高知観光をして香川に帰る

晴れ高知龍馬マラソン翌日、昨夜は22時過ぎには寝たのに、目が覚めたのは9時位だった。 やはりフルマラソンの疲労は相当だな…… 足は痛いは痛いが歩けないほどではないし、走れと言われたら少しは走れる程度の痛みだ。 マラソンを初めたばかりの頃に比べると、だいぶ強くなったな。
チェックアウトの準備をして、荷物を全てまとめて1Fのカフェへ。 ここで朝ごはんを食べていく。 少なめのAセットか多めのBセットがあり、Bセットを食べていくことにする。
一昨日の夜会話した人たちと、昨日のマラソンについて話した。 みんな完走していたし、自己ベストを出した人もいた。 大阪から来た人は、キン肉マンのコスプレで走ったというが、コスプレで走れるのは本当にすごいと思う。 仮に6時間くらいのタイムでいいのでコスプレで出場して、と言われても断ると思う。 万全の格好をしていても暑いのに、動きにくい服装になったり、かぶりものをしたりするのが考えられない……

昨日の香港の人たちとも会話をしたのだけど、今日はなるべく日本語を使うようにして話した。 以前読んだ「ジャパン・トリップ」という本で似たようなシーンがあった。 外国人小学生が日本へ交換留学みたいな形で遊びにくる。 小学生たちは日本語を一生懸命覚えて、それを滞在中に使おうとしていた。 受け入れる側の日本人はたまたま英語を喋れる子だった。 なので会話は英語でしてしまった。 だけど、外国人の小学生達は、せっかく覚えた日本語を使いたかっただろう、というような回想シーンがあったのだ。 これはあくまでも本の話なのだが、せっかく日本語を覚えてくれているのに、日本語で話さないのも失礼な感じがしたので、今日はなるべく日本語で、どうしても通じない部分だけ英語で喋るようにした。
滞在は明日までで、明日香川まで移動して、高松空港から帰るらしい。 今日は四万十川に移動して、川辺をサイクリングして鰻を食べるそう。 本当は明日サイクリングの予定だったが、明日は天気が雨の予報なので繰り上げることになったと言っていた。 マラソン走って足が痛い状態でサイクリングは辛そうだ…… 大きな荷物を持って四万十川に旅立っていった。

自分も10時前にはチェックアウトして出発する。 今回の宿泊先はAirbnbで探したのだけど、民泊は楽しいな。 日常では出来ない交流ができるのが魅力的だ。 値段も安い所が多いし、最近はBooking.comかAirbnbで探すことがほとんどだな。 じゃらんとか楽天トラベルも、Booking.comとかで宿がない場合にたまに使うが、優先順位としては3番目とか4番目になる。

今日は丸一日観光ができるのだけど、四万十とか土佐清水の方に行けば観光する所はあるのだけど、これから高松に帰ることを考えると高知市内か南国や大豊付近で観光できるところを探したい。 宿泊先のホストに聞いた所「沢田マンション」というスポットを教えてくれた。 何かと思って調べたのだけど、違法建築のマンションらしい。 沢田さんという人が、業者を使わず自分たちでマンションを建築したらしい。 もちろん許可は取ってないし建築の免許も経験もない。 そんな人達が作ったマンションだが5階建てで100人くらい住んでいるみたい。 規模がでかすぎて既に入居者が多数いるのが既成事実になってしまっているので、取り壊しとかの強制執行も出来ずに今に至るらしい。
そんなB級スポットだが、帰り道方面だし、ここからそんなに遠くないし行ってみたのだ。
沢田マンションは独特の雰囲気で、昭和60年代っぽい雰囲気を醸し出していた。 素人が作ったマンションなので崩壊とかが怖いが、意外に頑丈らしい…… 地下駐車場もあり、それも自分たちで掘ったらしい…… 昔あった「ゲームラボ」「ラジオマニア」って本などで紹介されそうなやばい物件だった……
沢田マンション

次は「龍河洞」へ。 岩手の「龍泉洞」、山口の「秋芳洞」と並んで「日本三大鍾乳洞」と呼ばれるものの1つだ。 過去に何度か来た覚えがあるのだけど、日記を読み返さないといつ来たのかがわからない。 まぁ内容を覚えてないくらいなので、今日来たのは無駄にはならなそうだ。
駐車場は無料だったのだけど、入場料が1,100円もした。 てっきり600円くらいかと思っていたのに、思っていたよりも高かった…… 洞窟は全長1km、高低差が80mくらいあって、ほぼ上り坂になっているらしい。 中にはトイレがないので、事前に行っておくようにと念押しをされる。
自分が鍾乳洞の存在を知ったのは、漫画ドラえもんの「ハワイがやってくる」という話の中で。 鍾乳石は、ポタポタと雫が落ちて固まり、何万年、何十万年とかけて作ってきたのに、それをジャイアンがポキって折って持って帰ってきてしまった。 再生するのに何十万年とかかるのを、ドラえもんの道具で一瞬で済ませる。 ハワイや月も、年に数cmずつ日本や地球に近づいているので、それもドラえもんの道具で一気に近づけてしまおう、という話だった。
龍河洞

