第50回記念防府読売マラソン大会

晴れレース当日、朝6時50分に起床。 2泊とも朝食をつけており、7時~8時半の間で利用できる。 朝食は漬物中心のバイキングだった。 走るのは正午からなのでかなり時間があるので、たっぷり食べておこう。 ご飯おかわりして、漬物や惣菜を大量に食べ、レース前は控えたほうが良さそうだったけどコーヒーまで飲んでしまった。

防府駅前からは8時半~10時半までシャトルバスが出ている。 新山口駅から防府駅までは3駅15分なので、8時59分の電車に乗ればいいかな。 食後もホテルでかなりのんびりくつろぐことができた。
今日は快晴で暑くなりそうなので、レースウェアは半袖にして、コンプレッションタイツも履かないことにした。 ホテルでゼッケン等を付けて、ジョギングシューズを履いて会場に向かうことにする。
駅前のコンビニでウィダーインゼリーを購入して、電車に乗って防府駅へ。 防府駅はランナーが大量にいて非常に混雑していた。 駅前からシャトルバスに乗って10分ほどで、受付会場であるソルトアリーナへ到着。
昨日受付をしているので、今日は貴重品預けたり、気持ちを高めたり準備をするのみ。 レースが始まるまで2時間くらいある。
防府駅の改札へ バス行列

ソルトアリーナの体育館が待機所になっていたので、そこに荷物を置いて、貴重品は預かり所があるので、そこに預ける。 トイレに2度行き、お腹をスッキリさせる。 最近のレースだと、レース中に腹痛に襲われてトイレに行くことがあったので。 隣の人工芝のグラウンドではランナーがウォーミングアップをしている。 普段こんなに多くのランナーがウォーミングアップをしているのを見ないが、やはりガチな大会だからかな。

今日は全然寒くなくて助かった。 ウェアは半袖Tシャツ、ハーフパンツ、いつもの5本指ソックス。 今回、シューズは原点回帰して、PUMAのスピードライトに戻した。 ここ2回はスピードライト2を履いていたのだが、いずれも結果が出なかったので、結果を出した実績があるこの靴に頼りたい気持ちもあった。 ただ、走行距離が500kmを超えているので、レースで使うのも今日が最後になるだろう。
11時半くらいにレースの格好になり、体育館から外に出て、最後のトイレに向かう。

スタート地点はソルトアリーナ前の道路。 市民マラソンみたいに、Sブロック、Aブロックという区切りではなく、ゼッケン番号が100番ずつ区切られていて、自分は1900番台なので、1900~1999の場所に並ぶ。 こんなに細かく区切られているの初めてだし、ゼッケン番号は申告タイムか実績タイム順になっているみたい。
市民マラソンみたいに開会の宣言とか音楽は全くなし。 「スタート2分前」のアナウンスがあり「スタート1分前」「30秒前」「20秒前」「10秒前、On Your Marks.」とアナウンスがあり、号砲が鳴った。
いよいよ、出場を夢にまでみた、防府読売マラソンがスタートした。
スタート地点

この大会の制限時間は4時間。 もちろん途中に関門があり、7.7kmが44分、17.1kmが1時間38分、22.5kmが2時間09分、29.3kmが2時間48分、35.0kmが3時間20分、競技場の門がある41.8kmが4時間00分となっている。
レースが崩れた前回の岡山でも福知山でも、35.0kmを3時間20分の関門は問題ないと思っている。 問題は41.8kmの関門。 ここまで走ってきて、ラスト400mで止められるのは非常に悔しいだろう。
4時間で走り切るためには、キロ5分40秒以上のタイムが必要。 数日前に、「かなりペース落としてキロ5分20秒で行こうか」と考えたが、そのペースで行くとキロ20秒しか貯金ができない。 岡山では序盤をキロ4分45秒~50秒ペースで、福知山では抑えて序盤をキロ5分~5分10秒ペースで走ったのだけど、ペースを落として走った福知山ですら28kmで潰れてしまった。 なので、5分20秒ペースで走っても、多分潰れる。 走れる距離はもう少し伸びるかもしれないけれど、30kmくらいで潰れてしまったら貯金が全然無く、35.0kmの関門がギリギリで、最後の関門で引っかかる可能性が高くなる。 どうせ最後は走れなくなって、気合でなんとかするしかなくなるだろうから、今日は序盤から飛ばして入り、粘れるだけ粘って、後半も気合でひたすら粘って走る、という根性論で行くことにした。 制限4時間なので、途中で絶対に歩いてはならない。 歩く=リタイア、と同じ意味になる。
それと、いつも給水で飲みすぎている感じがするので、今日は各給水所では飲むが、一度に飲む量を少なめにして走ることにしている。

