山陽女子ロードレース大会

晴れ今日は土曜日に開催された「山陽女子ロードレース大会」を見る。 これは岡山が舞台のハーフマラソンなのだけど、一部コースがおかやまマラソンとかぶっているし、岡山中心部を走るので知っている景色が出てきて、見ていて楽しいレース。
スタートした直後こそ、キロ3分26秒だったが、2kmからは3分11秒前後の高速レースとなった。 先頭集団はあっという間に5人に絞られて、7kmくらいの地点でトップを走っている、ルートインホテルズの「バウリン・カムル選手」が単独走となった。 バウリンカムル選手はずっと3分11秒くらいのペースの独走で優勝した。 タイムは1時間8分4秒で、大会記録を13秒更新だし、自己ベストも1分40秒くらい更新する、すばらしい走りだった。
2位集団は、最初は小原選手、鷲見選手、上原選手、一山選手だったが、鷲見選手と上原選手がだんだんと離されていく。 2位集団を作っていた小原選手と一山選手だが、ずっと小原選手の真後ろにピッタリと一山選手がくっついて走る。 10km近くそんな状態で走っていたのだけど、ラスト4kmくらいで一山選手が小原選手を追い抜かし、どんどん差をつけていく。 一山選手は自己ベストが1時間13分台の選手なのだけど、このペースでゴールすれば1時間9分台というタイムになる。 自己ベストを大幅に更新して日本人1位になるかと思われたのだが、4位集団を作っていた鷲見選手と上原選手がどんどんと迫ってきていた。

スタジアムに入ってラスト400mの時点では、まだ一山選手が前を走っていたが、第三コーナーのあたり、残り200mくらいで上原選手に抜かれて、そのままゴール。 上原選手とはわずか1秒差だった。
上原選手が1時間9分13秒、一山選手が1時間9分14秒だった。
しかし、この1秒が大きな意味を持つ。 今回の大会は来年開催される「バレンシア世界ハーフマラソン」の日本代表選考レースで、日本人1位の選手が出場権を得られる。 一山選手はそれを狙っていたのだが、最後の最後で抜かされてしまった。
小原選手はラストで失速して4位。 鷲見選手は上原選手とお互いにペースを上げあっていたので、小原選手を抜かし3位に入った。

ノーリツからドームに移籍し、新天地で頑張っている岩出選手も出ていたのだけど、全体の9位、タイムは1時間10分35秒と、いまいちパッとしないタイムで終わってしまった。
TV中継では知らなく、あとでリザルトを見て知ったのだけど、オレが注目しているニトリの「下門美春選手」も出ていたが、1時間13分58秒だった。 高校卒業後、実業団の第一生命に入社したのだけど3年で退社して、そのまま引退。 しかし2年後に実業団のしまむらで現役復帰。 3年所属して、今年の夏前からは実業団のニトリに移籍している選手。 しまむらでは数々の駅伝で選手として抜擢されていたが、選手本人は駅伝よりマラソンなどに力を入れていきたいための移籍だとのこと。

そんな感じで観戦を終えた。 次の大きなレースは箱根駅伝かな。 箱根駅伝は楽しみだなぁ。