今日は登山、3時45分起床、50分出発。 夕べ、1ヶ月ぶりの登山でどこに行こうかなと悩んでいた。 行きたいところはたくさんある。 が、前夜出発することもできなかったので、早起きして徳島にでも行くことに。
毎年冬の終り~残雪期に登っている、丸石パークランドから次郎笈を目指すルートにしよう。
ということで、国道32号の大歩危小歩危経由で丸石パークランドを目指す。
丸石パークランドは「二重かずら橋」のところね。
先月だったかな、大歩危のサンクスで昼ご飯を買おうと思ったら、セブンイレブンになるため閉店していて、買うことができなかった。
その時の教訓から、今日は吉野川を渡る前のローソンで昼ご飯を購入。
最近暖かかったので、雪は少ないかなぁ、と思いながら走っていたのだけど、かずら橋手前のトンネルを越えてから、路肩に結構な雪が出現。 こっちはまだまだ冬だったのか!
かずら橋の横を通過して細い道へ。 京上トンネル越えた先あたりから、路面にも雪が出現するようになった。 積もってるのは1cmくらいだけど、この付近から雪が積もってるの、かなり久々な気がするな。
進むに連れて雪の量が多くなっていく。 名頃付近は真っ白。 今日ま丸石パークランドまで車で入っていく。
丸石パークランド到着して、準備をして出発。 ここから次郎笈を目指すルートはかなり苦しいルート。
このルート、初めて登ったのは数年前の夏場だったかな。 国体橋~稜線に抜けるまで、傾斜が結構きつくメチャメチャ苦労した覚えがある。
その次は雪のシーズン。 けっこう雪の量が少なかったかな。 国体橋~稜線まで、ワインディングして登っていく箇所、雪で滑りそうで、かなり足が疲れた覚えがある。 水色の雪を見たのもこの時だったかもしれない。
そして去年、雪がめちゃめちゃ多かった。 丸石避難小屋から丸石の間で、わかんというものを初めて使ってみた。 次郎笈手前で登山者と出会って、そこからはトレース利用できたのだけど、それでも辛かった。
そして今日、どんな登山になるのだろうか。
橋を渡って登山道に入る。 この時点から積雪10~15cm位。 とりあえず国体橋まではウォーミングアップの感覚で。 傾斜も緩いし、道も広いし。 のんびりと景色を楽しみながら歩いていく。 しかし真っ白だ。 途中に3mほどの巨大なつららもあった。 毎回このつらら見てる気がするな。
国体橋到着。 ワインディングするところでけっこう滑りそうだけど、アイゼンはつけないでいこうか。 ふかふかの雪なので、つけたら邪魔になる。
やはり細い斜面を歩くので滑って歩きにくかったが、まぁなんとかなった。 左右にワインディングする道から、前後にワインディングする道に変わる。 この区間で、こういう風に道が変わってくると、稜線が近い。 傾斜が一気にきつくなり、本来の登山道がどこだかわからなくなる。 太い尾根なので、稜線に向かって一直線に歩いていく。 そして稜線に到着。 高ノ瀬方面、丸石方面、どちらにもトレースはついていない。 冬季のこのルート歩いている人を見たこと無いしな……
とりあえず丸石避難小屋前でお昼。 ここは避難小屋という名前はついているのだけど、冬季に中に入れた試しがない。 夏場に一度だけ中に入ったことがあったかな。
初めて冬にこのルート歩いた時、この山小屋で休憩するつもりで頑張ったのに、ドアが開かなくて愕然とした覚えがある。 前回は、開かないの知ってたので、開いたらいいな、くらいの感覚できたが、開かなかった。
今回も開くとは思っていなかったが、予想通り開かなかった。
そんな寒くないので、風を防げる場所でおにぎりとパンを食べてエネルギーを補給する。
ここから稜線を歩いて丸石に向かう。 道は緩やかな登り、夏場だと30分くらいの区間かな。 雪は北側斜面から吹き付けて、少し南側に溜まっている。 なので、雪が固まっている北側の方が歩きやすいのだけど、たまに氷結していたり。 北側から強烈な風が吹き付けてくるので、ニット帽をかぶって耳をかくしているのに、左側の耳が痛すぎる……
風が強い以外は苦労せず、丸石まではあっさりと到着。
目の前には雄大な次郎笈が見える。 三嶺や矢筈山、塔丸方面、石立山と、360度の大展望。 次郎笈方面の笹原には、鹿っぽい黒い点がいくつもあるのが、肉眼で見えた。
丸石は風を防げる場所がないので休憩はせず、先を目指す。 ここから、スーパー林道分岐まで下りの区間。 下りは楽ちん。 ズボズボ埋まりながら歩くけど、息が上がることないので楽だ。
丸石山頂から見えたのは、やはり鹿の大群で、30匹くらいの群れを成していた。 こんなに大きな群れに出くわすの初めてだ。 鹿は警戒心がとても強く、80m近く離れていても警戒音を発して逃げて行ってしまう。 なかなか写真を撮るのが難しい。
スーパー林道分岐までやってきた。 ここから次郎笈まで300mほどの標高差がある。 夏場で1時間程度。 ここも風が吹き荒れているので、もうちょっと言った森の中や岩陰で休もうかな。
次郎笈への上りに突入。 上りはとてもきつい…… 一歩ごとにひざ程度まで埋まる。 斜面が緩いうちはまだいいけど、急になると、次の一歩を踏み出すために、さらに上まで足を上げないといけない。 わずか数歩歩いただけで息があがる…… 正規の登山道だと、かなり雪が積もっているので、鹿の群れが歩いて雪が削れた箇所などを歩いて、なるべく楽に進めるルートを選んでいく。 途中の岩陰で休憩を入れる。 ここから先、次郎笈山頂~剣山山頂までは風を防げる場所がほとんどなさそう。 ここで栄養を補給しておかなくては。
傾斜がいったん落ち着いたあたりから雪庇が出現し始める。 TVで見るような巨大なものではないが。 雪庇があるということは、相当雪が積もっている証。 膝どころの積雪じゃなく、傾斜が緩くなったのに先ほどよりペースが落ちている。 そろそろ秘密兵器を使おうか…… 今までストック使っていなかったが、ここからはストックを使いながら歩く。 腕に多少体重をかけられるので、一歩を踏み込むとき、少し楽になる。 ストックをうまく使いながら歩く。
ようやくトラヴァースルートの分岐までやってきた。 冬場は雪崩れてくる恐れがあるため、トラヴァースルートは通らないし、通ったら次郎笈山頂が遠のいてしまう。
次郎笈山頂まで400mの看板。 あと400mだ、山頂の看板はもう見えている、頑張ろう。
ここから一気に傾斜がきつくなる。 積雪は膝程度だけど、一気に息が上がる。
巨大な岩があるところまでやってきた。 岩を右から回る。 夏場のルートはかき消されていて雪の斜面が出現。 斜面の上には雪庇が。 高さは3mくらい、これを乗り越えなくては。 斜面は氷結していて固い。 これは苦労しそうだな。 キックで足場を作って踏み込み、反対の足でキックし踏み込み、先に進むと雪庇が高くなるので、後ろ向きに変えて、再びキック。 もう一歩踏み込んだところで、雪庇の上に手が届いたので一気に引き上げる。 こういうところ、ピッケルあったら、格好良くグサッと差し込んで、体を引っ張り上げることができるのだろうか。 難所をクリアしたので、あとは山頂を目指すだけ。 山頂は目の前なのに、息が上がりなかなか進めない。
