原付で日本一周の旅 – 14日目|利尻島登山 利尻観光

晴れ
走行距離:65km(合計:3,007km)
使用金額:1,645円(合計:47,086円)



北海道利尻富士町


午前4時起床。 今日は山に登るため早く起きた。 夕べはかなり厚着をして寝た。 ズボン2枚、上着4枚、靴下、シュラフカバーを装備して寝た。 かなり暑かった…… 思ったよりも効果があったのがシュラフカバー。 テント内の空気とシュラフとの間に一層作ってくれるのでかなりシュラフ内の温度が保たれた感じがした。 シュラフカバーつければ、普通の格好で寝ても大丈夫そうかな。
携帯の目覚ましで起きたためまだ眠い。 外は暗いし。 だけど昨日もらったパンフレットによると「鴛泊コース」から登山する場合は、行き6時間、帰り4時間、休憩1時間の最低でも11時間と考えて計算してください、と書いてあった。 なのでこの時間に起きなくてはいけなくなってしまった。
4時に起きて、出発が5時だとする。 それから11時間だと16時。 もう夕方だ。 最低でも18時までに降りてこないと暗くて帰ってこられなくなる可能性もある。 なのでかなり余裕をもって時間を決めた。 絶対忘れたらいけない飲み物、食料、カメラをザックに詰めて、念のためレインコートももった。 暗いためヘッドランプも。 それとタオル、帽子。 そして4時35分出発。 行きは6時間……しかも登るにつれて辛くなってくるらしい。 だんだん傾斜が急になってきて、9合目からが一番辛いらしい。 イヤなコースだなぁ。 少し歩くと3合目に到着した。 「日本最北端の名水:甘露泉」というのがあった。 飲んでみたらとても冷たくて無味。 かなりおいしい! 無味っていうのがいいね!
日本最北端の名水 乙女橋

そして林道のような道をテクテク歩く。 しばらく歩き5合目に到着した。 ここから登山らしくなってくる。 大きな石が転がっている道をどんどん登る。 途中で老夫婦と女の子1人抜かした。 そして6合目到着。 かなり見晴らしがいい。 名前も「6合目:第一見晴台」と書いてあった。 鴛泊の町はけっこう小さくなって見える。 ここからも同じような道が続く。 カーブが多くて前方があまり見えないのが助かる。 しばらく歩き7合目到着。 そろそろ休もうかと思ったけれど、8合目まで行ってから休もうと考え直した。
利尻山より 利尻山より 利尻山より 利尻山より 利尻山より

すぐに案内の看板が。 標高900mだって…… あと800mもある。 先は長い…… クネクネと山道を歩いていく。 ここの区間がけっこう長く感じた。 8合目手前に「第二見晴台」というのがあった。 ここで小休止。 お茶を飲んで、5本入りのレーズンパンを1本食べた。 ここまでかかった時間が1時間40分。 8合目は目前だ。 パンフレットによると、登山口から8合目までかかる時間が3時間35分となっていた。 倍以上のペースで歩いていることになる。 今のところ呼吸も乱れないし、足もきちんと動く。 まだまだいけるね! 再び歩き出して8合目を通り過ぎる。
利尻山より 利尻山より 利尻山より

ここから少し下って避難小屋の脇を通る。 中はどのようになってるのか覗いてみたが、青いビニールシートが敷いてあるだけでホントに吹雪から避難するためだけに作られてるみたい。 水も電気もないので泊まるのは厳しいかな。
この辺りから傾斜がきつくなってきた。 あと足元が不安定に。 雨が降ったら水の通り道になりそうなところを歩いているので、とてもすべる。 登山靴じゃなくて履き古した運動靴だし。
山頂方面

そして9合目到着。 看板に「ここからが正念場」と書いてあった。 今から一番きついところに突入する…… 9合目の平坦になったところもゆっくり歩いて呼吸を整える。 立ち止まったら歩き出すのが辛そうなので立ち止まらずゆっくりと。 そのまま9合目を通過する。 ここから山頂まで、標高差400mくらいある。 登山口が200mだったので、全体の標高差は1500m、そのうちの400mが最後に来るとは…… 9合目を通り過ぎた。 最初はあまり傾斜も変わらず、ゆっくりと呼吸が乱れないように歩いた。 だけどだんだん呼吸よりも足がきつくなってきた。 太ももが上がらなくなってくる。 時にはすごい歩幅を狭めて歩いた。 だんだん火山の石みたいなものに変わってきた。 歩くとずりずりいう。 かなり登ったところで「沓形登山口」と合流するところまでやってきた。
利尻山より 利尻山より

ここからはフィックスロープが張られている。 かなり傾斜が急になって、小さな石ころばかりで足跡もない。 もう足がやばいのでフィックスロープを腕で引っ張るようにして、ほとんど腕の力で登っていく。 しかし限度があって、腕も力が入らなくなる。 呼吸も乱れてくる。 何度か立ち止まって呼吸を整えた。 あぁきつい。 そして山頂まで距離にして300mくらいになって気合が入る。 あと一息、頑張ろう。 そしてヘトヘトになりながら山頂到着! やった~疲れた~
かかった時間は3時間4分だった。 休んだのは「第二見晴台」で休んだ5分間のみ。 かなりハードな登山だったように感じる。 だけどコースタイム6時間のところをこんなに短い時間でこれたのが嬉しい。 最後きつかったなぁ~
利尻山より 利尻山より 利尻山より 利尻山より 利尻山山頂 利尻山山頂より 利尻山山頂より 姫沼

しばらく山頂を満喫した。 だけどだんだん体が冷えてきたため15分くらい山頂で休み、すぐに下山する。 9~10合目の急な傾斜は登るのはつらいが、降りるのも辛い。 フィックスロープを使って、後ろ向きに下りていく。 前向きに降りたらバランス崩したらそのまま転倒しそう。 9合目まで下るのがかなりきつかった。 ある意味、登りよりも辛いかも……膝、足首的に。 けっこう勢いよく足を突いてしまう。 9合目に到着した時点で膝がギシギシいっていた。
そこから順調に6合目まで下る。 ここから傾斜があまりなくなるので、1合の間隔が長くなる。 登る時間と下る時間があまり変わらない範囲。 かなり歩いて5合目到着。 そこからもっと長い距離を歩いて4合目に到着。 距離的に4~5合目が一番長いように感じた……
あとは楽チン、3合目の名水までやってきて、再び水を飲む。 冷たいのおいしい~!
そしてキャンプ場まで降りてきた。 くだりは2時間20分だった。 トータル5時間20分。 休憩含めて5時間35分。 パンフレットの11時間って……
まだ時間は11時だし。 ホントは今日登山で一日終わる予定だったのになぁ。

時間が余ってしまったので利尻島観光に行くことにした。 島一周が53km(看板に書いてあった)なので、いろいろ回っても3時間もあれば回れるだろう。 さっそく島内観光に出発。 まず姫沼展望台というところにいった。 ここから北海道とペシ岬を眺める。 冬のとても天気のいい日にはサハリン(ロシア連邦)も見えるらしい。 夏じゃ無理かなぁ。
ペシ岬

そして姫沼を見る。 かなり緑色していて汚かった。
姫沼 姫沼遊歩道

ずっと走り「石崎灯台」を見る。 ここは観光用ではないが、たまたま近くを通ったので。
石崎灯台

そして「オタトマリ沼」。 ここでタクシーの運転手と話をした。 ちょうど、おばさん2人を島内一周観光案内中で、おばさんの1人の実家が松戸らしい。 それで「八千代市ナンバー」なので「千葉県だ!」ということで、運転手が声をかけてきた。 少し話をして「若いんだから頑張らないとダメだよ~」と言って去っていった。 今でも充分頑張ってるけどなぁ。 もっと頑張れということか! では利尻山を往復4時間台で……すっごい頑張らないと無理っぽい。。。 まぁやらないけれど。
オトタマリ沼 オトタマリ沼近くの展望台より オトタマリ沼