出だしは混雑しているのだけど、回りの皆が自分と同じくらいの走力のため、非常に走りやすくて、最初の1kmが4.36というかなり速いペースで入ってしまった。 2km目も4.34と。 さすがに4分30秒台は速すぎるので、流れに身を任せながらちょっとだけペースを落として、4分40秒台で走っていく。 4km地点の給水所、最初にスポーツドリンクのテーブルが7つくらい、その後、水のテーブルが5つくらい並んでいるが、5つ目くらいまでのスポーツドリンクのテーブルは供給が全然追いついていなかった。 最後の方のテーブルなら紙コップが並んでいたので取ることができたのだけど、取るのにミスったら、水しか取れないのはちょっとプレッシャーだ。 工場地帯をクネクネと走り、5km過ぎから1kmほどに渡って、「○○県からようこそ」という旗を持った人が並んでいる地帯がある。 これはテレビでもよく放送されている、毎年恒例の場所らしい。
香川県の旗を持っている人に「香川~」って言いながら手を降って走っていく。 旗の区間が終わり、左折したら7km地点。 そしてすぐ右折するとソルトアリーナの前を通る道路になるのだけど、ここで一旦異変が。
スタート直後からだったのだけど、両方の脇腹が微妙に痛かった。 ただ、走れなくなるほどの痛みではなかったので、そのまま走っていたのだけど、ここにきて急に右の脇腹に差し込みが。 まだ序盤の7.7km地点。 これからソルトアリーナ前を通るので「もしここでリタイアしたら、すぐにソルトアリーナに戻れるので楽ちんだな」と一瞬思ってしまった。 3km~7kmまでは、4.44, 4.44, 4.42, 4.44, 4.40と走ってきたが、少しペースを落とさざを得なくなり、わずかにペースを落とす。 10月末の庵治マラソンでも差し込みに襲われてかなり苦労したが、それが頭をよぎる。 だが、2kmほど走ったところで痛みが消えたので一安心。

10kmの通過が47分12秒。 差し込み後はキロ4分40秒台前半までペースを戻すことができず、4分50秒前後で走っていく。 ペースはキロ5秒くらい落ちたが、今のところ疲れなどは感じていない。
問題になっている肩や首のコリも、意識しながら定期的に肩や肩甲骨を動かしたり、首を揉んだりしながら走っているので、今のところ大丈夫そう。 13kmくらいで再びソルトアリーナ前の大通りに戻ってくる。 ここにブリヂストンの工場があるのだけど、工場の前で目玉の親父の格好をした人が応援してくれていたのが印象的。
14kmの給水地点でも相変わらず、供給が追いついていない感じだった。 給水の先を左折すると、また都道府県の旗を持った人達が並ぶ通りへ。 先ほどと同じように、香川の旗を持った人に「香川~」と言いながら手を振って走っていった。 17kmで、三度ソルトアリーナ前を通過し、ここで周回コースが終わり、防府市内をぐるりと駆け回るコースに変わっていく。

19kmくらいで、先程とは別のグループの人達が、各都道府県の旗を掲げてくれていたが、ここでは香川県の旗を持った人に合図出来ず。 19km過ぎて、テレビでよく紹介される「三田尻大橋交差点」へと入っていく。 三田尻大橋の往路は、ほぼ下りだったが、39km地点である復路では強烈な上りとなることだろう。
11km~20kmまでは、4.49, 4.48, 4.50, 4.54, 4.54, 4.49, 4.47, 4.51, 4.53, 4.58と、ずっと5分を切るペースで走っており、この10kmを48分33秒で走った。

中間点の通過タイムは1時間42分30秒。 前回の岡山とあまり変わらないペースで通過した。 あとは、どこまでこのスピードを維持できるかが勝負だ。 と、思っていた矢先、また脇腹が痛くなってきた。 強い痛みではないのだけど、両脇腹がじんわり痛いような感じ。 それと同時に、一気に疲労を感じ始めてペースが落ちていくのがはっきりと体感できた。 まだ21km、先頭集団ともすれ違っていない。 どこまで粘ることができるだろうか、ここからが勝負だ……

