忘年会 1回目

曇りのち晴れ今日は妻が仕事休みのようなので、朝ごはんを食べに、浅野にある「ニューベル」というカフェに行ってきた。 この道、普段通ることがあるのだが、こんなところにお店がある事に今まで気付かなかった。 スペシャルサンド注文したら、見た目よりかなりボリュームがあって、お腹がいっぱいになりすぎた。
ニューベル モーニング

今夜は友達と飲みに行くことになっている。 場所は「三馬力 多肥店」。 家から3kmちょいなので、往復ともジョギングだな。 今日は雨が降っていなくて良かった。
19時半から23時前まで、3時間ちょい飲んだり食べたり。 飲み終わってから考えたら、今日はビール大1杯、瓶ビール1本、日本酒1合しか飲んでいないので、普段より少ないな。 飲み台は割り勘で7,400円。
ビール ラーメン

あまり飲んでないと思ったけど、帰りのジョギングは思ったよりきつくて、ラスト1kmくらいは歩いてしまった……
明日も忘年会があるので、お金も体も厳しい。

汚いHTMLとCSS

曇りのち雨日中はLaravelのサイトを作っていた。 このサイトは自分がコーディングもするので、なかなか進まない。 コーディン済HTMLがあって、プログラムを組み込むだけだったら楽しいのだが、HTML+CSSをやりながらプログラムを組むのは非常に進みが遅くなる。 どうでもいいようなデザインのこだわりをCSSで実装するのが非常に大変だったり、命名ルールやコンポーネント化したり、本業じゃない部分は汚くもなるし。 けど、世の中に出回っている人気サイトは、実はソースはHTMLソースは非常に汚かったり、タイトルタグやh1とかが使われてなかったりすることがある。 要はユーザーが求めているサイトであれば、中身はどうでもいいし、検索順位も自然と上がっていく。 いくら凝った綺麗なHTMLを書いても需要がなければ上がることはない。 スマホユーザーが95%の時代に、スマホ版が無いサイトでも検索順位が常に1位のサイトもあるし。 なので、HTML+CSSは適当に作ってしまうのが、今の自分的には良いと割り切って、超適当に作りながら進めていた。

今夜は走るつもりだったが、夜は雨だったのでジョギングは無し…… 奈良マラソンで飲みすぎたので、火水とお酒を飲んでおらず、今日も飲まないつもり。 なぜなら、明日飲みに行くから。 年末は飲みに行く機会が多くなるので、家で飲むのを制限しなくては色々とやばい。 夜飲まないのは別に平気なのだが、何か飲み物を飲みながらパソコンをやりたい。 お酒がないだけで、いつものように氷水を飲んでいたけど、温かい飲み物が飲みたいなぁ。 だが、コーヒーか紅茶くらいしか温かい飲み物がないので…… 30分くらいで冷えるし、都度入れに行くのも面倒。 昔は何を飲んでいたのかなぁ?

自分の走りを見る

晴れ奈良マラソンの日記が全然書き終わらない。 レースの事や、前日翌日の観光の事を書くのがけっこう面倒なのだけど、数年後に見返す可能性があるので、なるべく詳細に残しておきたい所。 レースに関しては序盤は余裕があったけど、後半はけっこう必死だったので、あまり記憶にない部分もある。 そういう場合役に立つのがYoutube。 最近だとどこの大会に行っても走りながら撮影しているYoutuberがいるので、その人の動画を見て、○km付近はこんなコースだったか、と思い出す。 今回3時間半くらいのペースだったので、同じくらいのゴールタイムの人の動画見ていたら、自分が映ってるシーンがいくつかの動画であった。 ピッコロ大魔王のコスプレの人にも声かけることが出来たし、序盤に後ろ走っているのが映っていた。
こうやって、客観的に自分の走りを見ることができるチャンスがあるのだけど、いつも思うのがストライドの狭さと腕振りの無さ。 腕振りが無いのは自分でもわかっているので日々のジョギングで改善しようと努力しているが、左腕がほとんど振れていない。 自分的には振っているつもりなのだが、前後10cmくらい? 前後というか上下に振っているように見える。 改善には長い時間がかかりそうだし、無意識でできるようになる日はくるのだろうか?

今日はジョギング休み。

奈良から届いた日本酒

晴れ楽しかった奈良マラソン遠征明けの仕事。 朝はいつものように非常に眠い……
土曜日に、どうしても土曜中にやってほしいという仕事が舞い込んでしまって、パソコンは持って行っていなかったのでスマホで対応したのだが、非常に大変だった。
20枚くらいのZIP圧縮された画像をリネームしてアップロードするのだけで20分くらいかかった…… それからスマホでCSSを入力する。 確認が非常に面倒なので、一発で終わらせたくて慎重にやったら、一発でOKだった。
それとほぼ同じようなことを、今日はパソコンでやったのだが、数分で終わった…… 車だったらパソコン持っていけるけど、そうでないならパソコン持っていくのは無理だな……

夕方、奈良から送った荷物が全て届いた。 酒屋でお店の人に選んでもらった日本酒も4本届いた、飲むのが楽しみ。
日本酒

夜はジョギングへ。 最近フルマラソン走り終わっても2日も経てばかなり元に戻る感じになってきた。
5.10, 5.19, 5.08, 4.58, 4.57, 4.48と、6kmを30分33秒で、キロ5分03秒ペースだった。

