【徳島】二重かずら橋~丸石~次郎笈【縦走】

晴れ今日は久々の登山。 暖かくなってきたので、雪のシーズン最後になりそう。
本日登る山は次郎笈。 登山口は二重かずら橋より。 このルートは1年前に一度歩いている。

4時起床、4時20分出発。 国道32号で登山口を目指すが、大歩危サンクスあたりで、猛烈な眠気に襲われて目覚ましをセットして30分仮眠。 あっという間の30分だった…… まだメチャメチャ眠い……

かずら橋の横を通過し、国道439号線へ。 久保手前で、また猛烈な眠気に…… 再び目覚ましをセットして20分仮眠……

名頃駐車場に着いた時には結構遅くなってしまった。 ここから先は冬季通行止めのはずなので、車はここに止めて、登山口までの2.6kmは自転車で移動する。 といっても、登山口までずっと上り坂なので、ほとんど歩きだろう…… 自転車は帰りのため。 すごい楽ちんなはず。

登山の準備をして、自転車押しながら出発。 名頃ダムの脇を通過し、二重かずら橋に到着。
自転車 三嶺 二重かずら橋 二重かずら橋

自転車はここの駐車場に止めておいて、登山に行こうか。

冬季休業中の二重かずら橋を渡って登山道へ。 久々だなぁ、このルート。
ここの登山口は次郎笈を目指すのとは別に、三嶺を目指すのに使ったことがある。 ので、ここを登りで歩くのは、今日で3回目。 最後に登ったのが4月なのだが、僅か11ヶ月で懐かしいと感じてしまう……

なだらかな道を国体橋に向かって歩いていく。 所々、10~20cmくらいの雪が積もっている程度。 途中でニホンカモシカに遭遇。 すぐに逃げられてしまったが…… やはりこの時期は遭遇率が高いなぁ。
登山道 国体橋

しばらく歩き、国体橋に到着。 この近辺だと、平均的に雪が積もっている。 少し休憩して出発。 ここからがけっこうキツイ道。
左右にグネグネしながら登っていく。 道幅は狭く、斜面上に雪が積もっている。 シャーベット状の雪なので、踏むとそのまま滑る。 で、谷側にけっこう足が持っていかれるので、めちゃめちゃ歩きにくい。 アイゼン使えばマシになるかもしれないけど、この状況でアイゼン使うのもなぁ……
登山道 登山道

歩いていたら、2匹目のニホンカモシカに遭遇。 あまり姿が見えなかったが、写真には撮れた。
ニホンカモシカ

苦労しながら歩き、左右にワイディングする道が、前後にワイディングする道に変わった。
この辺りから道が不明瞭に。 まぁ右側には高ノ瀬、左側には丸石の北峰が見えているし、このまま上に登って行ったら稜線に合流するだろう。
思ったより傾斜がきつく、けっこう苦労しながら稜線到着。
登山道 登山道

この辺りになると、雪の量が凄い。 もうけっこう溶けてると思っていたのだが、積雪1mくらいある。
丸石避難小屋手前の広場 丸石避難小屋

丸石避難小屋を覗いてから、丸石に向けて出発。 1歩ごとに脛くらいまで沈むので、ラッセルだ……
ここからは比較的平坦な道が続くのだけど、歩きにくいので思ったようにスピードが出せない。 丸石手前の登りは、けっこう急でしんどかった……
登山道

そして、丸石到着。 ここから見える次郎笈は素晴らしい。 とても雄大な山だ。 そして、とてもでかいし、とても遠く見える。 あそこまでたどり着けるだろうか…?
三嶺 三嶺~矢筈山 丸石 次郎笈

まずは、剣山スーパー林道の分岐点まで下り。 下りも雪が積もっているのだが、薄くて抜ける所もあり、なんどか頭蓋骨に刺激が走る。
スーパー林道分岐まで到着。 ここからは最後の登り。 そして、この登りが一番きつい。 標高差300mほど。 剣山方面へのトラヴァース分岐を越えてから400mくらいのはずなのだが、そこがさらに急傾斜。 頑張るか……
所々深い積雪 スーパー林道分岐

まずは、トラヴァース分岐まで。 と思ったのだが、雪が深く、なかなか思うように進めない。 たまらずストックを使うことに。 今回の山行で、登りに使うのは想定していなかった。
ストックを活用しながら登っていく。 が、息がメチャメチャ上がる。 足が重い。 つらい…… 後ろを振り返ると、丸石があんなに遠くに……
雪庇と登山道 丸石方面 雪庇と次郎笈

バテバテになりながらトラヴァース分岐まで到着。 トラヴァースルートは雪に覆われていて全く見えない。 地図にも「積雪期は危険」と書いてある。 雪崩がくるかな……
トラヴァースルート分岐

次郎笈直登のルートを進むが、ここからは更に傾斜がきつくなる。 恐ろしい雪庇も形成されているし、慎重に行かなくては……
大岩を回り込んだところで、すさまじい光景に出合った。 目の前には歩けそうな場所が無い。 で、雪が積もって急斜面。 左には積雪4mくらい。 これは、真っすぐは進めないから、左方向に進むしかないのだが…… 左にそのまま上がっていくのは無理だから、前に進みながら、左に重点的に進まないといけないのか。
雪はシャーベット状なので、それも恐ろしい。
まぁ、見た目ほどのものじゃなく、キックステップしたら、ちゃんと効いたのでそこは越えられたのだが…… ピッケルとかあったら、効くのかなぁ?

そして、山頂が近付いてきた。 もうちょっとなのだが…… なんか、雪が青く見える。 これはシャーベット状だからなのだろうか? 息は上がって、足は上がらなくなって、ようやく次郎笈山頂まで到着。
最後の登り 登ってきた道 次郎笈山頂

ここで、休憩でも、と思ったのだが、なんだか天候があやしくなってきた。 さっきまで快晴だったのに、剣山は雲に覆われて見えない。 南側にも黒い雲が出現。 風はあまりないが、長居しない方がよさそうだ……
丸石方面 塔丸方面 剣山方面

少しだけ休憩して下ることに。 スーパー林道分岐辺りまで下りてから休憩しよう。

登りはメチャメチャ苦労した道なのだが、下りは楽ちん。 雪がクッションになるし、とても歩きやすい。 あっという間に、スーパー林道分岐まで下ってきた。 だいぶ疲れたので、ここでお茶を温めて飲む。 今日は気温が高いので寒くはないが、体が暖まるなぁ。
お茶温め中

ここから丸石までは少しの登り。 遠くに鹿の群れが見える。
行きより雪は溶けている。 登山道のある筈の場所は水が流れている。 もう冬も終わりかぁ…… 今年の冬は結局、三嶺挑戦だけで終わってしまった気がする。
そんなことを考えながら歩いていたら、丸石まで到着。 登りは足がだるい。 ここからは、99%くらいが下りか平坦な道なので、気が楽だ。

樹林帯の中を歩き、丸石避難小屋まで到着。 思ったより疲労が蓄積してるので、小屋の中で休むことに。 うっかり横になると、眠ってしまいそう……

丸石避難小屋を出発してからは、ずっと下り。 あっという間に国体橋までやってきた。
この付近の雪はかなり溶けてしまっている。
そのまま二重かずら橋まで下山。

あとは、自転車に乗って名頃まで下るだけ。 前ブレーキが微妙に効きにくかったので、閉めておかなくては。

名頃駐車場には名物犬のシロかチビ、という名前の犬がいた。 残っていたおにぎりとパンを与えてしまったけど、よかったのだろうか?
名物犬

今回の山行で、冬山登山は終わりそうです。
去年歩いたコースだから、余裕だろうとたかをくくっていたコース。
去年の何倍も疲れました。
肉眼では剣山に人影は無し。 次郎笈には剣山から歩いてきた足跡があったけど、いつのものかは不明。

本日のコースタイム
08:19 名頃駐車場
08:46 二重かずら橋
09:21~09:29 国体橋
10:48 丸石避難小屋
11:25~11:36 丸石山頂
11:53 スーパー林道分岐
12:38 トラヴァースルート分岐
13:06~13:16 次郎笈山頂
14:02~14:18 スーパー林道分岐
14:41 丸石山頂
15:08~15:18 丸石避難小屋
16:08 国体橋
16:37~16:39 二重かずら橋
16:49 名頃駐車場