結局残り400mの看板から45分もかかった。
次郎笈山頂には誰もいない。 山頂のスペースは雪が積もっておらず、代わりに氷が張っていた。 一面氷でメチャメチャ滑る。 こんなところで転倒しないようにしなくては…… 風があったけど、山頂は思っていたより寒くなかったので、ここで少し休憩。 おにぎり食べて次の剣山に備える。
次郎笈は剣山まで来た人が足を延ばす山なので、ここから先はトレースあるだろう。 トレースがあれば体力的に全然違うだろう。 まずは下りだ。
剣山に向かって下っていく。 途中の岩陰でおじさんが一人休んでいた。 これから次郎笈を目指すとのこと。 西島方面の分岐を通過し、剣山への上りに入る。 トレースがあるので、じっくりと歩いていく。 先ほどとは違く、こちらはペースさえ崩さなければ息があがらない。 山頂直前でもう1人すれ違った。 西島方面分岐から山頂まで450mなのだけど、こちらは20分ちょいで到着。 標高差も距離もこちらのほうがあるのに、かかった時間が半分。 これがトレースあるかないかの違いかな。
剣山はけっこう人がいてにぎわっていた。 一ノ森や槍戸山がきれいに見える。 ここから見る感じだと、一ノ森はそんなに雪があるように見えないなぁ。
山小屋は閉まっているが、山小屋の温度計を見たら、⁻9度だった。 こんなに寒かったのか、風がある以外はそんなに寒く感じなかったから、⁻3度程度かなぁ、とか思っていた。
冬の剣山はけっこう人気の山で、人が多く歩いている。 そのためここから見ノ越までの道はしっかりとできているだろう。 そして人がたくさん歩いているはずなので、雪が固まっているかもしれない。 下りなので上りより滑るので、この段階でアイゼンを装着。 最短ルートの刀掛けの松経由のルートで降りる。 西島のトイレを利用したが、トイレの中に雪が積もっていなかった。 いつも積もっているのにな。
西島から先も快適に降りていき、無事見ノ越まで到着。 だが、ここで終わりではない。 ここから丸石パークランドまで戻らなくてはいけない。 丸石パークランドまでは7km。 1時間半くらいかな。 立体駐車場は屋根があるため雪がなかったので、そこに座り込んで少し休憩。 アイゼン外して水分補給して、歩きながら食べるためのパンを準備して。 しかし疲れたな。 これから7km歩くのはだるい…… だれか親切な人が乗せて行ってくれないだろうか、とか思いながら、国道439号線を名頃方面に歩いていく。
少し歩くと製薬会社の保養所がある。 そこに車が2台止まっている。 どうやら雪にはまって動けなくなった模様。 しかもノーマルタイヤだし!!
こんな雪深いところまで、よくノーマルタイヤでこれたな、と感心。
脱出できないようなので手伝ってあげる。 もうちょい先まで行ったがどうしても登れなかったので、バックでここまで降りてきたが、下りる途中ではまり、 何とか前に抜け出したのだけど、今度は前にはまり、どちらにも動けなくなった状態だった。
とりあえず前には進めないので、後ろに出られるよう、車を押す。 当事者たちは抜け出すためにタイヤの下を掘ってたが、それより押すほうが早い。 すぐに後ろに抜け出せたが、後ろにはまる。 ハンドルの向きを変えてもらい、今度は後ろから前に押す。 先ほどはまった場所より前に行けたので、今度は、そこからまっすぐ後ろにバック。 はまらず無事降りることができた。 が、ここから先に進むのは無理、Uターンかな。 幸いにもUターンするスペースはある。 雪が40cmくらい積もってるけど。
下り坂で勢いをつけ、一気にハンドルを切ってUターン。 タイヤが滑り150度くらい車が回転。 滑ったおかげでほとんど切り返すことなくUターンに成功した。
車の向きも変えたので、あとは雪のないところまで安全に降りて行ってもらうだけだね。 多摩ナンバーで、東京から男2名で来たらしい。 走っていたら雪道になってしまい、そのまま進んでいったらはまってしまったと。 同じ方面なので、丸石パークランドまで乗せてもらおうかと思ったが、ノーマルタイヤでこの雪深さなので、事故りそうで怖く、それだったら1時間ちょい歩いたほうがいいや、と思い、車を見送った。
さて、丸石パークランド目指そうか。 歩くこと1時間半、ようやく丸石パークランドに到着した。 長かった……
本日の登山、雪深い次郎笈までの道を楽しむことができ、大満足だった。 剣山まで抜けきることもできたし。 稜線を歩いていて感じたが、ぜひ積雪期に三嶺~剣山の縦走を行ってみたいと思ってしまった。 区間に避難小屋は3つ。 丸石、白髪、三嶺。 だが、丸石は開かない。 三嶺は登山口から近すぎる。 冬場なら、名頃から白髪まで6~7時間かかるだろうから、ちょうどいいかもしれないけど、白髪~剣山の距離が長すぎる。
避難小屋利用だと、なかなかいい場所にないので、テントもって、行って見たいなぁ。
三嶺から歩いていくとしたら、高ノ瀬手前あたりがちょうどいいかもしれない。
もう朽ちてなくなってしまったのだけど、高ノ瀬手前に、昔は小屋があったらしい。 まぁ縦走より前に、まずは寝袋買うところから始めなくては。 夏場ですら1泊の登山に行けるための道具が無い!
本日のコースタイム
06:42 丸石パークランド
07:21~07:26 国体橋
08:46~09:01 丸石避難小屋
09:39 丸石山頂
09:56 スーパー林道分岐
10:15~10:22 休憩
11:04 トラヴァースルート分岐
11:49~11:57 次郎笈山頂
12:22 西島方面分岐
12:45 剣山山頂
13:14 西島
13:44~13:49 見ノ越
15:35 丸石パークランド
「剣山」タグアーカイブ
【徳島】一ノ森~剣山
今日は登山、5時起床、5時20分出発。
ついに雪のシーズンが始まった。 今シーズン初の雪山登山。
先日ヴィッツにスタッドレスを履かせたし、念願の4WDだし、雪道を走る準備もOK。
来週、会社の人を連れて丸笹山を案内するので、雪道運転の練習として、見ノ越起点で登ることにしている。 雪の具合見て、一ノ森に行くか、剣山に行くか、それとも次郎笈に行くかを考えようと思う。
国道438号線に入るが雪は全くない。 第一ヘアーピン当たりで、ようやく路肩に雪がちらほら出始めた。
第二ヘアーピンを過ぎたあたりから、地面が凍結している部分が。
第四ヘアーピン辺りから、融けかかった雪道に変わった。
融けかかった道はめちゃめちゃ走りにくい。 予想通り滑りまくる。 そこで4WDのスイッチをオン。 滑るには滑るけど、エンジンが唸るだけで前に進めない、という状況はなくなった。 怖くてスピードこそだせないけれど、かなり快適に走ることができる。
しかし雪道の運転は緊張するな。 普段なら30分ほどで見ノ越まで着くのだけど、今日は50分以上かかった。
昨日、今日と温度が高く、どうやらこちらでも雨が降ったらしく、雪の量は減っている。
車を止めて登山の準備をして出発。
一応冬登山のフル装備を装着して登り始めるが、すぐに暑くなった。
ニット帽を脱ぎ、ネックウォーマーを外す。 アウターの手首の締め付けを緩くし、外気を取り入れる。 手袋も外し、胸ポケットにしまう。
それでも暑い!
