英明が負けた

雨
昼過ぎは、仕事しないといけなかったのだが、高校野球の英明VS智辯学園の試合を見てしまった。 智辯は一昨年の準優勝チーム、奈良県では御三家の一角、2年に1度くらい甲子園出場を決めている強豪校である。
香川県予選から見ているが、英明のエースは変則的なサイドスローで、球速が120km/h程度しか出ない。 コントロールは抜群だが、この球速で強豪校にどこまで通用するか……
2回表に英明が先制点を上げるが、裏に逆転される。 3回表で再び逆転し3-2、しかし4回裏に再逆転を許し、3-4と、互角の勝負をする。 5回に英明が三度逆転し、6-4と2点差をつける。
だが、6回から投手の制球が定まらなくなり連続でフォアボールを与えたり、度々満塁のピンチを迎えるがなんとか無失点で切り抜ける。
英明には投手がおらず、制球が定まらないが使い続けるしかない。 8回に1点、9回に1点取られ、延長タイブレークとなる。
10回表、タイブレークなのでノーアウト12塁から始まる、打者は4番、この試合のほとんどを2番手投手として投げ続けているセンターの選手。 打った打球は1塁への強烈なライナー。 一瞬1塁ランナーがベースに戻れずダブルプレーになるかと思った…… だが、ギリギリ戻れてセーフ、1アウト12塁となったが、この回得点することができなかった。
となると、裏の智辯学園は非常に有利となる。 セオリー通り先頭打者はバントを決め、1アウト23塁とする。 ヒット1本打たれたら負けなので、セオリーでは次の打者を敬遠し満塁にする。 内野ゴロを打たせてダブルプレーにして切り抜けるというのが普通の戦略なのだが、英明は投手の制球が乱れているので、満塁策を取った場合、サヨナラの押し出しフォアボールを出す可能性がある。 それを懸念してだと思うので、満塁策は取らなかった。 1アウト23塁で、打者は投手前にキレイなスクイズを決め3塁ランナーはホームイン。 智辯学園のサヨナラ勝ちとなった。 英明は負けてしまって残念だった。

この試合の終盤、三女のチームと非常に似ていて、悔しい敗戦をした選手権大会を思い出した。
7回表、タイブレークの相手の攻撃を0点で凌いで、1点取ればサヨナラ勝ちという状況で迎えた7回裏タイブレークの攻撃。
9番打者から始まるこの回、初球をショートへの内野安打とし、ノーアウト満塁。 もう勝ちが見えていた。 続く1番打者は2ボールからの3球目をスクイズ。 しかしピッチャー前に転がってしまい、1-2と送球されホームフォースアウト。 1塁はセーフ。 1アウト13塁とチャンスが続く。 次の打者は三女。 空振りからの2球目をスクイズ。 だがスクイズした打球は投手へのライナーとなってしまい、投手が捕球し打者アウト、スクイズなのでホームに突進していた3塁ランナーは戻れずベースを踏まれてアウト。 ダブルプレーで0点で終わった。
この試合は、結果的に抽選で負けてしまった。

小学生の野球と甲子園の野球はレベルが全然違うが、状況は似たような感じで、きっちりとスクイズを決めるチーム、決められないチーム、そこで明暗が分かれた。

これから1週間は甲子園を楽しんで、その次の週からは世界陸上。 9月まではスポーツ中継が楽しめて嬉しいなぁ。
そんなわけで、今日は全然仕事が進まなかった。

夜はジョギングへ。 キロ5分15秒ペースで31分間走。
5.09, 5.26, 5.00, 4.59, 5.03, 5.07と、6.0kmを31分01秒で、キロ5分07秒ペースだった。