そして「仙法志灯台」というのを見る。 これは高さが低かった。 そして「仙法志岬公園」というところに行くが、公園ではなく駐車場だった…… 海沿いに下りる道があったので降りてみたらお土産屋さんがあるだけだった……
仙法志岬灯台 仙法志岬

そして沓形を通って鴛泊まで戻ってきた。
そういえばまだお昼食べてないや。 北海道の海沿いではたくさん「うに丼」という看板を見かける。 ぜひ食べてみたいと思うのだが、値段が2,000円くらいするのでなかなか手が出ない。 まぁそのうち食べることは確実だけど。 「うに丼」を食べたかったのだが、今日は我慢。 島で3軒(?)しかない食料品スーパーに行った。 野菜・魚・肉を除くすべての商品が高い。 レトルト品とか冷凍食品なんてすごい! やっぱりここまで運んでくる手間があるからかなぁ。
牛乳とサラダ油、ホッケ、チキンラーメン、うどんを購入した。 とりあえず、お昼は我慢して、夕飯を豪華に。 うどん3玉とホッケ焼きの予定。
帰りに温泉に寄っていった。 入浴料500円。 ロッカーがなく、荷物をカゴに置きっぱなしのため、盗難が怖くてあまりゆっくりできなかった。 とりあえず登山の疲れはとれたかな。
キャンプ場に戻ってきて、洗濯をする。 洗濯といっても水洗いだけど。 汚れ物を全部洗ってロープを使って干した。 とても日当たりがよいのですぐに乾いた。
そして夕飯までの数時間、外にイスを広げてポケーっとして過ごした。 おじいさんになったら、毎日こういう生活なのかな……
そして夕飯の調理開始。 ガスコンロが1つしかないため、まずうどんのお湯を沸かすことにした。
沸騰したら、ナベをどかして、フライパンをコンロにかける。 そしてホッケを焼く。 大きかったので焼くのに少し苦労した。 焼けたらフライパンをどかし、ナベをコンロに。 一度沸騰するまで温度を上げてるのですぐに沸騰する。 そしてうどんをゆでる。 だしがないため、醤油で味付け。
そして食べる。 うん、魚はおいしい! 塩をふりかけただけだけど最高!
うどんは少し味が濃すぎた……今は2玉しか作ってないので、あと1玉作るときは水を入れて薄めよう。
食べ終わって、残りの1玉を作る。 今度はちゃんとおいしい味付けができた。 そして食後のコーンスープ。 今日の夕飯は手作りにしてはかなり豪華だった。 ホッケ250円、うどん200円、計450円でかなり満足のいく食事だった。
さっきまでなんともなかったのだが、この時間になって、膝にダメージが…… 歩くと痛い。
まぁ寝れば治るだろうけど。 やっぱりけっこう負担がかかってるんだなぁ。

明日は昼前のフェリーで礼文島に行く予定。 天気が雨だったらもう一泊します。
礼文島には何があるのかさっぱりわかりません。 行ってから調べます。

原付で日本一周の旅 – 13日目|稚内 利尻島

晴れ
走行距離:196km(合計:2,942km)
使用金額:13,900円(合計:45,441円)



北海道小平町~北海道利尻富士町


午前5時起床。 夕べも何度か目が覚めて、そのときは雨が降っていた。 雨の音で目が覚めたっぽい。 それと寒さで…… ものすごく寒かった。 何度も寝袋の中にもぐりこんだ。 体を小さく丸めて暖まろうと努力した… 何か寒さ対策しないと死んじゃう…… 道路の電光掲示板による、午前5時の気温は11度…… 寒すぎ…… 千葉だったらたぶん23度くらいはあると思う、もしかしたら熱帯夜かも……
テントがかなり濡れているので雑巾で拭いて撤収する。 ポールをたたんでいたら重大なものがなくなっていることに気づいた……! なんとポールカバーがない。 あれがないとポールを収納するものが…… たしかテントの袋の中に入れたはずなのに。 荷物をひっくり返して探す。 もしかしたら砂浜に飛ばされたのかと思って砂浜も歩いて探す。 しかしどこにもなかった。 あぁどこやっちゃったんだろう。 昨日、テント建てるまではあったのになぁ。 きっとしまい忘れてどこかに飛ばされてしまったのだろう…… とりあえず、ビニール袋に収納した。 きつく縛り付けないと膨らむようなものでもないし(テントと違って)、これで充分に代用できるし。
そして出発。 携帯で天気予報を調べたら、今日は雨の心配なし! ひさびさの快適ツーリングができそう。 そして行く先の方を見てみると……ものすごい霧がかかっている。 これからあそこに突っ込むのかぁ。 昨日と同じように靴を前部に縛り付けて、タオルと靴下を後部トランクに干して。
すごい濃霧

そして走り出して、霧の中に突入。 しかし思ったより視界はよかった。 50mくらいは視界がきくので、飛ばしてないし安全。 しかし服に水滴がどんどんついていく。 3kmくらい走ったら霧地帯は終わった。 せっかくの晴れなのに、太陽が東から上るせいで日なたを走ることができない。 すぐ東側には山がそびえているので、道路は日陰になってしまう。 あぁ寒い…… しばらく走り「道の駅 ほっと♡はぼろ」で休憩。 昨日、今日とここの駐車場広場でイベントがあるらしい。 イベントは11時からなのに、この時間(午前6時30分)ですでに待っているおばあさんがいた。 かなり早起きしてしまったのだろうか…… 昨日も早くから並んでいたらしい。 そのおばあさんと少し話をした。 この辺りは3日前から急に寒くなったらしい。 ゆうべはヒーターを焚いてしまったといっていた。 どうりで朝凍えていたわけか…… せっかくこの道の駅にきたのだから、ついでにバラの写真を撮った。 ここにはバラ園が併設されている。 そして隣には温泉ホテルがあったのだが、朝早いため閉まっていた。 開いていたら絶対に入ったのになぁ。
たくさんの風車 焼尻島 天売島 道の駅 ほっとはぼろ のバラ園 道の駅 ほっとはぼろ のバラ園

お腹が空いたので「セイコーマート」というコンビニで休憩。 このコンビニは青森、北海道でよく見る。 岩手では「ホットスパー」ばかりだった。 千葉ではよく見るのに、東北、北海道では全然見ないコンビニがある。 「ファミリーマート」と「ampm」だ。 どちらも全然見当たらない。 それと「セブンイレブン」よりも「ローソン」が多い気がする。 「ローソン」よりも「セイコーマート」の方が多い。 うーん、田舎のコンビニ事情はわからないや。
ちょうどそのコンビニに自転車で日本一周(?)中の若者4人が朝ごはんを食べていた。 すこし話をした。 どこから来たのか聞いたら「関東軍団」と言っていた。 東京、神奈川、埼玉、みんなバラバラな地域から集まったらしい。 ここまでくるのに5ヶ月かかったと言っていた。 すごい…… これからも頑張ってほしい。 バイクなど機械の力に頼らず自転車で旅をしている人もいる。 その人の辛さから考えれば、今朝の寒さなど比ではないだろう。 もっと根性を入れねば。
そして再び走りだす。 ようやく日当たりもよくなってきてポカポカ快適に走れる。 そして「道の駅 てしお」で休憩。 ちょうど携帯の電池がなくなっていたので充電していた。 それを取り出すため積荷をといていると「すみません、道の駅でアンケートやってるのですが、いいですか?」と若いお姉さんが声をかけてきた。 快く了承した。 いろいろ聞かれて「どこから来たのか」「ここにくるのは初めてか」「途中に危険な箇所、景色のいい場所などあったか」「今後の進路」「旅行予定日数」などいろいろ聞かれた。 旅をしてると話し、千葉から来たといったらビックリしていた。
道の駅の中に入り自動販売機コーナーを見ていると牛乳コーナーがあった。 しかも瓶の牛乳。 なんだか無性に飲みたくなって買ってしまった。 久々に飲む、給食で出てきたような瓶の牛乳。 けっこうおいしかった、そして懐かしかった。
長ーい道路 牛たち 牧場