なんと登山口での気温は5度だった。
しかし足元は雪が積もっているので、歩きにくい。 雪質もベチャベチャで苦労する。
けっこう体力を消耗しながら歩いていく。
西島に到着した時点で結構疲れてしまった…… 暑くてすごい喉が渇くな……
ここで少し休憩。 これくらいの積雪なら一ノ森は問題なく行けそうだ。 剣山からの稜線ルートでもいいけど、それだと面白くないだろうから、行場やお花畑付近を経由するルートで行こうかな。 北斜面なので、もっと積雪がありそう。
そして誰も歩いていないだろうから、面白そう。
とりあえず刀掛の松まで登る。 ここまでは多少の踏み跡はあったけど、ここから行場方面には全く踏み跡がない。 雪も膝くらいまで積もっているようで、一ノ森までたどり着けるかな。 最悪、戻ってくればいいか。
そちらに向かって歩いていく。 雪にズボズボ足が埋まる。 出だしにちょっと急な下りがあり、滑って怖かった。 鹿避けのテキサスゲートをまたぎ、鎖場下の小屋を通過。
やはり雪が多いなぁ。 しかしサラサラな雪ではないし、色も汚いのが残念。
穴吹川源流を越え、お花畑の分岐を通過する。 お花畑方面は、相変わらず「崖崩れのため通行止め」。 まぁ、この時期の通る人もかなり少ないだろう。
この分岐を越えてからは、道は登りこう配に変わる。 ゆっくりと標高を上げていくが、やはり登りはしんどいな。 そして暑い!!
しばらく歩き、稜線に合流した。
さて、あとは一ノ森まで上がるだけ!
夏だとこの登り、なんてことないんだけど、この時期はやはりきつかった。 目の前に山頂が見えている中で歩く15分。 苦しかったなぁ。
一ノ森山頂を拝んで、一ノ森ヒュッテの冬小屋を利用させてもらった。
小屋の中でラーメンを作り、お昼ご飯を食べる。 こういう小屋を開放してもらえるのが非常にありがたい。
たっぷり1時間くらい休憩し、一ノ森を後にする。 さて、稜線通って剣山まで行こう。
夏場なら40分くらいのコース。 北斜面より積雪は少ないだろうから、そんなに苦労しないかな。
50分くらいかかり、剣山山頂に到着。 誰かしらいるかと思ったけど、誰もおらず。
水分補給だけして、下山する。
帰りは大剣神社経由で降りる。 こちらにも全く足跡はついておらず。
かなり雪に埋もれている部分もあった。
西島通過して、見ノ越直前で3人家族っぽいパーティとすれ違った。 6本爪アイゼンを装着していた。
無事見ノ越まで下山してきた。 5時間弱の登山だったけど、なんだか疲れたな……
帰りの国道438号線は雪もほとんど融けてスタッドレスタイヤじゃなくても上がってこれそうな感じだった。
帰りはいつもよらないけど、温泉に寄って来た。
来週のために、温泉の調査も兼ねて「剣山木綿麻温泉」という所に。
値段は400円、ボディシャンプーだけあった。 石鹸やシャンプーは別売。 サウナは修理中。
まぁ値段が安いのでこんなものかな。 来週寄れたら寄ろうかな。
本日のコースタイム
08:01 見ノ越登山口
08:50~09:00 西島
09:15 刀掛の松
10:30~11:27 一ノ森山頂
12:16 剣山山頂
12:35 大剣神社
12:50~12:54 西島
13:21 見ノ越登山口
【徳島】剣山~ほら貝の滝~次郎笈
5時起床、5時20分出発。 今日は剣山に登山に行く。 天気は昼から、台風の影響で悪くなるみたい。
ビッツで初めての登山。 あっという間に車内に泥だらけになってしまうだろうけど、それは仕方ないか。 定期的に掃除をしよう。
国道438号線で美馬に抜け、そのまま剣山見ノ越方面に走って行く。 さすがに軽とはパワーが違うな。 軽だとアクセルべた踏みだったような道も、加速しながら登ることができる。
見ノ越到着。 まだ雨は降っていないが間違いなく降るので、屋根の下に駐車した。
準備をして出発。 ここ最近、あまり登山に行けてないので、しっかり歩けるだろうか。
まずは西島まで、ゆっくりと歩いていく。 結構肌寒いが、歩いているとだんだんと暖かくなってきた。 天気はあまりよくないが、景色はけっこう遠くまで見える。 三嶺とか矢筈山の方まで綺麗に見える。
しばらくして西島に到着。 今日は天気悪いからか、あまり登山者がいないなぁ。
ここまですれ違ったのが2組、追い越したのが2組。
お腹が空いていたので、西島でさっそく休憩。 パンを食べてゆっくりと休む。 とりあえず剣山山頂を目指そう。 今日は最短ルートでいっか。 刀掛けの松経由の最短ルートを進んでいく。
途中、コリトリ方面へ走る国道438号線が見えた。 見ノ越まで行く途中「崩落通行止め」の看板を何度も見てきたけど、ここから崩落した地点が見えるではないか。
見事に道路が土砂に埋もれている。 あれ直撃してたら、数百メートルの崖を落ちていたわけか……
12月から冬季通行止めになる区間なので、復旧は来年の春以降になるだろうな……
そのまま剣山山頂に到着。 気温は13度。 じっとしていると結構肌寒い。 とりあえず山頂の看板まで行ったが、誰もいない……
さて、これから「ほら貝の滝」というところまで下る。 これは剣山の南側の登山口。
剣山は見ノ越という超有名登山口があり、登山客の90%くらいはそこから登ってくると思う。 残りの5%くらいは一ノ森側からだろうか。
その他の5%は三嶺からの縦走だったり、丸石からだったり、剣山スーパー林道からだったりだと思う。
剣山スーパー林道からこの近辺の山に登るには、「林道→槍戸山」「林道→ほら貝の滝経由剣山」「林道→次郎笈」「林道→、丸石側の鞍部経由次郎笈」と4本のルートがある。
今回はほら貝の滝経由のルートを下山する。 そのまま林道まで下山してしまおう。
その後、林道をしばらく歩き、次郎笈に登るルートで、次郎笈に登り、そのまま見ノ越まで下山するというコース。
ここから先は初めて歩く道。 どんな道なのだろうか。
あまり人が歩いていないと思っていたけど、道自体はしっかりと整備されている。 どんどんと標高を下げる。 普段見ることのない角度から次郎笈を眺めることができる。
どんどん下っていき、ほら貝の滝っぽいポイントを発見。 滝を見に行こうと、ザックを置いて沢の方に下りていくが滝が見つからず。 そのまま20分以上探したが滝は見つからず……
場所が違ったのか??
とりあえずザックを回収し、もう少し下っていくと案内板が出現。
もっと下だったのかー! 余計な時間を食ってしまった。
ほら貝の滝はなかなかよかった。 滝のすぐ真下まで行けるので、滝の音と水しぶきを感じることができる。 滝の音は大きいけど、人のいない静かな時間をゆっくりと過ごすことができた。
さて、林道まで下りなくては。 そこから先の傾斜はだいぶゆるくなった。 ただ、沢沿いの道で、けっこう雑な道だった……
1時間ほど歩き、スーパー林道の登山口に下山。 さて、ここから「山の家」という場所まで歩かなくては。
林道を1時間くらい歩くっぽい。 地図で見てるだけなのだけど、この地点から山の家まで、標高差が100mほど。 ずっと登りなのか……
林道を歩き始めたら、すぐにポツポツと雨が降ってきてしまった。
レインコートを着込み、今回は忘れずに持ってきたザックカバーを装着。
林道を歩き続ける。 歩いてもなかなか着かない。 遥か遠くに建物っぽいのが見えるのだけど、それがなかなか近づいてこない……
歩き続ける事1時間10分、ようやく山の家まで到着した。
てっきりここは無人の小屋みたいなのかと思っていたら、有人の休憩所みたいなやつだった。
雨も降ってるし休憩したいので中に入る事に。 外でレインコート脱いで中に入る。 温かいものでも食べようと思い、きつね蕎麦を注文。
この小屋はとても綺麗だった。 台風の後とかには、小屋の中が泥だらけになってしまうらしい。 毎回掃除をしてるから常に綺麗な状態なのかも、と小屋の主人は言っていた。 小屋の主人と言ってもまだ若く、35歳くらいに見えた。
きつね蕎麦の他に小ライスと海老フライをサービスしてくれたのだけど、ここまで既に、パン1つ、おにぎり2つ食べているのであまりお腹が空いていない。
しかしサービスしてくれたものを残すのは……と思い、頑張って食べたが、どうしてもご飯だけが食べきれずに残してしまった。
食べた後は主人と雑談。 剣山の南側はやはり登山客が少ない。 登山客よりバイクの方が多いけど、今年は週末の度に雨が降っているので、例年の5分の1くらいしかお客さんがこないとのこと。
つい先日、石立山で死亡事故があったこと。 ここから次郎笈へ登る道、ほぼ一直線なのだけど、けっこう迷う人がいること、今日熊が捕獲された事など話した。
やっぱりこのあたりの山域には、まだ熊がいるんだね。 ただ、他の地域の熊よりは小振りだと言っていたが、それでも人間よりは遥かに強いだろうし気をつけなくては。
スーパー林道は12月から3月末まで閉鎖されるので、この小屋も11月いっぱいくらいまでらしい。
なかなか剣山の南側に来る事はないけど、また利用したいと思います!
