サンポート高松トライアスロン2025 審判

晴れ朝3時58分に起床。 今日はサンポート高松トライアスロン2025の大会当日。 朝5時から審判会議があなぶきアリーナの第5会議室で行われる。 絶対に遅刻できないので、昨夜は20時過ぎには寝て、今朝この時間に起きることができた。 朝4時10分くらいに家を出発して、あなぶきアリーナ北側の港湾第2駐車場に車を停める。

あなぶきアリーナの会議室で審判の打ち合わせ。 無線機のチェックや緊急時の対応などを再チェック。 5時半くらいに解散となり、それぞれが持ち場へとついていく。
自分はバイク競技の6番という区画でトンネル内監視を行う。 6番の持ち場はトンネル~高松北警察署の西の交差点付近まで。 6時前になってボランティアスタッフと警備会社の人たちがやってきて、6時過ぎになって警察官がやってきた。 6時過ぎからパトカーによる交通規制の案内があり、6時20分くらいに交通規制が始まった。 交通規制が始まってから、警備会社の人たちがカラーコーンを道路に置き道路を封鎖。 その後パトカーが最終巡回してOKが出てから鉄柵を設置。 カラーコーン設置は警備会社の仕事、鉄柵設置はボランティアの仕事、審判はその場にはいるが、基本的に役割が違うので手伝うのはダメらしい。 特にカラーコーンに関しては交通規制の関係もあるので。

鉄柵の設置が終わり、バイクコースが完全に封鎖された。 自分はトンネル内監視なので、持ち場に着く。 予定通り7時に競技開始、2分毎のウェーブスタートなので、2分毎に選手がスタートしていく。
随時無線で連絡が入るのを聞いているのだが、今日は風があって海が波立っているようで、スイムスキップや、スイム1周目を終えてのスキップが非常に多い。 エントリー580名くらいに対して、スイムスキップや途中でスキップした選手が80名くらいいるようだった…… スイム途中でのリタイアはライフセーバーが足のつくスタート地点までジェットスキーで運ぶことになっていたのだが、あまりにも途中リタイアが多すぎてジェットスキーが追いついておらず、事前打ち合わせにはなかった、岸壁の緊急避難用のはしごから何人もの選手が陸に上がっているとの情報が入り、本部や現場は混乱していた。

20分程度で先頭の選手がスイムを終え、バイク競技へと移っていく。 ようやく自分の出番となる。 自分はトンネル内の歩道にいるのだが、鉄柵があってトンネル内がよく見渡せない。 昨日下見したときに、鉄柵から身を乗り出して覗き込まないと、全然トンネル内が見えないので身を乗り出す準備は出来ている。 鉄柵は昨日見た時点でホコリまみれでドロドロだったので、今日は除菌ペーパーみたいなものを1袋丸ごと持ってきているので、それで鉄柵を拭いて綺麗にしてから身を乗り出す。
先頭を走る選手たちはすごいスピードでトンネル内を駆け下りてトンネル出口に向かって駆け上がっていく。 自分の役割はトンネル内で事故が起こった場合の連絡、落下物があった場合の連絡となる。 歩道からトンネル内には降りられないので、トンネル入口・出口付近にいる人に無線で連絡をする。 事象が発生したのが往路側なのか復路側なのかに寄って呼びかける相手が違うので、往路入口・往路出口・復路入口・復路出口と、4パターンあるので、それぞれ呼びかける相手を変えないといけない。 何事も無く無事に終了してくれることを祈る。

トンネル内を監視していたら無線で「スイムからバイクに向かう途中転倒して後頭部強打、救急要請」みたいな無線が流れてきて、連絡してきた人が非常に混乱していた。 本部が「落ち着いて、状況整理してもう一度言ってください」と連絡し、正確な情報が伝えられた。 やっぱり目の前でそんな事が起こると混乱するよな…… 結果的に救急搬送や救護隊の出番はなく、本人の自己申告で競技続行可能とのことで、その選手は競技に戻っていったようだ。 他にもNo.◯◯の選手のご主人が「妻が救急車で搬送されたようだけど、どこの病院に搬送されたのか?」という問い合わせが来ているが、という連絡が入り、「本部ではそのような事象は確認していない、誰も救急搬送されていない」と。 「計測ラップによると、今バイク2周回目だけど、目視確認できますか?」 バイクコースの途中にいる審判が「No.◯◯を目視確認、バイク競技中」との連絡が入り、「ご主人にはそのように伝えてください」と。 ご主人がどこから救急搬送された情報を聞いたのか不明だけど、そんな事もあるんだな……