23kmくらいの地点、先頭集団とすれ違った。 先頭集団はちょうど36km地点。 先頭は赤いウェアを着たケニア人で、すぐ後ろに旭化成の選手が走っている。 注目の川内優輝選手の姿は見えず、そのまま走ること2分くらい、先頭は35.5kmくらいだろうか、その辺りで川内優輝選手とすれ違った。 トッププロの選手たちから刺激を受けて、自分もまだまだ頑張らないと、と気持ちを入れ直して走っていく。
21km~25kmまでは、5.02, 5.08, 5.05, 5.13, 5.25。 ペースは落ちていたが、それでもキロ5分10秒くらいを維持できているのに驚いた、体感だと5分半超えてるんじゃないかと思っていたので。

25km地点を過ぎて左折すると、悪名名高い「植松の跨線橋」が出現する。 たった6mくらいの上り下りなのだが、今の状態では非常にきつく感じた。 走っていて、腰に凝りを感じるようになってきた。 背骨の一番下の腰との付け根付近の、背骨の両脇が凝り固まっている。 ここはほぐすのが難しく、拳で叩きながら刺激を与えたりしながらごまかしていく。 この辺りで、後ろからちゃらそうな髪型をした若者に追いつかれた。 その若者も非常に苦しそうだったが、自分より速いペースで走っていた。 なんとしてもこの若者についていかなくてはと思い、必死に食らいついていく。 だが2kmくらいしかついていけなかったと思う。
27km地点での給水所、ここで初めてスポーツドリンクを取らずに水を取った。 次の給水所は34km地点で、この苦しい区間で7kmも無給水地帯が続く。 なので水を2つ取って、しっかりと水分補給して走っていく。
29kmを過ぎた辺りで中継車や審判車用の「転回所A」「転回所B」という看板が見えた。 TV中継の車は簡単にUターンできないので、こういう幅の広い場所でUターンできるように、きちんとやってるのね、と思わせてくれた。
29kmを越えた先で折返しポイント。 この折返しポイント付近で、序盤で応援してくれていた目玉の親父が応援してくれていた。
ここまで苦しいながらも5分30秒前後で走ってきたが、ここで更に苦しくなりペースが落ちてしまう。 29~30kmは5.57もかかり、キロ6分が迫ってきている。
26km~30kmまでは、5.25, 5.24, 5.32, 5.31, 5.57とかなり厳しくなってきた。 ここまでの10kmは53分42秒と、タイムだけ見るとキロ5分半は切っているペースなのだけど、徐々にペースが落ちてきている状況なので、あまり当てにならない。 スタートから2時間29分が経過し、ゴールまで残り12kmで、制限時間は残り1時間半。 12kmをキロ6分で走っても1時間12分なので、1時間半は平常時ならかなり余裕なのだが、この状況では全く気を抜くことができない。

30km~31kmの間だったと思うけど、反対車線、往路が28km付近の位置に最後尾の選手がいた。 すぐ後ろに収容バスが走っている絶望的な状況。 自分はまだ猶予があるが、どんどんとこの収容バスが迫ってくるので、逃げ切らなくては……
32km付近で女性が道端のスタッフに「給水はまだですか? もう無理かも」と嘆いていた。 次の給水は34km地点なので、まだ2kmはある。 この女性は持つのだろうか。
33km地点で再び植松の跨線橋。 この6mのアップダウンが地獄だった。 植松の跨線橋を通過し右折して走っていく。
はっきり位置を覚えていないのだけど、ヤマダ電機より手間だったと思うので、多分34kmより前の位置だと思うけど、とても元気よく応援してくれているおじいさんに元気づけられた。 80歳は超えてそうな背が小さくて短髪白髪でキャップをかぶったおじいさんが大声で応援してくれていた。 「ありがとう」とう気持ちを込めておじいさんの方見ながら手を上げていったら、更に背中に元気な声援を浴びせてくれて、力になった。