さて、ゆっくり休憩したので、次郎笈を目指そうか。 濡れたレインコートに袖を通し、いざ出発。
次郎笈まではどんな道だろうな。 ここもそれほど歩かれている道ではないだろう。
ただ、ほとんど一本道で迷うような箇所もなく。 所々見晴らしの良さそうな場所があったのだけど、景色は真っ白になってしまっている。
1時間ほどで、次郎笈山頂に到着。 案内の看板が途中で折れてしまっていて、めちゃめちゃ小さくなっていた。
人は誰もいなかった……
雨のため、休憩せずにそのまま進む。 剣山方面に降りていき、西島方面の分岐を曲がる。 剣の巨大な岩の下を通り、東屋までやってきた。 ここで休憩しようか。 西島には雨がしのげて休める場所がない。
あまり寝てないためめちゃめちゃ眠い。 うとうとしていたのだけど、だんだん体が冷えてきてしまった。 ここからだったら、もう40分くらいで降りられると思うので、早く戻ろうか。
西島を通過し下山する。 西島からすぐのところに分岐が。 直接帰ると1100mくらい、遊歩道を通っていくと1700mくらい。 せっかく歩いた事のない道を今日歩いたので、ここから先も歩いた事のない遊歩道で帰ろうかな。 ここまできたら600mなんてほとんど誤差の範囲。
遊歩道の方に歩いていく。 こちらも道は整備されていて安心。 途中で、見ノ越第二駐車場との分岐があった。 が、第二駐車場とは名ばかりで、止める場所こそあるものの、車が止まっているのを見た事がない。 それに駐車場から上がる道、老朽化で閉鎖されていたような気がするのだけど…
第二駐車場方面には行かず、見ノ越方面に降りていく。 しばらくして、正規のルートと合流、そして見ノ越到着。
久々の登山で、けっこう歩いた感じがする。 天気もよくなかったし、ただ有人の小屋があることを発見できたのはよかった。
登山じゃなく、ドライブとかであの辺りに行っても利用できるしね。
もうすぐ紅葉が美しい季節、それを見にも行きたいな!
本日のコースタイム
07:30 見ノ越登山口
08:10~08:23 西島
08:36 刀掛の松
08:59 剣山山頂
09:38~10:02 ほら貝の滝を探す
10:18~10:30 ほら貝の滝
11:21~11:25 おおぼら橋登山口
12:31~13:25 山の家
14:34 次郎笈山頂
14:59 西島方面分岐
15:18~15:25 東屋
15:33 西島
16:15 見ノ越登山口
【徳島】剣山~一ノ森
今日は会社の人たちと登山。 6時に会社集合し、車に乗り合わせて剣山の見ノ越に向かう。
今日は運転ではないのでらくちん。
本当の集合場所は、見ノ越登山口だったのだけど、なぜか美馬IC付近のローソンにて集合することになり、ここに全員集まったのが8時くらい。 車4台で連なって登山口を目指す。
遅い車もいたが見ノ越に到着。 さっそく登山の準備をするが、天気はあいにくの雨。 出だしからレインコートを着て行くことに。
今日のメンバーは9名。
会社の社長、高松営業スタッフ、広島営業スタッフ、社長の知り合いの会社のスタッフ×3、ラーメン屋の大将、社長の知り合いの会社のスタッフの友達。
こんな大人数で登山に行くのは富士山以来か?
見ノ越~西島までは整備された樹林帯の中の登山道を歩く。 先頭のペースがかなり早く、それに着いていこうとし、着いていけずにスローペースになる人数名。 とりあえず最後尾に着いて歩く。 無理に着いてか無いでもいい、と説明しゆっくりと登らせる。 心理的にゆっくり歩くのは難しいけど、その方が結果的に早く到着する。
西島の時点で結構へばってる人がいたけど、剣山の山頂はもう少し。
大剣神社経由で山頂を目指す。 巨大な岩を見学し、山頂ヒュッテへ。
とりあえず山頂を踏んでから休憩かな。 天気が悪いせいか、今日は登山客が全然いない。 けっこうにぎわっているはずの剣山がガラガラだった。
山頂ヒュッテ前でお昼ご飯を食べ、一ノ森を目指すことに。 次郎笈、一ノ森、どちらでもよかったのだけど、「ぜひ一ノ森に行きたい」という人がいたみたい。
よく考えたら、剣山から一ノ森に行ったこと無いかもしれない。
一ノ森は遠そうに見えて結構近かった。 一ノ森最後の登りを全力ダッシュではしゃいでる人もいたが、あれをダッシュで登るのは無理だろう…
一ノ森ヒュッテ前でも休憩し、下山することに。 今日は雨が降ったりやんだりで、何度もレインコートを着たり脱いだり。 けっこう面倒な作業。
ここからはお花畑を経由して、西島を目指す。
せっかくこのルートを歩いているので、鎖場見学の時間も設けた。 石鎚山の鎖とはまた違う、剣山の鎖場。 こっちの方が修行感があるよね。
しばらく歩き刀掛の松までやってきた。 このあたりになって雨が強くなってきたが、レインコートはまだ着ていない。 すぐ西島なので、そこで着ようかな……
西島で少し休憩をし、あとは見ノ越まで。
雨が降ってるので足元が悪いので慎重に。
そして無事見ノ越まで下山することができた。 剣山山頂の時点で、1名先に下山したが、他8名、剣山~一ノ森に立つことができた。
トラブルも怪我も無くよかった。 雨の日の登山を体験できたのは良かったかもしれない。
8月に富士山に行く予定だけど、このメンバーの何名かも参加するみたい。 正直この状態で富士山に行くのは不安なので、それまでにもう一度、もうちょっとハードな山に連れて行きたいなぁ。
本日のコースタイム
09:56 見ノ越登山口
10:44~10:57 西島
11:14~11:29 大剣神社
11:50~11:56 剣山山頂
12:02~12:42 山頂ヒュッテ
13:23~13:52 一ノ森山頂
14:15 お花畑分岐
14:28~14:35 鎖場見学
14:56 刀掛の松
15:06~15:13 西島
15:43 見ノ越登山口
【徳島】一ノ森~剣山~次郎笈~丸笹山~赤帽子山~中尾山【縦走】
今日は登山。 5時10分起床、5時半出発。
先週に引き続き、コリトリに向かう。 今日は自転車を使った縦走を行う。
コリトリから登り、剣山へ。 時間があれば次郎笈も。 そして丸笹山へ登り、赤帽子山に向かう登山道のコルに、国道439号線に抜ける道があったはずなので、そこから下山。 あらかじめそこに自転車を置いておいて、自転車でコリトリまで下る、って計画を考えていた。 だが、よく考えたら、丸笹山~国道439号線って意外に近いな…… もうちょっと歩いてもいいのではないだろうか、って考え、中尾高原まで歩くプランに変更。
中尾高原から、見ノ越方面の国道439号線までは、登り坂の道が3kmほど続くが、そこは耐える。
単純に時間を計算したら、9時間程度で歩けそうな道だった。
そんなわけで、平成荘に自転車を置き、コリトリに到着。 準備をして出発。
先週も一ノ森に登ったが、時間の関係上、剣神社から登った。 今回はコリトリからなので、まずは剣神社までの山歩き。 この区間、けっこう標高が上がるんだよね。
何度か車道を横切るが、車道までの区間ってこんなに短かったかな…… 慣れのせいかもしれないけど、このルート、歩けば歩くほど車道の区間が短くなっていくような気がする。 まぁ短くなるわけなんてないので、100%気のせいなんだけど。
しばらく歩き、剣神社の境内まで到着。 ここで小休止。