【徳島】三嶺(リベンジ)

雪土曜日の22時。 これから三嶺に出発する。 前回、7時くらいに登山を開始したが、時間切れでたどり着けなかった三嶺。 今回はもっと早く登山口を出発するために、この時間から道路を走り、登山口にて仮眠する。 そうすれば朝早くから登山ができるだろう。

車内泊はそうとうの寒さが予想される。 ふとんは、毛布1枚、掛け布団1枚、薄いマット1枚、まくら。

国道32号を南下して、かずら橋までは問題なく走れた。 ここから先が少し心配。
国道439号線へ向かう県道、一部凍結していたが、まぁ大丈夫な程度。 国道439号線も、予想よりはるかに雪が少ない。 所々氷結しきった雪がある程度。
国道439号線をはずれ、癒しの温泉郷に向かう道。 ここが一番の難所だった。

地面には氷結化した雪。 道は狭く、勾配も緩やかではない。 恐ろしかったが、なんとか癒しの温泉郷に到着。 時刻は午前1時。 6時くらいには出発したいので、5時半くらいまで仮眠しようか。
狭いパジェロミニのトランクに寝転ぶ。 眠かったので、寝つきはスムーズだった。

が、何度か目が覚めながら、5時半を迎えた。 起きようと努力したのだが、めちゃめちゃ寒い……
結露した窓は、内側から凍りついている…… たまらずエンジンをかけ、車内を暖める。

20分くらいして、ようやく体も動けるくらいの暖かさになった。
とりあえず温かいものを…… 持ってきたガスセットで、温かい日本茶を飲む。 それから朝ごはんを食べ、ゆっくり準備していたら、時刻は6時50分…… これじゃ前回の時間と変わらないではないか……

さて、出発だ。 夜のうちに、駐車場に来たのか、セダンが1台止まっている。 登山口へ向かう道に、足跡が付いているので、同じ登山者だな。 先行しているので、トレースが残っているだろう。

登山道を進む。 先行者の足跡が残っているので、それを踏みながら歩いていく。
ラッセルしないでいいので、めちゃめちゃ楽だな、これ。

2回目のモノレールをくぐる手前で、先行者はスノーシューを装着した模様。 スノーシューの跡が付いている。

トレースがあっても、多少沈むが、何もないのとは、大違い。 とても楽過ぎる。
スノーシューの跡

モノレールと並行して歩く、前回めちゃめちゃつらかった個所の先。 左に行くのが正規のルートなのだが、この時期ということもあり、先行者は右に曲がっている。 オレもそれに続く。 左にいつのか分からない足跡がかすかに残っている。
かすかな足跡

そして、あっという間に、旧造林小屋まで到着。 前回ラッセルしながら2時間かかったコース。 今回は1時間半で到着。 ここで少し休憩して、先に進む。
旧造林小屋

前回はここから先でものすごい時間がかかった。 見晴らしのいい広場まで、ここから2時間半かかっている。 夏場なら1時間ちょっとで行ける距離。 さて、今回は……

トレースがあるのと無いのでは大違いで、息は上がるが、スイスイ進むことができる。
登山道

完全に雪に閉ざされて、通れない正規のルートを無視して、一直線に直上した個所にやってきた。 ここにもトレースはついているのだが、さすがに傾斜が急なため、スノーシューの跡を踏んでも、めちゃめちゃ沈む。
深い雪

苦労しながら登り、途中にあった大岩付近で少し休憩。 そこから先は傾斜も緩やかになり、広場まで到着。 とりあえず、ここはノンストップで1791m地点を目指そう。
広場

樹林帯が薄くなってきて、だんだん風が強くなってきた……
1791m地点に到着。 強風が吹き荒れている。 吹雪っぽい。 三嶺山頂は雪でかすんでいて見えない。 かろうじて、ヒュッテのトイレが見えるくらい。
1791m地点より

そこから少し下るのだが、この下り、雪が固い。 強風が吹き荒れるところにさらされているからか?
コルを通過し、ヒュッテへの登りが始まった。 ここの強風が吹き荒れており、雪がとても深い。 先行者の足跡はほとんど消えてしまっている。 通過したの、オレが出発した時間から考えても、1~2時間程度前だと思うのだが……

ヒュッテへの登り

少し歩くと、鹿避けネットが登場。 積雪だったら、扉が開かないじゃん、と思っていたが、積雪のおかげでまたげる高さになっていた。 これ、積雪30cmとか、中途半端な量だったら、このネット越えるのすごい苦労するかも……
鹿避けネット

そしてようやくヒュッテまで到着。 とりあえず中に入って雪をしのごう。
ヒュッテ

さて、ここから山頂までは300mほど。 行けるか? 最後の道のり。

とりあえず、名頃コースが合流する方に歩いて行った。 が、雪が深すぎ。 一歩ごとに腰付近まで埋まる。 とても歩ける状態じゃないし、左側が急な崖で不安定なので、いったんヒュッテまで戻ってきた。 池の北側から、ぐるりと回るか。 先行者の足跡は消えており、どこを歩いて行ったのかは不明。
北側の道は、雪が多少締まっており、腰まで沈むことはなかったが、途中から、太ももくらいの深さが続いた。 四つん這いでハイハイするような体勢になったりして、なんとか乗り切る。
けっきょく名頃コースとの合流した道に出るのだが、ここから先はどうだろうか? 写真を何枚も取ったが、雪が白過ぎて、よくわからない。
山頂へ向けて

登山中に無くなってしまった仲間への歌をつづった石碑っぽいものがあったのだが、上30cmくらいしか出ていなくてそうだったのかがわからない。 それを越えたら山頂に到着。
山頂には先行者が立っていた。 吹雪のなか、じっと立っている。 少し話をしたが、朝5時に出発したらしい。 スノーシューを装着しても、そうとう苦労したとのこと。 トレース使わせてもらったお礼を言って、ヒュッテへ戻ってきた。 山頂寒すぎ。
三嶺山頂

先行者は、北西尾根から下山するとの事。

とりあえずヒュッテまで戻る。 池の北側を歩いている時、猛吹雪で視界が真っ白になった。 そこまでのレベルのものではないが、これがホワイトアウトというものか。 足元の凹凸すらわからない。 というか、足元までの距離が見えない。 地面には、確実にさっき落ちながら歩いてきた深さ70cmくらいの穴があいているはずなのだが、それすら見えない。 目の前にはヒュッテも見えるはずなのだが、全く見えず。 恐ろしいなぁ、これ。

ヒュッテまで70mくらいの距離で、少ししたら視界が回復したので、大丈夫だったが、もっと広い地帯で、知識の薄い山でこうなったらヤバイね……

とりあえず、ヒュッテに入る。 お昼ごはんを食べてないし、ここで休憩しよう。 ヒュッテの中は、温度は-5度くらいだと思うが、風と雪を遮れるだけで、とても暖かく感じる。
パンとチーズを食べて、お腹を膨らませる。 いくら風と雪が無いといっても、やはり休憩して体が冷えてきたら、ヒュッテの中は寒い……

まぁ迷うことは無いと思うけど、トレースが消えてしまうのは不安なので、そろそろ出発しようか。

鹿避けネットを越えて、下山していく。 つい1時間ほど歩いたばかりの足跡が完ぺきに消えている個所が何か所もあった。

コル直前は、腰まで雪に埋もれて滑るように下りてきた。 傾斜急すぎ。

1791m地点を越えて、広場まで戻ってきた。 とりあえずここまで戻ってくれば安心。 ここから先は道も熟知しているはず。

樹林帯に入って、風も弱まって歩きやすくなってきた。 あとは慎重に下るだけ。 スパッツを装着しているのだが、左足の甲に雪がけっこう入り込んできた。 雪が深すぎて、スパッツの隙間から入ってきたのか? 面倒だったけど、スパッツ外して、雪を落として、ふたたび装着。 直接皮膚に触れる個所なので、濡らすわけにはいかない……