明日香村観光

晴れ朝6時半起床。 荷物は全て自宅に発送してあるので、身軽な状態で7時にホテルをチェックアウト。 今日は夕方まで奈良県を観光する。
今日向かうのは「明日香村」という所、奈良県中央部にある村。

近鉄新大宮駅まで1kmくらいなので、ホテルから歩いていき、そこから電車で。 一昨日下りた「大和西大寺駅」で橿原線に乗り換えて16駅目が橿原神宮前駅。 そこから吉野線に乗り換えて2駅目、「飛鳥駅」に到着した。 1時間半くらいかかった。
飛鳥駅

まだ朝ごはんを食べてないので、駅前にある「珈琲の館御園」という喫茶店で740円のモーニング。 値段の割に良いモーニングだった、PayPayも使えた。
喫茶店から出たら、目の前の産直にテレビカメラが来ていた、何かの取材しているのかな?
珈琲の館御園 モーニング

駅前の「明日香レンタルサイクル」という店で、電動アシスト自転車を借りる。 WEBクーポン表示で200円引きなので、1,300円で借りることができた。

奈良市からわざわざ1時間半もかけて明日香に来たが、ここには有名な古墳がある。 それを見に来たのだ。 坂がある場所もあるけれど、観光できる地域はそれほど広くないので、自転車で十分に回れる。 むしろ狭い場所や駐車場がない場所もあるので、自転車の方が車よりも便利かもしれない。

まずは「高松塚古墳」。 この古墳が何で有名なのかはリンク先を見た方が詳しくてわかりやすいけれど、国内に2つしか見つかってない石室に描かれた壁画が、日本で最初に発見された古墳。 誰が埋葬されていたのか、誰が描いたのかなど一切不明だが、描かれた年代は残っていた遺物などから「694年~710年」と特定されている。 1,300年も前に描かれて、地中でずっと眠っていた壁画。 古墳自体は元あった場所に復元という形で作られているので、今は綺麗に整備されてるので、古墳自体に価値はないかもしれないけれど、その場所を訪れて見たかった。
高松塚古墳、高松塚壁画館と見て、1,300年の歴史を感じた。
高松塚古墳 玄武 壁画

ついでに近辺にある「中尾山古墳」も見てきた。 その横にある「文武天皇陵」もついでに。
中尾山古墳 文武天皇陵

次は「キトラ古墳」。 この古墳が、日本で2例しかない、石室に描かれた壁画の発見2例目。 古墳の年代自体は高松塚古墳よりも前に作られたと言われている。 キトラ古墳には「玄武」「朱雀」「青龍」「白虎」と四神が描かれており、上には国内最古の天文図も描かれていた。
そしてこの古墳がすごいのは、その壁画を発見~保存するまでのプロセス。

高松塚古墳は国内最初の壁画発見だったし、発見された1972年には技術的な事も知識的な事も未熟で、普通に外気に晒してしまい経過観察してたが劣化していってしまった。
その経験も踏まえてか、キトラ古墳は高松塚古墳よりも厳重に発掘調査などが行われていたようだ。

1972年に高松塚古墳の壁画が発見されてすぐ、近所の村人から「似たような古墳がある」という情報が届く。
それから10年経った1983年、地表からドリルを使って地面に穴を開け、鎌倉時代に盗掘にあった際に破壊された石室に開いた穴の一部まで貫通させ、そこからマイクロファイバーのカメラを入れる。
この調査にはNHKが協力し、カメラはNHKが用意したようだ。 髪の毛より細いマイクロファイバーを1万本束ねた、解像度3万画素のカメラで、初めて石室の中が映し出される。 古墳の周囲には研究者などが十数名集まって、モニタに注目していた。 そしてカメラが石室の北面の壁に描かれた丸い形の動物を映した瞬間「玄武だ」と声が上がった。 この「玄武」は高松塚古墳にも描かれていたが、発見時既に劣化が激しく、玄武の中心部分がよくわからなくなっていた。 それが綺麗に残っている。

そこからさらに15年月日が流れた1998年、技術も進歩し上下左右に向きを変えられるデジタルカメラを、石室内に挿入し、まだ見ることが出来ていない、左壁、右壁、天井を映し出す。 その際に「青龍」「白虎」「天文図」を発見。

さらに3年経った2001年、今度は360度向きを変えられる、つまり真後ろを映し出すことができる機材で、真後ろの壁を撮ったら「朱雀」を発見。
奇跡的に盗掘の際に開けられた穴が、朱雀からズレていたので、残っていた。 高松塚古墳でも朱雀が描かれてたと言うが、盗掘の穴が朱雀を直撃したらしく、朱雀は残っていなかった。

この調査に18年もかかったのも凄いが、本当に凄いのはここから。 既にかなり劣化していて、このままだと壁画が崩壊してしまうので、崩壊する前に取り外すことが決まった。 ただ国内で2例しか壁画が発見されていないし、古墳から取り外すのは前例がない。 研究者や識者達が集まって調査や方針を決める。

まずは壁画を劣化させないために、温度や湿度などを管理しなくてはならない。 石室を丸ごと囲えるよう、回りに保護施設を建築する。 保護施設の中は空調完備。 さらに石室の前に「前室」を作成して、外界とは完全にシャットアウトする。 その状態で、まずは石室が保護された。

壁画を取り外すために方法、補強、外す為の道具作成など、外すまでに色々な準備がされる。 そして外すのは人の手で外す。 僅か1cmでも手元が狂ったら、手で支えている壁画の漆喰が突然割れたらなど、ものすごい緊張感の中取り外し作業が進められる。 この作業の一部は、キトラ古墳に併設されている「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」で映像として見ることができる。