一ノ森は先週も登ったし、追分から、通行止め区間の様子を見ながら、お花畑方面に抜けようかと考えた。 が、一応縦走だし、やっぱり一ノ森には登っておくか。
先週通った道なのでけっこう覚えている。 道の角度が変わったら追分は近い、とかかなり覚えていてすんなり追分に到着。 ここでも一休みして、一ノ森山頂を目指す。
気温もそれほど高くなく、けっこう歩きやすいのだけど、天気が悪いのが残念だ。 雨は降らなさそうだけど、遠くがあまり見えない。 すぐに笹原に出て、一ノ森ヒュッテが見えてきた。 今日はヒュッテには寄らず、山頂へ。 山頂側から南斜面にかけてはけっこう風が強く寒いな…… あっという間に手がかじかんできてしまった。 手袋を持ってきているのでそれを装着。 とりあえずここは風が強いので、剣山方面に歩いていき、尾根道とお花畑への道の分岐まで行くか。
分岐で南側斜面からの風を遮れる場所があったので、そこで休憩にする。
ここから、お花畑方面に下って行こうかな。 そうすれば行場を経由して、剣山に登ることができる。 そういえば、お花畑~この石碑区間、一度も歩いたこと無いや。
多少登る距離が増えるけど、鎖場を登れるので嬉しいなぁ。
歩いたことのないこの区間、けっこう崩落の跡があった。 まぁメジャーな山のメジャーな道なので、手入れも良くされている。 しばらく緩やかな下りこう配が続き、お花畑までやってきた。
お花畑から追分に向かう道は、「崩落通行止め」の看板が。
そういえば、剣山から追分に向かって歩いていくときは、もうちょっと剣山よりに分岐があったはずなんだけど……と思って10mほど行ってみたら、ロープが張られて歩けないようになっている道が。 ここが旧分岐点か。 まぁこんなところ歩くより、10m先まで行った方が安全だよね。
ここからの道は、過去2度歩いているはず(剣山方面から追分に向かって)なのだけど、全然覚えていないや…… 穴吹川源流を通過し、小さな小屋が。 小屋の後ろには巨大な岩壁がそびえている。 格好いいなぁ……
小屋から鎖場方面に歩いていく。 剣山も年間を通してみれば5度ほどは来ていると思うのだけど、鎖場を通過したのは一度しかない。 しかも4年くらい前かな…… 山頂から追分に向かう時の下りに使ったのが最初で最後。
さて、今日は鎖場を下から上に登る。 どんな鎖場だったかなぁ……
行ってみたら石灰岩っぽい岩の間を登って行く感じだった。 石灰岩は磨かれてツルツルになっている。 まぁ傾斜もきつくないので、鎖に頼らないでも登ることはできるな。
鎖場を越えたら、ハシゴがあった。 頼りないハシゴだなぁ……
ハシゴを登ってから、剣山の山小屋付近に合流するまでの道は結構傾斜がきつく、呼吸が荒くなる…… こんなにきつかったっけ……
呼吸を乱しながら、山小屋まで到着。 このあたりの気温は7度らしい。 山頂広場に行ったら風が強い。 7度でこの風だったら、けっこう寒いかもな。 今は体が燃えているので、全然寒さは感じないが。
そしてさすが百名山の剣山だと感じた。 登山口から山小屋付近の登山道に合流するまで、誰にも会わなかったのだが、こちらは軽く見渡すだけで30人くらいは見える。
山頂で写真だけ撮って通過。
まだ時間には余裕がありそうなので、次郎笈まで行こうかな。 剣山で引き返す人もけっこう多く、次郎笈へ向かう道はそれほど人は歩いていない。 剣山から下って行く。 西島分岐を通過し、次郎笈のトラヴァースルート分岐まで。 このまま登ってもいいが、トラヴァースルートを通って、丸石側から登ろうか。 今年、天狗塚~剣山の縦走をやりたいな、と思っていて、その縦走路で最大の核心になるのが、この次郎笈の登りになるのは間違いない。 丸石側の、剣山スーパー林道分岐の看板から、次郎笈山頂まで、標高差300mあったはず。 予習の意味も含めて、こちら側から登頂する。
まぁ無積雪期だし、まだ体力が有り余っている状態なので、それほど苦なく次郎笈の山頂に到着。
山頂には60代前後の女性4人組パーティ、60代過ぎの男性3人組パーティ、そして、40~60代くらいの男2+女1のパーティがいた。
次郎笈では休まず、トイレもあるし西島で休もうかと思っていが、次郎笈山頂の丸石側は、意外にも風が無く、ここで休むことに。 おにぎりを1つとチョコを何粒か食べ、西島へ向かう。
下りは、剣山の正面の道から下る。 トラヴァースルート分岐を通過し、西島方面への分岐を曲がって行く。
剣山の大岩を見ながら西島到着。 このあたりもけっこう人がおおく、リフトを使う人も多かった。
剣山~次郎笈に向かう途中、大荷物を背負った三嶺からの縦走一家と会話したのだけど、ここでも縦走一家と会話。 家族で登山とはうらやましいね。 まだ中学生くらいの子供も多荷物を背負って歩いていた。
トイレと水分補給をして見ノ越に向かって下って行く。
普通の登山なら、見ノ越で終了なのだろうけど、今日のオレはそうではない。
見ノ越直前、神社の関連建物っぽい小屋の裏から、丸笹山の尾根道を歩いていく。
丸笹山~見ノ越の尾根道、去年の夏に調査しているので、迷わず行けるだろう。
尾根からそれないように高度を上げて行く。 途中から傾斜が急になり、呼吸が乱れる…… マーキングのテープも見えなくなったりだけど、真上に登って行くのは間違いないので、岩のすき間を登って行ったり、木の枝をつかみながら登って行ったり、と苦労しながら登る。 とにかく急だ。 このルートが、山と高原地図の正規登山道として載らないのがわかる気がする。
かなり息が上がって、途中で何度も呼吸を整えたが、ようやく丸笹山山頂に到着。 山頂には50代の男性4人組が下山を開始するところだった。 ちゃんとを食べていないので、ここで大休止、と行きたかったのだけど、ポツポツと雨が降ってきた。
若い男性と、その子供2名+犬が登ってきたが、休んでいる最中にポツポツと降っていた雨が強くなってきたためレインコート+ザックカバーを装着。 ゆっくり休もうかと思ったのだけど、おにぎり2個を慌てて食べただけで終わってしまった……
ここからが意外に長いかも。 標高差はそれほどないのだけど、距離があるなぁ……
丸笹山から赤帽子山方面に降りて行く。 当初の予定だった、コルから439号線に降りる箇所を通過し、赤帽子山の山頂に向けて登って行く。 コルから山頂までは、それほど標高差も無く、赤帽子山山頂に到着。
幸いにも雨はほとんど止んでいたのだけど、レインコート脱ぐの面倒だし、このままでいいか。 これからは下りなので、汗も書かないだろうし。
剣山~一ノ森の山頂付近は雲に覆われてしまっていた。
最後の山、中尾山を目指す。 ここからはほとんど下りなので、体力的には楽だったけど距離が長かったな……
中尾山天望台まで降りてきて、ここで休憩。 あまりの疲労にウトウトと…… このまま下山してしまいたかったが、中尾山山頂はもうすぐのところ。 景色はゼロとはいえ、最後の山頂は踏まなくては……
中尾山山頂は5分ほどで到着。 ようやく全部歩ききった。 あとは平成荘まで降りるだけ。
なんか「アジサイの道」ってのがあったので、それで降りてみようかな。
