まつえレディースハーフマラソン

雨仕事では、指示をくれる人が体調不良でお休みだった。 ただ、数ヶ月スパンでスローペースで構築中の物があるので、それの作業を引き続き行う。 いないからといって、突然仕事がなくなるような物ではないので。 もともと勤務地すら同じじゃないので、体調不良でもメールやLINEなどで言いたいことを入れておくこともできるし、こちらから電話をかけることは稀なので。

夜はジョギングに行こうと思っていたのだが、天気が悪くて走りに行くことが出来なかった。 大会まで1週間を切ったので、今週は体を動かす程度で調整にまわしたいのだけど、どうやら水曜日まで雨が続くらしい。 先週の木曜日に走ったのが最後なので、ここで1週間空いてしまうのは非常に厳しいが、どうなるだろうか……

その後は昨日見そびれた「まつえレディースハーフマラソン」を見る。 特別招待選手は3名で、三井住友海上所属の野添選手、第一生命グループ所属の田中選手、ニトリ所属の下門選手の3名で、他は実業団選手や大学生選手が出場している。
野添選手は鹿児島の神村学園高校出身で、大学には進学せず実業団に所属した選手。 大学生でいうと3年生にあたる年齢になる。 この選手は高校時代からそうだけど、走りのフォームに特徴がある。 右肩を手前に引き、左肩を前に出すような感じで、体を斜めにして走る。 おそらく陸上を初めたばかりの頃に、フォームの矯正をしようとしたはずだけど、矯正すると逆におそくなるというようなタイプの選手なのだろう。 正しいフォームに比べるとロスはあるかもしれないが、これが本人には一番速い走り方なのだろう。
田中選手は2016年の名古屋ウィメンズマラソンで優勝し、リオデジャネイロオリンピックのマラソン日本代表の座を獲得した選手。 そのレースでは天満屋の小原選手と最後の最後まで競い合い、ラスト100mで前に出て、小原選手と比べて1秒差で勝利し、日本代表となった。 が、オリンピック後に、競技への気持ちが切れ4ヶ月の休養、さらに休養後に故障してしまい、オリンピックから1年半経った今、復帰後の初レースでまつえレディースハーフマラソンを選んだ。 長いブランク明けで、どのような走りになるだろうか。
下門選手は、2016年の同大会での優勝者。 高校卒業後、第一生命グループで実業団ランナーとして頑張っていたが、退職&引退。 だが、しばらくして、実業団のしまむらに復帰し、再び選手として頑張る。 が、しまむらの陸上部の方針よりも、自身の東京オリンピックへ向けての、トラック・駅伝よりもマラソン志向が強く、より自分の思いが実現できるよう、実業団のニトリに移籍。 MGC出場権を得ようと頑張っている選手だが、先週名古屋ウィメンズマラソンに出場したばかりで、2週連続のレースなのでどうだろうか。

そんな特別招待選手の顔ぶれで、レースはスタートする。 レースは出だしの1kmが3分20秒と、けっこう速いペースで動き出す。 ペースが速いため、先頭は大集団にはならず、縦長で展開し、どんどんと選手がこぼれ落ちていく。 先頭を引っ張るのは野添選手と田中選手。 下門選手は、レース早々に後方集団に下がってしまった。
14kmくらいまでレースは野添選手、田中選手、東京農業大学の清水選手の3名で進む。 実業団の2名が横に並んで引っ張り、清水選手がピタリと真後ろに付くような感じで。
だが、清水選手が遅れ始めて、15km地点では第二集団に吸収されて、先頭集団とは15秒ほど離されてレースが進んでいく。

先頭は田中選手、野添選手の2名に絞られた。 膠着状態は20km地点まで続くが、ラスト1kmになって田中選手がスパートをかける。 野添選手はついていけずに、徐々に差が開き始めてしまう。
そのまま田中選手が先頭でゴール。 タイムは1時間11分39秒だった。 そこから6秒遅れの1時間11分45秒で野添選手が2位でゴール。 下門選手は時間15分23秒の19位だった。

これで今シーズンのめぼしいロードのレースは全て終了。 これから実業団の選手たちは、来シーズンに向けての期間へとなる。 TV中継などもしばらくないので寂しいなぁ。
だが、市民ランナーは5月下旬くらいまでレースもあるし、練習もしているし、自分も頑張らなくてはならないな。