オープンセミナー2018岡山

晴れ朝6時に起床。 今日は「オープンセミナー2018岡山」に参加するため、岡山に行かなくてはならない。
9時半受付で10時開始なのだけど、どうせなら岡山の喫茶店でモーニングでも食べたいので、早く岡山に着くように計画をしている。
7時7分のマリンライナーに乗れば、8時15分に岡山に到着する。 1本遅い7時48分のマリンライナーだと8時45分に到着するので、それだと喫茶店を探していたら時間がなくなってしまうだろう。
6時半に家を出発。 帰りはマリンライナーの終電くらいになりそうなので、高松駅から自宅まで自力で帰ってこなくてはならない。
妻の実家に車を止めて、高松駅からマリンライナーに乗って岡山へ。 最初は本を読んでいたのだけど、眠くなってしまったのでウトウトしているうちに岡山駅に到着。
マリンライナー 岡山駅前

さて、喫茶店を探そうか。 近くの商店街の中に喫茶店くらいあるだろうと思っていたのだけど、歩いてみると喫茶店が見つからず…… 会場が「さん太ホール」という場所で岡山市役所方面なので、なるべく方角はそちらに向かうようにしながら喫茶店を探して歩くこと数十分。 ようやく見つけた。
ラグリマ」というお店で昔ながらの喫茶店だった。
モーニングセットを食べて、受付開始時間の直前までくつろいできた。 モーニングセットは、パンとゆで卵とコーヒーだけだったけれど、値段が400円ととても安かった。
ラグリマ モーニング

会場の「さん太ホール」に到着したが、まだ開始の30分前なので、席を確保したりパソコンをやったりして遊ぶ。
そしていよいよ「オープンセミナー2018岡山」が始まった。
初めは「したたか?天然?なんかうまくやってるITエンジニアの生存戦略」という内容。 Ruby界隈で有名らしい「伊藤淳一」という人のセッション。
とてもダメダメな20代だったが、後ろ向きな理由で消去法でたまたま入ったIT関連の会社で業界を経験し、「このままじゃいけない」と危機感をおぼえ、外資系の半導体の会社に転職。 年収とか大幅アップしたけれど、その会社でもマンネリ化とかしてしまい、さらに転職して、今では業界で有名人らしい。
「社外で通用するエンジニアか?」「5年後、今の会社がなくなってもやっていけるか?」「いざというとき、それを証明できるか?」という事を、主観的ではなく客観的な視点で見つめ直す必要がある。
特に「それを証明できるか?」という部分が難しいなと思った。 外に見せられるものを日々作っているとか、もしくはSNSを有効に活用しているとか、ブログで情報発信しているとか、手段はいろいろあるけれど、自分はあまりそのようなことをやってないかなぁ、と思ってしまった。
ただエンジニアなので「技術」があるのは当たり前で、それ以外の部分で、自分に有利な状況を作り出すこと、という言葉が印象的だった。 確かに技術がなかったら、それはエンジニアですらないし……
少し前に「ifやforがわからないSE」というのが話題になっていた。 そんな人でも派遣要因として開発部隊に潜り込んでコピペでプログラムを書いて20万円くらいの給料をもらっている、ということに衝撃を受けた。
日々思ってはいるけれど、なかなか面倒で長続きしない、情報発信ということをきちんとやっていかなくてはならない、と、この時は思ったが、果たして家に帰ってもモチベーションが維持できているか、明日以降も維持できているか……

次はスポンサーセションがいくつか続いた。
面白かったというか、技術的な話ではないのだけど、クラスメソッドという会社の「田中孝明」という人が「会社に田中性がたくさんいるので、名前の音読みで『コウメイ』と呼ばれています」というのが面白かった。
チャット用のマイクの話はよかったが、比較対象が3つしかなかったので、もっと紹介してほしかった。 配信用のマイクをいろいろ試しているが、今持っているやつは360度の指向性なので、余計な音を拾いすぎるのが、ちょっと困り物。

お昼は「アンチボッチランチ」といって、一人でご飯に行くのではなく、一人同士が集まって適当に組分けをして、小グループで行くという面白い試みがあった。
それに参加して、岡山、広島、香川の人達と4人で「ジョリーパスタ」に行く。
1人は学生だったのだけど、その人は最近の技術にいろいろ手を出していて、メチャメチャ詳しかったし、学ぶ姿勢がすごかった。 ただ、同じ学生でもそうではない人も居るようで、学生同士の温度差がかなり激しいようだ。 セキュリティうどんの時もそうだったのだけど、そういう場に参加しようと思う時点で、かなり意識が高いと思う。 自分が学生の時は分野は違うけれど、学業で学んでいるものを、さらに外部に行って学ぼうなんて、全く思ったことすらなかった。 イタリアンではかなりの頻度で食べるペペロンチーノを食べたのだけど、グラッチェのほうが美味しかったなぁ。
ペペロンチーノ