これが失敗だった…… 中尾山から平成荘に降りるには、ほぼ東に向かって歩いていかないといけない。 だが、アジサイの道は北東から北に道が伸びており、そのまま「駐車場」と呼ばれる場所まで降りてしまった…… ここからは車道が伸びているのだけど、車道で歩いたらかなり遠回りになるよね…… 仕方ないので、方位磁石を出し、山の中を南南東方面に歩いていく。 なんどか砂利道っぽいところを横切ったが、本来の登山道が見当たらない。 まぁグラススキージョウが見えれば安心だし、巨大なので近くまできたら見落とすはずはないので、ひたすら歩く。
が、グラススキー場は全く見えず。 また砂利道にでたので、それを南に向かって進んで行くと、正規の登山道に合流した。
が、その登山道、展望台から5分ほど歩いたくらいの地点だった。 ここまで12、3分くらい歩いたのに……
あとは登山道を降り、グラススキー場を降り、平成荘に到着。
後半けっこう時間が際どくなってきたり、雨が降ってきたりでまとまってゆっくり休憩できなかったので、かなり疲れたな。 そしてあまり休憩してないのに、丸9時間はかかった。 今回のルート、ちょっと無理があったかな……
しかし登山はここで終わりではない。 ここから自転車でコリトリに戻らないといけない。 439号線のコリトリまではずっと下り坂なので楽なのだけど、平成荘から439号線までが緩やかな登りこう配が続く。
途中、自転車を押したり、立ちこぎをしたりしながら、国道439号線までやってきた。 あとは下りのみ。 かなり汗をかいたので、下りの風が気持ちいい~
439号線を7kmほど疾走したけど、前からも後ろからも車は来ず。 快適な自転車走行を楽しめ、無事下山。
今回のコース、思っていたより距離が長くかなり辛かった。 過去の辛かった登山ベスト5に入るな、これは。
しかし、剣山付近の山をこんなに贅沢に縦走することができて大満足。 ただ、百名山というだけあって初心者が多く難儀した。 狭い道の先頭をリーダーがトロトロ歩き、そのグループの最後尾に追いついても最後尾の人は初心者なので道を譲ることなど知らず、リーダーは先頭を歩いているので気付かず…… そんなことがあったり、年配の自称ベテランの人が、上から目線で知ってるような事をアドバイスして来たりと、有名で人が多ければ多いで、別の悩みがありましたと。
服装やザック周りの装備見たら、熟練者か装備だけそろえた初心者かわかるけど、後者だろうね、間違いなく。
まぁ事故起こさず、自分も楽しく、他人にも迷惑かけないように、自分にも言い聞かせて、これからも登ります。
本日のコースタイム
07:51 国道439号線コリトリ
07:56 登山道入口
08:35~08:40 剣神社
09:18~09:25 追分
10:04 一ノ森ヒュッテ
10:07 一ノ森山頂
10:14~10:22 お花畑方面分岐
10:47 お花畑(追分方面分岐)
10:59 鎖場
11:26 剣山山頂
11:50 トラヴァースルート分岐(剣山側)
12:01 トラヴァースルート分岐(丸石側)
12:16~12:26 次郎笈山頂
12:39 トラヴァースルート分岐(剣山側)
12:49 西島方面分岐
13:15 西島
13:39 丸笹山尾根道分岐
14:14~14:30 丸笹山山頂
14:40 赤帽子山方面分岐
15:27~15:33 赤帽子山山頂
16:17~16:25 中尾山天望台
16:30 中尾山山頂
17:08 平成荘
ここから自転車でのコースタイム
17:10 平成荘
17:35 国道439号線
17:50 国道439号線コリトリ
【徳島】丸石~次郎笈~剣山【縦走】
今日は登山。 4時起床、4時10分出発。 徳島の次郎笈に登りにいく。 登山口は二重かずら橋のところ。
前に国道439号線を通ったとき「二重かずら橋、キャンプ場、架け替え工事のため立ち入り禁止」ってなってたのだけど、日々、三好市のライブカメラで状況をチェックしているが、工事をしている様子がない。 この時期だし、工事はしないのだろうか。
と言うわけで、橋を越えて登山口にたどり着けるという判断をし、この登山口から登る。
7時過ぎに二重かずら橋の駐車場に到着。 国道439号線、いやしの温泉郷分岐地点から先が、雪に覆われていた。 駐車場手前は地面が雪ではなく凍りついていて滑って焦った。
準備をして7時38分出発。
橋は、工事用の板が敷いてあった。 工事関係者が足元を踏み抜かないようにだろうか。 それを利用させてもらう。 反対側に渡ると、けっこう雪が積もっていた。 さて、登山開始。 登山口前まで資材が置いてあったが、全て30cmほどの雪に埋もれていたので、しばらく工事してないんだろうな。
雪は思っていたよりも積もっている。 このコース自体が、けっこうきついコースなんだけど、雪がこれだけあったらさらにつらくなりそうだ。
細い登山道を歩いて、緩やかに登っていく。 一部細く崩れている部分もあるが、過去3度ほど歩いている道なので大丈夫。 ただ、初めて歩くんだったら、テープとかがあまり巻いてないので間違えるかも。 まぁ国体橋までは間違っても、沢沿いをはずさなければたどり着けるだろう。 雪は足首くらいまで。
ゆっくりと踏みしめながら国体橋到着。 ベンチがマリオのキノコみたいになっていた。
雪をどかしてベンチで休憩。 さて、ここから登りが急になるのと、道幅が狭くなるのでアイゼンを付けようか。 初めてこのルートで登ったときは、アイゼン付けずに強行したが、雪で滑るし、道は狭いしで、けっこう苦労した。 そんな思いはしないように、と。
アイゼンつけて先に向かう。 道を示すテープなどはないが、夏の時期でも、道の場所以外歩けないような場所なので大丈夫だろう。 過信しすぎると危ないけど、鹿も登山道を歩いた跡があるので、鹿の足あとをたどって行く。 グネグネとワインディングしながらどんどん登って行く。 左右にグネグネなっていた道が、縦にグネグネなりだしたら、稜線までもうちょっとの目安、と自分の中で決まっている。
縦にワインディングするようになってから雪の量が増えてきた。 けどまだまだ行けるな。 後ろを振り返ると木々のすき間から、山頂が真っ白になった塔丸が見える。
しばらく歩くと剣山~三嶺縦走ルートの稜線に合流。 当然人が歩いた気配はない。
すぐに丸石避難小屋があるので、そこまで歩く。
丸石避難小屋なんだけど、避難小屋の扉が開き戸ではなく、引き戸になっている。
で、扉のレールには当然積雪が。 雪を払い落としてもレール自体が凍り付いている。
予想はしていたが、ドアを開けることはできなかった。 アイゼンの爪やストックで氷を破壊したけど、無理だった。
扉が開かないことを想定してか、避難小屋についている小さな窓の鍵はかかっていなかった。 窓の位置は高いけど、無理やり入ろうと思ったら入れなくはないな。
まぁ天気も良いし、外で休憩しようかな。
北側は風が吹き荒れているので、小屋の南側に、雪を固めて座る場所とか作って。
ここから丸石までは雪が深いだろうので、わかんをつけようかな。 初めてわかんを使う。
買った当初につけ方を学んだが、忘れてしまった…… まぁきっちり固定されるよう留め具にひもをつけていく。 まぁなんとなく固定できたかな。
さて、ここから丸石を目指す。 雪は深く、わかんを装着していても、すねの上くらいまで沈む。 つぼ足だったら、膝は余裕かも。 道自体は緩やかな登り坂なのだけど、沈むので相当体力が奪われる。 これはきつい。 そして暑い。
