日光江戸村

晴れ朝5時40分くらいに起床。 今日は栃木県の「日光江戸村」まで遊びに行く。 子供たちには前々から「千葉に行ったら昔に遊びに行くよ」と伝えていて、ようやく今日がやってきた。 長男は楽しみにしてたらしいが、三女は「忍者が怖い」と言っていてあまり乗り気ではなかった。
日光はけっこう遠く、高速道路を使って200km、3時間の旅となる。 オープンが9時なので、それまでに着きたかったのでこの時間に起床したのだが、睡眠時間が少ないので最後まで運転できるだろうか……

6時過ぎに出発して、コンビニで朝ごはんや飲み物を調達して、四街道ICから高速道路へ。 カーナビは湾岸線や柏ICからのルートを候補として出してくれていたのだけど、今日は平日だし、朝の都内に向かう道路は混んでいるだろうから違うルートを探してあった。 四街道ICから東関東自動車道で大栄JCT、圏央道でつくばJCT、常磐道で友部JCT、北関東自動車道で宇都宮上三川ICまで走り、そこから一般道を走って、最後は日光宇都宮道路を走るというルート。 そちらに走っていけば、カーナビが自動でルートを修正してくれるだろう。

片側一車線の高速道路は四国や田舎の風物詩だと思っていたのだが、圏央道のこの区間も片側一車線だった。 関東近郊でも一車線高速道路あるのね。
車は親のを借りてきたのだけど、昨年秋にエスティマからエスティマに乗り換えたらしい。 この車にはクルーズコントロール機能が付いていて、初めてそれを使ってみる。 クルーズコントロールは楽だと噂には聞いていたが、果たしてどうなのか。 使い方がよくわからなかったのだけど、ウインカーの下についているレバーのSETを押すとランプが点灯するので、これがスイッチなのだろう。 その状態でレバーを下に下げるとオートクルーズが始まるのだろう。 ブレーキ踏んだり、もう一度SETを押すと解除された。 レバーを下げると1.5km/hくらい減速、上げると1.5km/hくらい加速するような感じだった。 最遅の設定は何キロかわからないが、最高速は119.5km/hくらいだった。 120km/hにはならない感じ。 日本の高速道路だと、最近一部区間を120km/hにしようという動きがあったが、100km/hのはず。 なので、それ以上の値が設定できるのも不思議な気がするけど、流れに乗るという暗黙の了解があるからかな。
慣れないうちは、クルーズコントロール下での運転が非常に難しかったし怖かった。 上り坂を一定速度で走ってくれるのは非常にありがたいが、レバーを上げ下げするだけで、走行速度が調整できるのが、なんだかゲームのような感じがして、運転する感覚が薄れてしまう。 右足もどこに置いておけばいいのかわからなくて、最初はブレーキの上に置いていたのだけど、足がとても疲れたし、いざブレーキをかけようと思うと、アクセルからブレーキに移動させるような動作が必要と勘違いしてしまうことがあったので、最終的にはアクセルの上で落ち着いた。 これで機能使ってても使ってなくても、ブレーキかける動きは同じになるので、間違いとかはないだろう。 ただ、アクセルから足を離すと起こるはずのエンジンブレーキもないので、その辺りの挙動は慣れが必要なのかなぁ。 とりあえず、付いてるからそう簡単に使いこなせるものでもない感じだった。 前の車との車間を検知する機能は付いているのかわからないが、慣れてない人がやったら暴走しそうな……

宇都宮に到着して、国道4号線を北上するのだけど、この道路が渋滞していて思うように進めない。 ようやく日光江戸村に着いたのは9時40分くらいだった。 渋滞もあったので、思ったより時間がかかってしまった…… 日光江戸村の前にある駐車場に止めたが、こちらは全く関係ない会社が便乗商法しているだけの駐車場だった。 駐車場の名称は「日光江戸村前駐車場」というのを領収証をもらってから気づいた。 係の人は笠をかぶっていてまさにソレだったのだが。 けど、駐車料金は600円で、江戸村の駐車料金は800円だったので200円得をしたのかな。 徒歩5分かからないくらいの位置なのだけど200円安いならいいか。

入場して、まずは貸衣装屋へ行く。 ここでは江戸の人達になりきるために、衣装のレンタルがある。 けっこういい値段取られるのだけど、せっかく遠くまで来たので。
長男は「忍者」の衣装。 三女は「武家娘」がいいと言っていたのだけど、店の人が「身長が110cm無いと帯が厳しい」と言っていたので「町娘」に変更。 あまり違いがわからないけど、着物の豪華さが違うのだろうか? 開園してから1時間なのに、貸衣装屋の着付けが30分待ちだった。 簡単な衣装なら自分たちで着られるのだろうけど、侍や着物系は無理だろうから、着付けの人達がいるのかな。 三女はヘアセットも追加料金でやってもらう。

