東赤石山、八巻山

晴れ朝5時20分くらいに起床。 今日は東赤石山に友達と登山に行く。 片原町近くの「ファーストイン高松」というカプセルホテルに友達が泊まっているので迎えに行く。 この友達に会うのは2019年の4月に結婚式に行って以来3年半ぶりかな?

せっかく香川に来ているのだから、朝ごはんはうどんを食べようと、6時からオープンしている「うどんバカ一代」に行ったが、朝6時だというのに、店の外にまで行列が出来ていた。 早い時間帯に登山口に到着してないといけないので、うどんでこんなに待つ余裕はないので、断念。 高松西ICに向かう途中の「なかにし」でいいかと思ったが、こちらは朝7時回転で、まだオープンしていなかった……
朝のうどんは諦めて、高松西IC前のセブンイレブンで、朝ごはんとお昼ごはんを購入し、高速道路で川之江ICまで。 川之江ICからは国道319号線で山を越えて、県道6号線をひたすら、登山口の「筏津」まで走らせる。

東赤石山に最後に来たのは、2018年7月なので4年ぶり。 当時は筏津山荘跡の駐車場は舗装されていなかったが、久々に来たら舗装されていて綺麗になっていた。 そんな綺麗な駐車場に止まっているのは自分の車のみ。 路駐禁止だけど、登山口沿いに車を止める人もいるが、そちらもゼロ。 なので、筏津登山口からは、今の段階では誰も登っていないっぽい。
筏津山荘跡

準備をして登山開始。 東赤石山は、過去に一番登った回数の多い山なので、地図をみないでもだいたいの道やコースタイムは把握しているつもりだったけれど、久しぶりすぎるので大分道中の様子が変わっているかもしれない。 昨晩雨が降ったのかわからないけれど、登山道は濡れて湿っており、ジメジメとした感じだった。

瀬場コースと合流して、そのまま進んでいく。 ところどころ新しいロープが張られていたり、新しい木の階段が組まれていたりと、コースが変化しているのを感じながら歩いて行く。
八間滝を眺めながら登山道を歩いていき、しばらくすると沢を渡る地点。 ここには木の橋が掛けられているのだけど、今まではなかった看板があり、その見た目の通り「木橋」と書かれていた。 まさにそのままの名前でもいいのだけど、何かしら名前が付けられるというのはいいことだと思う。 今まで自分はこの地点のことを「赤石山荘方面と直登するコースの分岐地点」と呼んでいた。 だが、それはコースを理解している人じゃないとわからない感じなので。 「木橋」と言えば通じるのなら、それはそれで楽だ。
木橋

ここで小休止。 ここから先は赤石山荘に向かう道を登っていく。 傾斜が急になり、沢を左下に感じながらひたすらと歩いていく。 途中、沢の方から声が聞こえたので見てみたら、沢登りをしている人がいた。 この山で沢を登っている人、初めて見た。 9月上旬とはいえ、山の水はかなり冷たいだろうから、それを全身に浴びながら登っていく沢登りは相当精神力が強くないと出来ない遊びだと思う。
しばらく歩き大きな岩のある渡渉ポイントで休憩。
第一渡渉ポイント

ここから先は沢の左側を歩き、しばらく歩くと、もう一度渡渉がある。 そこから赤石山荘までは近い。 どんどんと登っていき、地面の石が大きくなってきて、茶色いいろの石が目立つようになってきた。
最後に一踏ん張り登ると樹林帯を抜け、目の前に景色が広がり、初めて見た時感動した、東赤石山のそびえ立つ岩場が見えた。

ひとまず赤石山荘まで行く。 赤石山荘が開いているの、今までに2回くらいしか見たことがないけれど、扉の前に張り紙がしてあって、もう閉鎖されてしまったらしい。
赤石山荘

そのまま西に進んで石室越を目指すが、途中で道を見失って、無理やり進んでいたが、どうも道より上側、斜面を登っている感じがしたので、少し下る方に道を探しに行ったら、50mくらいずれたところに道を発見。 稜線は見えているし、このまま無理やり登っていっても同じ場所にはたどり着けたけど、一応道を歩いて石室越へ。 そこから八巻山へと向かうピークに出て、見晴らしのいい場所で休憩。

樹林帯を抜けたら、強めの南風が吹いていてちょっと肌寒い。 ガスも出てきて、ポツポツと雨が当たったり、ガスが晴れたりを繰り返す感じ。 ここから岩場を歩くので、できれば濡れてない、乾いた岩場を歩いて行きたい。 岩場は全然滑らない岩。 他の人のHPで見たのだけど、東赤石山のこの辺りの岩は「超苦鉄質岩体」という名前、性質?らしい。 専門的すぎてよくわからないが……
岩場を抜けて八巻山へ到着。 ここで水分だけ補給して、東赤石山山頂へと向かう。 楽しい岩場歩きも八巻山山頂から10分ほど歩いたら終了してしまった。
八巻山山頂

そしてすぐに東赤石山に到着。 ここは足場が悪いので、100mくらい東に行った所にある、三角点の広場でお昼休憩にすることに。
今日は昼にインスタントラーメンを食べようと思って、ラーメン2人分と水を1.5L持ってきてある。 友達にラーメンふるまって、自分ももう1袋のラーメン食べてエネルギーを補給する。
東赤石山山頂 山頂からの景色 山頂からの景色

ここからは、権現越まで降りて、そこから床鍋に向かって降りていく。 今日のコースは、東赤石山を大満喫できるコースとなっている。 往路と復路で同じ道を通らない素晴らしいコース。 ただし、歩行時間がかなり長くなるのだが。
休憩後、下山することに。