雪の稜線は想像よりはるかに手ごわかった。 最後の登りが一直線できつかった。
丸石に到着。 目の前には雄大な次郎笈が!! こんな絶景を見ることができるとは!! 反対側の三嶺は見事に雲に覆われていて姿を望めない。
目の前の次郎笈、かなり険しそうだけど登れるのだろうか……
スーパー林道分岐まで降りてきた。 このあたりは北からの風が強い。 ここで休もうと思ってたけど、強風だし、風を遮れる場所も無いので、そのまま先を目指すことに。
次郎笈の登りに突入。 標高差300mくらい。 かなりきついんだよね、この登り。
次郎笈山頂まで言ったら風が強そうなので、そこに行くまでに休憩しようかな。 あまり上に行くと休めそうな場所もなくなるので、分岐からすぐの樹林帯で休憩することに。 ここなら風も遮れる。
今日の温かい一品はラーメン。 さっそくスープを温めてラーメンを食べる。 体がポカポカ、とても温かかった。
スープをほとんど飲み干して、わずかに残ったものを使って雪から水を作る練習をしていた。 すると上から人が歩いてきた。 まさかこのルートを人が歩くとは思っていなかったので、ビックリ。
剣山から次郎笈を経て、丸石まで行くらしい。 正月くらいにもこのルートを来たのだけど、雪が深すぎて断念したんだって。 今日はスノーシューを持ってきてリベンジらしい。
今まではトレース無しだったけど、その人がスノーシューで付けたトレースが新たに出来ているので、それを利用して歩く。 が、それでも沈む。 まぁ何も無いよりはだいぶ楽だよね。
剣山方面へのトラヴァースルートへの分岐まで到着。 ここから更に雪が深くなる。 雪庇も出現。 雪庇を避けるように、本来のルートを大幅に外れて笹原の上を歩くようトレースがついていた。 それを利用するが、笹原は沈みまくる……
苦労しながら次郎笈山頂に到着。 誰もいない。 思ったほど風は強くなかった。
ここでわかんを外す。 さて、剣山まで足を伸ばそうか。
剣山に向けて下って行く。 下りは楽ちんだなぁ。 滑る力を利用しながら快適に歩いていく。 剣山側のトラヴァースルート分岐を通過。 後ろを振り返ると見事な次郎笈が。
西島方面への分岐を通過し、本格的な剣山の登り。 が、次郎笈への登りに比べたら楽すぎる。 すぐに剣山山頂に到着。
ここの山頂にも誰もいなかった。 もう時間が遅いからかな……
あまりゆっくりしている時間も無いので、見ノ越に下る。
最短ルートの刀掛の松経由で。 こちらはけっこう人が歩いた後があり、雪がしっかりと踏み固められている。 アイゼンも付けてない状態なので、けっこう滑るが、その滑る力を利用して降りて行く。
こちら側は積雪量がすごいなぁ。
刀掛の松を通過し、西島で少し休憩。
見ノ越へ向かう途中で、老夫婦が下山していたので、先に行かせてもらい、見ノ越登山口に到着。
さて、ここから車まで戻らなくては。 二重かずら橋の駐車場まで、国道439号線を8kmくらい歩かなくてはならない。 まぁ歩くしかないので……
10分ほど歩き、製薬会社の保養所辺りまで歩いてきた。 ずっと下り坂だし、少し走ってみようかな。 いつもジョギングするよりゆっくりのペースだけど、走ってみた。 雪で滑らないように気を付けて、ザックが振動で暴れるので紐を締めつけて押さえつけて、登山靴は硬くて足が痛くなりそうだけど、足にも我慢してもらって走る。 25分くらいは走れたかもしれない。 下り坂なのに息が上がる。
だいぶ距離を縮められたと思う。
明るいうちに二重かずら橋駐車場まで到着。
今回のコース、まぁ距離は長いのだけど、丸石までの登りがかなり辛かった。 雪も多くて楽しめた。 冬場にこのコースを歩くのも、恒例化してきてるけど、剣山まで歩いてしまうとは思っていなかった。 見ノ越からの帰りの事を考えたら、いつもためらってしまっていたけど、実際歩いてみたら、それほどの距離でもなかった気がする。 ずっと下り坂だし。
今年もガシガシ登って行きます。
本日のコースタイム
07:38 二重かずら橋駐車場
08:14~08:34 国体橋
10:13 稜線合流
10:15~10:39 丸石避難小屋
11:30~11:35 丸石山頂
11:52~11:55 スーパー林道分岐
12:06~12:40 休憩
13:10 トラヴァースルート分岐
13:40~13:46 次郎笈山頂
13:59 トラヴァースルート分岐
14:16 西島方面分岐
14:38 剣山山頂
14:54 刀掛の松
15:02~15:05 西島
15:32 見ノ越登山口
16:54 二重かずら橋駐車場
【徳島】剣山
今日は有給。 妻が沖縄に行っていて、子供たちの送り迎えをしないといけないので、有給使って会社を休んでる。
長女が一番に出て行く。 朝6時過ぎに起床。 55分くらいに出て行った。
続いて長男と次女に食事をあげて、洗濯干して出発。
幼稚園&保育園に送り届けて帰宅。
さて、これからお迎えの時間まで自由だ。
特にすることはないので、山でも行こうか。
すぐに準備してバイクで出発。 時間は9時過ぎ、お迎えに行かないといけないので、遅くても17時までには帰ってこなくてはならない。 剣山まで、バイクで往復4時間。 登山は3時間もあれば終わるだろう。 ということで、時間もギリギリかもしれない。
さっそく出発。 近所のうどん屋でうどんを食べて剣山に向かう。
今日は平日なんだよね。 なんだか気分がいいなぁ。
国道438号線を走り、剣山へ。 ヘアピン地帯に入ってから、突然雨が降り出してきた。 下界はとてもいい天気。 山の上の方は雲がかかっていたので、降っているとは思っていたけれど…… 登山用のレインコートを来て、見ノ越到着。
ここは駐車場に屋根が付いているので、雨でも安心。
登山の格好に着替えて登山開始。 時刻は既に11時半。 まぁ剣山だし、大丈夫だろう。
雨が降っていたので、レインコートを来て歩きだす。 しかし、レインコート、めちゃめちゃ暑い…… モノレールの下をくぐって、しばらく歩くと西島。 平日だけど、けっこうにぎわっているな。
とりあえず、最短ルートの刀掛の松経由で山頂を目指す。
ペースを上げると、暑すぎる。 所々ペースを調整しながらヒュッテまで到着。 山頂広場はガスでほとんど見えないが、とりあえず山頂まで行くか。
山頂の写真だけ撮ってすぐ戻ってきた。
さて、下山するかな。
帰りは、大剣神社経由で帰ろう。
神社で巨大な岩を見て、西島まで戻ってきた。
そのまま通過して、登山道へ。
あっという間に、登山口に到着。
見ノ越から往復でちょうど2時間。 思ったよりだいぶ早く降りてきてしまった。 途中休憩はゼロ。 まぁ2時間くらいなら通しで歩けるな。
帰りも国道438号線を走る。 途中工事で、時間通行止めがあったので、そこで15分くらいひっかかり、吉野川までやってきた。
お昼御飯を食べて帰ろうと思って、貞光で店を探したのだけど、何もなく…… ほんと何もなかった。 小さな店でもどんな店でもよかったのだけど、店が2件しか見当たらなかった。 しかも2軒とも長い間営業してないような感じ……
仕方なく、脇町経由で帰ってきたが、食べたいものも無く、会社からも電話がかかってきたので、そのまま帰ってきた。