34km給水を通過し、なんとか35kmまでたどり着いた。 31~35kmまでは5.55, 6.04, 6.16, 6.18. 6.22と、1km毎にどんどんとタイムが落ちていっている。 それは時計を見ているので自分でもわかっている。 どこまで粘れるか…… もう遥か前から「歩きたい、歩きたい」と思いながら走っているが「完走したい、完走したい」とも考えながら走っている。 本当に歩いたらおしまいの世界。 身体はとっくに限界を迎えているので、あとは気持ちとの勝負だ…… 35kmの通過が3時間00分22秒なので、関門閉鎖まで19分30秒くらいの余裕はあった。 が、逆に考えると19分30秒しか余裕がない。 42kmまであと7kmあるが、この貯金をどこまで食いつぶさずに耐えられるだろうか。 7km60分なので、キロ8分でギリギリなのだけど、走るペースでキロ8分ってのはありえなくて、キロ8分に達しているとしたら、それは間違いなく歩いている。 なので、この時点で最後まで走れれば完走、途中で歩いてしまったらアウトというのが、更にはっきりしてきた。

もうペースを考えることも出来ずに、ひたすらと次の1kmを目指して歩みを止めずに、心を折られずに走っていけるか…… 途中で白バイが30秒くらい並走することが何度もあった。 遅くて走りを止めそうな選手を見守ってくれているのだな…… バイクのエンジン音がすぐ後ろでするのだけど、振り向くエネルギーもなく、ただ淡々と1mでも先を目指して走っていくしかない……

マラソンを走っている最中は、残り12kmくらいから、残り距離の具体的なイメージができやすくなる。 それは普段練習で12km、9.6km、7.3km、6km、3.8kmのコースを頻繁に走っているから。 各コースでどの地点が1km区切りかというのを正確に把握しているので、残り距離がイメージしやすい。 だが、今日はそれがマイナス方向に出てしまったと思う。
35kmを過ぎて「残り7kmだ」と思って、いつものスタート地点に立って最初の1km区間を走っていくのが頭の中にイメージできる。 36kmに到達したら「残り6km」と頭の中が切り替わる。 そこで、今度はまたスタート地点に立って、6kmコースを走りに行くのがイメージされる。 つまり延々にスタート地点から1km地点を繰り返し走っているようなイメージになって、全然ゴールが近づいてこなかった……

39km地点、三田尻大橋手前が最後の給水地点となる。 ここでスポーツドリンクを飲んで、ラスト3kmと三田尻大橋に備える。 三田尻大橋の上り坂はほとんど歩くようなペース…… 坂を上りきっても落ちたペースは戻すことができず、前に進むだけで精一杯の状況が続く。 40km地点手前で、四度都道府県の旗を持ったグループが応援してくれている。 ここで、なんとか香川県の旗を持った人に「香川~」と力を振り絞って声をかける。 直後に40kmを迎える。 36~40kmまでは、6.37, 6.30, 6.40, 7.15, 6.19と、もうボロボロ。 ここまでの10kmは1時間04分16秒かかり、6分40秒くらいのペースとなっている。 だがあと2kmで終わる。 あと2km。 時間的には3時間34分になろうとしているところなので、余裕は出てきた。 ずっと「歩いたら終わりだ」と思って個々まで来たが、残り2kmで多少歩いても大丈夫くらいの余裕は出てきた。 が、ここで走りを止めるわけにはいかない。 あと2km、少しでもいいタイムでゴールしたい。

疲労で振れない腕を頑張って振って推進力を作って連動して足を動かしていく。 呼吸は全くきつくないはずなのに、息が上がって全然力が出ない。 足も全然前に進まない……
41kmを通過し、あとはソルトアリーナを左折し、競技場に入ってトラックを1周するだけ。 しかし、そのラスト1.2kmが長い……
ギリギリの状態で左折し、競技場への道を走っていく。 競技場までの入口は300mほどだと思うのだけど、全然近づいてこない…… ゲートをくぐり競技場内へ。 ラストトラックを1周、400m走ってようやくゴールできる。 ラストのトラックくらいスピードを上げてラストスパートしたかったのだけど、全然スピードが上がらない…… 第2コーナー、第3コーナー、第4コーナーを抜け、ラスト100m。 ここで最後の力を振り絞ってペースを上げてフィニッシュラインを通過する。 ゴールタイムは3時間48分42秒。