壁画を全て取り外すのに6年。 今度は、それらを補強して1,000以上のパーツに分かれたものを全てつなぎ合わせ、壁画を消さないよう汚れを除去していく作業が行われた。
そうして今、壁画は厳重に保管され、年に数回一般公開されて見ることができるし、気軽にデジタル化されたものを見ることができるようになっている。

高松塚古墳が発見されてから、「似たような古墳がある」という情報が寄せられた、と書いてあるが、キトラ古墳たった1つの情報が来たわけではなく、全国各地から何百、何千という、同じような情報が寄せられたのだろうということは容易に想像できる。
初めてカメラを入れてから、全方位撮影できるまで18年。 玄武発見でワクワクしたが、朱雀発見を待たずに亡くなってしまった研究者もいることだろう。
自分がこうして気軽に見ることができるのは、人生を古墳に捧げた人たちがいるおかげなんだなと、しみじみと感じた。
キトラ古墳 キトラ古墳壁画体験館 四神の館 キトラ古墳

自転車で移動して、続いて「マラ石」「石舞台古墳」を見る。 石舞台古墳では、朝見た取材の人たちが来ていた。 受付の人に「新聞の取材で~」と言っていたので新聞なのかな? 誰だかわからないけど若い女性が一眼レフカメラを片手に石舞台古墳の回りを歩いて写真を撮る、というシーンを2台のカメラで映像を映していた。 監督っぽい人?が女性に「じゃあここからは自由演技で、適当に歩いて写真撮って下さい」と言っていた。
マラ岩 石舞台古墳

そして「亀形石造物」「酒船石」と見て回る。 受付の人が教えてくれたのだけど、「酒船石」の50mくらい手前に倉庫みたいなのが建ってるけど、ぜひその中を覗いて下さいと。 平成4年に発見された石垣の跡を復元していて、この石垣は「日本書紀で斉明天皇条の『宮の東の山に石を累て垣とす』『石の山丘を作る』という記事に該当する可能性が強く~」と書かれてる物ですと。 2年前に和同開珎より古い可能性のある硬貨を作る工場みたいなのも見つかったので、まだまだ眠っている遺跡は多くあると教えてくれた。
亀形石造物 石垣 酒船石

お昼を食べる場所を探しながら「飛鳥宮跡」「亀石」を見て、再び飛鳥駅前に戻ってきた。 お昼は結局チェーン店の「まいどおおきに食堂」になってしまった。
飛鳥宮跡 亀石 まいどおおきに食堂 お昼ごはん

お昼食べてからは「欽明天皇陵」「猿石」「鬼のせっちん」「鬼のまないた」「天武・持統天皇陵」「菖蒲池古墳」「明日香村埋蔵文化財展示室」「大官大寺跡」「藤原宮跡資料室」「藤原宮跡」と見学する。
欽明天皇陵 猿石 鬼のせっちん 鬼のまないた 菖蒲池古墳 藤原宮跡 藤原宮跡

橿原駅に到着したのは16時。 明日香駅で借りたレンタルサイクルは+200円払えば別の営業所で返却できる。 帰りは橿原駅からの方が都合がいいので、こちらでレンタルサイクルを返却。
楽しい明日香村観光は、かなり満足して終えることができた。

帰りは近鉄南大阪線で「橿原」~「大阪阿倍野橋駅」まで特急に乗る。 乗車券の他に特急券が必要で、特急券は520円だったが、各駅停車だと27駅がるが、特急だと僅か3駅なので、非常に快適だった。
大阪阿部野橋駅は「あべのハルカス」ある場所。 少し時間があるので大阪観光してもいいかなと思ったけど、主目的は奈良マラソンで、大阪は関係ないのでやめた……
地下鉄で「天王寺」~「難波」まで3駅。
特急

時刻は17時10分、帰りのバスは19時半出発なので、2時間ほど時間がある。 お昼が遅かったので全然お腹空いてないが、何か食べなくては。
「なんばウォーク」という場所で「珉珉」という中華料理屋でビール2杯と酢豚、餃子、ピータンなどを食べた。
餃子 酢豚 ピータン

19時半の高速バスで高松へ。 途中、淡路島の「室津PA」でトイレ休憩。 駐車場は結構混んでいたが、空いている場所があって、最初バスを止めようとしていたのに、止めずにもっと先の駐車場に移動していた。
トイレ行く時その理由が分かったのだが、空いているスペースの隣には「京都~高松」のバスが止まっていた。 目的地が同じ「高松」。 間違える人がいるから、目的地が同じバスの横には止めないんだな。

22時20分くらいにゆめタウン高松前のバス停に到着し、ココスに移動。
帰りは妻が迎えに来てくれるらしいので、コーヒーとプリンを食べてくつろぐ、流石にもうビールはいいや。
プリン

2泊3日で奈良マラソンと奈良観光に行ってきたが、奈良は歴史がすごくて、個人的には戦国や江戸時代の武将たちの時代よりも面白いんじゃないかなと思ってしまった。
その辺りの歴史を勉強して、また訪れたいと思う。

奈良マラソン2023

晴れ朝5時半に起床。 今日は奈良マラソン2023当日。 前日に準備はほぼ完了しているので、朝はエネルギー補給に専念し、42kmのレースに備える。
昨夜コンビニで買っておいた今日の朝ごはんは、ツナマヨおにぎり、カステラ、三色団子。 カステラは半分、三色団子は1本残してしまった。