心をリフレッシュさせて、再び出発。 稚内まであと少し。
ここからは国道をはずれて道道(北海道の道)で行くことにした。 海沿いの道を走る。 ここはひたすらまっすぐでどこまで行っても先が見えない。 道路の先っぽが見えない…… こういうのも地平線っていうのかな? はじめてみる地平線っぽいもの。 うーん。
最初は走っていて楽しかったが10分くらいで飽きてしまった。 逆に、どこまで行っても先が見えないので時間が長く感じる。 クネクネ曲がった3kmを走るより、一直線の3kmを走るほうが遠く感じるよね。 その道を1時間くらい走りようやく稚内市に入った。
先が見えないほど長い道路 牧草地帯 風車 天塩川 一直線な風車 先が見えないほど長い道路 利尻島 湿原地帯

「野寒布岬」というのがあるのでそちらに向かって走る。 走っていると途中に温泉を発見!!
もちろん寄る。 けっこう大き目の建物で車もたくさん止まっていた。 入浴料600円。 少し高いが仕方ない。 ここの温泉はボディシャンプー、シャンプー完備。 打たせ湯もある。 日替わり薬湯もある。 サウナも2つ(ミストサウナ、高温サウナ)もある。 設備としては文句なし。 たっぷり満喫し、先日の雨の疲れを癒した。
温泉

そして「野寒布岬」に向けて出発。 そこから数kmなのですぐに到着した。 しかし面白いものはなく、観光客目当ての食堂ばかりが目立った。
野寒布岬灯台

そして稚内のフェリー乗場へ。 「利尻島、礼文島」に行くためにフェリーの時間を調べる。 現在は12時、一番遅いフェリーの時間は15時30分だ。 ここから日本最北端の「宗谷岬」までは35kmくらいある。 行くのに1時間、帰るのに1時間…… けっこう厳しいなぁ。 これが最短の時間で、これより遅くなる可能性は十分にあるし。 危険な賭けはやめておこう。 日本最北端は島から帰ってきたあとでいいや。 というわけで、しばらく暇になった。
今朝の寒さをなんとかするために、服屋を探す。 すぐに見つかった。 今まで行動用ズボンは1つしかなかったので、もう1つ買う。 それと大き目のトレーナーを買った。 大き目を買ったので、今着ている洋服の上から重ね着しても余裕なサイズ! ズボンが高くて、値段は張ったが必要なものなのでしかたない。 そしてコンビニでお昼ご飯を買う。 甘いものが食べたくなったので生クリーム入りプリンを購入。 それとパンをたくさん購入。 そして島にはホームセンターなどないだろうから、エンジンオイルも購入しておいた。 あと300kmで補充しなくてはならない。 たぶんそんなに走らないと思うけれど万が一ってことがあるし。 そしてフェリー乗場で時間になるまで待機。
ちょうどテレビで高校野球の決勝戦がやっていた。 北海道と愛媛の対決。 序盤から点の取り合いでかなりの乱打戦になりそう。 フェリーがやってきて、中で中継の続きを見る。 最終的には北海道が優勝したのだ。 フェリーの中の90%以上は北海道人で、優勝をとても喜んでいた。 アウトを取るたびに拍手が起こる。 これが地元かぁ。 プロ野球で阪神が優勝したときなんてもっとすごいんだろうなぁ。
フェリー フェリー フェリー フェリー フェリー 下船の様子 さようなら北海道… 利尻島 フェリーより わずかに見えた利尻山

100分くらいの船旅を終えて「利尻島」に到着。 明日は「利尻山:1721m」に登ろうと思うので、近くのキャンプ場に向けてバイクを走らせる。 キャンプ場について、管理人にキャンプをしたいことを告げる。 有料だと思っていたのに、なんと無料!! しかも山に登るといったら携帯トイレとパンフレット、あと登山計画書をくれた。 登山計画書は必ず出さないといけないものだけど、携帯トイレまでくれるとは。 町ぐるみで「山を綺麗に」ってことなのかな。 こういう町、素晴らしいなぁ。
そしてテントを張る。 ここに2泊くらいする予定なのできちんと全箇所ペグを止める。 もう雨が降っても安心♪ なるべくなら降ってほしくないけれど。
テントの様子

明日は4時から16時まで登山の予定。 近くで銭湯を発見しておいたのでそこに入るつもり。

原付で日本一周の旅 – 12日目|小樽 札幌

晴れ
走行距離:277km(合計:2,746km)
使用金額:2,019円(合計:31,541円)



北海道積丹町~北海道小平町

朝5時起床。 夕べ1時くらいにまた雨が降ってきた。 雨の音を聞きながら眠りにつく。
朝起きてみるととてもいい天気。 昨日までの雨が嘘のよう!
さっそくテントを撤収して5時35分出発。 まずは「神威岬」に行こう!
ここから5kmくらいなのですぐに着く。 しかし神威岬に通じる道は、夜間閉鎖だった…
朝開くのが7時。 あと1時間も待てないよ…… 見たかったのだが諦めて先に進む。
近くに「積丹岬」というのがあるのでそっちを見に行く。 駐車場に原付を止めて「積丹岬灯台」というのを見に行く。 300mらしいが、ずっと上り坂で疲れた…… 灯台は……しょぼかった……
灯台というのは船の道しるべとして使っているだけで、観光用の見せ物ではないから仕方ないか……
すぐ近くに「島武意海岸」というのがあるので覗いてみる。 日本の渚100選の一つらしい。 トンネルをくぐって海岸かと思ったら、そこからずっと階段を下りなくてはならない…… 降りるのはいいのだが、降りたら上がってこなくてはいけない。 見に行くのやめた……
積丹岬付近より 積丹岬灯台 島武意海岸へのトンネル 島武意海岸

そして小樽市に向けて出発する。 小樽にはクライミングの岩場がある。 そこを見に行こう。
迷うことなく岩場の駐車場までは到着した。 「赤岩」という岩場だ。 駐車場にはクライミングにきている人がいた。 少し話をしたら、ここの岩場の概要を詳しく教えてくれた。 この人はアルパインクライミングをやりにきているらしい。 東壁という130mくらいの壁を5ピッチくらいで登るっていっていた。 アルパインとフリーでは全くといっていいほどスタイルが違ってくるのでよくわからないが。
そしてフリーのルートがたくさんある「西壁」を目指して歩き始めた。 他の岩も見たいので海岸線から行くことにした。 しかしそれが大失敗。 岩壁から岩が剥がれ落ちてきて溜まった、落石の道みたいなところを上らなくてはいけない。 すべての岩が浮いているので、一歩間違えば落石を引き起こしてしまう。 しかも障害物がほとんどない状態なので、そのまま海岸まで一直線…… 肉眼で確認できる限り人はいないが万が一ってこともあるし…… すごい慎重に一歩一歩歩いていった。
そしてやっとの思いで西壁に到着した。 もうバイクに乗る格好そのままで来てしまったのでものすごく暑い…… 脱いだら、手がふさがってしまうので脱ぐわけにもいかない。 片手が使えないと転落の危険があるし…… それほどアプローチは厳しかった……
「赤岩」というだけあって、岩が赤い。 そしてすぐに崩れてきそうで怖い…… ここの岩場で一番難しいルートを見て、駐車場に戻る。
クライミングエリア 赤岩 クライミングエリア 赤岩 クライミングエリア 赤岩 クライミングエリア 赤岩より クライミングエリア 赤岩より クライミングエリア 赤岩 クライミングエリア 赤岩 クライミングエリア 赤岩

