裁判傍聴と献血

晴れ今日は有給。 8時くらいに起床し、いつもと同じように子供たちを保育園と幼稚園に連れていく。 せっかく有給で休んだのに、今日何するかが夕べ寝る前まで全然決まってなかった。 マラソン大会が近くなければ登山はサイクリングに行くのだけど、大会が近いのであまり負荷がかけられない。
で、夕べ決めたのがうどん巡りや献血など。

まずはうどん巡りから。 1軒目は、坂出の「蒲生うどん」。 この店は、元同僚と数年前に一度来たことあるけど、場所も味も忘れてしまっていた。
駐車場は30台くらいは止められそうなほど大きかった。 平日の朝だというのに、店は行列ができていた。
ここではかけうどんとゲソ天ぷらを食べた。
蒲生うどん かけうどん

続いて2軒目。 栗林公園の近くにある「松下製麺所」。
ここは、虫の仕事をしているとき、初めて高松に来た時、その会社の人たちに連れてきてもらったことがあるが、それっきり来ていない。 店の前に3台くらい止められる駐車場があるのを知らず、近くのコインパーキングに止めてしまった。 ここでもかけうどんを食べる。 麺は細かった。 まだ2杯目なのに、もうお腹がいっぱいだ。
松下製麺所 かけうどん

次は、一気に場所も目的も飛んで、香川大学医学部付属病院へ。 長男のメガネを作り直して、保険の申請をするのだけど、病院からのメガネの指示書、というのがいるらしい。 それを発行してもらってあるので受け取りに。
受付で名前言ったらすぐ出してくれた。

高松の東まで来たのに、すぐに中心部に戻る。 瓦町近くのコインパーキングに駐車して、瓦町駅地下でレンタルサイクルを借りる。 料金体系が変わってから借りるの初めてで、その旨を係員に言ったら、丁寧に説明してくれた。
のだけど、説明が細かすぎて10分くらい説明してくれた……

自転車に乗って商店街を走って行く。 丸亀町商店街は自転車通行禁止なので、押して歩いて行く。
次は献血なのだけど、献血ルームが朝は12時40分まで、午後は13時40分から開くみたい。 ちょうど12時半なので、今はタイミングが悪かった。

暇なので裁判所でも行くか。 前から裁判の傍聴には興味があって、膨張してみたいな、という気持ちはあったのだけど、場所が場所なだけに、なかなか行く気持ちにもならず、行くチャンスも無かったが、ようやく今日行くことに。
入口の右手に、今日の裁判の内容と時間が書かれた紙が掲示されている場所があり、そこで時間を確認。
刑事事件が1件、13時半から裁判が始まる。 入口の守衛に「傍聴したいのだけど、勝手に入ってもいいのか?」と尋ねると、勝手に入ってもいいらしい。 「傍聴は静かにお願いします」と言われた。
裁判は2階で行われるので、2階の法廷の前で待つ。 まだ20分前だったので、法廷には鍵がかかっていて入れなかった。
法廷

開廷の数分前に、書記官が法廷の鍵を開けて中に入れるようになった。
傍聴人は被告の身内っぽい人が数人と、スーツ姿の謎の男性が1人。 被告の弁護士もいた。
検察官が入ってきて、その後法務省という腕章を付けた警官みたいな見た目の人2人に囲まれて被告が入ってきた。 被告は手錠のついたベストのようなものを着させられていて、席に着く前にそのベストを脱がされた。 そして裁判官が入ってきた。
いよいよ裁判が始まる。 まずは検察からの冒頭陳述を。

被告の氏名やどのような事件をどのような内容や順序で起こし、どのような被害を与えたか、なので、被告に懲役○年を求刑すると。 被告は3つくらいの罪に問われていて、検察も紙を見ながら早口だったので、なかなか頭の中で整理しきれなかった。
裁判官は「弁護人意見をどうぞ」と言い、弁護士のターンに。
「被告は罪を認めており、大変反省している」のようなことや、検察の起訴した罪に対する認識の違いなどを説明する。
大変反省しているのと、70歳過ぎて高齢のため余生を静かに過ごしたいので、寛大なご判断を、という内容で終わる。
そして裁判官が「被告人前へ」といい、証言台に被告が立たされる。 「何か意見はありますか?」と聞かれるが「何もありません」と言い、一瞬で終わる。
裁判官と書記官がヒソヒソと話、判決の日時を決める。 けっこう事務的で、「11月は予定がいっぱいなので無理なので、12月になります。 1日2日は予定がいっぱいなので、3日の同じ時間でいいですか?」と。 被告にとっては判決を言い渡される運命の日みたいな感じなのだけど、けっこう適当に決めちゃってるのね。
裁判は僅か12分で終了。 TVで見る裁判ほどドラマチックな展開はないけど、初めて傍聴したけどかなり勉強になった、いい経験をしたと思う。

その後は献血ルームへ。 実は献血、12年前、2002年10月26日に受けている。 逆算すると当時19歳だったのかな。
今回献血カード作成のために個人情報を入力した紙を元に、過去にいつ献血を受けてるかがわかる仕組みらしい。
その時は、バイトの友達と計3人で、津田沼の献血ルームに行った。 400ml献血をしたのだけど、献血中にすごい寒気と顔面蒼白になって、献血は中断。 そのままベッドで1時間くらい休まされた。 その経験があり、ずっと献血に行くのが怖かった。
が、献血したいという思いもあり、ようやく今日献血を受ける決意と時間が取れた。
まずは体重測定と血液検査をする。 ヘモグロビンで血液の濃度を測るみらい。 14.4という値で、男性は13以上ならOKらしい。
12年前に献血で体調が悪くなったことを伝えたら、水分をしっかりとってからやりましょうと。
献血のイスに座ってからも、頭を低くした方が安心ですよ、ということで、頭を低くする体勢にしてもらった。
入念に腕の消毒をし、太い献血針を刺す。 機械で吸引していくらしい。 針は太いので結構痛かった。
細い針だと、血液の中の血小板とかが壊れてしまうらしいし、時間もかかるみたい。

不安だったが、今回は何の問題もなく終了。 僅か15分ほどで献血は終わってしまった。
終わった後は、セブンティーナイスを貰え、ジュースも飲み放題だったので、アイス食べながら紅茶を飲みながら、ジャンプを2冊、こち亀だけ読む。 そして献血ルームを後にする。 次は2月11日から受けられるみたい。 これくらいなら、次も受けてもいいかもしれないな。 平日で空いていたし、けっこう至れり尽くせりだった。

その後は自転車で商店街をウロウロして、マルナカ栗林店に行って夕飯の材料を買って、長男と三女を迎えに行って帰宅。
夕飯はピーマンの肉詰めと、ササミのベーコンチーズ炒めみたいなやつを作って、それがけっこう好評だった。

久々の有給は、直前まで予定が決まってなかったが、かなり充実した一日になった。