113番原子

晴れ水曜日なのでモーニングに行く。 喫茶店ではニュートンを読む。 宇宙がどんどん広がっている、「宇宙が膨張する」の記事を読むが、スケールが大きすぎてわけがわからない。 光の速さを超える、超えないなどの相対性理論がどうのこうの、ということが出てきて難しすぎた…
113番目の元素を日本の理化学研究所が命名権を得た記事も読んだ。 中学校くらいに、「水兵リーベ僕の船」で、原子記号が1番から順番に、水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウム、ホウ素、炭素……くらいまでしか覚えてないけど、1番から順番につけられているやつの、113番目ということ。
単に発見順に1番からナンバリングされているわけではなく、陽子をいくつ持つか、という内容だった。
水素だったら陽子=1が基本。 ヘリウムだったら陽子=2が基本。 なのだけど、中性子というのが付く場合があるらしい。
普通の水素だと、陽子=1のみ、水素なのだけど「重水素」というものだと、陽子=1、中性子=1、「三重水素」というやつだと、陽子=1、中性子=2となるらしい。
だが、分類上はいずれも水素とのこと。 水素だけど、中性子の数が違うものを、同位体と呼ぶらしい。

ヘリウムは陽子=2、中性子=2が基本らしい。 よくわからないけど、これの数によって元素が安定するとか、しないとかがあるらしい……
天然に存在する元素は92番目のウランまで、だったのだけど、93番目のネプツニウム、94番目のプルトニウムは極僅かだけど、天然に存在するらしい。

それで、113番目の元素というのは、陽子が113個のものらしい。 陽子が増えれば増えるほど安定しにくくなって、なかなか作成できないらしい。
作り方は文章で書くと単純だけど、83番ビスマスに30番亜鉛をぶつけて、無理やりくっつけるようなイメージだった。 計算上は83+30=113なのだけど、そんなで元素が作れるのか……とうい感じだった。 が、秒間1兆個くらいぶつけるのをひたすら続けて、1つ目の113番元素が確認できたのが80日後、2つ目の113番元素が確認できたのが、それから20日後、8つ目の113番元素が確認できたのが、それから8年後、というとてつもない期間の実験の末だったようだ。
113番は陽子が113個もあって重くて安定しないため、一瞬で113番から形を変えてしまうらしい。 中性子が1つ余分なので、まずそれを放出して、アルファ崩壊する。 アルファ崩壊とは陽子2つ、中性子2つを放出することらしい。 それにより113番だった元素は111番に姿を変える。 だがまたすぐにアルファ崩壊して109番に、それを前部で4度繰り返して、113→111→109→107、と変遷していくことにより、113番を確定させたとのことだった。

なんだかわけがわからなさすぎた。 そんな科学の記事を読みながらモーニングを食べる一日だった。
モーニング