旧造林小屋まで、下山。 ノンストップで歩き続ける。 そして、ようやく登山口まで下山した。 ふぅ、これで一安心。
先行者はまだ下山していないみたい。

登山口でも雪は降っており、路面にはうっすらと積雪が。 この辺りの道路は、凍りついていたので、雪があった方がありがたい。

帰る準備をして、出発。 国道439号線にも積雪が。 この辺りは3cmくらいか? バスやトラックが走る道なので、タイヤの跡がくっきりとついている。

かずら橋を越えて、道の駅西祖谷までやってきた。 この辺も積雪3cmくらい。 だが、タイヤの跡で路面がけっこう汚れている。 西祖谷トンネルに向けて坂道を上っていると、路肩に駐車してる車がちらほら。 チェーンをつけてる最中の人もいる。 ノーマルタイヤだとこれくらいの積雪でも登れないのか。 途中で完ぺきにスリップして、全く動けなくなってもがいている車もいた。 この車の位置からだと、あと300mほどでトンネルなのに……

対向車もめちゃめちゃゆっくり下りてくる。 予想外の積雪っぽい様子。

トンネルを越えると、雪は降っているものの、路面には全く積雪がない。 このためか。

国道32号に出ると、雪は雨に変わった。 が、けっこう激しい雨だな。

徳島香川の県境の峠付近はまた雪。 が、路面には積もっていない。

香川に入ったら、雪も雨もやんだ。

途中でものすごい睡魔に襲われたが、17時30分くらいに帰宅。

先行者のトレースがあったとはいえ、前回敗退した山にリベンジできた。 そして山頂にあんなに雪があるとは……
やっぱり石鎚のような、人がたくさんくる雪山とは大違い。 いろいろ身につけなくてはいけない雪山技術がまだまだあると実感した。 とりあえず、今冬季に三嶺に入ることは、もう無いかな…… 積雪の具合次第だけど、つづら堂から丸笹山に登りたい。 ヘヤーピンより先は車で行きたくないので、どうしてもそこからの登山になってしまう。 夏の時期に、1回だけそのルートを歩いたけど、道の記憶が曖昧なので、もう一度歩いておけばよかった…… 夏だと山頂まで3時間半程度のコースタイム。

ま、積雪と相談しながら、次登る山を決めようかな。

本日のコースタイム
06:50 癒しの温泉郷登山口
08:18~08:28 旧造林小屋
09:42~09:49 休憩
10:22 1791m地点
10:52~10:56 ヒュッテ
11:20~11:25 三嶺山頂
11:44~11:57 ヒュッテ
12:14 1791m地点
13:05 旧造林小屋
13:53 癒しの温泉郷登山口

【徳島】三嶺(敗退)

晴れ今日は三嶺に登山に行く。 4時起床、4時15分出発。
財田から徳島県に入り、32号を南下。 かずら橋付近を通り、国道439号線経由で、癒しの温泉郷まで到着。
路面の積雪を心配していたが、439号線まで、雪が全くなし。 最後の癒しの温泉郷に向かう、国道439号線をそれるところから先は、積雪が数百mあった。 半分凍りついているような状態だったが、問題なく到着。
癒しの温泉郷の駐車場に車を止めたが、積雪で40台くらい止められるスペースに2台しか止められないような状況。 コンビニとか、雪かきしてあるのがすごいありがたいね。

準備をして7時くらいに出発。 旧小采家の前の道から積雪がある。 この当たりの積雪は10cm程度。 登山口から登山道に入り、民家の脇を通り山の中へ。
今日は積雪が凄そうだ。 しかもトレースがないので、ひたすらラッセルをしていかないといけない。 体力持つかな……

民家の脇を抜けた先からは雪の量が増えた。 積雪は20cm~。 樹林帯の中ではそれほど積もってないが、木々が無く斜面がむき出しのところは、膝くらいまで埋まる箇所もある。
積雪 積雪 積雪 足跡

これはしんどいなぁ。

1回目のモノレールの下をくぐる部分まででもけっこう消耗。 まだ超序盤だぞ、ここ。 2回目のモノレールをくぐる箇所までは、それほど雪が無かった。 モノレールをくぐり、再び斜面へ。 ここから傾斜が急になる。

積雪は40cmくらいだろうか? 埋まるのは足首の上くらいまで。 このくらいなら問題ないのだが…… ところどころ木々のない箇所があるのだが、そこはやはり膝くらいまで埋まる。 めちゃめちゃ消耗しながら、大汗をかきながら歩く。

ラッセルに苦労しながら歩いていく。 再びモノレールの線路が見え、並行してあるく辺り、小さな屋根のある小屋があるところまでやってきた。 もう少し登ったら再びモノレールをくぐって、少し行ったら旧造林小屋だ。

しかし、この小さな小屋。 見えてから小屋まで、たぶん100mもないのだけど、めちゃめちゃきつかった。 小屋で休もうかと思ったが、小屋の屋根の下もどか雪のため断念。 旧造林小屋まで頑張るか……

モノレールのレールの下をくぐり、ようやく旧造林小屋に到着。
旧造林小屋

夏なら1時間20~40分くらいでたどり着く距離。 なんと2時間もかかった。 めちゃめちゃ疲れた……
おにぎりなどを食べ、栄養補給。 お茶を大量に飲んで水分補給。 チーズを食べて気分もすっきり。

だが、ここから先がまだまだ長いんだよね。 過去の記録を付けているノートを持ち歩いているので、過去の記録を見てみるが、
2010.02.13 積雪10cmくらいのとき、1791m地点まで、ここから1時間20分
2010.09.19 快晴、1791m地点まで1時間30分。

いずれもその程度の時間で歩けている。
が、ここから先、けっこう急になるんだよね。

さて、先に進もうか。 出だしより雪は当然増えていて、この当たりだと、少なくて25cmくらい沈む。 深いところで膝くらいまで埋まるので50~60cmくらいか?

登りではあまりストックは使いたくなかったのだけど、足だけじゃけっこう限界っぽい。 ストックを使うことに。 スノーバスケット付けたけど、効果あるのか?これ。 付けても普通にストックが沈みこむ。

傾斜も急になり、息も上がるし、ふくらはぎがすぐ痙攣しそうになる。 ストックに頼りすぎたのか、腕も上がらなくなってきた。
まだ全然進んでいないのに、もう1時間経過。 休憩しようか…… 座り込んでおにぎりを食べる。 たぶん、通常だとここまで30分くらいで来れるんだろうな……
白い景色 積雪 積雪 積雪

そして、途中から道が完全に消えた。 雪が積もりすぎていて、正規のルートの方を歩けない。 去年来た時、斜面に雪が凍りついていてアイゼンを装着したあたりの道。

この場所、道が細く、山側はけっこうきつい斜面。 谷側は超急傾斜で落ちたら滑って死ぬだろう。
道のある場所はわかるのだが、そこを歩くのは危ないな。

なので、道のない斜面を直接上がることに。 まぁ道に迷っても、少し歩いたら、樹林帯から抜け出して、気持ちのいい広場がある。 そこまでは間違いなく行けるだろう、道がわからなくても。

斜面を直接登り始めるが、やはり雪が深い。 普通に一歩ごとに膝まで埋まる。 そして急傾斜。 とても立っては歩けないような個所もあって、膝で這って登ったりもした。

しばらく歩き、正規のルートに合流。 が、正規のルートがわからなくなってしまった。 まぁいいや、広場はもうすぐ。 このまま真っすぐ歩いていこう。

この辺りが一番きつかった。 1分で15mくらいしか進めない。 息を整えて歩き始める。 が、数歩歩くと息が切れる。 また整える。 また歩く。 思うように前に進めない…… この場合はわかんが有効なのか? 傾斜がきつすぎて、スノーシューは使えないような気がする。

傾斜が緩くなり、広場が近づいてきた。 が、相変わらずすぐに体力が無くなる。 そして、ようやく広場まで到着……
途中で15分くらい座り込んで休憩したが、旧造林小屋からこの広場まで、2時間10分もかかっている…… 通常の倍近くの時間。

