第6回 愛南町いやしの郷トライアスロン

晴れ7時50分くらいに起床。 今日は愛南トライアスロン当日だ。 愛南トライアスロンは13時スタートの、スタート時間の遅い大会なので朝はゆっくりとできる。 昨日受付も説明会も済ませているし。 8時からホテルレストランで朝食を食べる。 起きた直後であまり食べられない感じがしたが、時間をかけてゆっくりと食べる。 エネルギーを蓄えておかなくてはならないからな……

ホテルは9時過ぎに出発。 30分くらいで会場に到着、かなり時間が余っているが、会場で準備をしたり気持ちを高めたりしよう。
写真撮影するためにウロウロしたり、トランジッションエリアがオープン後は自転車やジョギングの用品をセットしたり。 出店がたくさんでているのだけど、レース前なので利用するのは止めておこう。
水分も補給しつつ、トイレも何度も行って準備は万端。
大漁旗 ゴール地点 トランジッションエリア スイムコース トランジッションエリア

12時10分からスイムウォームアップがあるので、ウェットスーツを着て海に入る。 水温は23度とのこと。 入った瞬間は冷たいが、ずっと入っていても冷たくて震えるほどの水温ではない。 海はとても透き通っていて高松港とは大違い。 白いクラゲがいるが、ミズクラゲというやつらしく問題はないと。 合計で150mほど泳いでスイムのウォームアップを終わりにする。
12時40分からは開会セレモニー。 町長やスタッフの挨拶などがあり、いよいよスタートとなる。 開会セレモニーが終わったのが、スタートの90秒前で、かなりギリギリだった。 スイムのスタートはフローティングスタートといって、水の中で浮いた状態で待機するスタート方法。 プロとかの大会だとスタート地点は陸上でスタートと同時に海まで走って飛び込んでいくスタートがある。
タイムや順位を書いているけど、全てレース後に発表になった公式記録、レース中にはこのタイムや順位は把握してない。

あまり準備する時間も無く、海の中に入ってすぐにスタートとなった。 この大会は年齢順のウェーブスタートでオレは第1ウェーブ。 2分後に第2、さらに2分後に第3ウェーブの選手たちがスタートする。 スイムは遅いので、後からスタートするウェーブに間違いなく吸収される。 コースを反時計回りに2周回るのだが、位置取りは第1ウェーブの後方、中央から5mほど外側に陣取った。 後は真っ直ぐきちんと泳げればよい。
出だしは人も多く、何度か顔を蹴られたり、クロールの腕で殴られたりして、ゴーグルがずれて、かけ直した。 200mほど泳いで混雑が落ち着いてきたが、位置取りが中央過ぎて思っていたより人が多い。 同じくらいのペースの人、ちょっとゆっくりの人もいるのだが、オレのスピードもないのでなかなか抜かせない。 息継ぎは2ストローク毎、たまに3ストロークにするが、混雑で息があがって、なかなか3ストロークはもたない。 どうしても苦手ではない右側で呼吸してしまうので、中央ラインの左側からどの程度の位置にいるのかが見えない。 前方見ながら息継ぎをして、軌道修正をしながら泳いでいく。
後続のウェーブにはあっという間に吸収されたが、自分のペースで泳いでいく。 1周目、750m泳いで一旦陸に上がる。 周回チェックポイントの上を通過して2周目へ。 その前に給水を。 水をもらって口をゆすぐ。 飲んではないが口がしょっぱい。 そして2周目へ。 人もバラけてきてだいぶ泳ぎやすくなってきた。 まだ750mもあるのでペースアップはもう少し後だな。 折り返しポイントを通過して残り370m。
位置は中央から15mくらいの位置にする。 このくらいまで外側にくれば人は殆どいない。 息継ぎも3ストローク毎に落ち着いたので、中央ラインからの位置を確認しながら泳げるけど、15mも離れているのでなかなかまっすぐに進むことができない。 何度も軌道修正しながら、ラスト150mくらいでスピードアップ。 できるだけ全力で第一種目のスイム1,500mを泳ぎ切る。
公式タイムでは35分18秒。 通過順位は319人中211位。

