っていった。

スタート直後が速すぎたこともあって、最初の1kmが3.56。 オーバーペースの死亡パターンは避けなくてはならない…… そこから400m毎にしっかりとペースを確認したが、いずれも目安の100秒より速いペースで進んでいくが、意識して緩めないと行けないほどのオーバーペースではないので、そのまま押していくことに。
2kmが4.12でちょっと落ちたが、それでも目標ペースよりは速いタイムで推移している。 まだ走り始めたばかりなのに、喉が渇いた感じがしていて、ホームストレートには給水もあるのだけど、寄りたいという気持ちを抑えて走ることに専念する。
3kmが4.09、あと5周もある。 速い人には、もう2周回差つけられている。 トラックを12.5周もしないといけないので、周回がわからなくならないか心配だったけど、きちんと400、1000でタイムを見ているので、周回は迷うことなく数えることができた。
4kmが4.08。 いよいよラスト2.5周。 だが、ラスト3周から非常に苦しくなってきた。 スパートしたいが、ここからスパートしたら最後まで持たないような感じがする。 が、どこかでスパートかけないと、このまま行っても苦しいのは変わらないので、スパートかけても苦しさはそんなに変わらないはずなので……
ラスト400を通過してから徐々にスピードをアップしていく。 最後の直線はできる限りの力を使って全力で走っていく。 そしてゴール。
タイムは20分28秒92で、キロ4分06秒ペースだった。 ずっとタイム見ているので、目標を上回っていることは把握していたけど、1分以上も上回れるとは思っていなかった。 しかもキロ4分10秒よりも速い、4分06秒というのも素晴らしい。 今まで4分20秒を切るペースで5kmを走れたことが一度もなかったのに。

走り終わった直後は唾が絡んで吐きそうになったので、急いで水道のところに行って水を飲んだりでなんとか抑え込む。
非常に苦しかったが、嬉しい5000mだった。
3.56, 4.12, 4.09, 4.08, 4.02で、5000mを20分28秒92で、キロ4分06秒ペースだった。

そして、最後の種目4×100mリレーは14時50分招集。 レースを終えた直後の今は14時25分。 もう時間がないのだけど、まだ一度もバトンパスの練習をしていない……
汗を拭いて、足をなんとか回復させて、バントンパスを4本くらい練習して、最後の4本目が非常に上手くいったので、そのいいイメージを残すために練習はそこで終了。
付け焼き刃だけど、リレーは失格にならずに、なんとかゴールして記録を残したい。 練習の時30mくらい走っただけなのに、それだけで吐きそうになるほど、今はダメージが残っている。
あと15分くらいで回復するだろうか……

最後のリレーは5チームあったのだけど、他の4チームがガチのチームで第一走者の時点で数秒の差がつけられていて、自分のところにバトンが回ってきた時、もうゴールしているチームもあった。
バトンパスは練習通り非常に上手く行って、最後まで駆け抜けてゴールすることができた。 タイムは57.62で、決して速くはないが、初めてのリレーに出られて雰囲気も味わえたし、失格にならずに終えられたのが嬉しかった。

そんなで体を酷使しまくった香川マスターズチャレンジ記録会が終了した。
もう全く走れないほど膝や太ももが痛い。

家に帰って風呂に1時間半以上入って疲れを癒やして、今夜はあまりパソコンとかせずに、疲労回復と気持ちの開放に専念する。