今日は東京マラソン当日。 朝5時50分起床。 都庁がスタート地点なので、そこに7時半~8時位にはたどり着いていないといけない。
初めて参加する大会なので、荷物預けたりセキュリティチェックがあったりで、勝手がわからない。
昨夜購入しておいたおにぎりを食べるのだが、寝起き直後で全く食べる気がおきず…… かろうじて3つ購入したおにぎりのうち1つは食べ切れたが、それで限界だった……
マラソンできる格好に着替えて、下にはジーンズ、上にはダウンジャケットを羽織って出発。 外は肌寒いが途中で着替えるのも面倒だし、この格好でスタート会場まで行こう。
ホテルをチェックアウトして東急東横線の祐天寺駅~渋谷駅まで。 渋谷駅でJR山手線に乗り換えて新宿駅まで。 新宿駅からは人の流れに身を任せて歩いていたら、西口の方の改札に出ることができた。
改札出た直後にコインロッカーがあり、開いているところがあったのでそこに荷物を預ける。 会場でも預かってくれるのだけど、預けられる荷物を入れる袋がかなり小さく、自分の持っている荷物を全て預けることができない。
荷物が多すぎるので、いらないものはこのコインロッカーに入れていく。
新宿駅からスタート地点までは歩いて10分くらいだったかな。 入場ゲートが決まっており、オレは5番ゲートだった。 都庁の右裏側が5番になる。
入場の際に金属探知機と手荷物検査を通過しなくてはならない。 中に入ってから着替えたり荷物を預けたりする流れ。
寒いのでギリギリまで上着を羽織っており、荷物を預ける直前、8時20分くらいまで温まる。 ゲート内には給水・給食ブースもありドリンクやバナナなどを配っていた。 朝は全然食べられなかったけど、今は少しお腹が空いていたのでバナナは助かった。 これでエネルギーを蓄えられる。 荷物を預ける前にトイレに行ったのだけど、スタート地点に並ぶ直前にまた行きたくなってしまった。 だが、整列完了までもう10分くらいしかない。 トイレは大行列で10分じゃ無理だな……
少し時間ロスするけど、走っている途中でトイレに行くか……
スタートブロックも決まっており、オレはGブロックだった。 Gブロックに並んでスタートの時を待つ。 待ち時間は日陰でけっこう寒い……
「DJ TARO」という謎の人物が開会セレモニーの司会で、会場を盛り上げてくれる。 エリート選手紹介や国歌斉唱などがあり段々と盛り上がっていく。
そして9時5分、車椅子部門がスタートし、9時10分、東京マラソンがスタートした。 Gブロックなのでなかなかスタート地点にはたどり着かないだろうな。
10分くらいかかって、ようやくスタート地点の近くまでやってきた。 コース外れるけど、左側に仮設トイレがあったので、そこに行くことにする。
まだスタートライン越えていないので、タイム計測は始まっていない。 スタート前にトイレ行ければ、途中のタイムロスはなくなるのでラッキー。
トイレも行列で少し待っていたのだけど、用を済ませてスタートの列に戻ることができた。
スタート地点を超える時に時計をスタートさせる。 さぁ、長い42.195kmが始まる……
都庁前をスタートしてすぐに右手に折れて歌舞伎町の方に走っていく。 有名な「歌舞伎町」の入口を通過し、道をまっすぐ走っていく。 しばらくすると緩やかな下り坂で、左側に「防衛省」が見える。 地名的には市ヶ谷?