今泊まっているJR奈良駅の横のホテルから、スタート会場の鴻ノ池運動公園までは2kmほどある。 歩けない距離ではないが、できることなら歩きたくない。
JR奈良駅からだと、西口に臨時の路線バスが出ているので、それで行くことができる。 料金は220円かかるけど、歩くよりはマシだろう。 路線バスは大量に待機していて、5分も待たずに乗ることができた。
7時20分くらいにJR奈良駅を出発。

鴻ノ池運動公園までは10分ほどで着くはずなのだが、渋滞していて15分ほどかかったと思う。 バスに乗っているとき、お腹が痛くなってきた。 会場には7時45分くらいに到着、着いてからすぐにトイレに並ぶ。
奈良マラソンは初出場なので、トイレの状況などわからないが、今並んでいる感じだと、大も小も結構待つので、もう一度は行けないかもしれないな。 だが、前回の福知山のように、今回もできるだけ朝の水分は摂らないようにしている。 本当はあまり良くないと思うのだが、マラソン中のトイレ問題にいつも悩まされているので……

手荷物預けは場所によっては8時半まで。 場所によってというのは、自分で棚に置くパターンと、係員に渡すパターンがあるようだ。 自分はBブロックなのだが、男子ABブロックと、10kmの部の男子LMブロックは自分で置くパターン。 それ以外は係員に渡すパターンのようだ。 なので、手荷物預けの時間は気にしないで良かった。 手荷物は武道館、入るのに靴を脱がないといけない。 1Fが手荷物預けと待機スペースだが、8時20分くらいに荷物預けに行ったら、1Fの棚はいっぱいで、2Fに案内された。 2Fの観客席に荷物を置く。 武道館に入る度に靴を脱ぐのが少々面倒だな。

手荷物を預け、スタートブロックへと向かう。 スタートブロックは8時45分締め切り。 もう一度トイレに行けるかな?と、トイレ行列を見たが、メチャメチャ並んでいて、これは無理だと諦める。
Bブロックに整列、自己ベストなど狙っているわけではないので、Bブロックの後ろの方でも問題はない。

スタート直前、横にいた人がサンダル履いていたので話しかけてみた。 サンダルには2種類あって、踵がフリーなやつと、踵がロックされてるタイプがあって、この人は踵がロックされてるタイプだから、フリーのより走りやすいらしい。 ジョギングシューズを履いてもタイム的にはあまり変わらないと言っていた。 疲労度はジョギングシューズの方が少ないと…… 練習でもサンダル履いてて、たまにジョギングシューズを履くんだって。 「裸足や革靴の人もいたから、サンダルはまだ楽な方ですよ」と言っていた、凄まじい世界だ……

スタートセレモニーがあり、号砲がなり、奈良マラソンが始まった。 奈良マラソンのコースは坂が多いのが有名で、自分の実力+10分くらいのゴールタイムになると言われている。 2週間半前の福知山で痛い目にあっているので、「今日は前半は絶対に飛ばさず、坂と後半に備えて脚を残す」、「目標タイムは3時間25分」というのを掲げている。 特に前半飛ばさないのは最重要。 気分が良くてもペースが良くても、絶対に飛ばさない。

そう思って走り出した。 そしてトイレ問題、やはりスタートする前からトイレに行きたくなってしまって、1km地点の手前にあるトイレへ。 何人か並んでいて、ここで1分半ほどロスした。 トイレからコースに戻ってきたら、すぐ後ろにサブ4のペースメーカー達が。 1kmの通過タイムが6.27。 いきなり大幅な出遅れ。 だけど、今日は自己ベストを狙っているわけではない、これくらいのタイムでも問題ない、と言い聞かせて、遅れを取り戻すような走りをしないよう気をつける。

奈良マラソンは参加者が14,000人もいるらしく、コースはかなり混雑している。 3km過ぎるくらいまでは、このペースでも思うように走れなかった。 そして今日は体が重く感じる。
平城宮跡前が折返しで、折り返した直後に5kmなのだが、折返しに向かって、コースマップには載ってないような微妙な上り坂となっていた。 コースマップでは明らかな上り坂はわかりやすいが、例えば1kmで10m上がるような僅かな坂は見えてこない。 折り返してしばらく走っていたら、前方に風船が見えたので、あれが3時間半のペースメーカーだということに気づいた。 目標タイムは3時間25分なので、まずはペースメーカーより前に出ないと。 だけどペースアップせずジワジワと距離を詰めて、8kmくらい、近鉄奈良駅付近かな? ペースメーカーの後方に着いた。 奈良はコース幅が狭く、ペースメーカーの後ろには大量の人がいるので、中々抜かせない。 この集団を抜かすときだけ、ちょっとだけ意識的にペースアップして抜かしていった。 前に出たら景色はスッキリ。 さて、ここから落ち着いて走っていこう。

県庁前の通りを奈良公園に向かって上り坂を走っていく。 途中で10kmの部のランナーも合流。 奈良公園を右折する付近の広場に鹿が歩いていて、珍しいなと思って見ていたのだけど、右折した先の左側の芝生広場には何十頭という鹿が群れでくつろいでいた。 普通にこんな所に鹿がいるんだな…… この付近で10km、アップダウンがあったが、これは終盤でも出現するアップダウンなので覚えておかなくてはならない。
その後、10kmの部は左折していった、フルマラソンの部は直進する。