かなりフラフラになりながらトランジッションエリアに向けて走っていく。 走りながらウェットスートの上を脱いで、自分の場所についたら座り込んで下も脱ぐ。 タオルで足を拭いて靴下、ビンディングシューズを履く。 トライアスロンウェアは持っていないので、上に来ているのは参加賞のピンクのTシャツ。 ウェットスーツの下に、前後にゼッケンをつけたこのTシャツを着ている。 海水でビショビショだがすぐ乾くだろう。 ヘルメットをかぶって、バイクをおろして、乗車ラインに向けて走っていく。 乗車ラインを越えてからバイクに乗車。 これから地獄のバイク40kmが始まる。 出だし早々上り坂、この上り坂が3km続く。 ギアを一気に軽くして20段あるギアのうち、既に下から2段目。
元有料道路まで走ってきて、ここで少し傾斜が落ち着く。 スピードが少しでるが、また傾斜が厳しくなって、ギアを一番軽いやつまで落とす。 まだ1周目、合計4周走らないと行けないので、序盤で足を使ってしまってはいけない。 軽いとスピードが出ないが、1周目なのでこれで頑張ろう。 それでも時速13km前後で走っていき、だいだい11分くらいで坂道をクリア。 ここから馬背山駐車場までは2kmくらいの緩やかな下り坂。 時速45kmくらいは軽く出る。 駐車場でUターンして細い県道へと下りていく。 今日は西の風が吹いており、県道の下り勾配の道は向かい風となる。 けっこういいスピードで下りられるのだけど、風の影響で減速される。 路面も濡れておらず、ものすごいスピードでカーブに突っ込まなければ転倒の心配もなさそうだ。 1周目を26分くらいでクリアする。 続いて2周目。 上り坂は下から2段目のギアで上っていく。 それでもあまり1周目とはペースは変わらず。 2周目終わった時点で51分くらい。 単純に倍すると1時間42分くらいのタイムとなる。 昨年は雨なのもあったが、バイクに1時間51分もかかっている。 今年は1時間40分くらいでクリアしたいと思っているので、後半はもう少しペースを上げなくてはならない。 3周目もなるべく足を使わず26分くらいのタイムでクリアする。 そしてラストの4周目。 上り坂は下から3段目、4段目のギアにして時速16km前後で上っていく。 足を使うが最後のペースの上げ所。 3周目の上り坂の時からいたのだが、路肩でタイヤ修理をしている選手がいた。 タイヤがパンクか何かして、工具で直していたのだけど、4周目でも全然直っておらず立ち往生していた。 助けてあげたいが、パンク修理など出来ないので素通りするしかなかった。 タイムを求めないでよくて、数分で直せる技術があるなら助けてあげたかった。
今回のバイクは思っていたより力を使わずにクリアできた。 サイクルコンピュータのタイムと公式タイムではトランジッションが含まれてないので多少誤差はあるが、せいぜい1分くらいだろう。
公式タイムでは1時間41分50秒だった、通過順位は319人中231位、バイクのタイム順は319人中235位。

ラストの種目ランへ。 暑いのでキャップをかぶって臨んだが、1周目の途中でこれに後悔した。 何もかぶらなければよかった……
ランの出だしは上り坂から始まる。 狭い路地で急な上り坂を走っていく。 バイクからランへの体の切り替えが出来てなくて、ものすごいフラフラだし息も上がる。 1周目は調整になりそうだ。 路地を越えた後は元有料道路の広い道になるが、まだ上り坂が続く。 ゆるやかになったが辛い…… そして600mのトンネルへ。 トンネルの中は無風でものすごい暑かった。 トンネルを抜けた先で給水ポイント。 水を2つ取って、1つは飲み、1つは頭にかける。 給水後は下り坂が続き、下り坂が終わると平坦な道でゴール前まで。 これで1周3.3km、これを3周する。 この時点での通算タイムは公式の時計があったので、把握できた。
2時間36分台だった。 3時間切れたらいいな、とか思っていたがあと24分で6.6kmは無理だ…
2周目の最初にも給水ポイントがあるので、ここでも水を取り、半分飲んで半分は足にかける。 再びきつい上りに突入するが走るのに慣れてきたので1周目よりは楽だった。 2周目もペースを維持して走りきる。 タイムは見たのだけど、忘れてしまった…… そしてラスト3周目へ。 3周目は足が完全に復活して軽快に走ることができた。 トンネルの中からラストスパートをする。 残り2kmくらい。 苦しい戦いだったけど、あと2kmで終わってしまうのが少し悲しい。 下り坂を下りきってラスト1kmくらい。 ペースも上がるし、周りの人がフラフラなのでどんどん抜かせるし、ラストのランを楽しむことができた。
ゴール前の直線は観客やゆるキャラとタッチを交わしながらゴール。 ゴール後はさすがにフラフラになったが、やりきった感じがしたな。
公式タイムでは51分13秒、通過順位は319人中190位、ランのタイム順は319人中118位だった。