小樽といえば寿司が名物。 今日のお昼はここで回転寿司を食べていこうと思った。 しかしまだ時間は9時…… 寿司は諦めるか……
そして札幌に向かう。 札幌の地名は面白い。 北○西○(○には数字が入る)という名前がついている。 町が碁盤の目みたいになっているので、すごいわかりやすいのかな? しかし交差点の信号の下に交差点名が書いてあるのだが、そこの名前が進行方向によって違う…… これはわかりづらいかも。
そして札幌の中心部までやってきた。 まず見るのが北海道庁! 北海道はでかい割には庁はしょぼかった。 すぐ隣にある北海道警察本部の方が立派だった。
北海道庁の写真を撮った直後、ポツポツと雨が降り始め、すぐに土砂降りになった。
北海道警察本部 北海道庁 北海道庁

さっきまで太陽がギラギラ輝いていたのに…… 2週間くらい前、千葉の方でもあったスコールみたいなやつなのかな…… 予想通りすぐに雨はやんだが、しばらくしてまたドバーって降ったりして、天候の変化が予測できない。 どこかでホームページの更新をしたいのだが…… 時間もちょうどお昼どきだし、お昼を食べながら更新でもしようかな。 すると落ち着ける店がいい。 そうなると全国チェーン店になってしまう。 ファミレスでパソコンを開いてるのはマニアックな気がする。
安心してパソコンを開ける店といったらマック! よし、交番でマックの場所を聞いてみよう。
すぐに交番が見つかって、婦警さんにマックの場所を尋ねた。 すると札幌駅周辺の地図を出してくれて、すっごい詳しく教えてくれた。 しかも2箇所も。 聞いてないのに「ロッテリア」の場所まで教えてくれた。 しかし全部地下にあるという。 地下か…… PHSだったら地下も強いのかな…
電波が届かなかったらそこに入る意味もないし。 教えてもらった場所で「テレビ塔のところ」というのがあったので、さっそく「テレビ塔」に向かう。 テレビ塔に到着したらまた太陽が輝きだしてきた。 別にマック入らないでもいっか。 さっそくパソコンを開いてHPの更新ファイルをアップロードする。 4日分溜まっているので、アップロードに25分くらいかかる。
札幌 テレビ塔

しかし数分もしないうちに、また雨が降り出してきた。 あぁ電化製品は水に弱いんだから……
急いで画面をとじて、ケースにしまい、上にザックカバーをかぶせた。 画面を閉じた状態でも電源は入ってるのでアップロードは続いている。 そして雨の中数十分待機してようやく更新が終わった。
いろいろ見たいページがあったのだが、パソコンが壊れるのとどっちが重要かといったら、パソコンが壊れないほうが重要に決まっている。 見たいページは諦めた……
そして「テレビ塔」を写真に撮り、近くにあった蛇口で水を補給。 これで安心。

そして稚内方面に向けて出発する。 しかしすぐに雨が強くなってきた。 お昼もどこかで食べないといけないし。 ちょうどラーメン屋があったので、そこで「生姜焼き定食」を注文する。 ラーメン屋でなぜか生姜焼き定食…… 去年、鹿児島に行ったときも道の駅で生姜焼き定食を食べた。 なぜか注文してしまう。 北海道の生姜焼き定食は少し油っこかった…… 北海道に限ったことじゃなく、店が原因かも…… まぁ美味しかったのでいいか。
そこから国道231号線を走りひたすら北へ向かう。 山に入ってトンネルを抜けてしばらく走っていたら、今まで体験したことないくらいの土砂降りが降ってきた。 顔と目が痛くて前が見えない……
すごい怖いので速度を時速35kmまで下げた。 しかし全然前を見ることができない。 ヤバイよ、この雨…… なんとか地獄を耐え抜き、雨が普通の強さになってきた。 一応レインコートを着てるのだが、首から水が入ってくる。 手袋はビショビショ、靴の中もビショビショ。 もう無理……
いつ雨が強くなるかわからないし…… しかし休む場所もないし、雨を回避する場所もない。 ただ走り続けるのみ…… 山を越えてまた海沿いに出る。 遥か前方の山に太陽が当たっている。 あの辺りまで行けば晴れているのかな。 期待して走り続ける。 数十分走りようやくその辺りまできた。 もう雨はやんでいる。 そして日差しも差してきている! 太陽最高!
途中の駐車場で靴を脱ぎ、サンダルに履き替えて、靴を「乾かしモード」にした。 バイクの前部に靴を置き、無理やり紐で縛って固定する。 これで走れば靴には走っている分の風が当たるので普通より早く乾く戦法。 走行中に靴が落ちたらヤバイのですっごい硬く縛った。 あとはたくさん走るだけ~♪
やっぱり晴れていると気分がいい。 途中、展望台というのがあったので立ち寄ってみる。
しかし展望台からの景色より、途中の山道からの景色の方が綺麗だった……
展望台から戻ってきたらまたポツポツと雨が…… 大降りにはならなかったけれど、靴がさらに濡れてしまった。
白銀の滝 展望台より 展望台より 展望台より 大雨のあとの濁流 大雨のあとの濁流

それからかなり走り、稚内まであと180kmくらいのところまでやってきた。 もうすぐ17時だ。 そろそろ寝る場所を探さなくては。
あと2時間くらいは走れそうだけど、前方の山には真っ黒な雲が。 あの辺りは雨が降ってそう……
そうなると、あそこにたどり着くまでに見つけなければ。
ちょうどいいところに海水浴場が! しかも20日で閉鎖してる。 これは「ここに泊まれ」と言っているようなものだ。 トイレも水もある。 地面はやわらかい砂。 完璧!!さっそくテントを建てる。 そして食事の準備をする。 今日のおかずは、途中のコンビニで買った納豆。 なんと3つで90円! コンビニとは思えないほどの激安価格。 
ご飯を炊いて食事をしていると、ポツポツ雨が…… やばい…くる…… 急いで食事をテントの中にしまう。 そして避難。 予想通り30秒後には土砂降りに…… やだなぁこういう天気。 5分くらいで雨はやんだがあたりはビショビショ。 もう外に出る気もしないし。
とりあえず今日はゆっくり眠れそう。
テントの様子

明日は雨が降っていなければ稚内を目指します。 フェリーの時間しだいでは「利尻島・礼文島」に渡りたい。 とりあえず、日本最北端には行きます。

原付で日本一周の旅 – 11日目|暴風雨

雨
走行距離:0km(合計:2,469km)
使用金額:0円(合計:29,522円)



