【愛媛】東赤石山(河又登山口)

晴れ今日は東赤石山へ登山に行く。 久々の晴れの天気の予報。 2週間続けて雨に降られたので今日は景色が楽しみだ。
4時起床、4時15分出発。 高速で松山方面へ。 新居浜で下りて、土居方面に国道11号線を少し戻る。

地図で調べておいた、河又方面に行く細い道を走る。 しばらくすると「東赤石山登山口 この先」の看板が出現。
ひたすら道なりに走っていく。
少し走り「林道五良津線」の入口のところに通行止めの看板が…… ネットで調べた情報だと、災害復旧も終了し、東赤石山の登山口まで車で行けるらしいのだが…… この看板を無視して進んで行ったのか? それともその後に設置されたのかは不明。

少し入ってみたが砂利道が続く感じ。
まぁ今回は河又まで車で行く予定で、そこから歩きなので、それほど手前でもないか?

この車、カーナビがついていないので、携帯GPSで河又までの直線距離を測ると、2.7kmとなっている。 ということは、道なりにあるいたら4kmくらいか?

予定より歩く距離と時間が増えるけど、仕方ないか。 通行禁止の看板の前に広い路肩があったので、そこに駐車。 準備して、5時56分出発。
通行禁止の看板 真っ暗な林道

まだ真っ暗で、ヘッドランプを装着して歩く。 現在地の標高は240mくらい。 東赤石山は1707m。 1460mの標高差になりそうだ…… けっこうつらそうだが、意外に時間はかからないコースタイム。

河又まで歩いている途中、左の森の中で何かが光った。 ヘッドランプを向けてみると、目が光っているではないか。 姿がよく確認できないので、近づいてみると、それは猪だった。 何か食べてるのか? オレに気付いたらすごい勢いで逃げて行った。
六甲山とかで猪の被害が出てるけど、実際、猪に出くわしたらこちらの存在をアピールして、追いかえせばよいのか? しかし六甲山のは人を見つけると襲ってくるらしい。
遠くに東赤石山 東赤石山 古い橋 住友林業の小屋跡

林道を歩くこと約1時間。 ようやく河又に到着した。 予定ではここから登山の予定だった。 1時間の予定外の歩き。 帰りもあるから2時間か。
河又

河又からは「征木滝」を経由して山道に入り、大森越、鉄塔巡視路、権現山と上がり、そこから東赤石山へ。 帰りは赤石越えから、氷穴を経由して登山口に降り立つ。 登山口から河又まではコースタイムで1時間10分の林道歩き。

まずは征木滝まで行こう。
途中、樹林帯の工事をしてる個所があった。 太い木で足場を組んでいる。 樹林帯の工事っぽいな。
工事

征木滝は思ったよりも小さな滝だった。 滝を越えて5分ほど歩いたところで、登山口の入口。
征木滝

朽ちた看板があったので気付いたのだが、うっかりしてると見落としそうだ…… 出だしは踏み跡もほとんどないし。

登山道に入り、荒れた道を歩く。 この道、あんまり人が通らないんだろうな。 目印のテープは1つも見当たらない。 踏み後のみが残る道。
登山道

少し歩くと、川沿いの道になった。 この川を下ったら征木滝か? 川に橋がかかってる個所があり、川の対岸へ。
川沿いの道 橋

そこからけっこうな登りを登りきったら、大森越へ到着。 河又から直接ここに歩く道もあるみたい。
大森越

さて、ここからは鉄塔の巡視路を歩く。 道は太くしっかりしている。 傾斜自体はけっこう急だな…… けっきょく東赤石山はどこから登っても標高差があるので、傾斜が急になるのか。
気持ちのいい樹林帯を歩く。 鉄塔の真下も何度か通る。 青空が気持ちいい。
鉄塔 登山道 登山道 東赤石山と八巻山

しばらく歩き、河又の先にある東赤石山登山口から東へ伸びる登山道と合流。
標高が高くなってきたので、紅葉も目立つようになってきた。
登山口方面分岐 綺麗な紅葉

斜面には霜の降りた部分があり寒さを物語っている。
霜が降りてる

斜面の工事か何かをしている個所があり、動物が入らないようにか? 工事の目印の為か? 網が張ってある。 登山道は網の中に伸びているので、網をくぐる個所が4か所くらいあった。

どんどん標高を上げていき、稜線が近くなってきたら風が強くなってきた。 しかも風が冷たくて寒い。 これは稜線に出る前に休憩した方がいいな……

休憩できそうな場所を探していたら、うってつけな場所があった。 椅子になりそうな大きな岩、笹と樹木に囲まれていて風を防いでくれる。 そして日当たりが良いと。
まだ10時だけど、ここでお昼にしようか。
休憩場所

