ライフ・イズ・ビューティフル

晴れ今日は久々に暑い。 35度くらいまで気温が上がるそう。 そんな朝、三女を保育園に送っていったあと図書館へ。 借りていた本は、ギリギリ読み終わったので、新しい本を借りることができる。 今回はインターネット予約してなかったので、適当に面白そうな本を探そう。
今回借りたのは「蝕罪」、「愛娘にさよならを」の2冊。
蝕罪」は堂場瞬一の作品。 これも鳴沢了みたいなシリーズ物で「警視庁失踪課 高城賢吾」というサブタイトルがついている。 警視庁失踪課の高城は、鳴沢シリーズでもちょこちょこ名前を見ていた気がする。 そんな高城が主人公のシリーズ物の第一巻。 全十巻なので、かなり読み応えがありそうだ。
愛娘にさよならを」は、秦建日子のアンフェアの雪平夏見シリーズの第四巻。 前作を読んでなくても楽しめるが、時系列は前作からの続きなので、シリーズ物は順番に読んでいったほうがいい。

仕事のお昼休みとか、夜の時間を使って、「愛娘にさよならを」は一気に最後まで読んでしまった。
アンフェアシリーズは、表現とかも難しく無くてとても読みやすい。 ただ、謎解きというか、そういうのが結構凝っているので、調子よく読んでいると、「あれっ?」となることが何度かある。

今日は足にマメも水ぶくれが出来ているため、トレーニングは休み。 昨日の靴擦れが効いている……
代わりに映画を見る。 「愛娘にさよならを」の作中で

「パパはこの映画が大好きなんだ」
そう父親は言っていた。 第二次世界大戦のころの、とある家族の話。 主人公はユダヤ系のイタリア人で、ある日、ナチス・ドイツに捕まって、家族は強制収容所に送られてしまう。 母親と引き離されて不安がる子供に、主人公のお父さんは嘘をつく。
「これはゲームなんだよ。 泣いたり、ママに会いたがったりしたら減点。 いい子にしていれば点数がもらえて、1000点たまったら勝ち。 勝ったら、本物の戦車に乗っておうちに帰れるんだ」
そう言って、お父さんは、子供のために明るい嘘をつき続ける。

と書かれている所があった。 小説の物語も気になっているが、この映画の話がとても気になった。 実際にある映画なのだろうか?
「映画 ナチス イタリア ゲーム」と検索したら、1件目に「ライフ・イズ・ビューティフル – Wikipedia」が出てきて、あっさり疑問は解決した。
しかもこの映画、見ようと思って、Amazon Prime Videoのウォッチリストに入れてある映画だし。 ちょうどいい機会なので、今夜はこの映画を見よう。 ちなみにこの映画は2chまとめサイトで「ストーリーが秀逸な映画」で紹介されていた映画。
ライフ・イズ・ビューティフル」は2時間の映画で、1時間くらいで前半と後半に分かれているような感じだった。 最初は、時代感も1930年代で古すぎるし、コメディチックでよくわからない映画だなぁと思ったけど、見ているとだんだんと引き込まれていった。 主人公が女性と出会ってから、女性の気を引くためにあれこれするのが前半。 前半の最後の方は、魔法みたいなのが何度も出てきて、フィクションだけど「すごい」と思ってニヤニヤしていた。
前半と後半のつなぎ目もすごかった。 後半は一気に雰囲気が変わって、強制収容所関係の話になる。 ただ、物語の本筋は強制収容所の話ではなく、人間の心や愛についての話だった。 けっこう面白い映画だった。
ただ、同時にナチスのことを考えさせられた。 ナチス関連の映画はいろいろあるけれど、あまり見たことがない。
ナチスというかヒトラーとアイヒマンくらいしか知らないし。 第二次世界大戦では日本・イタリア・ドイツは同盟国だったのに、ドイツは同盟国のイタリアのユダヤ人も迫害したのだろうか。 同盟国なのに、と思ってしまうが、よくわからないや。