北海道積丹町

夜、すごい雨によって目が覚めた。 なんだか暴風雨だ。 フライシートを四隅でしか固定していなくて、テントの中に水が入ってくる。
外に出るのはイヤだったが、テント内が濡れるほうがもっとイヤだったので、仕方なくテントから出る。 ものすごい雨…… ペグを打とうとハンマーを振り下ろすが、地面がグチョグチョになっているので、すぐにペグが抜けてしまう…… なんども打ち込み、ペグが地面に埋まるくらいまでやった。 そしてまた眠りにつく。 数時間後また目が覚める。 フライシートがバタバタいっている。 ペグが外れているっぽいし…… しかたなくまた補強する。 1箇所の支点で最大3本のペグを打った。 2分くらいの作業だったのに、服がビショビショになってしまった。 上着を脱いで寝袋にもぐりこむ。 何度も目が覚めてまた眠りに落ちる…… 7時くらいにも目が覚めたが、外の様子は全然変わっていない。 今日はテント内待機かな…… また眠り、目が覚めたのが11時。 いまだに大雨は降り続いている。
これ以上眠ることは難しいので起きる。 雨の中トイレまで走って顔を洗った。 海は大荒れ……道路の反対側には崖…… 崩れてこないでよ……
テントの中でクライミングの本を読んだり、地図を見たりしてダラダラ過ごす。
土砂降り 雨の中のテント

お腹が空いたのでインスタントラーメンを作ることにした。 バイクのメットインスペースにガス類が入っている。 それを取り出すのに10秒くらいだが、かなり濡れてしまった。 インスタントラーメン持っていてよかった♪ 簡単に作れてなおかつおおいしい! ラーメン食べて空腹を満たす。
そして14時くらいになって雨はあがった。
ふぅこれで一安心。 13時間くらい土砂降りが降り続いていた。 ただ雨だけならいいのだが、強風によってフライシートがあおられて、テントに直接水がつく。 それだけはやめてほしかった。 銀マット敷いているので平気だが、銀マットの下はビショビショだし。
テントの水を雑巾で拭いて、ついでにフライシートの水も拭いておいた。 安心してトイレに行くことができる。 急ぐ必要もないし。
この時間に雨が上がっても、もう出発する気はない。
積丹町 神威岬 北海道の景色

かなり早いが夕飯を作ることにした。
昨日コンビニでチャーハンの元を買っておいたので、チャーハンを作ろう!
ご飯を炊いた。 油がなかったため、直接フライパンにご飯をのっけて加熱する。 あまり水分が抜けずご飯のベチョベチョしたチャーハンになってしまった。 まぁ不味くはないのでいいか。 コーンスープを飲んだ。 お腹もいっぱいになった。
食器をトイレで洗った。 ここのトイレは水があるのだが「飲めません」と書いてある。 少しだけ口に含んでみたが、ザラザラするような感じがした。 なんだろ、変な成分が入っているのかな……? 函館の立侍岬で補充した水もあと500mlくらいしかない。 明日までは持つと思うのだが、どこかで補充しなくては。
携帯のバッテリーが切れそうなのでインバーターで充電する。 エンジンをかけずに充電したが、携帯の充電ではそれほど電力を使わないのかわからないけれど、長時間充電していてもバッテリーは平気だった。
さすがにパソコンの充電はエンジンかけないとヤバイかな…… エンジンをかけて充電していたが、排気ガスがくさいため10分くらいしか充電できなかった。 まぁ今日は写真もそんなに撮ってないし、編集には十分なバッテリーが残っているだろう。
そしてホームページ更新作業をした。 17時にはもう寝る準備できちゃった♪
だけどゆうべ、20時くらいに寝て、起きたのが11時。 夜中起きたりして1時間くらい寝られなかったと考えても14時間も寝ている。
今夜は早く寝たいけれどどうだか……
ちょうど夕焼けの時間になったので、水平線に沈む夕日を見るために、テントから出てきた。
ずっと夕日を眺めていると50歳くらいの夫婦が「写真お願いできますか?」と声をかけてきた。 「積丹町」の石碑の前で夫婦を写真に撮る。 そして「私達、積丹の先の野塚に住んでるんですよ。 今から帰って夕飯作ります。 よかったらどうですか?」と。 夕飯の誘い?
とても嬉しいけれど、車で30分という距離(車の時速は70kmくらい)、それと夕飯を食べたばかりでお腹がいっぱいだということ。 残念だけど、丁寧にお断りした。 ホントは北海道の家庭の味食べたかったなぁ…… そしてさらに夕日を眺めていると、香川から来たというおじいさんと孫(?)がやってきた。 一緒に夕日を眺めていたけれど、ちょうど水平線に雲があって沈むところは見ることができなかった。
日本海に沈む夕日 日本海に沈む夕日

明日こそは小樽付近にあるクライミングエリアを見て、札幌まで行く予定。 そしてHPの更新も……

原付で日本一周の旅 – 10日目|北海道大移動

晴れ
走行距離:432km(合計:2,469km)
使用金額:3,772円(合計:29,522円)



北海道函館市~北海道積丹町

外が騒がしくて目が覚めた。 なんだか若者の声がして「キャーキャー」聞こえる。 時間はまだ5時、眠い目をこすりながらテントから出る。 若者達は(同じくらいの年齢だが……)朝日を見てはしゃいでいた。 すっごい綺麗な朝日。 オレンジの太陽が空に向かって動いている。 この立侍岬に通じてる道路は20時~6時まで閉鎖されてるのにどうやって来たのだろう…? トイレと洗顔を済ませてテントを撤収していると若者達は歩いて帰っていった。 入れなかったから歩いてきたのか、すごい根性。 テントを撤収して午前5時20分に出発。 今までで一番早い時間の出発だ。
立待岬からの朝日

財布の中が乏しいのでコンビニATMでお金をおろして、ガソリンも補充して北海道最南端に向かう。 途中クライミングの岩場を見に行ったが、国道5号線、国道228号線、国道229号線とひたすら走り続ける。
クライミングエリア 小谷石 クライミングエリア 小谷石 クライミングエリア 小谷石 クライミングエリア 小谷石 北海道最南端 白神岬 はるか遠くに奥尻島 無名な小島 北海道の景色 北海道の景色 北海道の景色 北海道の景色 北海道の景色 北海道の景色 奥尻島 奇岩 たぬき岩 北海道の景色 窓岩 茂津多岬灯台 巨大な岩壁

途中お昼を買おうと思って、小さな部落の「○○堂」(名前忘れた…)というパン屋さんがあったので、そこでパンを購入。 運転しながら食べた。 けっこうモチモチしていて美味しかった。
そして「寿都町」というところの「ゆべつの湯」という温泉に寄った。 入浴料500円で少し高いと思ったけれど、温泉の設備は抜群!
ボディーシャンプー、シャンプー完備、洗い場は50個くらいある。 普通の温度の温泉、熱めの温度の温泉、水風呂、バイブラ湯、ジャグジー湯、寝湯、露天風呂、おまけに打たせ湯まである。
最近、打たせ湯に使うお湯は循環させてはいけないということになったらしい。 温泉のお湯は意図的にやらなければ口に入ることはまずない。 しかし打たせ湯の場合は跳ねたお湯が口に入る可能性がある。 それが原因で感染してしまうことがあるらしい…… そういうことがありえるから、循環させてはいけないらしい。 なので打たせ湯がある温泉・スーパー銭湯はかなりお金が儲かっていると考えてよい。 たっぷり温泉を満喫した。 
ここの温泉の泉質は「ナトリウム・カルシウム塩化物泉(弱アルカリ性高張性高温泉)
効能効果は浴用で「神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、痔疾、慢性消火器病、慢性皮膚病、病後回復期、疲労回復、健康増進、虚弱児童、慢性婦人病、冷え性、きりきず、やけど」
飲用で「慢性消火器病、慢性便秘」らしい。
まぁ定番な効能です。 
ゆべつの湯