まずは権現越に向かって歩いて行く。 山頂からしばらくは、楽しい岩場歩きができる。 岩場を歩いたり樹林帯を歩いたりしながらどんどんと標高を下げていき、45分程で権現越に到着。 ここから床鍋までは1時間40分のコースタイムとなっている。
ピンクテープを頼りにどんどんと降りていく。 だいぶ降りた所で鉄塔巡視路の分岐が出てきたが、ここでルート選択を誤って、南東の1232mピークの方に向かう道に行ってしまった。 床鍋ルートを歩くのどころか、登山に来るのがかなり久しぶりなので、すごい大雑把には覚えているが、細かい道は覚えていなかった。 10分程歩いた所で違和感を感じて、とりあえず休憩することに。 水分取ったりエネルギー補給したりしながら、改めて地図を見て、自分のいる場所を調べ、鉄塔巡視路分岐からここまで歩いた10分間の道中を思い浮かべ、地図と見比べる。 鉄塔巡視路から登り返しがあり、体感だけど50m近く登ってきていると思う。 地図上の床鍋ルートには登り返しがない。 地図には載らない程度の登り返しはあるかもしれないが、50mの登り返しがあったら、それは地図を見ればすぐにわかる。 正規ルートでは高圧電線の下をくぐるのだが、今歩いてきた道中ではくぐった覚えがない。 ただし、樹林帯の中を歩いているし、上を見て歩いているわけではないので、見逃している可能性もある。 そんなで、色々なことを加味した上に出した結論は「ルートが間違っている」。
友達には申し訳ないけど、今来た10分ほどの道中を引き換えして、一旦鉄塔巡視路の分岐まで戻らせてもらうことに。
権現越から

結果的には戻ったのが正解で、鉄塔巡視路からトラバースするのではなく、下に降りる道を進むのが正規ルートだった。 10分程歩いた所で違和感を感じて良かった、さらに休憩して地図を見比べて戻る決断が出来て良かった。 そこからは樹林帯の中を淡々と歩き、道迷いもあったが権現越から2時間15分で床鍋登山口に降りることができた。 コースタイムが1時間40分なので、35分も余計にかかってしまった。
床鍋登山口

床鍋登山口からは、筏津登山口まで車道を徒歩で戻る。 微妙な上り坂が続く車道だけど、登山口に向かう車内の中で、友達に「ここから今から向かう駐車場まで歩くよ」と事前に伝えて歩く道筋を車内から見てもらっていたので、心は折れなかったと思う。 ようやく下山したのに、そこから駐車場までかなり歩くとなったら、しんどすぎる人もいるので。
車道を2km弱歩き、30分ほどで到着。

今回の登山では、沢登りの人を見かけただけで、それ以外には誰にも会わなかった。 友達は「9月の日曜日の200名山なのに、誰にも会わないのはありえない」と言っていたが、首都圏から行ける山と、四国の山では登山人口が違いすぎるので…… 100名山はかろうじて賑わっているが、それ以外の山は今日のような感じで。 ただ、考えようによっては山を独占できるし、今回は道に迷ってしまったが、それほど整備もされていないので、自分で色々と考えながら歩くことができる魅力はあると思う。

駐車場で着替えて、風呂に入りに「道の駅 マイントピア別子」に併設されている「別子温泉~天空の湯~」で汗を流す。
マイントピア別子は別子銅山の歴史や体験などできるので、いつか来たいなぁと思って早10年。 今まで一度も来たことがなかったが、思わぬ形で来てしまった。
入浴料500円+フェイスタオル200円を払って、汗を流す。

帰りは新居浜ICから高速で高松西ICまで。 一旦家に帰って不要な荷物を置いて、必要な荷物を積み込んで、友達が泊まっているホテルまで送っていく。
友達がホテルで片付けをしている間、近隣の安いコインパーキングに止める。

友達の準備が終わって合流してからは、夕飯を食べに商店街へ。 まだ21時過ぎなのに、ライオン通りをブラブラしたが開いている店があまりない。 市内中心部の店は24時位までは開いているイメージだったが、コロナの影響か22時位でかなりの店が閉まってしまう。 なので、ラストオーダーは21時半とか。 終電も23時35分くらいに瓦町発のイメージだったが、1時間も早い22時30分くらいが終電になっていた。
店も見つからず「串どり」という店になってしまった。 まぁ悪くはなかったが、23時閉店なので、2時間も居られなかった……

食べ終わってからライオン通りをウロウロしていたら、「喜納屋 千代松」という店があったので入る。
特上にぎり、玉子焼き、名前忘れたけど日本酒を飲んで楽しむ。
喜納屋 千代松 特上にぎり

食べ終わって店を出たのが24時20分くらい。 コンビニ寄ってお茶を買って、友達をホテルまで送っていき、車はコインパーキングに止めっぱなしで、自力で25時25分くらいに帰宅。
左足の薬指に登山で豆が出来たので、針で挿して水を抜いて、シャワーを浴びていたら26路過ぎてしまった。

明日は仕事休んで、うどんに連れていく。 8時半待ち合わせなので、7時20分にアラームセットして寝る。

本日のコースタイム
8:35 筏津登山口
9:30~9:35 木橋
10:20~10:33 第一渡渉ポイント
11:08~11:13 第二渡渉ポイント
11:40~11:45 赤石山荘
12:10~12:23 石室越
13:00 八巻山
13:20 赤石越
13:30~14:15 東赤石山山頂
15:00 権現越
17:15 床鍋登山口
17:15 筏津登山口