本当にギリギリの状態でのゴールだった。 ゴール後は、もう全然歩けず、フィニッシャータオルを貰って、ドリンクを貰ったら、邪魔にならない場所に座り込んでしまった。 もう1歩も走れない…… あっという間にドリンク500mlを飲み干してしまった。 続々とランナーがゴールしてくるのだけど、ここに座り込んでいた5分くらいの間に、2名が担架で運ばれていった。 皆ギリギリでの戦いだったんだな……
そして制限の4時間が近づいてきている。 4時間になると、競技場入口の門が閉鎖され、そこを通過出来なかったランナーは、ラスト400mを残してリタイアとなる。 門の手前では、係員が「あと○秒」って叫んでいるはず。 だが、ギリギリまで走ってきたランナーはダッシュしようとしてもダッシュすることができないだろう。
閉鎖直前、5秒前くらいに通過したオレンジのウェアを着た男性ランナーが最後のランナーとなった。 そのランナーより後ろにいた人達はみな関門閉鎖でリタイアとなる。 最後のランナーは、本当に最後の力を振り絞ったのだろう、バックストレートを走っていたところで、突然立ち止まり動けなくなってしまった。 数十秒かけてストレッチして、再び走り出して、「最後のランナーです」とアナウンスされながら感動のゴールをしていた。

記録証を発行してもらって、ソルトアリーナに戻ってきた。 貴重品を受け取って、着替えてから無料マッサージに行く。 足もやばいが、足よりも腰から上がガチガチだ。 足よりも、腰から肩にかけてをマッサージしてもらえて、少しスッキリした感じがした。
その後は、うどんの無料券を使ってうどんを食べたのだけど、肉うどんも鱧天うどんも具材が売り切れて、かけうどんになってしまった。 あと30名くらい早ければ鱧天うどんをゲット出来たのだけど、自分の後ろ30人くらいで、うどん自体が売り切れになってしまったので、ギリギリだったな。 うどんは細かったが温かくて美味しかった。
帰りのシャトルバスは、一瞬で眠りについて、すぐに防府駅に到着してしまった。 防府駅では駅員が温かいお茶のサービスをしてくれたりしていた。 切符売り場は長蛇の列だった。 ICカードが使えない駅だし、これは到着した時点で帰りの切符を買っておくべきだったな。
うどん

17時47分の電車に乗って新山口駅を目指す。 なぜか途中の駅で5分以上停車していて、新山口に到着したのは18時12分だった。
ホテルに戻って、浴槽にお湯を張って、疲れた体を癒やす。 1時間くらいは風呂に入っていたと思う。 半分くらいは寝ていたと思う。
今日は本当に疲れ果てて、もう外にご飯を食べに行くのが面倒だな、コンビニでいいかな、とか思ってしまったが、やはり旅先では外でご飯を食べたい。 ただ、歩き回りたくないのでチェーン店でもいいや。
駅前にあった「満マル」というお店、知らない店だけど多分チェーン店。
お腹はかなりすいていたので、結構注文してしまった。
ホタルイカの沖漬け、シーザーサラダ、串カツ5種盛り、塩タン焼き、ブリの刺し身、塩寄せ鍋、それとビールを3杯。 食べきれるか微妙だったが、ギリギリ食べきれるくらいの量だった。
ホタルイカ沖漬け シーザーサラダ 串カツ 塩タン焼き ブリの刺身 塩寄せ鍋

これだけ食べて4,400円くらいだった。 お腹いっぱいになって、22時位には寝てしまった。

本日のレース、3月くらいからずっと狙っていたレースだった。 グロスでサブ3.5の記録を出すために挑んだとくしまマラソン、7月申込時のクリック合戦、そして今日。 かなり気合の入ったレースで、申込み当初はサブ3.5は余裕でいけるので、なんならサブ3.15とか考えていた。 だが、今シーズンは全然マラソンを上手に走ることができなくて、4時間すら危ういと思われた。 レース内容は後半どんどんペースが落ちていくダメ展開だけど、レースプラン的には最初からそれを想定して突っ込んで行ったので、忠実にプランを守れて粘れた結果だったと思う。 最初から5分20秒ペースで入っていたら結果はどうなったかはわからないけど、今回は完走が目標だったので、結果的に目標が達成できたので、自分の選択は間違っていなかったと思う。
普通の市民マラソンでこのタイムだったら、上位25%くらいに入れるのだけど、この大会はレベルが高いので、上位25%どころか、2,400人中2,200位くらいなので、下位10%だ。 しかしゴールできて本当に良かった。
今シーズン不調の原因を探るのと同時に、疲れが癒えてからは3月のレースに備えて「限界突破 マラソン練習帳」という本のサブ3.15のトレーニングメニューを10週間かけて行っていくつもり。 今シーズンの目標はサブ3.15、なんとしてもやり遂げたい。