龍河洞見学後はお昼ご飯。 帰り道沿いに「おおぞら」という定食屋があったので、そこで食べていくことに。 ランチメニューは魚か肉かがあったのだが、魚は売り切れのようで肉になってしまった。 値段は500円と激安、前払い制のセルフ方式の店だった。 近くに高知工科大学があるので、そこの学生っぽい人たちが食事を楽しんでいた。
このお店は70歳位のおばあさんが一人で切り盛りしているらしく、料理が提供されるまでに非常に時間がかかっていた。 自分が入ったときは、料理提供待ちのお客さんが7名いた。 その7名の後は自分で、すぐに単独のお客さん2名来店して、自分と同じ肉ランチを頼んでいた。 7名の料理提供が終わった後は肉ランチを一気に3つ作ったようなのだけど、入店してから料理が提供されるまでに45分もかかった…… 1人で全てやるのは無理がありそうだ、値段的にも全然利益にならないだろうから従業員も雇えないし、むしろ趣味でやっているような店だろうな。 学生たちはそれを承知の上だろうし、自分は時間が有り余っていたので問題なかったけれど。
おおぞら 肉ランチ

次は早明浦ダムにでも行こうと思って、国道32号線を北上していく。 途中「道の駅 大杉」というのがあって、近くに「杉の大杉」というのがあるので見に行ってみた。 見学料200円必要だったが、200円じゃ維持管理どころか、料金徴収員の給料もペイできてないんじゃないだろうか…… 多分9時~17時まで料金回収員が働いているので、6,000円くらいかかっているはず…… 1日30人も見に来ないだろうな……
杉自体は想像を絶するほど太くて、とても巨大だった。 台風の被害とかで一部ボロボロになっているところもあり、サイボーグ化している部分もあった。 樹齢3,000年とのことで、とても歴史を感じさせるような木だった。
杉の大杉

続いて「早明浦ダム」へ。 四国の水瓶で、香川県はかなりの部分を早明浦ダムの水に頼っている。 夏になると水不足に陥りやすいので、毎日のニュースでも早明浦ダムの貯水率が放送されるし、四国新聞のホームページや紙面では1面に早明浦ダムの貯水率が書かれている。 四国内をウロウロしていたこともあったので、ダム湖の脇は通ったことあるはずだが、こうやってダムの施設をマジマジと見るのは初めてだ。
ダムは高さ106mもある。 Wikipedia等で高知県で一番高さが高い構造物を調べたのだけど、一番高いのが99.3mのマンションだったので、早明浦ダムはもしかして高知県で一番高さのある構造物なのではないだろうか? 今日は水が流れてなかったので、この100mの高さの壁から水が放出される光景を、ぜひ見てみたい。
早明浦ダム 早明浦ダム

ダム見学をしたら、もう行くところも無くなってしまったので家に帰ることに。 大豊ICから高速道路に乗って、18時過ぎには高松に帰ってきてしまった。
さすがに今日はジョギングに行かないのでお風呂に入ってのんびりと過ごす。

夜はフィリピンの「Eugenia先生」と広告業界の巨匠「Andy Warhol」についてのレッスンを行う。
この人はマリリン・モンローの絵を書いた人物で有名らしい。 マリリン・モンローは名前しか知らないような人物だが、さすがにこの絵は見たことがある。 同じ柄をひたすら違う色に塗り分けるの手法もとても斬新だったらしい。 他の代表作は「Campbell’s Soup Cans」というので、アメリカで販売されているトマトソープ缶詰のパッケージなのだが、これは全く知らなかった。 日本に輸入してるのかな?

続いてナイジェリアの「John Ad先生」とレッスン。 デイリーニュースで「Ways to Protect Yourself from Hackers Online」というのを学ぶ。 記事は3年前の記事で、最近のセキュリティ事情とは異なる記述もあった。

Change your password regularly
A very common mistake made by users is to create one hard password, but then never change it. Remembering a long list of complicated passwords can be difficult. But no password is unbreakable. Hackers are better able hack multiple accounts if those accounts all have the same password.

と書かれており、定期的にパスワードを変更しろと。 最近のセキュリティ業界では、パスワードを定期的に変更するのは意味がないと言われている。
強固なパスワードにするのに必須なのは「二段階認証」。 これがなかったら、ひたすら長くて様々な文字種を使ったパスワードを作って、パスワード管理ソフトで管理、サイトをまたいで同じパスワードを使い回さない、という感じかな。 絶対的に信用できるサイト同士で、強固なパスワードを作成しており、パスワードを使い回すのは問題ないと思うのだけど、例えば怪しい海外のサイトや誰が作ったかわからないようなサイトにユーザー登録をすると、そこの管理者がIDPWを入手できてしまうわけなので、それが流出やハッキングにつながる恐れがある。 同じパスワードを使っていると流出した際、他のサイトにも同じパスワードでログインできてしまう。
絶対的に信用できるサイトというものの定義が難しくて、つい先日パスワード流出で大問題を起こした「宅ファイル便」とか、パスワードではないけれど2014年の「Twitter @N 乗っ取り事件」のような感じ、PayPalやGoDaddyというような世界中で何十億ユーザーが使っているようなサービスを運営している企業ですらソーシャルハッキングであっさりやられたりと。
GAFAは信用できそうな感じだけど、まぁどれが安心でどれが危険かというのはユーザーが決めなくてはいけない。 Android, iPhone, Chrome, AWSなど使っている以上、本気を出されたら彼らに全てを掌握されるのは間違いなく、GAFAじゃないけどマイクロソフトですらかなりの部分を掌握できると思う。
本題から逸れたけど、そんな感じのデイリーニュースで英語を学ぶことができた。