防衛省の制服を来た隊員がバルーン持って応援しているのにはほっこりした。 音楽隊も音楽を演奏して応援してくれている。 そこを超えると平坦になって、右側に川がある道が続く。 この辺りの地名とかはあまりわからない……
しばらく走り「小川町」「淡路町」という地名が見えてきた。 このあたりは去年何度も仕事で通った辺りだな、懐かしい。
そして有名な「日本橋」を通過して、浅草方面に向かって走っていく。
北上するこの道の途中で、トップランナー達とすれ違った。 トップの選手たちは28kmくらい。 黒人の集団が走っており、少し遅れてHONDAの設楽選手が単独で走っていた。
エリート選手たちの走りを見られるのは嬉しいなぁ。 北上する道の途中、こちらは14kmくらい、折り返しの道は16kmくらい。 その付近で4時間半のペースメーカーを発見した。 距離は約2km。 これは追いつけそうにない……
ペースメーカーはグロスタイムで走っているようなので、4時間半に追いついたら実質4時間12分となる。 オレは号砲から18分後にスタート地点を通過しているので。
そのまま北上して、雷門を右折。 目の前にゴールドのピーナッツのオブジェが見えてきて、またすぐに右折。 いま北上してきたコースを南下していく。
蔵前一丁目交差点を左折し、隅田川を越えて、南北の通りを南下。 門前仲町の先で折り返して、いま来た道を、蔵前一丁目まで戻る。
折り返し地点のすぐ先がハーフ。 ここでタイムを計測したら、2時間10分17秒くらいだったと思う。 単純に2倍すると4時間21分くらい。 後半は落ち込むだろうから、4時間半くらいが目安だろうか? 自己ベストの4時間17分はかなり厳しいな……
20km地点を超えてからは給水に給食が入る箇所があった。 22km地点くらいの給水では給食も取る。 カロリーメイトのパウチとちょこパンを取って走る。 朝バナナは食べたけどエネルギー不足に陥る前に何か食べなくては…… カロリーメイトもパンも美味しく食べながら走ることができた。
これでひとまずエネルギーは大丈夫だろう。 あとは気温が高いので、給水さえしっかりと取ればいけそうだ。
蔵前一丁目交差点に戻ってきて25kmくらい。 疲れた感じはするが、もともとゆっくりペースで走っているので、極端なペースダウンもなく順調に走れている。
が、個人的には24~32kmくらいがいつもものすごいきつくなる。 普段走ってもハーフなので、その先の距離。 そして32kmになってしまえば「あと10km」という頭が働く。 だんだんとカウントダウンしていけるし、残り6kmになれば、普段走っているコースを思い浮かべてあとこれくらいだ、というのをリアルに実感できるのでなんとかなる。 問題は24~32kmまでをどうやってクリアするか。 残り距離だけ見ると18kmというとんでもない数字になってしまう。
考えても仕方ないので、ただ先を目指して一歩一歩進んでいく。 走っていく中で、景色が下町からだんだんと大都会に移り変わっていく様が素晴らしかった。
28kmくらいから茅場町、日本橋、京橋、銀座と日本の中心部を走っていく。
30km地点くらいでマイケル・ジャクソンのコスプレをした人が走っていた。 沿道の応援の人たちからは大人気だったけど、かなりきつそうだ…… 自分だったら、走るのに精一杯で沿道の応援の人には全く応えられないと思う…… 30kmを超えたところで、東京駅の方に向かっていくゴールへ続く道が見えた。 このあたりは41km地点、またあとで走りに来るのだ。 ここから5km走り、折り返して5km戻ってゴールのような感じ。 さぁ、ラスト12km頑張ろう。
今回のペース的には昨年のとくしまマラソンのようにスローペースで走っているのでそれほど疲労は溜まっていないようには感じるのだけど、徳島の時は33kmくらいでいきなり走れなくなった。 今はまだそんな気配なないけれど突然来るかもしれない…… ここまでずっと6分10秒前後のペースで走ってこれているのでそのまま最後まで維持したい。
右手に東京タワーを見ながら品川を目指して走っていく。 折り返し後のコースは「残り4km」「残り5km」の看板が見えている。 あの辺りまで行ければ気持ちもだいぶ変わる。
なんとか走り続け、品川の折り返しの先で36km。 さぁいよいよ残り6kmとなった。 普段走っている6kmコース。 だいたい30分くらいで走ることができる。
