原付で日本一周の旅 – 37日目|本州上陸!

晴れ
走行距離:227km(合計:7,465km)
使用金額:8,753円(合計:136,152円)



北海道函館市~青森県青森市


朝6時起床。 とてもいい天気。 なんだか本州に帰るのがもったいない…… だけどここまで来てしまったのだから。 時間があるのでテントの中でゆっくりしてから出発。 フェリー乗場に行く前にコンビニによって朝ごはんを買って行った。 7時30分くらいにフェリー乗場到着。 フェリーの出航が9時なのでまだ時間がある。 携帯いじったりご飯食べたり。 チケットも購入したのでバイクのところに向かう。 そこでのんびりしていると、バスの運転手さんみたいな人が話しかけてきた。 例のごとく「どこからきたの?」って。 バイクの人はけっこういるけど原付は珍しいって。
再び待合室に戻ってNHKを見ていた。 「おはよう北海道」という番組で各地の朝の天気と気温を表示していた。 稚内では7度だった…… 稚内のどこだかは忘れたが、霜がはった所があったらしい…… まだ9月中旬……寒すぎじゃん。

ようやくフェリーが来た。 今回は作戦を練ってある。 バイクは一番に乗り込むことができる。 なのですぐに客室にあがりコンセントのある場所を確保。 パソコンをやる予定! 一番にフェリーに入り急いで客室に行く。 無事にコンセントのある場所をとることができた。 さっそくパソコンをやる。 まずはホームページの微妙な更新。 多分誰も気づかないようなところ……
それと日記の天気マークを作成する。 最初は「晴れ」「くもり」「雨」「雪」しかなかった。 1週間くらい前に「晴れのちくもり」「晴れのち雨」「くもりのち晴れ」「くもりのち雨」「雨のち晴れ」「雨のちくもり」を追加した。 だけどこれではまだ足りない。
今回追加したのは「晴れときどきくもり」「晴れときどき雨」「くもりときどき晴れ」「くもりときどき雨」「雨ときどき晴れ」「雨ときどきくもり」の6個。 これでほとんどの天気を網羅した!
冬になる前に「雪系」を作ればいいかな。 ここではインターネットに接続することができないので、ファイルのアップロードは後になりそう。 CGIで日記を作ってるからオンラインじゃないといじれないんだよね…… とりあえずCGIファイルは書き換えたからあとはインターネットに接続するだけ。
そんなことをしているうちにフェリーは大間港に到着した!
本州!

4週間ぶりに本州の土を踏む。 やっと帰ってきたんだ~って。 旅自体はまだ半分も終わってないような気もするが…… だけど帰る気になれば、千葉まで約850km 本気で走れば24時間以内に帰れるよ! まぁ帰る気はないが。
この前は「恐山」に寄ったため内陸部を通ってきた。 今日は海沿いを走ってみよう。 「仏ヶ浦」というのを見てみたいのでそっち方面に進む。
道を走っていていきなり「本州っぽい道」に出会った。 見通しの悪いカーブの連続。 北海道じゃありえない。 直線で500m以上先が見えない道が普通だなんて。 いきなり違いを実感させられる。
みんなああいう道を走るために北海道に行くのかな? ひたすら直線な道は原付にとっては鬼。 まだカーブが連続しているほうが車とのスピードが変わらない気がする。 急カーブでなんどもスタンドがすれるほど車体を倒してしまった。 やっぱりいいな~本州も!!
しばらく走り「仏ヶ浦」の駐車場に到着した。 なんだかとんがってる岩がたくさん見える。 あそこまでいけるらしいが歩いて50分くらいかかるらしい…… 行くのやーめた。 これが北海道だったら行っていたんだろうなきっと…… 本州差別だ……
岩壁 岩壁 岩壁 岩壁 仏ヶ浦 岩壁

ここからは海沿いをパスして内陸部を通って「むつ市」を目指す。 そういえば北海道との違いがもう一つ。 看板に書いてある地名が普通に読める! 漢字を読み書きできてよかった……と思う瞬間。 北海道では感じの「書き」は通用しても「読み」は通用しないからね…… 「興部」を「おこっぺ」、「富武士」を「とっぷじ」、「占冠」を「しむかっぷ」、「足寄」を「あしょろ」と読むんだもの。
北海道の小学校では国語のテストでこのような漢字ばかりでるのかな……?