今日もインスタントラーメンを食べようと思ってガスなどを持ってきている。
お湯を沸かそうとガスカートリッジにストーブを取り付けようとネジを回すが、入らない。 少し入ったかと思うと「パンッ」とカートリッジからガス+圧力がかかって、ストーブが弾き飛ばされる。 なんだこれ? なんどか挑戦したが、入らない。 もし入ってもそのままガスが吹き出しそうな勢いだ。 もちろんストーブの方のガスを調整する部分は完全に閉まっているし、先週まで使っていた別のガスカートリッジは問題なく使えていた。 今日持ってきたのはいつ買ったかわからない古いやつだったので、劣化が原因か? とりあえず、使うのは怖いのでラーメンは諦めた。
コンビニでパンとおにぎり3つ買ってあったので、それを食べる。 風が寒いので、レインコートの上を羽織る。

お腹もいっぱいになって、先に進もうか。
すぐに稜線に合流した。 とりあえず権現山に向かおう。 ここから15分くらいで行けるみたい。
権現山の山頂は樹木に囲まれていて展望は無し。
権現山

さて、東赤石山に向かうおう。 東赤石山が目の前にそびえている。
東赤石山 エビラ山方面

稜線に合流した地点まで戻り、権現越に向かう。 県道6号線の床鍋登山口から登ってくると、この権現越えに上がってくるみたい。
権現越 権現山方面の斜面 権現越

ここから先は東赤石っぽい登山道に変わった。 石がゴロゴロしていて傾斜が急。
少し進むと、赤石山荘方面と、山頂方面に別れる道へ。 山頂方面へ進む。
登山道 赤石山荘方面分岐

1つ目のピークから、山頂方面が綺麗に見える。
権現山~黒岳、エビラ山方面も綺麗に見える。
東赤石山 エビラ山方面

四国では珍しいアルペンルートを歩き、東赤石山の三角点に到着。 こちらは誰もいない。
東赤石山山頂

たぶん、この三角点があるより、標高が僅かに高い、西側にある看板の方に行こうか。 歩いて3分ほどで到着。
東赤石山山頂

こっちには2パーティいた。 こちらからの景色も最高。 八巻山、ちょこんと前赤石山、西赤石山が見える。
さきほど休憩したばかりなので、全然お腹も空いていないし、疲れてもいない。 だけど山頂は満喫しなくては。 何もすることは無いが15分ほど滞在。
八巻山方面

帰りは赤石越から北に向かい、氷穴経由で登山口まで下山する。
赤石越

こちらは道が荒れている。 やっぱ登ってくる人が全然いないんだな…… 道自体は東赤石っぽく、石がごろごろした急な道。 ただ、南側とは違って、道自体がジメジメしてたり湿っている。
けっこう急な道を30分ほど歩き、小さな祠のあるところまで到着。
登山道の出だし 登山道 登山道 小さな祠

朽ちた木の橋とかを歩きながら、氷穴の案内がある場所まで下りてきた。 氷穴を見ようかと思ったのだが、どこにあるんだ? 大きな岩がたくさん転がってるのだが、どこかの中にあるのだろうか? わからないし、いっか。
朽ちた木の橋 氷穴の案内

そのまま下山していく。 ところどころにピンクテープや赤テープが張ってあるし、看板もたまに出現するので道を見失うようなところではないだろう。 ただ、木で組まれた橋とかが朽ちていて、折れそうだし、滑りそうだし怖い部分が何箇所か。
気持ちのいい木漏れ日

山頂を出発してから2時間弱。 ようやく登山口まで下りてきた。 ここまで車で来れたら、一番早く東赤石山にたどり着けるルートかもしれない……
登山道 東赤石山 朝登ってきた登山道方面

ここから林道を1時間10分ほど歩いて河又まで着く予定。 さて、林道を歩くか……
林道 川

ところどころ、ショートカットできそうな場所は山の中に入って行って真っすぐ下りていく。
途中で落石の跡もあり、車が通るのがきつそうだ。 軽なら通れるだろうが、普通サイズのセダンだとどうかな…… 男が3人か4人くらいいれば、道のど真ん中にある石を少しずらすことはできるかもしれない。
その先にも、通ること自体は問題ないが、小さな落石のおこった個所も。
落石の箇所1 落石の個所2