ちょっとこれ、山頂まで行くのは無理っぽいなぁ…… 時刻はまだ11時20分なのだが、ここから先も雪が少なくなることはないだろう。 むしろ多くなるだろう。 通常の倍の時間かかるとなると、ここから山頂まで3時間はかかりそう。 倍の時間ですめばいいが、1分で20m程度しか進めないとなると、とても3時間じゃたどり着けない。 もしたどり着けたとしても、体力的に限界かもしれない。
今日は諦めるか……

とりあえず広場で休憩。 塔丸~丸笹山~剣山~次郎笈が綺麗に見える。 どの山も積雪がすごそう。
雪の上に寝転がって、おにぎり食べたりお茶を飲んだり。 30分ほど休憩したので、そろそろ戻ろうか。
気持ちのいい広場 雪紋? 広場 広場 広場 ストック 剣山~次郎笈 塔丸~丸笹山 広場 広場 広場 広場の足跡

1791m地点まで行ってみようかと思ったけど、もう心が折れてしまった。 1791m地点までもまだ30分くらいかかりそうだし……

積雪の下りはめちゃめちゃ楽しい。 一歩が通常の2歩くらい進むことができる。
先ほど休憩した場所まで、登りは45分かかった道が、下りは僅か15分。 これは楽しいなぁ。

膝にも全然負担がかからないし、スピードも出るし楽しいなぁ。
広場から旧造林小屋まで、僅か45分で下りてきた。 ここから登山口までも一気に下る。

旧造林小屋から50分程度で登山口に到着。

今日は山頂まで行けず、非常に残念。 だけど積雪の怖さとラッセル技術を学ぶことができたかな。 やっぱ一人でひたすらラッセルは体力が持たなかった……

次回は、わかんでも購入してから来るか。
登山口付近 癒しの温泉郷駐車場

本日のコースタイム
07:05 登山口
09:02~09:12 旧造林小屋
10:20~10:34 休憩
11:20~11:55 広場
12:38~12:39 旧造林小屋
13:23 登山口

【愛媛】石鎚山

晴れ今日は石鎚山に登山に行く。 始発のロープウェイが8時なので、5時起床で、5時半くらいに出発。
高速で西条ICを目指すが、途中で眠くなり高瀬PAでジュースを購入。 出発して1kmほど走ったところで、前を走っていた2台の車がハザードランプをつけて、停車した。 ん?
その場所に近づいていくと、なんと追い越し車線に車が大破して横たわっているではないか。 別に目が悪いわけではないが、近くに来るまで全く見えなかった。 大破した車を運転していたらしき人は、追い越し車線で電話をしている。 事故ったばかりか? しかも単独事故っぽい。 居眠りとかして、ガードレールに突っ込んだか? まっすぐな道なのだけど…
しかし、後続車からは全く見えないので、追突されないか心配だ。

そこから300mほど走ったところに、60cmほどの巨大な落下物が。 これも直前まで全く見えず。 慌ててハンドル切って回避したが、何が落ちていたんだ?

そんなこともあり、眠気は吹っ飛び西条ICに到着。 国道194号線を走り、石鎚山への県道に入る。 事前に調べておいた情報では、除雪は完了しているが、朝晩は道路が凍結するらしい。 まぁ、ここの道なら大丈夫だろう…

若干の凍結はあったものの、無事スキー場駐車場まで到着。 お正月は駐車料金が倍の1000円らしい。
ロープウェイ駅前

始発のロープウェイは人でいっぱい。 あっという間に、上のロープウェイ駅に到着。 ここで、出発の準備をする。 アイゼンはまだ付けないでいいか。

ロープウェイの駅から、瓶ヶ森が綺麗に見える。 あちらも相当雪が積もっていそうだ。
瓶ヶ森

お正月ということもあって、石鎚はけっこう登山客が多い。 神社までのんびりと歩く。 しかし、雪が凄いなぁ。
神社への道 瓶ヶ森 神社への道 小松の町並み

神社に到着。 ここから緩やかな下り、アイゼンはまだいいか。 八丁から先が登りなので、そこでつけようか。
神社付近も相当雪が降ったみたいで、まだ除雪している最中だった。
神社入口 最強の車 登山道入口

いよいよ石鎚の登山道に突入。 緩やかな下り道を歩く。 微妙に滑りそうな個所もあるけれど、慎重に歩こう。 一面の雪景色でとても綺麗。
登山道 登山道 登山道 登山道 土小屋方面 登山道より

八丁まで到着。 アイゼンを装着して、ここからの登りに備える。 

積雪はすごいが、トレースがあるので歩きやすい。 31日、1日と積雪がすごすぎて、登頂を断念した人も多かったらしい。 その人たちのおかげで、今のトレースがある。 感謝。

ここの登りはほとんど木の階段なのだが、雪で階段など全く見えない。 逆に歩幅が自由に決められるので歩きやすい。
登山道より

しばらく歩き前社ヶ森に到着。 ここには屋根のある小屋があるので、ここで休憩しよう。 おにぎりとチョコなどを食べて休憩。 今日は風が無くて、気持ちがいいなぁ。 気温もそれほど低くなくて、ちょうどいい感じ。
前ヶ社森

ここから少し登って、夜明峠が一望できるところまで出てきた。 かろうじて一ノ鎖小屋が見える。 上の方までは見ることができない。 しかし絶景、来てよかった。
登山道より 夜明峠 夜明峠 夜明峠より

夜明かし峠を通過し、一ノ鎖小屋の前を通過。 小屋前は、入れないほど雪が積もっている。 一ノ鎖の登り口へはトレースがついていなく、見に行くだけで一苦労だろう。
一ノ鎖小屋 雪景色 二ノ鎖小屋

そのまま登り続け、二ノ鎖小屋まで到着。 山頂は寒いだろうので、ここでゆっくり休憩しようか。
二ノ鎖小屋

紅茶のティーパックやコーンスープももって来るが、今日はお茶を温めて飲もう。
お茶を飲みながらお昼ご飯を食べて、チーズも食べて、たっぷり休む。 二ノ鎖の鳥居がめちゃめちゃ雪に埋もれていたので身にいた。 腰付近までのラッセルを強いられる。 まぁ5mほどだけど。
当然だけど、鎖を登ってる人は誰もいない。 やったことないけど、アイスクライミングの技術がいるのだろうか? しかし滝みたいに凍り付いていないしなぁ。 登るとしたらどうやって登るんだろうか? 確保の支点は取れるのだろうか?

二ノ鎖直前

二ノ鎖をぐるりと迂回。 鉄の階段も半分は雪に埋もれている。
鉄の階段 登山道より 登山道より 埋もれた鉄の階段

しばらく登り、三ノ鎖小屋を通過。 展望が開けてくる。 もう少しで山頂だ。
三ノ鎖小屋 鉄の階段 西ノ冠岳 二ノ森方面

そして、山頂前最後の登り。 二ノ森方面がめちゃめちゃ綺麗に見える。

山頂は結構混んでいた。 瓶ヶ森方面の景色は全然見えないけど、反対側の景色はすばらしい。
石鎚山山頂 天狗岳 山頂の鳥居 天狗岳

天狗岳まで行こうかなぁ。 雪の時期には行ったことがないのだが、他に行っている人もいるので、行ってみることに。

出だしの鎖を慎重に下って、稜線を歩いていく。 途中、岩がむき出しの個所が少しあったので、アイゼンワークには気をつけて…… 左に落ちたら命はない。

で、天狗だけ到着。 見える景色は先ほどとたいして変わらないが、気分が違う。

山頂で、同じく高松からやってきた年配の方と少し立ち話。
天狗岳 天狗岳より弥山 二ノ森方面 埋もれた木々 弥山へ帰ろう 雪景色

帰りも慎重に帰る。

さて、山頂も混雑してるし、そろそろ下山しようかなぁ…
この景色をいつまでも見ていたけれど…

二ノ鎖小屋までは、やや歩きにくいので慎重に。 そこから先は道も広く安全なので、自分のペースで歩いて帰る。
雪景色 登山道 二ノ鎖小屋 土小屋方面

前ヶ社森まで行こうかと思ったけど、お腹がすいていたため、夜明峠で休憩することに。 ここで、ロープを使って、滑落停止や確保などの練習をしているグループがいた。 本格的に登るんだなぁ。
おにぎりなどを食べてお腹いっぱい。 天気もいいし、こんなところで休憩していても全然寒くない。
夜明峠 前ヶ社森