着替えをしてからは「大忍者劇場」で忍者の出し物を見る。 音や光の演出や刀を使った戦いや忍術もあり、けっこう面白かった。 が、時間が短かったので、もっと長く見ていたかった。 冒頭のシーンが忍者っぽくて、高さ3mくらいの場所から綱を使って一瞬で音もせず下りて、首を掻っ切るというシーンなのだが、そんな高さから飛び降りたのに音が全くしなかったし、待ち人は後ろに人が迫っているのも気づく暇なく瞬殺されていた。
他にも身代わりの術みたいなのがあって、捕らえられたはずなのに、実は捕まっていたのんは人形だった、というシーンもあり、これは子供だけではなく、周りの大人たちも驚いていた。 そんな楽しい大忍者劇場を見終えて、出口では忍者たちのお見送りがあった。

野外ステージの前には、コマや草履積みや投矢など、昔の遊びで遊ぶコーナーがあり、小学生の頃ぶりにコマを回したりして遊んだ。 小学校4年か5年の頃、コマが大ブームになって、学校中でみんなでコマで遊んでいたが、あのコマはよく作られていたので回しやすかったが、江戸のコマは木を削ったような感じで重量もあり、紐も太いので、思っていたより上手くは回せなかった。

少し早いけど「両国亭」という茶店で焼きそばと団子をお昼ご飯として食べる。 ここは江戸なので「1000両です」と、円じゃなくて両で言われた。
午後はひたすら園内を散策する。 博物館とかとは違うので、触ったり入ったりしてもいいものばかりなので、江戸の牢屋に入って遊んでみたり、寺子屋みたいなところで勉強ごっこをしたり、意味もわからず処刑台に上ってみたり。
「忍者からす屋敷」「忍者怪怪亭」「地獄寺」「忍者からくり格言迷路」「せんべい焼き」などの体験するやつも一通り遊ぶ。
「忍者からくり格言迷路」がすごくて、三女が先頭でゴールを目指したのだけど、結局ゴール出来ずにリタイア出口から出ることになってしまった。 同じ道を行ったり来たりで、メチャメチャ難しい迷路だったのだけど、「からくり」なので単純に歩いていけばゴールにたどり着けるというものではなかった。 忍者屋敷なので、壁をどうこうしたりする…… なので、三女には無理だった……
日光江戸村には閉園間際の16時半くらいまで滞在して、たっぷりと江戸の街を楽しんできた。
日光江戸村 日光江戸村

帰りは時間がかかるので、この近辺でご飯とお風呂を済ませて帰りたい。 すぐ近場で「ラーメン梵天」というお店があったので、ここで夜ご飯を食べる。 まだ17時過ぎなので、お客さんはおらず貸切状態だった。
せっかく宇都宮まで来たので、本当は有名な店で餃子でも食べたかったが、子供たちもいるし仕方がない。
ラーメン 餃子

お風呂は日光宇都宮道路を通った後の「ほたるの里 梵天の湯」というところで。
ゆっくりお風呂に入って、子供たちは牛乳も飲んで、あとは帰路の車内で寝るだけだな。 まだ19時半だけど、オレはここから頑張って運転しなくてはならない……

帰りは道もよくわからず東北自動車道の宇都宮ICから乗ってしまった。 埼玉南部を抜けるのではなく、往路と同じような感じで帰りたい。 結果的には国道4号を走ったほうが圧倒的に近かったのだけど、東北道から北関東自動車道にたどり着き、往路と同じ道で帰ることができた。
だが、途中で眠くなり、笠間PAに避難し仮眠することに。 20時半から目覚ましは15分でセットしていたのだけど、起きられず1時間くらい寝てしまった。 1時間仮眠をいたので、そこから先は順調で23時位に帰ってきた。

オレは小学校の修学旅行で日光江戸村に言った記憶があるのだけど、行ったことしか覚えていなくて、中がどんなだったかを全く覚えていなかったので、初めて行くのと同じような気持ちで楽しむことができた。
値段はかなり高いが、貸衣装は絶対に借りたほうがいいな、と思った。 ただ、早く行かないと待つようになってしまうので、開園と同時くらいに入園するのがいいだろう。
京都の太秦映画村も行ったことがあるが、子供向けに考えるなら日光江戸村の圧倒的勝利だな。