スタート直後にトイレに行ったばかりなのに、また行きたくなってきた。 12km地点くらいのトイレへ。 ここで30秒ロス。 トイレから戻ってきたら、すぐ後ろに3時間半のペースメーカーが迫っていた。 抜かれたら、抜き返すのが大変なので、抜かれないようコースに復帰して走っていく。

15km地点、ここまでキロ4分50秒ペースくらいで走り続けているが、まだ体が重い、というか今日はあまり調子が良くなさそうな感じがする。 まだ15km、この先27kmもあるが、今からこの状態で耐えられるだろうか…… 少々不安になるが、もう前に向かって走るしかない。

15kmくらいから上り坂が始まった。 両脇が畑の一直線の道を東に向かって走っていく。 交差点を右折してからが本格的に上り坂。 だけど、上り始めてすぐ、奈良マラソンの応援で名物の忌野清志郎に扮した人が応援してくれているスポットがある。 そこでハイタッチをして元気をもらう。 上りは思っていたより大したことなかった。 上りきった辺りで、天理教の私有地へと入っていく。 ここにも軽いアップダウンがあった。
景色の良い橋の上を通過した辺りで先頭ランナーとすれ違う。 先頭ランナーは30km付近だろう。 橋を越えて下りに入る。 そして中間点。 中間点の通過が1時間44分23秒。 3時間半のペースで1時間45分ジャストなので、ギリギリ3時間半を切るくらいのタイム。 中間点でこのタイムで、この疲れ具合だと、今日は3時間半も無理かもしれないと、弱気になりかける。 弱気になっている時、左右にいきなり人が多くなってきた。 3時間半のペースメーカーに追いつかれたのだ。

ペースメーカーに追いつかれた場合、追い抜かされないように頑張るか、後ろにつくか、どちらかになる。 ここはまだ中間地点。 後ろについたら、残り21km絶対についていくことができない。 これはきついけど吸収されないように頑張るしかない…… そう思って追いつかれないくらいまでペースを上げる。

一連のアップダウンが終わって、コースは天理市へと入った。 天理市に足を踏み入れるのは初めて。 天理市は天理教というのは知っているが、初めて入った天理市は少々不気味だった。 どこを見ても宗教施設、中心部には巨大は煙突みたいなのが何本か見える。 沿道で応援している人は「天理教」と書いてあるジャケットを羽織っていたりする。 コース近辺しかわからないが、宗教の街なんだなと実感した。
この辺りで再びトイレに行きたくなってきたが、トイレに行くということは3時間半のペースメーカーに抜かされるということなので、トイレに行った時点で自分のレースは終わる。 だけどトイレに行きたい……

23km地点くらいだろうか、反対側にトイレがあるのが見えた。 反対側は26km地点くらい。 あそこのトイレに寄ろうか……と考えながら走る。
この区間は僅かにアップダウンがあって、天理教本部の前の直線道路は僅かに下り坂。 25kmで折り返し、数百メートル走ったら右折、天理教本部の敷地内へと入っていく。 天理教本部の真ん中辺りで善哉が振る舞われていた。 食べたかったが食べたらレースが終わる、それとけっこう体がきついので、固形物を食べたら、お腹をくだしそうな予感がしたので、善哉の誘惑には負けず素通り。
天理教本部を出て再び車道に戻ってきて26km地点。 先程のトイレがあったが、この近辺の折返しで、すぐ後ろ、わずか5秒差くらいの所に3時間半のペースメーカーがいるのがわかっていたので、トイレはパス…… さっきよりは行きたい欲がなくなっているので、このままゴールまで静まっていてほしい。

天理市を走り抜き、28kmから先程のアップダウンに再突入。 2kmくらいのアップダウンの道なので、なんとか乗り切らないといけない。 この手前で反対側には4時間のペースメーカーがいた。
この辺りで、背中に「MIT」と書かれているランニングウェアを来ている男性が目につくようになってきた。
「MIT」ってマサチューセッツ工科大学かなぁ、絶対違うようなと思いながら走っていて、「M」はマサチューセッツのM、「I」はIndustryかな? 「T」ってなんだろう、大学の「U」とかは入らないのかな?とか考えながら走っていた。 家に帰ってから調べてが「Massachusetts Institute of Technology」でMITらしい。

坂道を上り切って、天理教敷地内を通過して、あとは下り。 MITの人は上りはそんなに速くないけど、下りと平地は速くてどんどんと離される。 坂の最後の方で、忌野清志郎がいて、再び応援してもらう。

35km過ぎに短いけれど強烈な上り坂「デイリー坂」があって、再びMITの人の背中が近づいてきた。 上りきった辺りで、いろんなランナーにポジティブな声がけをして応援してくれてる人がいた。
自分は「いい前傾、その調子!」と応援してもらうことができた。

37kmくらいだろうか、右手にキリン堂がある辺りが一番きつかった。 ペースはギリギリでキロ5分を切れるくらいのタイムになってしまっている。 ペースは落とせない、だけど非常に苦しい。
キリン堂の200mくらい手前ではランナーが倒れていて、スタッフが無線でどこかに連絡していた。

その先の交差点の角にはボランティアの帽子をかぶった中学生がいた。 往路でも見たが、復路でもボランティアを頑張ってくれていた。
奈良公園付近のアップダウンを乗り切り、レースは終盤へ。

40km地点、このあたりは民家の立ち並ぶ路地を抜けていく。 微妙に下り坂なのが助かったが、最後競技場までは上り坂が待ち受けている。
競技場前の道路まで戻ってきて、あとは1.5kmくらい競技場めがけて走っていく。 41km地点を通過し、あとは上り坂を頑張るしかない。