そこから先は八丁まで一気に下る。 八丁でアイゼンを外そうか迷ったが、緩やかな登りなので、神社まで付けていくか。

無事神社まで帰ってきた。 アイゼンを外してロープウェイまで歩く。 この辺りは、登山客でもスキー客でもない、普通の観光の人がちらほらいた。 足元がおぼつかなくて心配だ。
神社まで下山

帰りのロープウェイは15時のロープウェイ。 ロープウェイは混雑していた。

新年初登りの石鎚山。 天気もいいし、雪もたくさんあったし、最高の登山になったな。

本日のコースタイム
08:00 始発ロープウェイに乗る
08:16 ロープウェイ駅出発
08:37 石鎚神社
08:56 八丁
09:47~10:00 前ヶ社森
10:17 夜明峠
10:28 一ノ鎖小屋
10:44~11:12 二ノ鎖小屋
11:30 三ノ鎖小屋
11:41 弥山山頂
11:53~12:06 天狗岳
12:19~12:23 弥山山頂
12:48 二ノ鎖小屋
13:08~13:27 夜明峠
13:38 前ヶ社森
14:05 八丁
14:26~14:30 石鎚神社
14:47 ロープウェイ駅

【愛媛】瓶ヶ森

雪今日は瓶ヶ森登山。 昨日からの雪で、山では雪が期待できそう。
4時半起床、4時45分出発。 高速道路で西条を目指す。 途中、仮眠する可能性も考えて、分厚い毛布は積んできた。

高速の案内標識には「伊予~大洲 雪通行止め」の案内が。 やはり雪は降っているのか。
西条で下り、コンビニに寄って、石鎚山ロープウェイを目指す。

県道12号線に入り、石鎚山ロープウェイまであと4kmくらいのT字路付近から、雪が積もり始めてきた。 ただ、この程度の雪ならスタッドレスも履いてるし安心して走れる。

石鎚山ロープウェイの駐車場を通過し、西ノ川を目指す。 だが、ロープウェイを過ぎたら車のタイヤ痕が残っていない。 ここから先は誰も行かないからなぁ…
スキー場駐車所前 スキー場駐車場先1 スキー場駐車場先2 雪景色

このまま雪が降り続くだろうし、行きは良いけど、帰りが……って可能性も考えて、ロープウェイの駐車場に駐車することに。 管理人のおじさんがおしゃべり好きなので、準備しながらいろいろと会話してた。 今年の初めに石鎚山に来た時もいろいろ話してたな、そういえば。

駐車料金500円かかるが仕方ない。
準備をして出発。 名古瀬登山口を目指す。 予定では工事現場の空き地に駐車する予定だったので、20分ほど多く歩くな。

工事現場の空き地を通り過ぎる。 雪道は続く。 ここから先は砂利道なのだが、雪が積もってるのでアスファルトなのか、砂利道なのかよくわからない。
本来の駐車場 登山口に向けて つらら 赤い谷

そして、名古瀬登山口に到着。 先日購入した12本爪アイゼンにもなれないといけないし、ここからアイゼン付けていこうか。
名古瀬登山口

さっそくアイゼンを装着して登山開始。 まずは少し急な道が15分ほど。 一度林道に合流して、またすぐ山道へ。
そこから先も普通の山道が続いて、十郎アレというところから、標高差150mほどのグネグネ道を登って、常住に到着。
木橋 常住

ここは風が吹き荒れているので、少し進んだ登山道の途中で休憩。 それにしても雪が凄いなぁ。 山頂まで上がれるのだろうか? 少し心配だ。 それと、アイゼンのカカトの部分のストッパー、それが当たって、左足のかかとが非常に痛い。 なんとかずらしたいのだが、靴の関係で無理だろうな。 急傾斜でめちゃめちゃ当たる。 なるべく、左足には頑張らないでもらおう。

少し休憩して、先に進む。 ここからは普通の登山道を少し進み、枯れ沢を少し進む道だったはず。
水場を通過して、枯れ沢の道に入った。 まぁアイゼンつけてるので滑ることもなく、すぐに鳥越に到着。
水場 枯谷 鳥越

ここでも休憩する。 ここから先はかなりの急傾斜だった記憶がある。 去年の夏、会社の人とこのルートから上がってるが、その時は1時間15分かかっている。 この道を歩くのは2回目。 前2回は、子持権現山方面に行ってしまったので…

さて、気合いを入れて登ろうか。
鳥越から先の道

出だしは、それほどの傾斜ではなく、順調に進んでいく。 途中、倒木が2か所あり、その辺りから歩きづらくなってきた。
雪の量が増えてきた。
登山道 登山道 登山道

しばらく歩き、鉄のハシゴが出現。 慎重に登ったあとから、このルートの真骨頂。 まさに谷を直登していくような感じ。 傾斜はかなり急。 雪で歩きにくい。
鉄のハシゴ

これは……息が上がるな……

苦しい山道に苦戦しながら、なんとか登り切り、笹地帯までやってきた。 ここから瓶壺まではすぐだ。
雪景色 雪景色 雪景色

瓶壺に到着。 少しくらい凍りついているかと思ったが、瓶壺からは元気よく水が流れていた。 寒すぎて、水に触れる気もせず……
瓶壺 雪景色 瓶壺

風と雪をしのげる場所も無くなってしまったので、その場で少し休憩。 エネルギー補給でチーズを食べた。 最近、山でチーズにはまっている。 味は美味しいし、カロリーもけっこう高いと思う。 1ピースあたりの単価を計算したら、普通のチョコとかに比べたら高いかもしれないけれど…

さて、山頂を目指そうか。 行きは白石小屋を経由して、東ノ川に向かう方面から登る。 前の1回に、同じルートで登っているはずだが、全く道を覚えていない。 まぁここまで来てしまえば、車で来る人も多いから看板は整備されているだろう。

雪景色 雪景色

誰もいない白石小屋を通過し、東ノ川分岐を通過し、山頂に向かう道に。 これがけっこう長い… 雪+風で、前方があまり見えないのが唯一の救いか?
白石小屋 登山道

しばらく歩き山頂が見えてきた。 山頂が見えると、距離がわかって逆につらい。 そして山頂到着。 山頂の看板は風になぎ倒されていた。 風が寒くて看板を直す余裕は無し…
瓶ヶ森山頂

山頂の写真だけ撮って、男山を目指す。 こちらから下りて、また瓶壺を目指そう。
凍てつく看板 壮絶な世界

男山までは、木々が多い茂って、膝をついて歩かないと通れないような個所が2か所くらいあっただけで、問題なく到着。
男山山頂

瓶壺先の、風がしのげるところで休憩したかったのだが、予想外に体力を消耗したので、ここで休憩。 立ちながらだけど、パンを食べて栄養補給。 この寒いのに、もうお茶を1Lくらい飲んでしまった。

そして、そろそろ手袋が限界に。 今は、インナー用として、薄い手袋、アウターとして、防滴の手袋の2枚重ねなのだが、瓶壺への登りで、結構手を使って登ったし、木々に積もった雪を手でよけたりしていたので、防滴の手袋ではそろそろ限界。 インナーが湿ってきた。 そして湿ってくると、指先が凍りつきそうになる。 冬は、指先には特に気を配らないといけないし…

ということで、3つ目の手袋を装着。 これが最後の手袋、というか、最初からこれ付けてればいい話なんだよね。
スノボで使うような、登山の手袋を持ってきているので、それを装着。 指先の温度も一気に回復。
指先の器用さは失われるけど、暖かいなぁ。

林道分岐まで下りてきて、瓶壺を目指す。 少し歩き、瓶壺に到着。 そのまま通過し、急な下りに入る。 下りは、より慎重に歩かなくては。
貴重な晴れ間 クリスマス1日後だけど 瓶ヶ森