自分はトンネル内を監視していたが、いつの間にか道路にエナジーチャージのゴミのようなものが落ちており、それを選手がバイクで避けて走っていて危険。 無線で復路出口の審判に呼びかけてゴミを回収してもらった。 無線使ったのはそれくらい。
バイクは3.8kmコースを10周回しないといけないのだが、9時半の時点で周回コース閉鎖。 この時点で9周回目以前の選手は自動的にバイクはリタイアとなる。 9時36分にバイクコース完全閉鎖。 オートバイに乗っている審判が、バイクコースのスタート地点からコースを確認し、最後方を走っている選手の後ろに付く。 この選手より後ろには選手が一人もいないので、この選手がバイクコースを終えたら、警察の確認の上、交通規制解除となる流れ。

その選手がトンネルを通過し、最後方の確認オートバイが通過したのを見て、自分のトンネル内監視の仕事は終了となった。
高松北警察署西の交差点に戻って、交通規制解除の様子を見守る。 しばらくしてパトカーでの確認があり、その後交通規制解除となった。
これで自分の仕事は完全に終了。 待機場所となっている、あなぶきアリーナの会議室に戻る。 まだ競技は継続中で多くの選手が赤灯台への桟橋でラン競技中。
まだ仕事中の審判はいるが、冷房の効いた会議室で配給されたおにぎりを食べる。 しばらく待機時間があり、11時過ぎに最終ランナーがゴールし、競技が終了となった。

その後表彰式があり、12時半くらいにトアイアスロン全てのイベントが終了となった。 片付けなどは残っているが、それは審判の仕事ではなく設営スタッフやボランティアの仕事である。
審判団全員で写真を撮って、最後に競技委員長などから話があり、大きな事故もなく大成功ということで幕を閉じた。 来月から、来年の開催に向けて動き始めるようだった。

トライアスロンが終わって、高松の町はトライアスロンがあったのか?と思うくらい平常通りだった。 今日も香川県総合運動公園で中学校のソフトテニスの総体がやっているので見に行く。 三女は出場していないが応援で現地にいるので。 三女の学校は敗退してしまったようだが、到着したときには準決勝をやっていて、その試合を見てきた。 決勝をかけた戦いは熱かった。

帰宅してからすぐにシャワーを浴びて着替えて、電車に乗って瓦町駅へ。 今帰ってきたばかりだけど、16時から丸亀町グリーンの屋上のビアガーデンでトライアスロンチームの打ち上げがある。 選手で参加した人、スタッフで参加した人、参加してないけど盛り上がりたい人など、全部で40名くらい集まったのかな。 ビアガーデンは日陰だけど屋外でメチャメチャ暑かった。 バーベキューもあって、それの火も暑さの原因だったと思う。 2時間くらい食べ放題飲み放題で、ビールを5杯くらい飲んだ。 食べ物はそんなには食べられなかったが……

18時半には終わって、2軒目に行く人もいたけど、自分はこれで帰ることにした。 瓦町駅の電車のタイミングも良くて、19時過ぎには帰宅。
もう一度風呂に入って、20時過ぎには寝てしまった。

今日は非常に疲れたが、目の前でトライアスロンを見て、やっぱり審判より選手として出場したいなぁと思った。 だが、ロードバイクは長男にあげてしまったし、トライアスロン自体2019年に出場したのが最後だし、スイムトレーニングは全くしてないので1500m泳ぐことも出来ないだろう。 来年に向けて、今からスタートすれば余裕で準備は間に合うけれど、この熱量を保持したまま練習を始めることができるかなぁ。