途中の岩場には、大きなハチの巣が2つも!
ハチの巣

ショートカットしたのに、ほぼコースタイム通りに河又に到着。

さて、ここから車までがまた遠い。 朝歩いてきた道を戻る。 途中に立ち入り禁止の中之島公園を通過し、朽ち果てた公衆便所を通りすぎる。
さらに歩き山側に水場が出現。 ここで手を洗う。 車はもう近い。
そしてようやく車まで到着。 登山口に着いてから、ここまで長かったなぁ。
結局林道を1時間45分も歩いていたのか。 ほぼ下り坂なので10kmくらいあったのだろうか?
通行禁止の案内

帰りは土居から高速に乗って高松西まで。
11月最初の登山。 思っていたよりは寒くなかったが、冬の訪れを感じた登山だった。
雪が降り始める前に行けるのも今のうちだけかな。 雪が降る前に行っておきたい山はある。

本日のコースタイム
05:56 駐車地点
06:55~07:03 河又
07:19~07:27 征木滝
08:13~08:18 大森越
08:57 登山口方面分岐
10:04~10:25 休憩
10:31 稜線合流地点
10:44 権現山
10:55 稜線合流地点
11:05 権現越え
11:23 赤石山荘方面分岐
12:00~12:15 東赤石山山頂
12:20 赤石越
12:51 小さい祠
13:05 氷穴
13:55~14:01 登山口
15:04 河又
15:44 駐車地点

【愛媛】西赤石山~東赤石山【縦走】

晴れ今日は西赤石山に登山に行く。
午前4時45分起床、5時出発。
高松西インターから高速で川之江インターまで。 そこから国道319号線で法皇トンネルを抜け、愛媛県道6号線へ。 西へ走ること30kmほど。 西赤石山「日浦登山口」に到着した。
家を出た時は外気温が7度もあり、こんなで雪があるのだろうか?とかなり心配した。 登山口についてみたら外気温はマイナス1度。 寒いは寒いが、この温度じゃ不安だ……
日浦登山口

ここはちょっとした観光名所でもあるらしい。 100年ほど前まで銅山があり、工夫やその家族が住んでいて一つの街だったみたい。 人口は数千人、小学校や病院などもあり、かなりにぎわっていたらしい。
そんな明治~大正にかけての写真も登山道脇にかざってあり、文章と当時の写真、現在の景色を見比べながら歩いていくことができる。 たった100年前。 しかし100年前でも記録されていないことが多く、曖昧なものもけっこうあった。
登山道 門の跡 小学校跡

しばらく歩き「ダイヤモンド水」に到着。 ここの由来も100年前の歴史からだ。
新しい発掘地を探すために、地面にボーリングみたいなもので穴を掘っていたらしい。 目的地のちょっと手前、深さ86m付近まで掘った時に、先端のドリルが地面で挟まっていまい、前進も後退もできなくなってしまった。 ドリルの先端は挟まって回転できなくなってしまったので、必然的にドリルの先端だけねじ切れてしまう。 そのドリルはダイヤモンドがちりばめられていたらしい。 そこから湧き出た水なので「ダイヤモンド水」と呼ぶようになったとか。
ダイヤモンド水

ここから先も鉱山の町並みが続く。 神社跡や病院跡、溶鉱炉跡などいろいろな跡を見ながら進む。 そしてやっぱり一番興味があったのは「鉱山跡」。 今は危険なので柵で入れないようになっていて、のぞいてみたが落盤で進めなくなっていたが…
鉱山跡

こんなのが愛媛県には何十もある。 柵の手前はものすごい熱気にあふれていた。 穴の中、暑いのかな~

そして「銅山越」に到着。 取り出した銅を、荷物を運ぶ人たちがこの「銅山越」を越えて、新居浜まで運んでいたらしい。 しかし、標高1300mくらいで場合によっては環境も厳しくなるので、何人も運んでいる途中に亡くなったらしい。
銅山越

銅山の歴史はこの辺にして……標高1300mだというのに雪が全くない。 これは山頂も雪は期待できないな。
西の方を見ると、笹ヶ峰が白くなっていた。 が、向かう東の方は、まったく白くない。
東山

東山を越えて、ピークを越えて、山頂直前の急登を越えたら、西赤石山山頂に到着。 雪は全くない。
西赤石山山頂より西方面 笹ヶ峰方面 西赤石山山頂

雪のある山を登りたくて来たので、ちょっと残念だなぁ。 ここで少し休憩&エネルギー補給。
さて、時間はたっぷりあるので、東赤石山を目指すか。
ここから約2時間の行程。
物住頭~前赤石山~八巻山方面