夜は妻をバス停まで迎えに行って、ステーキガストで夕飯を。
初めてきたけど、もう来ないな、この店。 肉がまずい。
サラダバーもスープバーもたいして魅力無いし……
これなら普通のガストで、ガストバーガー食べた方がマシだ。
本日のコースタイム
11:33 見ノ越
12:09 西島
12:21 刀掛の松
12:39 剣山山頂
12:56 大剣神社
13:07 西島
13:33 見ノ越
【徳島】一ノ森~剣山
今日は登山の日。 自転車で走りたいし、暖かくなってそろそろ春だろう、ということで、路面の雪も溶けているだろう。 見ノ越に自転車を置いて、コリトリから一ノ森に登って、槍戸山に行き、剣山に向かうルートを設定した。
コリトリから一ノ森へは2回登っている。 剣山は数えてないのでわからないが、けっこうな回数登っている。 が、未だに槍戸山まで行ったことがない。 一ノ森に行く度に思うのだけど……今回は行ってみようか。
4時20分くらいに出発したのだが、途中で猛烈な眠気に2度も襲われ、計1時間10分くらい車内で仮眠。 見ノ越に着いたのが7時40分くらい、コリトリについて、国道脇のスペースに車を止め、準備をして出発したのが8時半。 けっこう時間を食ってしまった。
事前に、三好市のHPで、剣山山頂のライブカメラで積雪の状況を見ておいた。 が、ほとんど雪がなかった。 そのため、今回持ってきたのは6本爪アイゼン。 一番分厚い手袋も置いてきた。
国道から、作業用の道路に入り少し歩くと登山口。 ここから斜面を登る。 何度か作業用道路に合流し、すぐにまた山の中へ。 まだ登りはじめたばかりなのだが、雪が降り出してきた。 少し進み廃屋の脇を通過。 もう一度道路をまたいで、また少し進むと道路へ合流。 あとは道路を神社の入口まで歩くだけ。
1年前、ちょうどこの道を下山してきたとき、ニホンカモシカに出会った。 それが初めての出会い。 それから3~4月にはけっこう遭遇するようになった。 ちょうど1年前に出会った場所の近く、今日もニホンカモシカに出会ってしまった。 距離があってうまく写真は撮れなかったが……
神社の門の横をすり抜けて神社の敷地内へ。 雪がけっこう強くなってきたので、境内でレインコートを着ることに。
さて、本当の登山道はここからだ。 一ノ森の富士ノ池ルートは、けっこう傾斜がきつい。
まずは追分まで頑張ろう。 神社の裏から登山道に入る。 道はけっこう急。 もう一度道路をまたいで、あとはずっと山の中の道。 傾斜が急な上に、氷結した雪も所々に出現。 滑らないように慎重に。
たまに積雪30cmくらいの地点があったりと、思っていたより雪が残っている。
けっこう苦労しながら追分に到着。 まだ時間が早いけど、お腹すいたのでお昼にしようか。 今日もインスタントラーメンを持ってきてある。 残っているガスカートリッジを持ってくるのを忘れて、無くなる寸前のものしかザックの中に入っていなかった… なんとかお湯を沸かしてラーメンを作ることはできた。 ラーメン食べていると、上から2人組の親子が下りてきた。 一ノ森まで行って、下山している途中らしい。 徳島の方で、親子でキャンプや登山を楽しんでいるみたい。 服装や靴などが、普通の格好で、けっこう苦労してきたみたい。
燻製のピーナッツやチーズなどを分けてもらった。 ありがとうございます。
さて、ここからヒュッテまでは、過去の山行では50分程度で歩けてる。 笹原が広がってからが、山頂が近く感じるのに、なかなかたどり着かなくてきつかった記憶が…
傾斜も急なのだけど、雪の量が一気に増えてきた。 ここまでは3分の1くらいが雪だった感じだけど、ここからはほとんどが雪。 しかも微妙に固くて歩きづらい。 アイゼンをつけようかと迷ったが、別に滑りはしないし、手間なのでこのままでいっか。
しばらく歩き、普段なら笹原の場所に到着。 今は雪で覆われていて笹が全く見えない。 一ノ森ヒュッテはもう目の前だ。 頑張ろう。
地味な登りだけど、けっこう消耗しながら一ノ森ヒュッテ到着。 雪と風が強い。 とりあえず冬小屋があるので、そこで休憩しよう。 もちろん中には誰もいない……
槍戸山へは、ここから南に30分くらい歩く。 その先には何もないので、またここまで戻ってきて、それから剣山を目指すことになる。 しかし天候が…… しばらく考えたが、槍戸山は諦めることに。 このまま剣山を目指して、見ノ越に下山しよう。
今後もこのような雪が続くのなら大変だな、と思い、6本爪アイゼンを装着した。
とりあえず、一ノ森山頂に立とう。
冬小屋から斜面を10mほど這い上がり、一ノ森山頂に到着。 もしかして、南側斜面は全く雪がない!?
冬小屋付近はめちゃめちゃ雪があったのに、山頂から南はほとんど雪がない。 いま、アイゼンつけたばかりなのになぁ…… まぁいいや、少しだけど雪のある地帯もあるので、とりあえずこのまま歩こう。
直接刀掛の松方面に向かう道との分岐。 この付近は雪が凄い。 看板が埋もれている。 が、僅か南に5mほど行くと、雪が全く無い。 天国と地獄の境目は、こんなになっているのか。
そのまま剣山方面に向かって歩いていく。 ピークを越えて、剣山が見えてきた。 もう雪もほとんどなくなってしまったので、アイゼンが邪魔。 外すことに。
アイゼン外して、最後の登りを登って、剣山山頂に到着。
こっちは雪が少ないなぁ。
さて、下山しようかな。 下山は大剣神社経由の予定。
山小屋の前には20名ほどの団体さんが。 山岳会の人たちかな。 雪の道をおっかなびっくり歩いている。
下山する道は、一面雪に覆われている。 滑りはしないが、アイゼンつけていたら、もっと気楽に歩けたかも。
大剣神社に向かう道は、途中でトレースが消えていた。 斜面にどか雪があって、そこから登山道にはトレースが付いていなく、谷をそのまま降りて行く道にトレースがついていた。 神社は行かないでいいか…… 少し谷を下って、刀掛の松に向かう道に合流。 おとなしく、刀掛の松経由で戻ることに。
刀掛の松を経由して、西島到着。 そのまま一気に下山しよう。
ここから先の樹林帯も微妙に雪が残っている。
見ノ越まで無事下山。 登山口入口にある神社には20人ほどの団体の参拝客が。 神社参拝ツアーとかあるのだろうか? それとも何かのゆかりの神社だっけ? ここ。
止めておいた自転車にまたがって、コリトリを目指す。
11km程の下り坂。 微妙に雪が降っており、それが目に入ってきて目がメチャメチャ痛い。 車は2台ほどしかすれ違わなかった。 やっぱりこちらの道はあまり車が通らないなぁ……
手袋2枚重ねにしているが、手もだいぶかじかみながら、車に到着。
4月だからもうほとんど雪がないかと思っていたけど、想像以上に雪が残っていてビックリ。 しかし槍戸山にたどり着けなかったのは残念。 なかなかたどり着けない、槍戸山。 また次回挑戦します。
本日のコースタイム
08:30 コリトリ
09:23 剣神社入口
09:28~09:38 剣神社
10:30~11:00 追分
11:52~12:12 一ノ森冬小屋
13:00 剣山山頂
13:21 刀掛の松
13:29 西島
13:58~14:00 見ノ越
14:35 コリトリ