1時間程度で、鳥越まで到着。 かなり疲れたので、ここで休憩しよう。 時刻は15時前。 登りに、予想外に時間を使ってしまって、下りてくるのが予定より1時間ほど遅くなった。 あと2時間もかからないで、登山口までは下りられるので大丈夫だろう。 登山口から先は、車も通れる道なので、まぁ大丈夫だろう。 そんな時間までかかりたくないけど、ライトも持ってるし。

まずは常住まで。 枯沢を下っていき、普通の登山道へ。 すぐに常住には到着。 さっき休憩したばかりなので、ここはそのまま通過。 十郎アレを下っていき、林道まで到着。 行きより、雪が少なくなってきていて、アイゼンが非常に歩きにくい。 もうはずしたかったのだが、外す=休憩になるので、登山口まではこのまま行くか。 あと15分ほどだし。

そして、16時5分、登山口に到着。 足が疲れたなぁ…… アイゼンを外して、今は雪も止んでいるので、手袋も帽子も外してザックの中にしまう。 あとは1時間弱の林道歩き。

林道を歩いていき、もう少しで本来の駐車地点というところで、凄い雪が降ってきた。 風も吹き荒れてとても寒い。 手袋はさっきしまってしまったのだが、インナー手袋を胸ポケットに入れてあったのでそれを装着。 帽子はないが、上着のフードがあるので、それをかぶって歩く。 車まではもうすぐだ。

ちょうど、最終のロープウェイが到着したばかりで、人がたくさんいた。
止めておいたオレの車は雪が積もっていた。
石鎚山方面の小ピーク 誰かが作った雪だるま 雪の積もった車

なるべく車の中を濡らしたくなかったので、そとで着替えて車に乗り込む。
今日は1人も登山者と会わなかったな…

休憩含めて、往復10時間の山行。 予想外に時間がかかって、あと30分ほど遅かったらヘッドランプが必要になった。 時期的にも時間の遅れは命にかかわることになると思うので、もうちょっと綿密にスケジュールを練らなくてはいけないな。

帰りは、T字路過ぎて2kmくらいの所までは雪が積もっていたが、そこから先は、ただの濡れた路面。

しかし帰りの高速がひどかった。 松山から西が完全に通行止め。 高松方面は、川之江から先が雪のため50km規制。 先頭には除雪車か、凍結防止の作業をしてるのかわからないけど、両車線を作業車がふさいで、50kmくらいで走行している。帰りに時間がかかり19時半くらいに帰宅。

これで年内は登り納め。 次の登山は1月3日の石鎚山の予定。 あくまでも、予定ね。

本日のコースタイム
07:11 石鎚山スキー場駐車場
07:31 本来の駐車地点
08:04~08:21 名古瀬登山口
09:25~09:35 常住
10:27~10:35 鳥越
11:54 瓶壺
12:43 瓶ヶ森山頂
12:59~13:04 男山山頂
13:43~13:48 瓶壺
14:45~14:52 鳥越
15:30 常住
16:05~16:20 名古瀬登山口
17:05 石鎚山スキー場駐車場

【徳島】剣山

晴れ4時起床なのだが、なかなか起きられず4時6分起床。 眠すぎてなかなか動けず、4時半に出発。 今日は剣山に登山。 先週雨が降ったので、雪が期待できる。
FR車だけどスタッドレス履いたので、見ノ越までいけるかもしれない。

途中腹痛に襲われて、道の駅琴南に避難。 トイレ超寒いし、便座超冷たいし…… 20分くらい苦しんだ後、出発。
しかし、腹痛の次は睡魔。 夕べ寝るのが遅くなって、1時くらいに寝たので、3時間くらいしか寝ていない。

このままではたどり着けないと思い、道の駅貞光ゆうゆう館に避難。 エンジン切ったら車内は寒かったが1時間ほど仮眠。

さて、剣山を目指すか。 438号線を走っていく。 なかなか雪は出現しない。 ヘアピン地帯に入り、ところどころ地面が凍り始めてきた。 第5ヘアピンあたりから雪が出現。 しかし雪は薄く氷のような個所が多い。 そして滑る。

なんとか先に進んでいくが、第6ヘアピン過ぎたあたりで、運転が怖くて断念した。 仕方ない、ここから歩くか……
道が細いので、もし立ち往生したら、車が一台も通れなくなってしまい、多大な迷惑をかける。 1月に、この道ではまったことがあるので、怖い。 先月も凍結で断念した個所があるし…… スタッドレス履いてるので大丈夫な気がするのだが… 雪道運転の経験がほとんどないので、どこまでが大丈夫なのかの判断が…
駐車地点 駐車地点から先の道 スリップ痕 第七ヘヤーピン先

とりあえず、準備をして出発。 剣山スキー場までは2.5kmほど。 そこからラフォーレ剣山までが2.7kmほど。 そこから見ノ越までも2.7kmほどだったと思う。
計8kmほど。 2時間あればたどり着くか。

けっこう歩く予定になってしまったが、仕方ない。 剣山スキー場を目指して歩いていく。 何台かの車に抜かされる。 なんで、こんなところ人が歩いているのだろう?と思われてしまったか?

30分くらいで剣山スキー場に到着。 ゲレンデにほとんど雪が積もっていないし、人もいない。
剣山スキー場を通り過ぎ、1月にはまった場所くらいまで歩いてきた。 ここで、徳島ナンバーのジムニーが通りかかった。 「どこまで行くの? 乗ってく?」と声を掛けてくれた。 まだここから1時間くらいかかる予定だったので、とてもありがたい。 乗せてもらうことに。

先日、新しいアイゼンを購入したので、それを試しに来たんだって。 ただ雪が少ない…
女性なのにミッションのジムニーを、雪の中快適に走っていく。

わずか7分ほどで見ノ越に到着。

助かりました、ありがとうございました。

さて、剣山に登るか。
登山道の雪は3cmほど、積もってないのと変わらないくらいの感じ。
西島まで一気に歩く。
登山道 登山道 西島 三嶺(西島より) 大剣神社方面の登山道

朝ごはんも食べてないし、林道から歩きとおしだったので、ここで少し休憩。 剣山山頂はもう目の前。
最近は最短ルートの刀掛の松経由ばかりなので、たまには大剣神社経由で行こうか。

大剣神社、久々だな。 剣と次郎笈が綺麗に見える。
大剣神社 剣と次郎笈

そこから山頂小屋まで20分ほど。 とりあえず山頂の看板を写真に撮ってから休憩にしようか。
山頂をおさめて、休憩しようと小屋まで戻ってきたが、風があって寒い。
別にここで休憩しなくてもいいか。 さっき西島はポカポカで暖かかったので、そこで休憩しよう。 山頂の温度計はマイナス1度を示していた。
剣山山頂 国道492号線方面

下山は刀掛の松経由で。 西島で暖かいコーンスープとおにぎりを食べる。
水も2Lあっても不要なので、100mlくらい残して、全て捨てた。 お茶が1700mlくらいあるし。
刀掛の松 登山道

見ノ越までは一気に下山。 右足小指に豆の気配が… まぁいいか、あとは林道歩くだけ。
国道439号線通行止めの案内

まずはラフォーレ剣山まで。 クネクネした眺めの良い道を歩く。 微妙な上り坂なので疲れる。

ラフォーレ剣山手前から日陰になり、雪が残っている。 ちょうどそこのところに、香川ナンバーのタクシーが止まっている。 運転手は車外に出て立ち尽くしている。 話はしてないが、タイヤ見たらノーマルタイヤだったので、雪で走れなくなったのだろうか? しかし、ノーマルタイヤで、どうやってここまで来たんだ? 来た道を帰れば帰れると思うのだけど…

来ると言っても、492号線経由で来るか、439号線経由で来るかしかないのだが… どっちも雪が心配な道路。 しかしここまで来てるしなぁ。

剣山スキー場に向かって歩いていると、前方より轟音が近づいてくる。 それはJAFのトラックだったのだが、後輪は鉄製のチェーンをつけていた。 チェーンって、こんなに音が鳴り響くのか。

そして、しばらくして、タクシーを積んだJAFのトラックに抜かされた。 タクシーの運転手は助手席にちょこんと座っていた。

剣山スキー場を通過し、あとは車を止めた場所まで歩くだけ。 朝歩いた感じと、地図を見た限り、車道からそれて山の中を直接下りて行ったらだいぶ近くなりそう。

なので、ここだ、と思う地点で下りてみた。 予定通りショートカットでき、これで15分分くらいは短縮になっただろうか?