午後からは「縄文とIT、美と技術」というセッションだったのだけど、縄文についての部分が面白くなくて半分くらい寝てしまった……
その後は「農業をやってみた」で、Linuxカーネル関連の仕事をしたくて、それ以外の仕事を全くしないという生活を送っていたけど、自分を見つめ直して、カーネル関連以外の仕事をしても、最終的にはカーネル関連の仕事をするための近道になるのじゃないか、と思うようになった。 そして、今は農業をやっているという。 農業もITもサイクルは変わらず、計画→実行→改善→計画の繰り返しなので、農業もソフトウェアなのじゃないか、とのことだった。 面白かったのが「農業はバージョンアップしません。 キャベツ2.0とかできないでしょ?」と。

「地方の受託会社の会社員の派手めな業務外活動とその効用」、「知り合いがいないからセッションよろしく」みたいなニュアンスで引き受けた登壇がきっかけで、数多くの登壇をしたり、本まで執筆したりしている人のサクセスストーリーみたいなやつだった。

「ゼロから始める技術書執筆」とセッションが続く。 女性でIT関連のHow To漫画を書いている人。 会社で嫌なこと等があって、その「闇の力」を「光の力」に変えるための事をいろいろ教えてくれた。

いずれも興味深い内容で、特に農業のやつは、少し調べてみようと思ってしまった。 「地方の受託会社の会社員の派手めな業務外活動とその効用」も「ゼロから始める技術書執筆」も、共通していたのは「YES」ということだった。 映画「イエスマン」じゃないけれど、「YES」と言うことによって、自分を取り巻いている環境が劇的に変わっていくのだなぁ、と思った。

最後は「日本にいながら、GitHubberであるとはどういうことか」とう、GitHub社の日本法人に勤めている人のセッションだった。
これもすごい面白かったが、規模がでかすぎて、「面白い」だけで終わってしまいそうだった。 やっぱり「英語」って重要なのだなぁ、と思った。

全て終了して、18時過ぎには解散となった。 今回は懇親会は参加せず、岡山の元同僚と飲みに行く予定になっているので、市役所前で合流。 前回のおかやまマラソン以来なので、約半年ぶりかな。 全然変わっていなかった。
駅前に移動して「元祖居酒屋 がってん八兵衛 岡山駅前店」というお店で終電ギリギリの23時40分くらいまで飲んだり食べたりしまくる。 元同僚は前からそうだったけど、相当フラストレーションが溜まっているようだった。

高松駅に帰ってきたのは25時半くらい。 さて、ここからもう一軒行くか。 最近忙しくて、というか、会社が家の近所になってしまったので、仕事後に街中まで行くのが面倒になってしまい、足が遠のいていた「鯉丹後」へ。 烏龍茶を飲みながらおでんと鉄人ラーメンを食べていたのだが、トライアスリートの店主と三代目になる息子の親子喧嘩が始まってしまった。
界隈の団体に入る入らない、というのがきっかけで、今までは所属していた。 が、息子の代になったら入る気はないらしい。 それはいいのだけど、そんな事をお客さんに言う必要はないし、横で食べている人は加盟している人なので、こんなところで言うな、オレや先代がどれだけ団体にお世話になってきたのか、のようなことだった。
この年になっても親子喧嘩するのだなぁ、とちょっと面白かった。 我が家では2~3年に一度しか合わないので、喧嘩することはないかな。 というか、実家に帰る度に嫌なところが目につくのだが、もうあえて言わないようにしている。 60過ぎた親に言っても、今更直らないだろうし、寿命の関係で、多分あと10回くらいしか会わないだろうし。
鉄人ラーメン

ラーメンを食べ終わってお腹いっぱいになったのだが、これから家まで帰らなくてはならない。 車はそのまま妻の実家に止めっぱなしにしておき、百舌坂~32号線経由で帰ってきた。
家に着いたのは27時位。 それから風呂に入ったりしていたら、28時になってしまった。 さすがに今日は疲れた。 が、明日は日曜日で子供たちと遊ぶ約束をしているので、遅くまで寝ていられない……