ペース的にはキロ6分超えているので、単純計算で36分くらいでゴールできる見込み。 さぁ、ラスト6kmを頑張って走ろう。
ずっとペースを落とさず最後も走れて、40kmを超えた。 さぁラストスパートをしよう。 ラストスパートと言っても、もうほとんど体が動かないので、速くなっているのかわからないが、気持ちの上ではラストスパートに入っている。 41kmを通過し、ゴールを目指す。 石畳の道で、幅は狭くなり、観客の大歓声がすごい。 その道が800mくらい続く。 まさに花道だ。 応援の声援を受けてラストスパートを続ける。 そして東京駅をバックにゴールが見えてきた。 ラスト130m、全力で走りきってゴール。
タイムは4時間20分35秒だった。 残念ながら自己記録更新とはならなかった。 が、今回のレース内容はかなりよかった。
まず後半の失速がなかった。 5km毎のスプリットを見ても、一番速い区間で30:20、一番遅い区間で31:38。 しかもこの遅い区間は1~5km区間。 スタート直後はものすごい混んでおり全然はしれなかった。
10km毎で見ると、一番速い区間で1.01.53、一番遅い区間で1.02.12。 つまり10kmで誤差が19秒しかない。 ほぼ同じペースでずっと走り続けることができた。
ラスト2kmのラストスパートも5分57秒、5分15秒換算と、きちんと上げることができた。 これで自己ベストさえ出ていれば完璧な内容だったのだけど、それは仕方がない……
東京マラソンはゴールしてからがかなりしんどかった。 全力を出し切ってゴールしたので、今すぐにでも座り込みたいくらい疲労している。 が、案内に従って進まなくてはならない。 荷物が日比谷公園にあるみたいなので、そちらに誘導されていく。
途中でポカリスエット、バナナ、パン、それらを入れる袋、完走タオル、完走メダル、防寒のアルミシートをもらう。 それを全部もらうまでに1kmくらい歩かされた。 そこから日比谷公園の荷物受取る場所までがさらに1kmくらい…… 急に止まらない、一応のクールダウンの効果はあるのかもしれないけれど、それがしんどすぎた……
荷物を受け取ってからは無料のマッサージを施してもらって足の疲労を和らげる。
さて帰ろうか。 スタート地点の新宿のコインロッカーに荷物を入れてきてしまったので、一旦新宿に戻らなくてはならない。 東京メトロ丸ノ内線の霞ヶ関駅から新宿駅まで行けるみたいなので、そこを目指す。 霞ヶ関駅の丸ノ内線ホームは遠かった……
新宿駅で荷物を受け取ってからは、今晩宿泊するホテルに移動。 ホテルは十条にある。
新宿から山手線で池袋まで、池袋から埼京線で十条まで。 というルートで行ったのだけど、新宿には埼京線が走っていて、乗換なしで十条まで行けたというのを、翌日に知った……
お昼を食べてないので何か食べようと、十条をウロウロしていたのだけど、いいお店が見つからずホテルに着いてしまった。
目の前にコンビニがあるので、コンビニのお惣菜でいいや、もう歩くのもしんどい…… 揚げ物とビールを買って、ホテルにチェックイン。
今回泊まるホテルは「フレックステイイン東十条」というホテル。 なんと4,000円で泊まることができる。 評価は悪い評価が目立ったが、4,000円でこんなにいいところに泊まれるなんて素晴らしいと思う。 今日の夜は、中学校の同級生のI君と会う約束になっており、21時位の予定なので、お惣菜とビールを飲んで、風呂に入ってしばし撃沈。
17時半~20時過ぎまで2時間ちょっとだけど、ものすごい深い眠りに落ちた。
I君はこの近辺に住んでおり、職場にちょろっとお邪魔させてもらってから飲みに行く。 「鳥と魚の店 キンクラ」というお店に行ったのだけど、めちゃめちゃ料理が美味しかった。 お酒を飲みまくって焼鳥を食べまくってお腹いっぱい。
2軒目を探して少し歩いて、東十条の「串揚げBaruヒロ」というお店へ。 もうお腹もいっぱいだったので、ホットワインという飲み物を飲んで、軽くつまんだくらいだった。
楽しい同級生との時間ももうおしまいになってしまった。 ホテルまで送ってもらい解散となった。 最近3ヶ月に1度ペースで会っているので、また初夏くらいに会いそうだ。
さっき風呂に入ったしもういいかな。 深夜1時半くらいに就寝。
東京マラソン2017
返信