再び国道に戻ってきてひたすら走る……
今日はかなり走っている。 今までで一番長い距離だし、原付で一日に走った距離の自己ベスト2位だ。 函館から一直線に札幌に向かっていたら、もう通り越してるし……
今日は夕飯を作る気はない。 どこかで食べて、寝る場所を探して寝る作戦。
途中にホテルとくっついている「道の駅 オスコイ! かもえない」という変な名前の場所があった。
ここで「うにとじ定食」というのを食べた。 名前の通りうにと卵。 けっこう美味しかった。 まぁ値段が値段だし…… 1,000円……
それからまた走り出す。 さすが北海道というだけあってトンネルがたくさんある。
通過したトンネルの長さ
1~999m たくさん
1,000~1,499m 8個
1,500~1,999m 4個
2,000~2,499m 1個
2,500~2,999m 1個
3,000~3,500m 1個
トンネルだけでもかなりの距離を走ってるし。 そして途中途中に休憩所が設けられている。
駐車スペースだけのところもあれば、お店があったり展望できるようになっていたり、トイレがあったり。 もうすぐで「神威岬」というところにつくのだが、夜だと景色が見えないので、そこにたどり着く前に寝る場所を見つけたい。 あと5kmくらいのところでちょうど休憩所があった。 トイレが併設されている。 うろうろ歩き回ったら、トイレの裏の方がテントを張ってもあまり目立たないことがわかった。 さっそくテントを建てる。 そしてトイレで顔と歯を磨いた。 しかしここには弱点があった…… 携帯電話の電波がつながらない……

明日は小樽付近にあるクライミングエリアを見て、札幌まで行く予定。 明日こそはHPが更新できます。

原付で日本一周の旅 – 9日目|函館観光

晴れ
走行距離:44km(合計:2,037km)
使用金額:8,450円(合計:25,750円)



北海道函館市

6時起床。 テントに日が当たっていて中はとても暑かった。 ゆうべ寒くて何度か目が覚めたのに…… 今日は函館市内を観光予定。 特に移動するつもりはない。
与謝野寛・晶子の歌碑 立待岬より 立待岬 立待岬

まずクライミングエリアの「函館山南壁」を見に行こう。 戦争時代の防空壕みたいなところから登山道に入り、5分ほど歩いてから藪のなかに入るらしい。 しかしどこから藪に入ればいいのか全然わからない。 見ようと思えば見えるほどの踏みあとっぽいものがあったので、そこから入っていくが、10分で50メートルほどしか進めなくてあきらめた。 行くのも大変だったけど、帰るのも大変だった。
旧日本軍トーチカ跡 立待岬付近より

クライミングエリアはあきらめた。 多分くることもないだろうし……
それから碧血碑という、函館戦争での戦死者の慰霊碑を見に行った。 思ったより大きくて立派だった。
碧血碑 碧血碑

それから「旧ロシア領事館」「旧陸軍墓地」「天下の号外屋翁の墓」「ジョン・ミルン博士の墓」「カトリック墓地」「旧イギリス領事館」「ペリー提督来航記念碑」「旧北海道庁函館支庁庁舎」「旧函館公会堂」「函館ハリストス正教会」「カトリック教会」「高田屋嘉兵衛銅像」「赤レンガ倉庫郡」「北海道第一歩の地碑」「五稜郭跡」といろいろ回った。
旧ロシア領事館 旧陸軍墓地 天下の号外屋翁の墓 ジョン・ミルン博士の墓 カトリック墓地 旧イギリス領事館 ペリー提督来航記念碑 公園の倉庫 旧北海道庁函館支庁庁舎 四天王 旧函館区公会堂 函館ハリストス正教会 函館ハリストス正教会 カトリック教会 カトリック教会 カトリック教会 高田屋嘉兵衛銅像 赤レンガ倉庫 赤レンガ倉庫 北海道第一歩の地碑 路面電車 五稜郭跡 五稜郭跡にて 五稜郭跡 五稜郭跡 五稜郭跡 五稜郭跡

バイク屋さんを探していたがどこにも見当たらない。 交番があったので聞いてみる。 すると親切にタウンページで調べてくれた。 詳しい道を教えてもらいそこに向かう。
YAMAHA専門の店だったので「HONDAなんですが、タイヤ交換できますか?」と尋ねた。 原付のタイヤはメーカーが違ってもサイズは共通らしい。 しかし在庫をきらしていて、今度くるのが明日らしい…… 「明日ですか……」と困ったような表情をしていたら、主人がタイヤ業者に電話して「じゃ今から取りに行くから、中で休んでてよ」と言ってくれた。 わざわざ業者の所までタイヤを取りに行ってくれるらしい。 とても親切!! 30分ほど店内で待っていた。 主人が戻ってきて、タイヤ交換作業をしてくれた。 ついでに後ろブレーキも調整してくれた。 料金は後ろ1本だけなのに7,000円取られたが、親切料としていいや。 すごい感謝。
修理してくれてる間、少し話をしたが、北海道のお勧めは回転寿司らしい。 「一皿100円」の店でもけっこういいネタを使っているらしい。 さっそくお昼を食べる回転寿司屋を探す。 すぐに「一皿100円」の店が見つかった。 さっそくいろいろなものを食べてみる。 まず千葉に比べてサイズが違う。 ネタの大きさが一回りくらい大きい。 エビなんて巨大だった。 味も違うし色も違う。 すべてが北海道っぽい(笑) 100円回転寿司でここまでおいしいのがあるんだ~
おいしくて1,000円分も食べてしまった。
それからテント地付近の市営温泉に向かう。 「市営」というだけあって、建物はかなり綺麗で設備も整っている。 温泉自体は茶色の鉄分の混じったものらしい。 けっこう熱かった……
市営温泉

温泉に入り、休憩所のテレビをのんびりと眺めていた。 1時間くらいボーっとしていただろうか。 そろそろキャンプ地に戻ろう。 途中に「石川啄木一族の墓」があったので見ていく。
石川啄木一族の墓

キャンプ地に戻ってきた。 なんだかバッテリーとインバーターの接続の調子が悪いので、一度取り外して配線をやり直す。 函館の道はでこぼこだからやられたのかなぁ……
修理をしていたら観光バスから降りてきたおばさんが話しかけてきた。 「千葉から来たんですか?」と「そうです、よく知ってますね」と言ったら「私、春日部に住んでるんです」と。 やっぱり隣同士の県だから「八千代ナンバー」がどこなのかわかるらしい。 「いい思い出作ってね」と言い残しおばさんはバスに戻っていった。 それから自殺の名所である「立侍岬」の崖の下を歩いてみる。 けっこう直立した場所もあったので、ここから飛び降りるんだろうなぁとか思ってしまった……
函館山 立待岬より 立待岬より
立待岬 立待岬 立待岬 立待岬 立待岬 立待岬 立待岬 函館山南壁 立待岬

テントのすぐそばにちょうどいいベンチがあるので、そこで日記の書き込み、HPの更新作業を行う。

明日は北海道最南端に向かい、そこから時計周りに札幌方面に向かいます。 札幌はかなり遠いので明日は着かないと思います。
テントの様子

原付で日本一周の旅 – 8日目|恐山 函館

晴れ
走行距離:175km(合計:1,993km)
使用金額:3,993円(合計:17,300円)



青森県青森市~北海道函館市

市街地の公園の割りには静かでよく眠れた。 夕べ寝たのが23時過ぎだったので眠い。 がんばって朝6時に起床。 テントを撤収して本州最北端を目指す。 本当は昨日、青森にはこないで三沢の方に行く予定だったのに、時間の関係でこっちに来てしまった。 なので、今日の移動が大変だ……
今日フェリーに乗る予定なのだが、お金がそれほど残っていない。 どこかでおろさなくては……
銀行はみずほ銀行なのだが、千葉を出てから一度も見かけてない。 まぁ提携銀行やコンビニでもおろせるから大丈夫だろうけれど。 だけど以前、茨城に行ったとき地方銀行でおろそうとしたら、「提携してません」とおろせなかったことがある。 岩手・青森には「みちのく銀行」というのをたくさん見かける。 だけどきっとおろせないんだろうなぁ。 その前に銀行のATMコーナーがまだ開いてないし。 国道沿いにあったミニストップにATMがあったので、そこでお金をおろす。 手数料を取られたがしかたない…… 提携銀行でおろしても取られるんだし。
そして下北半島に入る。 ここからがかなり長く感じられる。 ずっと国道を北上する。
湯島 宇曽利山湖 宇曽利山湖