1時間くらい走りむつ市に到着。 ここはけっこう都会なので大きい本屋もあるだろう。 しばらく探しているとショッピングセンターの中に本屋発見! 行ってみる。 ツーリングマップル東北が欲しかったのだが北海道と関東甲信越しか売ってなかった…… ここは東北地方なのに…… ついでに「東北のキャンプ場ガイド」というのを見た。 本の入荷やバイクの修理によっては長く滞在する。 なのでできるだけキャンプ場が好ましい。 本を見ていると、なんと青森市近郊に無料キャンプ場があるではないか。 だいたいの位置だけ覚えて店を出る。
100円ショップダイソーも入っていたので行ってみる。 バイクに貼り付けられるくらい小さな時計が欲しかったのだがこれも売ってない。 トイレだけ借りてでる。
青森まで行かないとダメかな~ 途中でマクドナルドがあったのでチーズバーガー3つ、フィレオフィッシュ、ポテトLを買った。 バイクに乗りながら食べる。 けっこう量があってお腹がいっぱいになった♪♪ あとは青森まで走るだけ…… 残り90km、ガンバ!
かわうち湖

ここからは4週間前走った道と同じ道を走るのだが、全然見覚えがない。 逆から走ってるからかなぁ。 それとも記憶力が悪いのかなぁ。
そういえば今日、バイクですごいテクニックを身につけてしまった! 走りながら左手の手袋をすることはできる。 もちろんスロットルが右だから。 今日習得したテクニックは走りながら右手の手袋をすること。 もちろんスロットルから手を離したら減速してしまうので、スロットルから手は離さない。 じゃどうやるのかと言うと、スロットルを左手で回す。 片手運転、しかも左手でスロットルを回す。 その間に口を利用して右手の手袋をするのだ。 だけどこの運転はちょっと危険。 まずブレーキをかけることができない。 あと直線でしか使えない。 バランスが悪い。 などいろいろ問題がある。 まぁどうしても走りながら右手の手袋をしなくてはいけないというときには……
あ、あとライダーに手を振るとき右手を振ることができるね!
とりあえず危ないのであまりやらないことにしよう……
以前から曲乗りみたいなことはやっていたが…… 友達といろいろな乗り方を研究していた。 「立ち乗り」「正座乗り」「逆手乗り」は序の口。 足元にかがみこんで正面から見たら無人走行バイクに見える「いないいない乗り」、体を地面と水平にして乗る「スーパーマン乗り」、右手と左手をクロスして運転する「エックス乗り」など。 ちなみに上の左手でスロットルを回すというやつはエックス乗りの応用。 だけどエックス乗りはブレーキもかけられるしカーブも曲がれるよ。
見つかったら捕まりそうな乗り方として「ふんぞり返り乗り」というのがある。 これはハンドルに足を投げ出して座りライトの上に足がくるようにする。 もちろん止まったら倒れてしまうが。 これはなかなか難しい。 ハンドルに重心がくるので車体のバランスが悪くなる。
今まで乗った中で一番難しかったのが「轢かれ乗り」。 これはバイクの前輪の上に乗る。 しかも後ろ向きに。 その名の通り轢かれた瞬間を維持したままバイクを運転する。 しかし過去にこれをやって、走り出してスロットルを戻せなくなり(逆向きなので奥に回すとエンジンが回転するので混乱した)そのまま電柱に突っ込んだことがある。 とても危ないのでそれ以来やっていない。
というわけで、さきほど編み出した乗り方はレベル5中だとレベル2くらいだろうか。 けっこう簡単な部類。

そんなことをしているうちに「青森市」に入った。 まずはバイク屋と本屋を探さなくては。 本屋があったのでそこに寄る。 なんとツーリングマップルが全巻そろっている!! 残りの3冊を購入。
探している「日本100岩場」の本があるか店員に聞いてみる。 もちろん「注文になります」と言われた。 だけど本が届くのが来週になってしまうらしい。 しかも来週のいつくらいかわからないらしい。 もしかしたら土曜日かもしれないって。 そうしたら1週間以上滞在は覚悟したほうがいいなぁ。
とりあえず本を注文して届いたら携帯に電話をくれることになった。 来週は昼間も携帯の電源を入れておかなくては……
そしてバイク屋を探す。 国道4号線をずっと市街地方面に走っていく。 しかしバイク屋が見当たらない…… そのまま県庁まで来てしまった。 県庁を写真に撮ろうとおもったのだが、西日の逆行が強くて上手く撮れなさそう。 また今度でいいや。 国道をはずれた細い通りも探してみたがバイク屋は見つからず。 このままだと暗くなってしまうので今日はバイク屋諦めよう。 とりあえずキャンプ場に向かう。 二段階右折に苦戦しながらなんとか到着。 あぁ疲れた。 着いたのが18時だった。

キャンプ場に行くと一人のおじさんが…… 近づいてきて「こんにちは」と。 挨拶を返したら「じゃまずこのキャンプ場の説明から」と言って夜中でも電気がつく場所、トイレ、水場、ドングリが落ちる音やカエルがなく音がする、雨水の通り道など詳しく教えてくれた。 このおじさんはここに住んで4年になるらしい。 なんていうのだろう、キャンパーではないな。 リッチなホームレス? よくわからないがここの主だ。 これだから無料キャンプ場は…… まぁ仕方ない。 テントを張る。
夕飯を食べようか迷ったが、さきほどのハンバーガーでかなりお腹がいっぱいなので夕飯はいいや。
明日はなにしよっかなぁ。 とりあえずバイクの後部コンテナが壊れそうなので修理かな。 明日はあまり移動したくない。 連日の移動で疲れた……
テントの様子