無事車まで到着。 登山自体は大したことなかったけど、行きの運転が心臓に悪かったし、林道歩きも長かったので、以外に疲れた登山だった。
国道438号線

本日のコースタイム
08:25 第六ヘヤーピン先の駐車地点
08:59 剣山スキー場
09:17 徳島ナンバーの車に拾ってもらう
09:25 見ノ越
10:12~10:23 西島
10:42 大剣神社
11:01~11:25 剣山山頂
11:39 刀掛の松
11:49~12:12 西島
12:42 剣山登山口
13:19 ラフォーレ剣山
13:37 剣山スキー場
14:12 第六ヘヤーピン先の駐車地点

【徳島】天狗塚~三嶺【縦走】

晴れ4時起床、4時20分出発。 今日は天狗塚~山嶺に登山をしに行く。
岡田駅の方から、国道32号線へ。 猪鼻トンネルを抜けて徳島県へ。
吉野川沿いの道に出て、高知方面を目指して南下する。

大歩危を過ぎたあたりで、かずら橋方面に左折。
国道439号線を目指す。

電光掲示板の温度表示は0度。 凍結していないか心配だったが、無事439号線まで抜けることができた。

まずは下山口に自転車を置きに行く。 癒しの温泉郷の三嶺登山口に、折りたたみ自転車を置いてきた。
癒しの温泉郷登山口

国道439号線を10kmほど戻り、久保バス停の200mくらい東、100mほど道路が広くなっている個所があったので、そこに駐車。
駐車地点

登山の準備をして7時35分出発。 まずは天狗塚を目指す。
天狗塚に登る、一般的なコースは西山林道の西山林道登山口から山頂を目指すコース。 天狗塚ノピストンならそれでいいのだけど、西山林道登山口の標高が1080mほどあるので、439号線に戻ってきた場合、600mほど登り返さないといけない。 それは辛すぎる。 自転車もあまり意味がない。
というわけで、国道に車を止めて、西山林道登山口までも歩くコースを設定した。
地図上のコースタイムだと、国道から西山林道登山口まで1時間50分となっている。

久保バス停の前から大宮橋という橋を渡る。
登山口へ 川

少し歩くと「→天狗塚」という看板があるので、道なりに進んでいく。 が、15分ほど歩き気付いた… これ、ずっと車道なのだが、あってるのか?
間違えた林道分岐

手元の地図で確認するが、川を回り込むところから、道が伸びているように見えるので合っていそうだ…… だが、車道のはずがないな… いったん右に曲がってきたところまで戻る。 で、曲がらずに川にかかる橋を渡って50mほど。 登山口の看板発見……
出だしでつまづくとは…… ここで30分ほどのタイムロス。
本当の登山口

気を取り直して登山道を歩く。 あまり歩かれていないので、踏み跡が薄いという前情報はあった。
確かに踏み跡は薄いが、かろうじて残ってるし、古い赤テープも巻かれているのでそれを頼りに歩いていく。

しばらく歩き、竹がなぎ倒されている個所があった。 そこから道が消えた。 テープも見当たらない……
竹の先には廃屋が何軒か。 とりあえず、先に進んでみるか。 竹を左から回り込んで、まっすぐ進むとチョロチョロ流れる沢に出くわした。 道は無い…… 竹がなぎ倒されているところまで戻ってきて、今度は竹を右に回り込んで行くか…… 廃屋の裏手を歩いて行くと、道発見。
杉林 倒れている竹

道は真南を向いて急な登りになった。 ここから先は目印のテープも整備されており、環境省の杭もあって大きく道を外れることはなかった。
めちゃめちゃ急だな、この道…… 一ノ森の富士の池コースを思い出す。
登山道 登山道

杉かヒノキ林を抜けると、広葉樹林帯になった。 葉っぱは落ちているので、落ち葉の絨毯が一面に。 すごい綺麗で、一歩ごとのサクサクという音が気持ちいい。 が、道は急だけど。

苦しい登りを歩ききり、西山林道登山口に到着。 出だしでロスした30分も含めて、2時間5分で到着。
峠に車は3台止まっている。 ここまでのけっこうな標高差で疲れたので、長めの休憩を…… 西山林道、癒しの温泉郷につながる道は崩落で通行止めらしい。
西山林道登山口 通行止めの案内

ここから先もけっこう急な道が続いたはず。
出だしは造林地帯。 木々の隙間から矢筈山方面が綺麗に見える。
しばらく歩き、1476m地点に到着。 ここでも休憩し、先を目指す。
矢筈山方面 1476m地点

地面の土がカチカチになっており、霜柱も立っていた。 やっぱ山は寒いんだね。
霜柱

樹林帯を抜け、笹に覆われたところになると、牛ノ背が綺麗に見える。 天気が良いため、愛媛の方の山も見える!
展望が開けると、寒峰~矢筈山~黒笠山まで一望できる。 眺め良すぎ!
牛ノ背 笹原の登り 山々

天狗峠まで歩き、天狗塚山頂はもう目前。
天狗峠と天狗塚 天狗塚~牛ノ背

最後の登りを登って、天狗塚山頂に到着。 実に4時間15分くらいかかった。 疲れたなぁ……
今日は風が無く、とても暖かくて気持ちがいい。 さっそくインスタントラーメンを作り、素晴らしい景色を見ながら味わう。
牛ノ背 太平洋も見える 天狗峠~三嶺 ラーメン 天狗塚

今日もあまりゆっくりしている時間はないので、ラーメンだけ食べて出発。 これから三嶺を目指す。 天狗峠で三嶺方面に進み、綱附森の分岐を通り過ぎ、お亀岩を目指す。 この時間にすれ違った人が2名。 天狗塚を目指すのかな?
西熊山~三嶺

お亀岩を通り過ぎ、西熊山に向かう。 西熊山まで30分程度の登り。 足がだるいなぁ……
お亀岩分岐 お亀岩避難小屋

西熊山山頂でも少し休憩。 あとは三嶺だけだ! 三嶺が目の前にそびえたつ。
天狗峠方面 西熊山 天狗峠~天狗塚 三嶺 三嶺

大タオまで下りた。 大タオが標高1780mくらいだと思う。 三嶺は1893mなので、110mの登り。 最後の試練だ。
三嶺 三嶺

途中で、シカ避けのロープなどを通り過ぎ、ようやく三嶺山頂に到着。 15時前なので、誰もいない。 山頂独占!
鹿避け もうすぐ三嶺 三嶺山頂 西熊山~天狗塚 東熊山~白髪山 剣山~次郎笈

ここでも休憩し、チーズなどを食べる。 こんな景色を独り占めしてしまって良いのだろうか?

ここからは、癒しの温泉郷の登山口に向かって下りる。 ここから登ったことは2回あるが、下りたことは一度もないな。
ヒュッテの横を通り、鹿の防護ネットを通り抜け下山していく。
三嶺避難小屋 凍りつく池 1791m地点 鹿避け 塔丸

1791m地点を過ぎて、本格的な下り。

登ってくるときは、それほど意識してなかったが、この道、けっこう急だねぇ…… ひたすら歩いて、旧造林小屋に到着。
登山道 旧造林小屋

ここで少し休憩して、登山口まで一気に歩く。 モノレールのレールを3度くぐって、登山口へ。
登山口には、朝置いてきた自転車がある。
杉林と太陽 登山道

ここから久保バス停まで、約10km。 ずっと下り坂なので、すぐに着くだろう。

早くしないと、暗くなってしまう。
自転車を走らせる。 ずっと下りなので楽チン。 たまに対向車が来たり、後ろから来た車に抜かされたり。
17時16分、車まで到着。

今日は疲れたなぁ。 久々に太ももがだるくなった。 全体的に急傾斜だったからかなぁ。 しかし17時半で真っ暗になるとは、日が沈むのも早くなったものだ。

本日のコースタイム
07:35 439号線駐車地点
07:47 林道分岐
08:13 道を間違えて、ようやく登山口
09:40~10:00 西山林道登山口
10:40~10:45 1476m地点
11:31 天狗峠
11:49~12:20 天狗塚山頂
12:35 天狗峠
12:39 綱附森方面分岐
12:58 お亀岩
13:21~13:34 西熊山山頂
13:52 大タオ
14:31~14:47 三嶺山頂
14:57 三嶺小屋
15:13 1791m地点
16:02~16:06 旧造林小屋
16:55 癒しの温泉郷登山口