日本三大霊山の「恐山」に行こうと思う。 看板であと60kmとか書いてあるし……
途中でガソリンスタンドがいくつかあって、値段を表示してあったので見たら、なんと109円! なんでこんなに安いんだろう。 不思議だ。 青森市内では114円くらいだったのに。
ひたすら走り、ようやく恐山に到着する。 すごい硫黄のにおいがする。 温泉の雰囲気。
恐山に入るため入山料500円払った。 パンフレットをもらって中に入る。 いろいろと「地獄」と言われてるものがある。 硫黄が噴出していたり、すごい岩が落ちていたり、熱いお湯が湧き出していたり…… 恐山の中に温泉が2つあったが、どちらも観光客が覗いてくるので入る勇気はない。 とりあえず中だけ確認したら、薄い黄緑色をしていた。 これに入ったら硫黄臭くなるんだろうなぁ。
恐山をぐるっと観光して本州最北端に向かう。
恐山 恐山 恐山 恐山 恐山 恐山 恐山 恐山 恐山 恐山 恐山 恐山 恐山 恐山 恐山 恐山 恐山 恐山 恐山

山道を下り中、自転車で走っている4人組がいた。 手を振ってきたので振りかえした。 上り坂大変そう……
ひたすら走り走りようやく本州最北端に到着した。
かなり観光客目当ての出店が出てる。 石碑の写真を撮って、出店にはめもくれず走り出す。
ここからフェリーの発着点である大間崎まではすぐだ。
もうすぐ本州最北端 本州最北端

「フェリー埠頭」と看板のあるほうへ進んでいったらすぐに着いた。 初めてバイクでのフェリー。 フェリーは今までに大島と三宅島に行ったときに乗ったことがある。 しかしどちらも車両はなかったし。 搭乗手続きみたいなことをした。 次の函館行きの便が16時30分、今は11時50分…… 4時間以上もあるじゃん…… しかし行くところもないため、待合室で待機。 暇なので今日の分のHPの更新をしていた。 今までの分をやっておけば、あとが楽になる♪ みんなのいる前でパソコンをカタカタ、なんかプロっぽい(笑)
そしてお腹がすいたので食堂で「山菜うどん」を食べ、おやつにアイスクリームと煎餅を購入した。
ちょうどテレビがついておりNHKで男子体操の団体のVTRをやっていた。 ニュースで金メダルを取ったのは知っていた。 まず床、そしてあん馬、吊り輪、平行棒、跳馬、鉄棒の順。 鉄棒は見逃したが、それ以外はきちんと見ていた。
素人がぱっと見て難易度の違いがはっきりわかるのが床だと思う。 あん馬、吊り輪は難易度が高いのか低いのかよくわからない。 とりあえずカッコよかった。

そしてフェリー乗船の時間。 バイクを固定してもらって2等船室へ。 船室といっても8畳くらいの絨毯の囲いだけど。 そこに寝そべっている。 まもなく出航した。 するととたんに眠くなってきて1時間くらい睡眠。 起きたら目の前に函館が! 甲板にでて景色を眺める。 少しして函館港に入港した。 バイク置き場に行くと、同じようにバイクにたくさんの荷物を積んでる人が何人もいる。 みんな400cc以上だけど。 やっぱりツーリングシーズンだね! しかも北海道!!
二等船室 函館山の先っぽ フェリーは行く

そして初めての北海道上陸。 車のナンバーがみんな「函館」なのに感激! 今日のキャンプ地は、クライミングの本で調べておいたのでそこを目指す。 無性にラーメンが食べたかったのでスーパーでインスタントの塩ラーメンを5袋購入。 魚類売り場を見ていたら、肌色の気持ち悪いものが売っていた。 こんなの見たことない。 「生食」と書いてあり、「真水で洗ってお食べください」と書いてあった。 生で食べられるんだ、この気持ち悪いの。 興味があるので買ってみる、醤油も買った。
なんか函館は長崎に似ているような気がする。 路面電車が走り、坂道が多い。 かなりの観光地なのに観光地っぽくない。 函館山付近はさすがに人がたくさんいたが。
今日のキャンプ地に到着して、まず夕飯を作る。 お湯を沸かしてインスタントラーメンを作る。 とてもおいしい! 例の気持ち悪いのは……不味くはなかったが美味しくもない。 微妙……
そしてあまり人目につかないところにテントを建てた。
食事の後片付けをしていると、車の中に一人で乗っていたおじさんが話しかけてきた。 やはりみんな「どこからきたの?」と聞いてくる。 「千葉」って答えたら、おじさんの過去について少しだけ知ることができた。 なんとおじさんは、以前「千葉県船橋市」に住んでいたらしい。 オレも住んでたし。 そしてここ数日、いきなり寒くなったんだって。 つい先週まではとても暑かったらしい。 北海道でも寒いよりは暑いほうがいいのになぁ。
そしておじさんは去っていった。

夜も更けてきた。 さて、函館山に行ってみるかな。 ここは日本夜景で三本の指に入る。 ロープウェイがあったが、なんと1160円もする…… 函館山に上る道路は17時~22時まで閉鎖。 しかもバイク禁止だって。 仕方ない、登山するか。 函館山自体は標高334メートルなのでたいしたことない、だけど夜ということもあって、少々勇気がいる。
しかも重大なことに、ヘッドランプをテントの中に忘れてきてしまった。 仕方ない、ライトなしで登るか……
登山道は全長2000メートル。 短いが、夜なので長く感じるかもしれない。
最初の300メートルは階段があったため、無灯では厳しい。 携帯電話の画面をライト代わりにして進んでいった。 しかし携帯の電池があと一しかない。 あまり使うわけにはいかない。
残りの1700メートルはなんとか電気なしで歩けた。 途中、かなり暗い部分もあったけれど、道幅が2.5メートルくらいあり、ほとんど段差のない緩やかな上り坂だったので助かった。
登り始めてから35分で展望台までいけた。 夜景を撮影しまくり! 一応三脚を使ったが、半分以上がぼやけていた…… 軟弱な人はみんなロープウェイやタクシーで帰っていく。 軟弱ではなくお金持ちなのかもしれないが…… もちろん帰りも歩き。 足が完璧だったら、小走りで下までいけそうだけど、今やったら転んでさらに悪化しそうなので、歩いていく。 帰りも35分かかった。 やっぱり下りは足にかかる負担が大きい……
函館 外国人墓地付近より 旧函館区公会堂 立待岬より 立待岬付近より 日本夜景三選「函館」 函館山 日本夜景三選「函館」

そしてキャンプ地に戻ろうと思った。 しかしキャンプ地につながってる道が20時~6時まで閉鎖…… これじゃ帰れないじゃん…… だけど一方通行で進入できないがそこまでたどり着くことができる道はある。 はじめは上り坂が500メートルくらい続く超ハードコース。 乗っていったら進入禁止で捕まってしまうので、エンジンを切って押して歩く。 荷物はほとんど積んでないのにものすごく重い…… 疲れた…… 途中で4回くらい休憩した。。。
なんとか上り坂を越えて楽な下り坂をエンジンをかけずに乗って進む。 そしてようやくキャンプ地に戻ってこれた。 車だったら終わってるね……
函館山登山より数倍疲れた……