まだ力は残っているので、あと1kmくらいなんとかなる。 上り坂でスパートしてグイグイと上っていく。 競技場直前のスターバックスのある辺りでMITの人に追いついた。 MITの人は「あぁ」と嘆きが漏れいたので「ファイト」と声をかけながら抜かしていく。 坂を上り切って競技場の敷地内へ。 第3コーナーから競技場の中に入り、ラスト200m。 ようやく競技場まで帰って来ることができた、ラスト200mを頑張って走りゴール。

タイムはネットで3時間27分14秒、グロスで3時間28分01秒だった。 中間点では3時間半切れないかも、と思っていたが、ゴールしてみたら意外に余裕があった。

目標タイムには及ばなかったが、走り終わってみて、最後までよくもったなと思った。 15km地点での調子、20kmで3時間半のペースメーカーに追いつかれる。 前半でトイレに行ったのもあるけど、タイム的にはネガティブスプリット。 5km毎のタイムを見てもかなり安定している。 こういう走りを他のレースでもしたかった。
タイムは最近のタイムと比較すると平凡だけど、やりきった感とタイムの満足度は非常に高い大会となった。

次のマラソンは、来年の福知山マラソンの予定。 いつもは3月くらいまで出続けるけど、今年は奈良がシーズンラストレース。

武道館に荷物を取りに行く。 普段なら暖かい格好に着替えるのだけど、今日は暑すぎるので半袖半ズボンでも余裕。 濡らしたタオルで汗を拭いて、別の半袖半ズボンに着替えだけした。
それからマッサージを受けて、JR奈良駅のバス乗り場に向かう。

JR奈良駅にバスが到着し、駅前のローソンでLチキと温かいお茶を購入。 会場では昨日と同じく出店があるが、早くホテルに戻りたいのと混んでいるので、食べる気にならなかった。
レースでかなり消耗しているので、Lチキで肉類と余分を補充したのだ。 温かいお茶は、ホテルの立体駐車場の管理人に差し入れしようかなと思っていたが、今日はいなかった。 昨日チェックイン前に、駐輪場がないホテルで、親切に立駐の前の空きスペースに止めさせてくれたので、そのお礼にと思って。 だが、あげられなかったので自分で飲んでしまおう。

ホテルに戻りシャワーを浴びる。 湯船にも浸かりたいが、この後行きたい所があって、時間があまりないので手短に。

シャワーを浴びて着替えてからは、すぐに出発。 JR奈良駅の東口にあるレンタルサイクル「駅リンくん」で電動アシスト自転車を借りる。 借りたのが14時50分くらいで、返却期限が18時。 電動アシスト自転車は4時間までなのだが、返却まで3時間しかないので時間的には問題ない。 係員は「1時間少ないのでもったいないよ」言ってくれたが、マラソン走り終わった後で、普通の自転車漕ぐのは無理だ。 しかも結構ハイペースでそこそこの距離移動しなくてはならないので。
レンタルサイクル

ポケットにナビをセットしたスマホを最大音量にした状態で入れて、ナビの指示通り自転車で目的地に向かう。
漕ぐこと50分、距離にして13km。

15時45分くらいに「法隆寺」に到着した。 冬季の法隆寺の参拝時間は16時半まで。 16時半に門が閉まるので、16時20分くらいには出なくてはならない。 時間との勝負だった。
明日は別の場所を観光したいので、法隆寺に来ることはできない。 どうしても今日来ておかなくてはならない場所だった。
奈良から電車でも来られなくはないのだが、法隆寺駅からお寺までが1km以上あり、電車のタイミングによってはかなり際どくなりそうなので、それだった時間の確度がより高い自転車の方がいいと思って、レンタルサイクルを選択したのだった。

参拝料は1,500円なのだが、閉まる直前なので1,200円で入らせてくれた。 HPなど見てもどこにもそんな記述なかったのだが、ラッキー。
建造の歴史やお寺の特色など、詳しいことはよくわからないが、名前くらいは誰でも知っているくらい有名なお寺。
日本最古の五重塔、日本最初の世界文化遺産、所蔵している大量の国宝・重要文化財など。
ものすごい歴史を感じながら、たった40分しか時間がなかったけど、見学することができて良かった。
法隆寺 五重塔 金堂

法隆寺観光が終わって、またJR奈良駅まで戻る。 レンタルサイクルが18時までなので、あと1時間半だが、帰りは急がないでも余裕だな。
行きとは違うルート、郡山駅の前を通るルートで帰ってきて、レンタルサイクルを返却。

その足で、夕飯を食べに行こうと思ってウロウロしていたのだが、結局JR奈良駅1Fにある魚民になってしまった。 この選択は失敗だった。 魚民に行くくらいなら、同じく駅前にある大阪王将に行ったほうが満足度が高かったかもしれない。 魚民で7,000円くらい使ってしまった…… 大阪王将なら同じくらい食べても、3,000円くらいで済んだだろう……

19時位にホテルに戻ってきて、フロントで荷物発送用のダンボールを購入。 部屋に戻って、明日使う小さなカバンとスマホバッテリー・ケーブル以外、全ての荷物とお土産をダンボールに詰め、ホテルのロビーから自宅に発送した。
大浴場で疲れを癒やし、部屋で追加のビールを飲んでいたが、眠くて全部飲みきれず、22時50分くらいに就寝。