緩やかに道は下って行き、ようやく見たかった光景が見えてきた。
雪

しかしこの程度の雪しか残っていない。 気温が高いため、雪の表面は溶けている。 が、雪自体は凍っていて固い。
すぐに「物住頭」に到着。 ここは通過ポイントなので、そのまま前赤石山方面に向かう。
前赤石山はとても迫力のある山だ。 岩がゴツゴツしている。 これぞ赤石山系という感じ。
前赤石山 物住頭

前赤石山って登れるのかな? 調べてないからわからないが、岩場なのでどこからでも登ろうと思えば登れそうな感じ。
まぁ今回は南側を通過していっただけだけど。
前赤石山 西赤石山方面

そして、ようやく「石室越」に到着。 このあたりは一面の雪景色。 しかし雪は全て凍りついている。
石室越

さて、八巻山を越えて、東赤石山へ行きますか。
岩だらけの稜線を歩いて八巻山を目指す。 夏にも来たけど、この山はとても楽しい。
360度景色が素晴らしいし、四国では珍しい岩山。
赤石山荘 石室越方面 微妙なバランスの岩

で、八巻山に到着。
東赤石山 新居浜~土居方面 八巻山山頂

東赤石山まではもう少し。 で、すぐに東赤石山山頂に到着。
お昼ご飯と、持ってきたガスでお湯を沸かし、温かいほうじ茶とコーンポタージュで体を温める。 天気のいい山頂は気持ちいいなぁ。 岩の陰に座ったら風もほとんど当たらないし、全然寒さを感じない。 というか、今日自体が寒くないからか。
東赤石山 コーンポタージュ

今日はこのまま東赤石山登山口の「筏津」まで降りる。 で、車道歩きで日浦登山口まで歩かなくてはならないので、あまりゆっくりしていられないな。 40分ほどで山頂を後にする。

以前来た時は、赤石越えから東の登山道で、筏津まで行ったので、今回は西の登山道から降りてみるか。 以前登ってきた道を今回は降りる。

こちらの登山道も日陰は雪が残っている。 で、凍りついている。
日陰の登山道

しかし、日向は雪が全くなく、まるで秋山としか思えない。
日なたの登山道

凍っているところで、アイゼンをつけたいと思ったところが何か所かあったのだが、すぐに日なたになってしまうので、滑らないよう慎重に歩いてきた。 安全を考えたらアイゼンを付けたり外したりするのが一番いいのだろうが、正直面倒だった……

一気に標高差1000mを下り、筏津まで到着。 ここから日浦登山口まで約4.6km。 時間にしたら1時間くらいだろうけど、山の1時間と車道の1時間では全然体感時間が違う。 しかもずっと上り坂でかなり辛かった…
県道6号線 県道6号線

しかし、今日は登山者と1人も合わなかった。 どちらの登山口にも車は一台も止まっておらず。 夏は人気のある山なんだけどな~

本日のコースタイム
07:10 日浦登山口
07:46~07:50 ダイヤモンド水
08:40~08:50 銅山越
09:57~10:07 西赤石山山頂
10:43~10:56 物住頭
11:33~11:40 石室越
12:14~12:20 八巻山
12:31 赤石越
12:39~13:14 東赤石山山頂
13:20 赤石越
13:40 赤石山荘分岐
13:57 第二徒渉点
14:23~14:27 第一徒渉
14:57~15:00 瀬場谷分岐
15:32 筏津登山口
16:39 日浦登山口

【愛媛】東赤石山

晴れ今日は東赤石山へ登山をしに行く。
朝5時起床、5時30分出発。

いつも通る裏の道で岡田駅経由で377号に出て、大野原を越えて豊浜へ。 国道11号で川之江まで。 あらかじめ朝食を食べる場所を調べておいたので、川之江の「すき家」で朝食。 コンビニでお昼の買い物を済ませて、国道319号線へ。 ここから先は一軒も店が期待できない。

国道319号線はけっこう綺麗でぐんぐん高度を上げていく。 途中展望台があったので、立ち寄ってみたら、川之江の町がすごい綺麗に見えていた。
川之江

峠を越えて、県道6号線へ。 別子ダムを目指しひたすら進む。 この道交通量は少なく、道幅も広いので走りやすい。
家を出てから約2時間半、ようやく東赤石山の「筏津登山口」に到着。 ずっと読み方がわからないので調べたら「いかだづ」と読むらしい。 歩いて数分の場所に「筏津山荘」というのがあり、好意でそこが駐車場スペースを用意してくれている。 のにもかかわらず「路肩駐車禁止」となっているのに止めている車が7台ほど。