明日は一日、函館観光の予定。 バイクの後輪が溝がなくなるほど擦り減っているので、バイク屋を探してタイヤ交換もしてもらうつもり。

原付で日本一周の旅 – 7日目|十和田湖 青森

晴れ
走行距離:364km(合計:1,818km)
使用金額:3,660円(合計:13,307円)



岩手県盛岡市~青森県青森市

夕べはぐっすり眠れた。 20時過ぎに寝たので、今日は朝5時に目が覚めた。 目覚めすっきり! 川で顔を洗って出発の準備。 5時30分出発! 最初の目的地は「岩手県 久慈市」、ここにクライミングの岩場があるから見に行かなくては。
昨日はずっと西へ向かっていた。 今日はずっと東へ向かう。 岩手県横断♪ 途中にコインランドリーがあったので、洗濯をするチャンスと思いさっそく利用する。 初めてのコインランドリー! 洗濯機は400円だった。 洗剤がないため購入。 さっそく洗濯開始! 40分くらいかかるらしいので、その間テレビでも見ている。
そういえばアテネオリンピックが開幕したらしい。 日本勢は100メートル平泳ぎ、女子柔道(階級不明)、男子柔道(階級不明)で金メダルを獲得したらしい。 サッカーはもう終わっちゃったらしい。 体操見たかったんだけどなぁ……旅してるから無理っぽい。。。
洗濯が終わったら次は乾燥機。 パーカーがなかなか乾かず300円もかかった。
約1時間をコインランドリーで費やして再び出発。
手持ちのお金が少なくなってきたので郵便局でおろした。 おろして外に出るとポツポツ雨が降ってきた……
あぁ雨だ。。。 もともと天気は悪そうだったので仕方ない。 レインコートを着てザックカバーをかぶせて再び走り出す。 だけど久慈市に入った辺りで雨はやんで太陽がでてきた。 レインコート着てるのが恥ずかしいので脱ぐ。
そして、少し迷いながらなんとか侍浜に到着。 さっそくクライミングの岩場を見に行く。 しかしまた雨が降ってきた…… バイクを止めて少し歩いているのでレインコートを取りに行くこともできない。 急いで岩場を見て写真に撮ってバイクに戻る。 全然見ることができなかった……
吹雪を防ぐ柵 侍浜展望台より クライミングエリア 侍浜 クライミングエリア 侍浜

レインコートを着て、青森県に向けて出発!!
途中で激しい雨になったが、しばらく走るとまた太陽がでてきた。 やっぱ晴れてるほうが気持ちいい♪
そのまま八戸市内に入った。 そろそろお昼なのでなにか食べようと思った。 だけど通り沿いにある店はみんな全国チェーン店ばかり…… 千葉にある「やまだうどん」の青森版みたいなものはあったけど、内容はたいして変わらないと思う。
青森県

次は十和田湖に向かうので、途中にある店でいいや。 そう思って走っていると何十キロ走っても店がない。 やがて農村地帯に入って、絶望的になってきた。 すごいお腹がすいた…… するとミニストップ発見!
ホットドッグとパン2つ、牛乳を買った。 見たことない牛乳だったから現地産かと思ったら「埼玉産」だった…… 濃度が4.0だったのでなかなかおいしかった。

しばらく走り続けていると、看板で「倉石温泉」というのが見えてきた。 温泉か~ 最後に風呂入ったのが水曜日だから、今日で5日間入ってないじゃん。 寄っていこう。 国道沿いにあったので迷うことなく到着した。 入浴料300円! 安い。 だけど石鹸がなかった…
しかたなく洗顔フォームで体を洗う…… 体の皮膚は顔よりデリケートではないから大丈夫でしょうきっと。
ここの温泉は「ナトリウムなんとか」というので少し塩分が入っているらしい。 お湯に使って唇の周りをなめると少ししょっぱい。 ためしにお湯をなめてみたが、微妙にしょっぱかった。 これを飲むと胃腸の働きをよくする効果があって「胃腸の湯」とも言われるらしい。
普通の温泉に比べて、塩分が体について熱を逃がさなくするらしいので、体の保温時間が長いって書いてあった。 5日分の汚れを洗い流して、再び十和田湖に向けて出発。
温泉

新郷村というところを走っていると、看板で「キリストの墓」というのが見えた。 キリストの墓!? すごい興味があるので見てみることにした。
そこの案内板に「昭和10年、茨城県の磯原市(現在北茨城市)から訪れた武内巨麿氏により、武内家の古文書をもとに発見されました。
古文書によると、ゴルゴダの丘で磔刑に処されたのは弟のイスキリであり、キリスト本人は日本に渡り、ここ新郷で106歳の天寿を全うしたというのです」と書いてあった。 さらに奥の看板に「イエスキリストは21歳のときに日本に渡り12年間の間、神学について修行を重ね33歳のときに、ユダヤに帰って神の教えについて伝道を行いましたが、その当時のユダヤ人達は、キリストの教えを容れず、かえってキリストを捕らえて十字架に磔刑に処さんといたしました。
しかし偶々イエスの弟イスキリが兄の身代わりとなって十字架の露と果てたのであります。 他方、十字架の磔刑からのがれたキリストは、艱難辛苦の旅をつづけて、再び、日本の土を踏みこの戸来村に住居を定めて、106歳長寿を以って、この地に没しました。 この聖地には右側の十来塚にイエスキリストを、左側の十代墓に弟イスキリを祀っております。 以上はイエスキリストの遺言書によるもとの請われております」と書いてあった。
これを真に受けると、今のキリスト教の教えが……
キリスト伝説が……
まぁオレはキリスト教じゃないからいいけど。
キリストの墓 キリストの墓

そして近くに「ピラミッド」というのがあるので見に行く。 しかしただの岩だった…… 見る価値なし。
ピラミッド… もう1つのピラミッドの上より ダム 権現の滝 風車 風車 風車
そしてひたすら西に向かって走る。 途中秋田県に入って、すぐに青森県に戻り十和田湖に到着した。
ここはあまり人がいなくていい感じ。 中禅寺湖や猪苗代湖はたくさん人がいたから…… 湖の周りを1周してみることにした。 しかし1周50kmくらいあって、もう真っ暗になってしまった。 とりあえずどこかでキャンプできる場所を探さなければ……
十和田湖 十和田湖 十和田湖 十和田湖の岩 十和田湖 十和田湖 十和田湖 十和田湖 十和田湖 十和田湖より 十和田湖

ガソリンがなくなりそうなので給油した。 青森市まであと45kmくらい、よし行っちゃえ。
途中で八甲田山の峠越えをした。 ものすごい寒い…… できる限りの厚着をして走った。 一番標高の高いところで1040メートル、温度が9度だった…… ホントに夏??
峠を下ってる途中で何かが光って音がなっている。 花火だ!
少し道をそれるだけでいけたので、行ってみる。 ホテルかなにかの花火大会みたい。 規模はちっちゃいが、見物人が全部で50人くらいしかいない。 特等席が取れた。 20発くらい見て先を急ぐ。
モヤヒルズでの花火 モヤヒルズでの花火

ようやく青森市に入った。 もう今日は夕飯を作る気がない…… どこかで食べよう。
なんか庶民的なマックがガストを食べたかったのだがどちらも見つからなかった。 それを見つけるより早く、今夜のキャンプ地を発見してしまった。
交差点に「ほっかほっか亭」があったので、「おろし焼肉弁当」を購入。 そして先ほど見つけた「西中央公園」というところにテントを構える。 お弁当を食べる。 やっぱ人の作ったものはおいしい♪
ここは青森市なのでインターネットもつながるし!

明日はフェリーの空きがあれば北海道に渡ります!