奈良マラソン前日 平城宮跡観光

晴れ朝5時半起床。 今日は奈良マラソンの移動と奈良観光をする。
奈良までは、高松~大阪まで高速バス、大阪~奈良を鉄道で移動する。 当初、高速バス乗り場までは琴電の始発で行こうと思っていたが、妻がバス乗り場まで送ってくれるというので、送ってもらった。 元々電車で行くつもりだったので、バス乗り場は栗林公園前にしていた。 高松駅まで行くより手前にあるので、わざわざ遠い高松駅まで行って、早いバスの乗るよりも良いと思って。
栗林公園前のバス乗り場でバスが来るまで待つが、朝は寒かった……

バスに乗り込み大阪難波へと向かう。 バスを降りる場所も、難波と大阪駅と選べるのだが、奈良へ行くことを考えると、奈良に近い難波の方がいいので、そちらを選択した。
大阪行きのバスは満席だった。 自分はネット予約が始まった直後に席を指定したので、後方の窓際の席だった。 隣には小学生の女の子が座ってきた。 お母さんと乗ってきたが、バスのチケットを取るのが遅かったからだろうか、お母さんは結構前方の席に座っていて「何かあったらLINEして」と言っていた。 お母さんと席を代わってあげてもよかったけど、おせっかいだし止めておいた。
バスの中はほぼ寝ていた。 途中室津PAでトイレ休憩をはさみ、9時40分くらいにJR難波駅のバスターミナルに到着した。
高速バス

大阪自体も数えるほどしか来たことがないので、見る場所はたくさんあるのだが、今日の目的地は奈良。 難波から脇目も振らず、奈良に行くために、近鉄の駅に向かった。
近畿日本鉄道というのに初めて乗る。 「急行」というのに乗ったが、大阪難波、近鉄日本橋、大阪上本町、鶴橋、布施、石切、生駒、学園前、大和西大寺と、たった35分ほどで到着した。 大和西大寺で降りたが、次の駅が新大宮、終点が近鉄奈良だ。

大和西大寺で降りたのは成り行きだった。 奈良での見どころを、出発時点ではよく調べてなくて、バスの中もほとんど寝ていたため、奈良に向かう電車の中で調べていた。 平城宮跡には行こうと思っていて、JR奈良駅でのレンタルサイクルや、金沢でつかった「まちのり」の奈良バージョンもあるので、それの登録までしておいた。 だけど地図をよく見ると奈良駅まで行って、平城宮跡を見て、奈良駅まで戻ってくるのはルート的に無駄がある。 それだったら、手前の大和西大寺で降りて、平城宮跡を見て、奈良駅に向かったほうが移動に無駄がない。 なので、ここで降りてしまった。

名前の通り「西大寺」という寺があるようなので、その寺に行ってみた。 あまり大きな寺ではなかったけど、国宝や重要文化財の像を多数見ることができる。 拝観料800円払って本堂・四王堂・愛染堂の3つを見学し、像を見ることができた。 像はいずれも写真撮影禁止なので撮ることはできなかった。
西大寺 西大寺

大和西大寺駅に戻って、駅に隣接している駐輪場でレンタルサイクルを借りる。 普通と電動アシストが選べるが、もちろん電動アシストを選ぶ。 料金は1,500円で少々高いなと感じたが、電動アシストの快適さを知ってしまっているので、普通車にはもう乗れない。
ここで借りたレンタルサイクルは、JRではなく、近鉄奈良駅前のレンタルサイクルの場所で返却できる。

この付近には前方後円墳が多数ある。 それらを見てみたいと思っているので、近くにあった「五社神古墳 (神功皇后陵)」という所に行ってみた。 当然古墳には入れないし、柵がされていて近づくことすらできなかった。 天皇の墓なので「宮内庁」が管理しているらしく、宮内庁の看板が建ててあった。 それから「佐紀石塚山古墳」「佐紀陵山古墳」を見てから平城宮跡へ。 北側はすぐ側だけど、正面から入りたかったので南側まで自転車を走らせる。
神功皇后陵

南側は復元遣唐使船が出迎えてくれた。 すぐ側に駐輪場があって、一旦そこに自転車を止めたのだが、平城宮跡は巨大すぎて、徒歩での移動は無理だと思って、すぐに自転車に戻る。 一部自転車が入れない場所があるけど、ほとんどの場所に自転車で行けるので、平城宮跡を自転車で移動する。 平城宮跡はものすごい巨大で、南北1.1km、東西1kmくらいの大きさで、ほとんどが芝生広場になっている。
まずは「朱雀門」へ。 ここが平城宮の入口だったらしい。 平城宮跡内には近鉄奈良線が走っているので、線路や踏切がある。 踏切を通過して、「第一次大極殿院大極門」を見る。 ここからが平城宮の主要部となる。 今はないけど、ここを入口として、宮殿を囲うように回廊があったらしい。 この中に入れるのは平城宮に住んでいた7,000人の役人のうち、たった200人だけだったらしい。 貴族や貴族の家族など、ごく限られた人だけ中に入ることができ、「大極殿」に立った天皇からの言葉を聞くことができたようだ。

第一次大極殿院大極門は2022年3月に復元工事が完成したばかり。 すぐ右側には「東楼」を復元工事中で、あと5年くらいかかるらしい。 その工事が終わったら、足場をそのまま西へスライドさせて、「西楼」の復元をするらしい。 奥には「第一次大極殿」が2010年に復元工事が完了してそびえ立っている。 この「第一次大極殿」は遷都1,300年を記念して復元されたらしい。 平城京へ遷都されたのが西暦710年、その1,300年後である西暦2010年になるように。 その時の遷都1,300年を記念して誕生したキャラクターが、あの気持ち悪いフォルムの「せんとくん」である。