駐車場にバイクを止めてさっそく準備に取り掛かる。 今回の山はかなり激しい山らしい。
前情報では、登山口から山頂までの高度さは1000m、しかし道が上手く作られているためそれほど急勾配はないらしい。

今日は時間もたっぷりあるし、山歩きを満喫しよう。

8時20分登山開始。 県道脇の登山口から山に入る。
筏津登山口

出だしは少し登ったが、すぐに歩きやすい道に変わった。 遥か眼下に滝も見えた。 あの滝は下から眺めることができる道があるのかな? 道路から30分くらいは山の中に歩いてきているだろうけど。
登山道 東赤石山 八間滝

コースタイム通り、歩いて55分ほどで東ルートと西ルートの分岐点に到着。
分岐点手前の橋 分岐点

本日のルート的に、西ルートから登ることに。 東ルートは帰り通ろう。

沢の音を聞きながら山を登る。 途中で沢を渡る箇所が2箇所。 しかしどちらも水量が少なく、渡るというか、通るという感じだった。 しかし沢なので雨の日はかなり増水するらしい。
沢沿いの道 第二徒渉点

文字で書くとあっという間だが、分岐点から約1時間ほど歩き、ようやく山の姿を拝むことができた。
すごい大迫力! 四国の山でこんな迫力のある山は珍しい。
東赤石山 東赤石山 赤石小屋分岐点

ここの分岐点を右に行けば山頂まで30分ほどだろうか。 しかし八巻山という山を経由して、山頂を目指すので、左へ曲がる。 赤石山荘を通過し、石室越へ。
赤石山荘 石室越

ここから八巻山まで40分らしい。 少し歩いたら一気に展望の開ける道に変わった。 ここからは稜線を歩くみたい。 巨大な岩がごろごろした道を歩く。 前方には八巻山、左手には土居の町並み、後方は西赤石山など、とても眺めのいい道が続く。 ただ石を落とさないようにだけは注意しなくては。
東赤石山系 巨大な岩

道はどこを歩いても歩けるような道で、マーキングも乏しいのでなんどか道を失いかけた。 かろうじてケルンを発見してその道どおりに行ったら、赤テープで別の道があったり……
そして八巻山山頂に到着。 だーれもいない。
八巻山山頂

もう出発してから4時間以上経ってお腹がすいたのでここでお昼ご飯を食べることに。 すると、北川が見る見るとガスに覆われてあっという間に景色が見えなくなってしまった。 よかった、景色を見ておいて。

お腹も膨れたので、東赤石山を目指す。 地図では、八巻山~赤石越のコースタイムが35分となっていたが、10分で着いた。 嬉しい誤算だな。

で、本当の目的の「東赤石山」に到着。
東赤石山山頂

ここで残った食料を食べていたら、2組パーティがやってきた。 1組は九州からのパーティで、昨日石鎚山を登ったらしい。 2連続で登山はきついね。 四国の山は素晴らしいととても褒めていた。 もう1組は神戸からのパーティで、こちらも「四国はのっぺりした山ばかりだと思ってたけど、こんな山もあるんだ」と言っていた。

さて、そろそろ下山するか。
赤石越から下に向かい、赤石山荘から延びている道を東方面に。 で、筏津を目指す道を降りていく。 これが行きは通ってきていない東ルート。

こっちの道はけっこう急に感じる。 でかい岩がゴロゴロした、枯れ沢みたいなところをひたすら降りていく。 徒渉点を通過したら、道ががらりと変わる。 こんどは林業関係者の歩くような道になった。 こちらもけっこう急な道だった。 すぐに瀬場谷分岐に到着。

ここからはもう近いな。 行き通った道を戻っていく。 しかし……降り立った登山口は「筏津登山口」ではなく「瀬場登山口」だった。 どこで道を間違えたんだ? 車道を歩くこと700m、筏津登山口に到着。

今回の登山は新たな四国の山の魅力を感じられた。 愛媛県東部は、銅山などもあり、岩がごろごろしている山なのだろうか? これは別の山も登ってみる価値がありそうだ。

本日のコースタイム。
8:18 筏津登山口
9:15~9:25 瀬場谷分岐
10:10~10:20 西ルート第一徒渉点
10:56 西ルート第二徒渉点
11:23~11:33 赤石小屋分岐
11:51 石室越
12:37~12:43 八巻山山頂
12:55 赤石越
13:03~13:53 東赤石山山頂
13:58 赤石越
14:39 東ルート第二徒渉点
15:16~15:22 瀬場谷分岐
15:56 瀬場登山口
16:06 筏津登山口