ここから自転車でのコースタイム
16:58 癒しの温泉郷登山口
17:16 439号線駐車地点

【徳島】塔丸~丸笹山

晴れのちくもり今日は登山の日。 朝5時に目覚ましセットしたが、起きられず5時15分起床。 5時半出発。
今日は見ノ越起点で、剣山・一ノ森に行く予定。

国道438号線を走り、見ノ越を目指す。 第1ヘヤーピンを過ぎ、本格的な山道へ。 第7ヘヤーピンのちょっと先の地面が凍結しており、めちゃめちゃ滑った。

剣山スキー場を通り越し、すぐのところでまた凍結が。 ここでもハンドルを取られ危うかった。 もう少し先まで進んでみたが、また凍結箇所があり、そこを通りすぎたところで停車。 この先は右カーブ。 車から降りて歩いて行ってみたが、余裕で凍結してる。 これは…… もうじき1年になるが、先シーズンの冬、この道で雪にはまって抜け出せなくなったことがあったので運転が怖い。
この先も日影が続くので、他にも凍結してる個所は多数あるだろう…… 怖いのでやめておくか…… 狭い道でUターンして、剣山スキー場まで戻ってきた。 さて、どこに登ろうか…… 見ノ越が行けないとなったら、そこより手前にある山しかない。
国道438号線沿いで、登山道の知ってる山は津志嶽と黒笠山だけ。 どちらも今日登る気分ではない……
そういえば、塔丸に剣山スキー場から登った記録を見たことがあったな。
手元の5万分の1の地図では、その登山道は記されていない。 携帯でちょこっと調べたが、やはりスキー場から登る道があるようだ。 スキー場につながってる尾根が地図で記されているので、そこを登って行くのかな? まぁ目の前に稜線は見えるし、道が無くても行けるだろう。

ということで、塔丸を目的地に設定して出発。 今日は風があってけっこう寒い。 地面が凍結してるという事は、氷点下だったんだよね、気温。 朝になって少し温度が上がったとして1~3度程度か?
まぁ、寒さ対策はしっかりしてるのだが、帽子を忘れて耳が寒い。

まずはスキー場のゲレンデを歩いて登っていく。 何年か前に閉鎖されたこのスキー場。 雪は全く積もっていない。 ゲレンデも荒れ放題。
途中にハーフパイプのコースがあった。
ハーフパイプ

ゲレンデを登っていき、スキーのリフトの終点まで歩いてきた。 ここから、尾根に入るんだろうな、きっと。
地図を見る限り、ここから稜線まで標高差は140mほど。 頑張っていこう。
リフト終点 矢筈山~黒笠山~津志嶽

道らしきものがないので、適当に山の中に入っていく。 谷におりないよう登っていく。 少し歩くと古びた黄テープや赤テープを発見。 ここを歩いている人がいるということだな。 迷うような距離ではないけど、少し安心。

尾根を直登なので、けっこう傾斜がきつい。 
しばらく歩くと、笹原に出た。 出たというか、そちらに行く道を選んだだけかもしれない。
そして、塔丸の登山道が見えてきた。 もう少しで稜線に合流だ。
尾根道 もうすぐ登山道

道無き道を歩き始めて25分。 思ったよりも早く稜線に合流してしまった。 あとは塔丸まで歩くだけ。
気持ちのいい笹原なのだが、夜降った雨で、笹が濡れている。 不要だと思っていたスパッツを装着。
登山道

誰もいない登山道を歩き、塔丸山頂に到着。 登山開始から1時間20分…… 全然歩いた感じがしないな。 とりあえず、景色を見ながら休憩するか。
塔丸山頂 三嶺 登山道と丸笹山

腰をおろして、これからどうするか考えた。 このまま車に戻ったらつまらないし、かと言って行けるような場所もない。
地図を見ながら、ふと剣山の方を見たら、横に丸笹山があるではないか。
塔丸登山口から、丸笹山登山口までは僅か。 帰りに剣山スキー場まで戻ってくる手間があるけど、ついでに登るには丸笹山、いい山かもしれない。 それほど時間がかからないで山頂まで行けるし。

ということで、丸笹山を目指すことに。

登山道を歩いていると、香川から来た3人組のパーティとすれ違う。 剣山と次郎笈と三嶺以外に有名な山はあるか?と質問されたので、矢筈山と黒笠山を教えておいた。
矢筈山は登山口の標高が高く、山頂までの標高差も少なくあまり時間がかからないと。
黒笠山は道が急で険しいので、登る人がそんなに多くないと。
説明間違ってないよね?

香川からの3人組と別れてすぐに、同じ駐車場に車を止めていた夫婦と思われる2人組のパーティと遭遇。 どうやら尾根道で登ってきたらしい。
少し話を聞いたら第7ヘヤーピンのすぐ西にある尾根から上がってきたみたい。 そっちからだと稜線まで結構距離があってつらそうだ。

登山道をテクテクと歩いて行く。 60~70歳くらいの8人組のパーティとすれ違う。 稜線分岐を越えて、数十分歩いて、塔丸登山口に到着。 とりあえず、丸笹山登山口まで歩くか。
塔丸

歩くと行っても5分ほど。 時期的に閉館してる、ラフォーレ剣山の横にある登山口に到着。
ここで食料を食べながら休憩していたら、福山ナンバーのワゴン車がやってきた。 どうやら観光で来たみたい。

この辺の地理や山について少し話をした。

さて、そろそろ出発するか。 ここから山頂まで、コースタイムで1時間。
登山道はかなり整備されており歩きやすい。 道幅も3mくらいありとても広い。 気持ちのいい樹林帯の中を歩いて行く。
丸笹山登山道 丸笹山登山道 地蔵

樹林帯を抜けると笹原になる。 そして道が急になったが目指す山頂はすぐ目の前。 思っていたより早く山頂に到着。
ここからは一ノ森、剣山、塔丸、三嶺が綺麗に見える。 青空だったらもっと素晴らしい天気だっただろう…
丸笹山山頂 塔丸~三嶺

さっき休憩したばかりなのだが、山頂だし休憩するか。 今日はインスタントラーメンを持ってきているので、茹でて食べる。
塩ラーメン

しかし山頂は風があって寒いなぁ…… 20分ほど休憩し、下山することに。

前に赤帽子山方面から歩いてきたとき、ラフォーレ剣山に向かう道があったので、そちらから下りてみようか。 たぶん、貞光川源流を通るコースだと思う。

赤帽子山分岐まで下りてきて、ラフォーレ剣山を目指す。 想定通り、貞光川源流に到着。 しかし全然水がない……
登山道 赤帽子山分岐 貞光川源流

源流越えてからはほぼ平坦な道。 すぐに登山口まで到着した。 あとは剣山スキー場まで歩くだけ。
距離は3km程度だろう。 車道もやや下りこう配なので、歩くのも楽だろう。

車道を20分くらい歩いたところで、さきほど遭遇した、第7ヘヤーピンから登ってきた夫婦と思われるパーティの乗った車とすれ違った。 帰りも同じ道で下りてきたのかな?

そして剣山スキー場に到着。 今日は行動時間は長くなかったが、意外に満足できた山行だった。
しかし道路が凍結してるとは思わなかった。 もう冬タイヤ必須なのかな。 冬の運転技術を向上させなくては…

本日のコースタイム
08:03 剣山スキー場駐車場
08:24 スキーリフト終点
08:48 稜線合流
09:25~09:37 塔丸山頂
10:30 稜線分岐
10:57 塔丸登山口
11:02~11:18 丸笹山登山口
11:57~12:20 丸笹山山頂
12:29 赤帽子山分岐
12:38 貞光川源流
12:52 丸笹山登山口
13:28 スキー場駐車場