「西楼」を作った後はそれらをぐるりと囲う「回廊」を復元するようだ。 これはスタッフに教えてもらったのだけど、回廊で囲まれた場所を「院」と呼ぶらしい。 なので回廊で囲われてなかったら院ではない。
「正倉院」というのがあるけど、その「院」には「正倉院正倉」しか無いから、それを通称して「正倉院」と呼ばれている、と教えてもらった。 本来「院」と「倉」は別のものである。

「復原事業情報館」「第一次大極殿」「遺構展示館」「第二次大極殿」「平城宮いざない館」と、広すぎて全部の施設は巡れなかったけど、それでも大半の施設は巡ることができた。 自転車移動だから良かったけど、平城宮跡内だけで、移動距離は5kmくらいになると思う。 移動だけじゃなくて見学もしてるので、徒歩だったらかなり疲れていただろう。
平城宮跡だけで2時間半くらい使ってしまい、時刻は13時40分くらいになった。
平城宮跡 平城宮跡 平城宮跡 平城宮跡 平城宮跡 平城宮跡

他にも見たいスポットはあるのだが、今回の主目的は奈良マラソン。 マラソンの受付に行かなくてはならない。
1時間ほど自転車漕いで、14時50分くらいに会場の「ロートフィールド奈良(奈良市鴻ノ池陸上競技場)」に到着した。 車での来場控えるようにチラシが入っていたが、付近は大渋滞していた。 自転車を止めて体育館で受付。 受付はすぐに終わった。 競技場前の広場で出店やステージがあるのでぶらりと見てきた。 お昼ごはんまだ食べてなかったので、出店で目玉焼き入りの焼きそばを購入。
奈良マラソン受付

さて、そろそろホテルに行こうかな。 今日泊まるホテルはJR奈良駅西口にある「ダイワロイネットホテル奈良」。 Yahooトラベルで予約してある。 素泊まりで、1泊目が15,670円、2泊目7,520円、合計23,190円だけど、なぜかじゃらんのポイントが5,300ポイントもあったので、それを全て利用した。 奈良マラソン前日はさすがに高いなぁ……
ホテルはとても綺麗で良かった。 大浴場もついているらしい。
ホテル ホテル

荷物を置いてレンタルサイクルを返しにいかなくてはならない。 返却は近鉄奈良駅。 JR奈良駅と近鉄奈良駅は1kmくらい離れている。 高速餅つきの店、奈良公園、大仏などいわゆる「奈良」と呼ばれる場所は近鉄奈良駅となる。 なので、奈良の中心部は近鉄奈良駅なのである。 そこまで自転車で行って、レンタルサイクルを返却してきた。

帰りは夕飯を食べる店を探しながら、付近の商店街をウロウロしたが、和モダンな感じでおしゃれすぎたし、夕方で閉まっている店が多くて、この付近で夕飯を食べることは出来なかった。
JR奈良駅の方に向かって歩いていたら「うどん」と書いた店があったので、夕飯はそこにしてしまった。 香川から奈良まで行ってうどんとは微妙かもしれないが、色々な地域のうどんを食べてみないとな。

重乃井 奈良店」という店で、釜揚げうどんと稲荷と瓶ビール。 「さぬき」を謳ってないから奈良ではこれが普通なのかもしれないが、うどんは細めで結構細切れだった。 釜揚げの出汁は最後、うどんを入れていた器に入れてスープのようにして飲むらしい。 そんなこと一度もやったこと無いがやってみた。 ちょっと薄い感じはしたが、まぁ飲める。 だけど、めっちゃ塩分入ってそうなので、あまり飲まなかった……
重乃井 釜揚げうどん ビールと稲荷


JR奈良駅に併設されている店で、日本酒やお土産や柿の葉寿司を購入、駅前のコンビニで明日の朝ごはんを購入してホテルに戻る。
柿の葉寿司

ホテルでは大浴場に行ってくつろいで、部屋でお酒を飲みながら、柿の葉寿司を食べてくつろいでいた。

明日の荷物の準備をして、22時15分くらいに就寝。

奈良マラソンの準備

晴れ朝眠すぎて、最近はこたつに入らず頑張っているのに、こたつで30分くらい寝てしまった。

夕方、奈良マラソンの準備をした。 持ち物は主に服。 2泊3日なので着替えと下着、レース用のウェア、スマホ充電ケーブルとモバイルバッテリー。 持ち物はこれくらいしかない。 今回は自家用車で行かないので、荷物をなるべく小さく、軽く、綺麗にまとめておかなくてはならない。

夜はジョギングへ。 マラソン大会前最後に軽くジョギング。 本当はレース用シューズで走るつもりだったが、いつものようにジョギングのシューズで行ってしまった。 途中で気づいたけど、戻るのも面倒だったので。
5.39, 5.42, 5.47, 5.43と、3.8kmを22分03秒で、キロ5分42秒ペースだった。

奈良マラソンは坂のコースと言われているが、どんなコースなのだろう。 そして、序盤を突っ込まず抑えて入ることができるのだろうか?
明日は香川→奈良に移動するだけだけど、マラソンの受付でスタート会場まで行くので、気分が盛り上がるといいな。