地元小学生から手作りのメダルをもらって、アンクルバンドを外してもらって、お接待の炊き込みご飯のおにぎり、さくら餅、みかんゼリーをもらう。 これらを一気に食べてしまった。 とても美味しかった。
車に戻って一休みしてから、トランジッションエリアが開放されたので、バイクなどを取りに行く。 まだレース中でランを頑張っている人もいる。 公式タイムが続々と発表されていくので、その時を待つ。
待っている間に、出店でカワハギのフライを購入。 唐揚げも1つおまけしてくれた。

公式タイムが発表されて、3時間8分21秒だった、順位は190位。 タイムは昨年の記録を15分55秒も更新。
スイムは36:32→35:18で1分14秒短縮。
バイクは1:50:59→1:41:50で9分9秒短縮。
ランは56:45→51:13で5分32秒更新。
天候が良くて、去年よりも環境がよかった影響もあるけれど、けっこうタイムが更新できて嬉しいなぁ。

レース後は無料開放されている「シーサイドとらや」のお風呂へ。 トライアスロンの人がたくさん汗を流しに来ているかと思ったけど、入って出るまでで、全部で5人くらいしか来なかった。

ホテルに戻ってから、ホテルのシャワーでウェットスーツを水洗いする。 家に帰ってからきちんと洗うけど、とりあえず軽くは洗っておかなくてはならない。
それから楽しい楽しいアワードパーティが19時から始まる。 ホテルの2階に宿泊していて、アワードパーティは3階で開催されるので楽ちん。 去年は別のホテルに泊まっていたので、アワードパーティ会場まで雨の中25分くらい歩かなくてはならなかった。
立食パーティなので、適当なテーブルに立って始まるのを待つ。 一緒のテーブルになった人と話をしたけど、大洲の人でかなり真面目にトライアスロンに取り組んでいた。 タイムも2時間45分くらいだったような気がする。 来月開催される皆生トライアスロンに参加するとのこと。 皆生はロングディスタンスと言って、スイム3km、バイク140km、ラン42.195kmというとんでもない種目だ。 ストイックな練習方法を聞いたので、自分でもモチベーションを保って頑張らないといけないなぁ、と思った。 右側の人は同世代で、タイムはオレと50秒しか変わらなかった。 自転車クラブに所属しているのでバイクは得意だけど、ランが苦手だと言っていた。 楽しいアワードパーティで、地元の海産物をたらふく食べて、ビールも美味しく飲んで、とても楽しいアワードパーティだった。
アワードパーティの料理

それから、昨年もお邪魔した地元の焼き鳥屋「ねね」へ。 昨年知り合った人と1年ぶりの再会。 21時過ぎから23時半くらいまで楽しく飲んだ。 一緒にお店にいた中で「先生」と呼ばれる人がいて、18時位から飲み始めて、なんとビールを11杯も飲んでいるらしい! しかも明日は4時起きで松山まで走って東京に行かなくてはいけないらしい。 みんな心配して先生を早く帰らせようとしていたのだけど、先生は「まだ帰りたくない」みたいな感じでひたすら飲みまくっていたが、途中で強制的に帰らされていた。 先生、明日起きられるのだろうか…… 今回、この店を再会の場に使っただけになってしまって、日本酒2杯しか飲んでないので、来年はもっと何か食べてお金を落としていこう…… 800円しか払っていないので……
焼き鳥ねね

それからスナックへ移動。 去年も行った店なのだけど、去年は酔ってて場所も名前も覚えてなかったので、今回はきちんと記録してきた。
「ファミーユ」というお店で23時半から25時位まで楽しくお酒を飲む。 今回もおごってもらってしまった、ごちそうさまでした。
それから、スナックのママと従業員と、常連の女性と、知り合った2名と、計6名でジョイフルに移動。 微妙にお腹が空いていたので、たらこスパゲッティとピザを食べてしまった。
食べていたら3人組が入ってきたのだけど、狭い街なのでほとんどの人が顔見知りらしく、スナックのママがその3人分のお会計もまとめてしてくれた。 3人組には「またお店きてくれたらいいから」と言っていた、営業上手だな。 ここでもおごってもらってしまった、ごちそうさまでした。
ホテルまで送ってもらい、また365日後くらいに来ることを約束してお別れをした。 今年もありがとうございました、来年はお酒とか何かお土産を持って訪れよう。
フロントで少し話をしてから26時過ぎくらいに就寝、さすがに体力が限界だ……